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飽食王宮ペリディェーザ、愚かな獣と王の試練編
23.少しの自信と少しの気遣い
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兄弟仲ってのは一度拗れてしまうと難しいもののようで、二人の熊おじさんは夕食の時間になっても全然打ち解ける事は無かった。
それどころか、クロウに至っては常に怒りんぼ……カウルノス殿下に視線を合わせようともしないのだ。何か過去に起こったのは察してたけど……その「過去の事」ってのは、二人にとって未だに解決できない事らしい。
大人なんだから少しくらい社交辞令で話せばいいのに、とも思うのだが、お互いに禍根が深すぎるとそうも出来なくなっちまうのかもなぁ……。
うーむ……こういう時って、俺みたいな外様の人間はどうすりゃいいんだろう。
第三者の俺としては、どっちかに少しでも歩み寄って欲しいところではあるが、今も二人の禍根について何も知らない俺では、動くに動けない。どちらが原因なのかすらわからない現状では、やっぱり何も言えなかった。
まあ、重苦しい雰囲気の五割くらいは、兄貴であるカウルノス殿下がクロウを睨むせいだという気もするのだが、指摘しようものなら余計に機嫌が悪くなるのでなあ。
この調子では、軽い昼食も話が弾む事も無く空気は重くなるばかりだ。
結局、夕食の時間になった今でも二人の重い雰囲気は保たれたままだった。
……いやもうホント、勘弁して欲しいよ。
せっかく昼食にはステーキサンドイッチを作ったってのに、昼食のあの雰囲気ではマズくなるし、なによりロクも緊張して様子を窺いながら食べてたんだぞ。
オッサンが揃いも揃って小さくて可愛い子を委縮させるとはなにごとだ!
クロウは仕方ないにしても、ブラックと殿下は険悪になりすぎだよもう。
なんとかしようと俺が何度話を振っても、オッサン三人とも「ああ」とか「うん」的な事しか言わないし、そのくせ完食してるし。なんできっちり食事はしてるんだ。
いや食べてくれるのは嬉しいけどさあ!
だーもー、なんでこうなるのかな!
客室は殿下に食事を提供しなきゃ行けない俺の唯一のオアシスだったのに、何故に殿下までここでお世話をしなきゃならんのだ。
チャラ牛王もホントに迷惑な呪いをかけてくれたよ……はぁ……。
俺の手で元気にならないと離れられない呪いって、マジでわけわからん。
一部屋分の距離が稼げるだけまだマシだけど、でもそれだけのことだし、クロウは「夜に一緒に寝てくれ」なんて言うくらい追い詰められてるし……。
俺達は早く【銹地の書】を貰って王宮からオサラバしたいだけなのに、どうしてこうもトラブルがやってくるんだろうか。厄日か。王宮に来てからずっと厄日なのか俺は。
そうでなければ、今の状況の説明がつかない。
だって、ただでさえ険悪なムードだってのに……。
「なんだ、まだ出来とらんのか。賄い番一人というのも待つ方はもどかしいな」
「…………あの、もうすぐ出来上がりますので部屋で待っててくださいませんか、海征神牛王陛下……」
そう……アイスのせいで料理の方にも興味を持ったのか、何故か牛王がさっきから俺の後ろを面白そうに付いて回っているのだ。
……これが厄日でなくてなんだという。
「こんなに良い匂いをさせておいて、待つも何もないだろ。早く出来んのか?」
「……これはカウルノス殿下と俺達の食事なんですが」
「そんなもの、全員ここに呼んで食えばよかろう。俺もお前もハレムの客人、それに、お前はどうやらここの二男坊のメスでもあるのだろう? という事は一族ゆかりの者とも言える! ……というわけで、俺が許す。お前達も荷物をもってハレムに来い」
そう自信満々に言って、自慢げに黒い牛耳を片方だけ動かす牛王。
重そうな耳飾りが重なり合って音を鳴らしたが、牛王は気にしてい無いようだ。
……いつも思うんだが、獣の耳にはうるさそうだよな、鈴とか音の鳴る耳飾りって。アレはアクセサリー以外にも意味があるらしいけど、牛王は気にしないんだろうか。
なんかわざと鳴らしてるフシもあるしなあ。
って、そんな場合じゃ無かった。
ハレムに来いだって?
