異世界日帰り漫遊記!

御結頂戴

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邂逅都市メイガナーダ、月華御寮の遺しもの編

  逆鱗に触れあう2*

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「うぅ……っ」

 カサついた皮膚の感覚が、足をなぞる。
 怒っているにもかかわらずやけに繊細なその手つきに、俺の素肌の太腿は反射的にビクついてしまう。

 普段は「過敏なせいだ」と片付けてしまうような感覚も、目の前の相手からすれば「ほら発情期じゃないか」と納得する要素になってしまいそうで、どうしようもなく気になってしまう。というか、もうそう思われてそうで恥ずかしくなる。

 出来るだけ我慢しようとするんだけど、でも、自分の急所に近い所を触られてたら、どうしたって反応してしまうもので。

「この程度で我慢が出来ないのか? とんだメスだな」
「ち、ちが……」
「何が違う。発情期でもないなら平気で立っていられるはずだろうが」

 ホントに違うんだってば!

 なんでこう敏感なだけって話を変に勘違いされるんだろうか。アレか、オッサンは「イヤよイヤよも好きのウチ」を盲信してるってのか。
 ブラックもそうだもんな、俺がヤだつってんのに、いっつも手練手管で俺を翻弄してなし崩しにえっちなことさせられちゃうんだもんなぁああ!

 チクショウ、何だって俺はそんなオッサンにばっかりぶち当たるんだ。まともな人も沢山いるってのにさぁあああ。

「フン……肉付きだけは良いな。貧相な男メスでも、可愛がられていると肉が柔らかくなるのか」

 余計な品評をしないで頂きた……うわっ。
 待って待ってどこ触ってんのアンタ!

「ちょっ、あ、ま、待ってっ! そんなとこっ」
「発情していないのなら、触られたってどうってことないはずだ」

 どうってことあるよ!
 このオッサン、俺が抵抗できないのを良い事に前掛けの中に手を突っ込んで、股間を握ろうとしてきやがった。テメこのなんちゅうことをするんだ。

「ソコを触らなくたって判断できるでしょうっ!? ソコは発情期じゃなくたって、弄られたら勃起しますって! 男ならわかりますよね!?」
「だがお前は発情してないのだろう。ならば触られても平気なはずだ。萎えるような相手に触られても反応できないのは男ならお前も分かっているはずだろう」

 ぐ、ぐうの音も出ない。
 けど気持ち良かったら反応しちゃうのは人間のサガってやつじゃん。

 それは意識じゃどうにも出来ない生理的現象ってヤツなんだし、我慢出来るかどうかなんてそれこそ刺激によるとしかいえないワケで……クソッ、このオッサン、絶対にそういう部分も分かってて触れてきやがったな。

 きっと、俺を簡単に陥落させて「これだからアレが二番目のオスになれたのだ」とか言いつつせせら笑おうとしているのだ。
 そういう魂胆なら、俺も不用意に勃起するわけにはいかない。

 この爪先立ちの緊張感によって敏感になっている肌は恨めしいが、それでも俺とて立派なオトコなのだ。ここは意志の強さで相手を跳ねのけるしかないだろう。
 ……こ、股間なんて触られたって、絶対反応なんかしないんだからな。

 きっと、いつもみたいに萎えてるはずだ。
 昨日だってブラックとクロウに風呂場で散々ヤられたっぽいし、まだムラムラしたりするほど欲望は溜まっていない……と思う。だから、大丈夫。
 俺がクールな男だってことを、見せつけてやろうじゃないか。

「っ……わ、分かり、ましたよ。じゃあ、触ればいいじゃないですか」
「随分と余裕な台詞だな。……では、自分から前掛けをめくって見せてみろ。少しでも汁を垂らしたらお前の負けだぞ」
「…………」

 なんかドツボにはまった気がするが、もう、こうなったら仕方ない。
 腕を解放されてようやく地上に足の裏全てを付ける事が出来た俺は、その足の裏がジンジンする嫌な感じを覚えつつも、とりあえず一呼吸置いた。

 ……ホントは、こんなことしたくないけど。
 でも、相手がこの館の主であり俺達の任務の成功を左右する存在である以上、今逃げる訳にはいかない。獣人は逃げたらその相手をトコトンまで見下すのだ。

 だったら、は……恥ずかしい、けど……見せるしか、ない……。

「屈んで股間を見ていてやる。早く前掛けを上にめくれ」
「う、うぅ……」

 目の前で大きな体が屈む。
 ヤンキーのような座り方をしたヒゲのオッサンは、ちょうど俺の股間の部分に視線が合うように膝を折っていた。かなりの至近距離で、息までかかりそうで怖い。
 でも、やるしかないのだ。……数秒沈黙してしまったが、俺は覚悟を決めて、ぎこちなく動く腕で前掛けを上へたくしあげた。

