異世界日帰り漫遊記!

御結頂戴

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港地区ディナテイル、情けは人のためならず編

20.異質の騒乱(暴力描写注意)

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 ヒロが怖がっている。
 ……当然だろう、こいつは繊細で内気なヤツなんだ。

 体がデカかろうが腕っ節が強かろうが、それだけで内面が語れるはずもない。ヒロは腕力も振るった事が無い、優しい性格をしているんだ。
 そんな友達をこんな事に巻き込んでしまって、申し訳なさと悔しさが募る。

 きっと、ヒロには邪悪な先輩達を押し退けて逃げる事も出来ないだろう。
 だからこそ、俺が活路を切り開かなければならないのだ。頭が悪くても運動音痴でも、死に物狂いでやらなくちゃいけない。なにか、逃げる術を思いつかなきゃ……。

 ――――そう考えて、俺は鞄の中に入っているものをふと思い出した。

「車、あと十分で来るってさ」
「はぁ? 遅っそ。お前んちの運転手クソだろ、取り替えろよ」
「勘弁してよ、簡単にやめさせると親父がうっせーんだから」

 先輩達は、会話に気を取られていてこちらに気付いていない。
 俺は持っていたカバンをゆっくり背後に回すと、ヒロにぼそりと囁いた。

「ヒロ、俺の鞄の中から折り畳み傘出して」
「えっ……え……!? う、うっ、うん……っ」

 驚いてビクつくヒロだったが、俺の言葉に素直に従ってくれる。
 音を立てないように急いで鞄を開けると、その隙間から俺の折り畳み傘を出して手に渡してくれた。少し長めの、大きい折り畳み傘だ。

 後ろ手に傘の留め具を外して、俺はぎゅっと手で握った。
 コレがあれば、一瞬のスキを作る事ぐらいは出来るかも知れない。……いや、仮に出来なかったとしても、ヒロだけは逃さなければいけないのだ。

 俺はゴクリと唾を飲み込むとヒロに再び囁いた。

「ヒロ……俺がこの傘で先輩達を引きつけるから、お前はここから逃げて、お巡りさんか近くの大人を呼んできてくれ」
「っ……!? な、なんでっ、やだよ、ぼく、つっ、つーちゃんを置いてなんて……っ」
「アイツらの用事は俺と話すことだ。俺は恐らく逃げられない。だから、後はもうお前だけが頼りなんだよ。俺がボコられる前に、人を呼ぶか安全な場所で警察に連絡をしてくれ。頼む……」

 事を大げさにしたくないが、こうなってはもう大人を呼ぶしかない。
 だが現状、スマホなんて出した途端にあいつらにすぐ奪われるだろう。悲しいかな俺は相手より腕力が無いとしか思えない。電話をする前に取り上げられるより、鞄の中に入れて抱えて守る方がずっと安全だ。

 だが、そうなると助けは呼べない。だから、今の俺にはヒロが頼みの綱だった。
 それに……もっともらしい理由を付ければ、ヒロだって逃げてくれるはず。

 巻き込みたくないと先輩達の動向から目を離さずに頼んだ俺に、ガタガタと震えるヒロは「う、うぅ……」と悩むような泣いているような声を漏らしていたが、小さく「うん」と許容する短い言葉を返してくれた。

 よかった、これで心置きなく体当たりできる。

「……っと。クグルギ君、無視してゴメンな~。もうすぐでクルマ来っからさ、それまで大人しくしててくれよ?」
「まあ、何したって無駄だけどな」

 ニヤ付きながら俺達の退路を塞ぐ先輩達。じっとりとした雨の後の空気が肌に張り付いて冷や汗も一層気持ちが悪かったが、そんなことは言っていられない。
 俺達を追い詰めたと思っている相手を、一人だけでもなんとかしないと。
 そう思って、俺は――――片手に傘を隠したまま、駆け出した。

「――――っ!?」

 一瞬、相手が余裕の表情を崩す。
 だが数でも力でも圧倒的に不利な俺達には、正面突破などできない。すぐさま通路の端に居る先輩の方へ向きを変えると、俺はめいっぱいの声を上げて折り畳み傘を振り下ろす――――ように見せかけて、先輩の肩を横からめいっぱい打った。