冗談はやめてくれ。マジで笑えないぞこれ。
「あの……俺達はあくまでも、客人として扱って貰っているので……。ドービエル国王陛下にお伺いを立てない事には……」
「ドービエルになど俺が言っておいてやる。さ、そうと決まったら移動だ移動。どうせ、小僧の“試練”も人目に触れん所でやらなければならんのだ。お前達にはのろ……いやまじないを掛けたし、アイツもこちらの方が快適だろう」
呪いをかけなけりゃ殿下もずっと快適だったのでは?
とは言えず、俺は「良い案だウンウン」などと一人で勝手に納得しながら出て行く俺様牛を背中で見送るしかなかったのだった。
――――そんで、数分後。
俺が夕食の支度を終えると、ブラックとクロウが厨房に入って来た。
二人とも急に部屋を移動させられた事に不満げだったが、それは俺も同じ事だ。
牛王の気まぐれにも困ったもんだよな……などと慰めつつ、二人とロクには特別に蜂蜜漬けのマルムーサ(丸いバナナみたいな果物)を渡して御機嫌を取りつつ、俺はやっとのことで夕食の支度を終えたのだった。
「ツカサ君、今日の夕飯は何を作ったの?」
「ム……ニオイからすると、この前の“かれぇ”っぽいが……」
既に知った匂いを嗅いで、ちょっと緊張しているクロウに俺はニヤリと笑う。
そう。今日は残っていたカレールーを使ったスープカレーなのだ。
「まあまあ、ちょっと味見してみ。この前のよりは飲みやすいと思うから」
そう言いつつ、小皿に汁を取ってクロウに差し出すと、クロウは迷うように獣耳をぐりぐりと動かしたが……意を決して、ちびりと小皿のスープを口に含んだ。
「グッ……ゥ……うぐ…………ゥ……うむ……辛いけど、この前のかれえよりは辛くも無いな。……なんだか美味い気もする」
「ふふふ、今回は野菜のダシがたっぷり入ってるからな。それに、サービニア号で貰ったキノコのダシも効いてるんだぜ?」
「えーっ! ツカサ君、僕も僕もぉっ、味見したい~!」
「はいはい」
別の小皿で受け渡してやると、ブラックはニコニコ顔ですぐに口をつける。
と、やはり味の違いが分かったのか目を軽く見開いて「なるほど」と頷いた。
「ホントに、いつもツカサ君が作ってくれる味っぽい! カレーって言うのは初めての味で驚いちゃったけど、スープにすると食べやすくなるんだねえ」
「まあこれカレーうどんのうどんナシみたいなもんなんだけどな」
「カレーうどん?」
「いやこっちの話」
お蕎麦屋さんのカレーうどんって美味しいよな……っていう発想と、俺のメシを沢山食べている二人なら慣れてるだろうという信頼感から、こうして和風っぽいダシを強く効かせたカレースープを作ってみたのだが、なんとか気に入って貰えたらしい。
クロウも前回より辛さに少し耐性が付いたみたいだ。
これなら、ちょっとは自信を持ってくれるかな。
……せっかく怖い兄と一緒の食事なんだし、どうせならクロウにも少しずつ「オレも凄いヤツなんだ」と自信を持って貰いたくて、なけなしのカレールーを使って見たのだが……吉と出るか凶と出るか。
とにかく、クロウも和風カレースープはお気に召したみたいなので、冷めないうちに白パンと付け合せの果物や肉などを一緒に持って移動する事にする。
今回は、昨日までの広間ではなく部屋に持って行くのだ。
「部屋って、俺達が滞在する部屋でいいのかな?」
ブラックに聞くと、すぐ不機嫌な顔になって口を尖らせる。
「そー。……ったく、わざわざあのクソ殿下の部屋の隣とか、そんなクソみたいな呪いをかけるんなら、さっさと“試練”でもなんでもやれってんだよ」
こんな所にまで連れて来られてブラックはご立腹だが、まあ部屋が一緒でないだけ俺達には有り難いと思う。