「ほう。ずいぶん小さい下着だな。紐に布切れが巻き付いてるだけに見える」
「あ、合う下着が、これしかないって殿下が言ったから……っ」

 …………そう。
 俺は、あの服を着せられてからずっと、下着もいつもとは違う物をつけていた。
 デハイアさんが言うように、ホントにその……お、俺のモノを、ギリギリ包むだけのサイズの布しかない、ヒモだけの下着というか……。

 う、ううう、ホントはこんなの付けたくなかったけど、怒りんぼ殿下いやカウルノスが「相手を誘惑するならそんな色気のない下着でなくこれを穿け」と言うから、物凄く嫌々ながらこんなヒモTバックみたいな下着をつけるハメになっちまったんだ。

 なんだこの下着は。どっから持って来たんだアイツは。
 股間部分以外全てヒモで尻の部分ですらヒモの狂気の下着なんて、こんなの俺が着用しててもただのヘンタイだろうに。俺は男だ、女の事は違うんだぞ。

 な、なのに、他はブカブカだからって、こんな、軽く動いたらすぐポロリするレベルの変態下着を持ってきやがってぇええ……っ。

「……あんな家畜に、そこまでメスらしくしてやる義理もなかろうに」

 あ……ど、どうやら、デハイアさんには好感触だったらしい……。
 ……いや、人の性癖なんて察したくなかったんだけど、こんなマイクロビキニめいた変態衣装の男に好感触を抱くなんて、アンタもやっぱちょっとおかしいよ。

 さてはアンタもブラック達の仲間なのか。そうなのかチクショウ。

「あのっ、こ、これで興奮してないって分かりましたか……」
「まだに決まってるだろう。触って、勃起してないか確かめる。男メスは女メスと違って分かりやすいからな。……逃げるなよ」
「ッ……!」

 ゆ、指が、近付いて来る。
 ちょっと待って、まだ心の準備が――っ。

「っあ……!」
「なんだその媚びた甲高い声は。オスに触れられただけでそうなるとは、犯してくれと言っているようなものだぞ」

 なんでアンタがちょっと怒ってるんだよ。怒りたいのは俺の方だ。

 まだって言おうとしてたのに、俺の言葉も待たないで股間を指で撫で上げてきたのはアンタの方だろ。こんな薄いレースみたいな生地の小さい布の上から触れられたら、誰だって変な声くらい出るわい。

「だって、そんなとこ触られたら、誰だって……」
「そういう事もあるが、お前のようにメス丸出しの声は出さんだろう。外見が幼いからとは言え、オスを誘う嬌声を上げるのはけしからんぞ。言え。興奮していただろう」
「ちがっ、ぁ……い、ぃやだっ、だめ、そ、そこ撫でないでっ、撫でたら、ぁ……っ!」

 な、なんで……っ、なんでそんな、形なぞって先端ばっか指でつつくんだよ……!
 そこ一番弱いのに、足がガクガクするのに、なのに俺が無様に反応してしまうたびにそこばっかり下からくりくり撫でて来て……っ。

 やだ……っ、が、我慢してるのに、嫌なのに、なんで反応しちゃうんだよ。

 ああもう、俺ってばなんでこう刺激に弱いんだ。どうして全部気持ちいい事だと体が錯覚しちゃうんだよ。これさえなかったら、もっと虚勢を張れてたのにぃい!

 もう自分の情けなさに涙が出そうになるが、グッと堪えている間にも、デハイアさんは意地悪な笑みを浮かべながら下から俺のモノの先端を、擦って来る。
 薄い布のせいで、刺激がダイレクトに伝わって来て我慢が出来ない。

 一番弱い所の更に弱い部分をずっと撫でられて、足も腰も俺が制御出来ないくらいにビクビクと反応してしまっていた。

「ふっ……ずいぶんと震えているようだが? ココを撫でただけで腰が動くぞ。お前は面白い体をしているな。人族のメスはみなこうなのか?」
「ちっ、違っ……だから、あ、あんたがそこ、ずっと触るから……っ!」
「勃起前の形を確かめてるだけだ。下着が小さなお蔭で、お前の肉棒がどんな形をしているのか丸わかりだぞ。……しかし……男メスとはいえ、こんな子供じみた肉棒なんて初めて見たぞ。お前は成人していると言う話だが、本当成人なのか? こんな女の肉豆のような幼い肉棒では、男メスでなくて女と言われても仕方ないぞ」
「ひうぅっ!?」

 俺を辱めるような事を言いながら、デハイアさんは無遠慮に俺の股間を手で覆う。
 下腹部まで覆う大きな手の熱い感触に、俺はついのけぞってしまった。

 ――――あ、あぁ……っ、指が、足の間に捻じ込まれてる……っ。逆手で、掌が下腹部のところに当たってる。熱い、カサついてて分厚い皮をした大きな手が、俺の股間ぜんぶ覆っちゃってて……ぅ……こ、これは、ダメだ。こんなのヤバい……っ。

「体も肉棒も小さい人族の男メスは、過敏なのか。……ククッ……顔を真っ赤にして、そうやって耐えて……オスを誘う仕草だけは一丁前のメスだな」

 顔が熱くなってるのは知ってたけど、真っ赤になってるなんて思いたくなかった。
 けど仕方ないじゃないか。敏感な場所をいやらしく指で撫でまわされたら、そんなの恥ずかしいのと変に反応しちゃうので、体がおかしくなるに決まってる。

 悔しいけど、赤くなったって仕方ないんだ。
 でも、自分が揶揄されるような顔になっているんだと思うと、快楽に弱すぎる己の事が恥ずかしくて悔しくて仕方なかった。

 そんな俺を見て、相手はゆっくりと手を動かしてくる。
 股間をすっぽり覆った手が、俺の股間全部を揉み込んで来て。

「っ、う……ぁ……うぅ……っ!」
「素直になれ。お前はオスに弄り回されるのが大好きな淫乱なのだろう? だから、あいつ程度のオスでも受け入れているんだ。そうでなければ、お前のようなメスが体を良いようにされているはずはない」

 違う、そんなんじゃない。
 俺はクロウだから一緒に居るんだ。クロウだから、このまま一緒に居たいって子供の言うようなワガママで引き留めたんだ。

 俺の体がこんなふうになったのだって、アイツらにいつも触られてるから。
 本当はこんなに敏感じゃ無かったのに、二人が好き勝手に弄繰り回すから、俺の体が変になっちゃって、こんなに敏感になっちまったんだよ。

 でも、それを許してるのは俺だ。
 俺が二人のお願いに弱いから、こうなっちゃったんだ。

 情けないけど、でも、二人に触られるんなら……許せてしまう、自分が居て。

 そういうコトを許しちゃうくらいに、二人の事を、俺は。
 俺は……――――

「ぅ、うぅ……~~~~ッ……!」
「――――ッ!?」

 股間を揉んでいる動きが、何故か止まった。
 一生懸命耐えている俺を見て、どうかしたのだろうか。

「ッ……お、おい、泣くなっ、泣くんじゃない……!」
「え……」

 な……泣く……あれっ、俺もしかして泣いてるのか。
 うわ、目を拭ったらマジで泣いてる。は、恥ずかしい。こんなの負けた宣言も一緒じゃねえか。まずい、こんなの見たら相手は……

 ……って、アレ?
 なんでか慌ててるな、そういえば。
 さっきまであんなに意地悪だったのに……どうしたんだこの鬼畜伯父さんは。

「お、俺が悪かった。だから泣くな。分かった、分かったから。お前はこれだけ触っても勃起していない、つまり発情期ではない。認めるから泣きやむんだ」
「ぅ……え、ほ、ホント……ですか……」
「ああ本当だ、頼むから涙を止めてくれ。め、メスに泣かれると困る」

 急に慌てだしたけど、なんでこんな突然態度が変わったんだろうか。
 これってアレか。女の涙に弱いってことなのか。この世界だと男のメスも女扱いって事が多いから、デハイアさんも俺を女として認識してる……ってこと?

 …………なんか物凄く男としてのプライドが傷付くが、しかしこれはチャンスだ。

 情けない事に泣いてしまったが、これは怪我の功名七転び八起きだ。
 女の涙に弱いというのなら、それを最大限利用させて貰おう。

 俺だって、タダじゃ起きないんだからな!

「ひぐっ、ぅ……ぅうう……」
「う、こ、困った……すまん、すまなかった。メスの大事な部分を無遠慮に弄ったのは謝る。だが肉穴やヘソは触っていないぞ。誓ってそこまではしない」
「で、でも……全然、知らないのに……俺、デハイアさんのこと、なんにも知らないのに、こんなことされてぇ……っ、ふぇ……」

 ……ちょっとぶりっ子が過ぎるかな。
 いやでも顔に手をやってこのくらい悲壮さを出した方が良い気もするし。

「そっそうだな、俺はお前を何も知らなかった。だからすまん、申し訳なかった! た、頼むから泣きやんでくれ、スーリアに似てるお前に泣かれると困る……!」

 なるほど……全然似てないとは思うけど、たぶん服装のせいで似てるように思えるんだろうな。それもあって、余計に動揺しているのかも知れない。
 大事にしている妹さんに似ていると言うんだから、相手も実は俺に対してそれほど嫌悪感を抱いている訳じゃないのかも知れない。