しかし、獣人の王宮って食堂とか無いんだよな。
部屋で食べるか宴なんかを行う広間とかで食べるくらいで、謁見を兼ねた食事や余興などが無い時は、基本的にお部屋で食事するんだそうな。
だから、俺達が食べる部屋もメスお姉さん達ナシの内内でってことで、案内された部屋になるらしいんだが……。
「…………えーと……殿下はともかく、牛王様もご一緒に……?」
ブラック達に案内されたヤケに豪華な部屋には、もう当然のように殿下と牛王様が胡坐をかいていた。
……ホントに一緒に食うのか……この人一番偉いひとじゃなかったっけ。
「早く持ってこんか、もう腹が減って死にそうだぞ俺は」
「……陛下は死を忘れた獣では?」
「そうだったな! ワッハッハ」
殿下が恐縮してツッコミを入れるなんて、やっぱり牛王ってよっぽどの人なんだな。
そんな人が厨房に入って来て俺の背後で騒いでたのか……なんて考えると、威厳もクソも感じなくなりそうだったので、頭を振って気を取り直す。
ともかく、俺はブラック達にも座るように促して配膳を始めた。
「夕餉はなんだ」
「スープカレーです。ほんの少しですが辛味があるので、殿下にも喜んで頂けるかと」
そう言いながらスープをよそってそれぞれに配ると、何故か殿下はまんざらでもなさげな顔をした。やっぱり辛い物をバクバク食べるってのは本当なのか。
【特殊技能】という獣人特有のスキルを沢山持ってるから、辛い者も平気で食べられる……とかって話だったが、どこまで耐えられるのかは知らないんだよな。
まあ、このスープ程度なら平気だろう。
そう思いながら肉などを並べ終えると、オッサン達はそれぞれ手を付け始めた。
「ム……」
辛いながらも味が気に入ったのか、クロウは早速スープに口を付けている。
一口飲んで辛さの程度が分かったおかげで、すんなり飲めたようだ。良かった……何だかんだで辛い物に慣れて来たみたいだな。ブラックも、好物の柔らかい白パンを浸しながらご機嫌でパクついているし、嬉しそうで良かった。
メシで機嫌が直る所はブラックの良い所の一つだな、などと少々失礼なことを考えつつ、俺もスープを口に含む。
ロクは気疲れして眠っているので、あとで一緒に食べるつもりだ。
とにかく今はこのオッサン達のご飯だな……と、殿下に目をやると。
「ングッ!?」
……おっ?!
スープを口に含んだと思ったら、なんか変な声を出して固まったぞ!?
な、なんだ、どうした。何か目を見開いて硬直しているみたいだけど。
「カウルノス、何だその呻きは。このかーれスープとやらは美味いぞ?」
ずず、とスープを啜りながら肉に噛り付く牛王に、殿下は硬直したままギギギと目を動かし……「う゛い」と返事か唸り声か分からない声を漏らす。
一体どうしたのかと俺はブラック達と目を見合わせるが、事態は動かない。だが、殿下は紅潮した頬になりつつも、ごくりとようやくスープを飲み込んだようだった。
…………もしかして、辛かった、のかな……いや、まさか……。
「あの、殿下……お口に合いませんでしたか?」
辛かったですか、なんて聞けるはずもなく遠まわしに「大丈夫か」と窺うと、相手は俺が何を言いたいのか解ったのか、ハッとして眉間に皺を寄せた。
「こっ、これは初めて食う味で驚いただけだ!!」
「口に合わないようでしたら、肉も焼いてるので……」
「ええい煩い、メス風情が気を回すな! 俺がこの程度で辛いと思うワケがなかろう、こ、これは初めて感じる辛味ゆえ味を判断しかねていただけだ!」
……初めて……ってことは、ちょっと驚いちゃったってことか?
あれ……辛い物は平気って言ってたけど、スパイス関係の辛さはあんまり範囲内じゃなかったのかな。だとしたら、悪い事をしてしまったかも。
世の中には、ワサビはイケても唐辛子はダメって人もいるもんな。考えてみれば、未知の食材なんだから驚かないはずがないか。
あー、ラッシーみたいな物とか作っておけばよかったかな……。
とにかく謝らないと。
「そうですよね。なにか、殿下が食べ慣れた物も作った方が良かったのに……気が利かなくてすみません……」
相手はいけ好かないけど、自分の料理でびっくりさせしまった事は事実だ。賄い番とか言うモノに無理矢理任命されたけど、それでもこれは仕事のうちだしな。
こういうときは素直に謝らないと。
そう思って頭を下げると、殿下は視線を逸らしながらモゴモゴと何かを言った。
えっ、聞こえなかったんですが。
なに、なんて言った?
再度聞いて良いものかと迷ったが、その逡巡をかき消すように牛王が笑う。
「わはは、カウルノスも未知の辛味にはまだまだ耐性がなかったか! まあ、お前達は成人も間もない子熊のようなものだからな」
「へ、陛下、お戯れを……っ。私は既に成人の儀を済ませております……!」
「俺からすればまだまだだ。無論、そこの二男坊もな」
えっ、クロウのことか。
急に話を振られて驚いた俺達に、牛王はニヤニヤと笑いながら目を細める。
「兄に負けず劣らず、お前も辛味には強いか。いいぞ、獣人族は五感が強く働くのが常だが、それを制御しあらゆるものを受け流すこともまた大事だ。……確か、お前はクロウクルワッハと言ったな?」
牛王の言葉に、クロウは姿勢を正して「はい」と静かに応える。
胡坐から正座に変わったクロウに口角を更に吊り上げ、牛王は続けた。
「人族と旅をして、随分鍛え直したようだな。以前会った時は卑屈の塊のようなオスだと思っていたが……なるほど、メスを守ろうとする気概はあるようだ。お前は良き友とメスを手に入れたのだな」
そう言って、牛王は「そうだろう?」と言うように片眉を上げて見せる。
相手のそんな表情に、クロウは……目を見開いて、橙色の瞳を丸くしていた。
「…………もったいなき、お言葉……」
「謙遜するな。追放されたとは言うが、今のお前はそうするには惜しい男になったぞ」
クロウの獣耳が、ぶわっと毛を膨らませる。
だけどこれは不快だからじゃない。感動したから、自然とこうなってるんだ。いつもは服に隠れて見えない熊の尻尾も、服を持ち上げるくらい膨らんでいた。
それくらい――――クロウには、その言葉が嬉しかったんだ。
「ツカサ君、おかわりー」
「わっ……お、お前なぁ……」
せっかく感動的な場面なのに、なんで空気を読まないおかわりをするんだお前は。
いや、でも、こういう遠慮のないブラックが居てくれたからこそ、クロウもこういう風に言って貰えるようになったのかもしれないよな。
何がクロウを苦しめているのか、まだ判らないけど……でも、そうやって苦しんでる事を見せてくれるのだって、俺達三人で旅をしてきた「いま」があるからだ。
旅をして来たから、俺もブラックもクロウも、少しずつ変われたんだと思う。
そのことを、クロウを認めてくれる人にも伝わったんだ。きっと。
……なんか、クロウの今までを認めて貰えたみたいで嬉しいな。へへ……。
自分の事じゃないけど、仲間が褒められるとやっぱ嬉くなっちまうぜ。
「ツカサくぅーん、早くぅ」
「わーったわーった! クロウもおかわりいる?」
いつものように問いかけると、クロウは自信満々に「ウム!」と器を差し出す。
その動きには、怒りんぼ殿下にビクビクしていた時の恐れはない。
……うん。いつものクロウだ。
少しずつで良いから、こんな風に自分に自信を持って欲しいな。そうして、殿下の前でもいつものクロウのままで振る舞える日が来れば良い。
焦らないで一歩ずつ進むんだ。俺もブラックもロクも、待ってるから。
――――でも、その日も遅くは無いかも知れないな。
そんな雰囲気を感じながら、俺は二人のおじさん……と、横から入って来た牛王の器にスープのおかわりを注いだのだった。
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