 だとしたら、これはチャンス……。

「じゃ……じゃあ……俺のお願い、聞いてくれますか……?」

 もう正直心は落ち着いているのだが、涙が引っ込む前に潤んだ目をちらりと見せてデハイアさんを見る。女の涙は武器というが、こう使う物なのだろうか。
 漫画やテレビの見よう見まねでデハイアさんを見ると――――相手は先程までの不敵な笑みなど消え失せて、心底弱り切った顔で俺の機嫌を窺っている。

 目を見せると、眉を更にハの字に歪め、その大きな体で顔を覗き込んできた。

「願い? なんだ、なんでも聞いてやる。言ってみるがいい」

 その表情は、威厳も何も無い顔だ。
 例えるなら……自分の妹に泣かれて困り果てているような、兄の顔。

 ……きっとこれが、本来のこの人の顔なんだろう。

 そんな事を思いながら、俺は目尻に溜まった涙を拭って俺はあざとく見えるように少し首を傾げて相手を見上げた。

「だったら……これからは、優しくして甘やかして下さい」
「……え?」

 思っても見ない発言だったようで、デハイアさんの目が大きく見開かれる。
 だが俺は畳み掛けるように言った。

「俺も、家族みたいに甘やかして下さい。……どんなことでも、ねだって良いんですよね? ……だったら……お話したり、一緒に居たり、甘やかして欲しいんです。……デハイアさんのこと……これから、いっぱい教えてください……」

 ――――この人は、クロウに対して絶対に態度を変えない。

 それだけの憎しみを抱いていて、今もクロウを許せないでいるからだ。
 ……けれどそれは俺達に向けての憎しみでもないし、デハイアさんも他の人達に対しては普通の態度で接している。全てを憎むような状態ではないのだ。

 クロウに対しては鉄壁だけど、その周りは……きっと、守りが脆いはず。

 それを証拠に、俺がちょっと泣いただけですぐこんな風になったじゃないか。
 だったら、そこを突いて内側に侵入し、相手が「過去に何が有って、何に怒っているのか」を知ることも出来るはずだ。

 もしかしたら、その怒りを別の方向から解きほぐす事だって可能かもしれない。

 ならば、こんな気持ち悪いぶりっ子をするぐらいやってやる。
 本当はクロウだってデハイアさんだって、人を恨みたくなんて無いはずなんだ。

 何が原因になっていて、ソレを二人がどう思っているか理解出来れば、俺にだって少しは出来る事が見つかる……と思う。
 きっと、憎しみを和らげる術だってあるはずだ。

 だから俺は、このチャンスを徹底的にしゃぶりつくしてやるぞ。
 妹さんとは似ても似つかないだろうが、こうなったら……妹ポジションに収まるしかない! 俺は今からこのオッサンの妹となるのだ!!

 …………自分で言ってて吐き気がするが、今は男のプライドは捨てておこう。

 これもクロウのため、そしてドービエル爺ちゃん達のためだ。
 デハイアさんに“遺物”のある部屋を解放して貰うためにも、頑張らないとな!

「か……家族……いや、妹に……」
「だめ、ですか……?」

 俺は「家族みたいに」と言ったのだが、何故かまた妹呼ばわりされてるな。
 いやまあ、いずれは妹ポジションになろうと目論んでいたので、相手が即座に認定してくれて逆に助かったんだが……。

「本当に、いいのか?」
「え? は、はい」

 何故か急に同意を求めてきた相手に、俺は反射的に頷く。

 だが、デハイアさんの顔を見て……俺は、軽率に同意しない方が良かったのかも知れないと思ってしまった。

 だって……――――
 喜びとも困惑ともつかない妙な表情を、デハイアさんが浮かべていたから。










※ツイ…エックスで宣言した通り遅くなりました…(;´Д`)スミマセン

 獣人も人族と同じように、男のメスは極端に少ないです。
 なので、そもそも珍しい事には変わりないんですが
 獣人の場合男メスもオスと同様に力や筋肉が有るので
 (容姿や性格は人族のメス男子と同じくだいぶ女性寄りですが)
 ツカサみたいなむちぷに少年がそもそも更に珍しく
 辺境育ちのデハイアには真面目にメスと変わりない
 むしろ普通のメスより儚げ(笑うところ)に見えるようです。
 筋肉=健康と元気さの象徴…でもある。と考えるのが獣人

 
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