「っがあ!?」

 軽い傘とは言えども、男の力で力いっぱい打てばそれは木の棒と同じだ。
 肩を抑え込んで体を庇うように身を縮めた先輩は、わずかに通路の隙間を作る。

「ヒロ!!」

 声を上げる。
 ヒロが急いでその隙間に駆け出してくる音が聞こえた。だが。

「ってぇえ! なにしやがんだクソチビ!!」
「だーから言ったじゃん、最初から拘束しときゃよかったんだよ」

 先輩達のその言葉が聞こえたと思った刹那、肩や腕を無数の手に掴まれた。
 一瞬何が起こったのか解らなくて対応が遅れ、完全に逃げられなくなる。その事に気付いた時には、もう遅かった。

「つーちゃん!!」

 あまり聞いた事のないヒロの大声。だがその声に気を取られる前に、俺は抵抗すら出来ない速さで、先輩達に取り押さえられてしまった。

「っ……!」

 両手をそれぞれ別の手に捕らわれて、リーダーらしきヤツの方を向かされる。

 軟派そうな、チャラついた相手。だがその顔は、明らかに俺に対しての「苛立ち」を滲ませていた。さっきまでの余裕そうな表情とまるで違うその剣呑な様子に、思わず体が硬直する。だが、相手は俺が落ち着くまで待ってはくれなかった。

「おい、調子乗ってんじゃねーぞ……このゴミクズがあっ!」

 目の前で先輩達のリーダーらしき相手が拳を振り上げる。
 鈍い音がして、腹部から一気に痛みが込み上げてきた。

「ッ、ぐ……! う゛ぅう……!!」

 痛い。腹の中が一気に押し潰されて、そのまませり上がったような違和感に吐き気が込み上げる。殴られた。そう視界で認識しても、体が重い痛みと苦しさで痙攣して動かない。声を出そうとしても違うものが込み上げてきそうで、俺は必死に耐えた。

「ほー? チビのくせにけっこー根性あるな」
「腹パン喰らって平気なのウソでしょ。ちょっと手加減しすぎたんじゃね?」
「じゃあもう一回行くか。おーらさっさとダウンしろやクソがっ!!」
「――――――ッ!!」

 拳の感触が分かるぐらいに深く腹にえぐりこまれ、遂に吐き気が込み上げる。
 痛い、じゃおさまらない。苦しい。体が引き絞られるような衝撃にぐらぐらして体の中がぐちゃぐちゃになったような強烈な異物感が溢れ出そうになる。

 つらい、吐き出したい、頭がガンガンしてなにも考えられなくなって喉が詰まる。

「わははっ、ヨッシー容赦ねぇーっ!」
「でもまだ降参しねーなコイツ。あっ、じゃあ何発でゲロ吐くか賭けない?」

 なんか、しゃべってる。笑ってる気がする。耳がどくどく言ってて聞こえない。
 吐き気に耐えられなくて、体が痙攣している。でも、こんなのなんともない。こんな、こんなのは、あっちの世界じゃ何度も喰らって来た。耐えられる。そのはずだ。

 だけど、こいつらは容赦がない。何度も喰らってたら、こわい。
 死ぬかもしれないと思うと、体ががくがくした。

「チッ、うっせーな黙ってろや。つーかマジでイラつくわこのクソチビ……後で自分の立場が分かるように、たっぷりボコってやんねえとなあ」
「あ゛がっ」

 頭がいたい、ぐらぐらする。
 いたい、痛い痛い痛い揺れる気持ち悪い、痛い……!

「おっ、素直に血が出た。顔はお利口なんだなー」
「…………んん? なんだこれ……ほんとに血か……?」
「わっ、よせよヨッシー、貧乏人の鼻血なんて舐めたら貧乏が移っぞ」

 俺を殴って来た、んだ。……ん、だっけ。なんだ、っけ。
 くるしい、痛い。耐えろ、なんだっけ、なんのためにたえてるんだっけ。
 逃げ、にげる、なにが。くるしい、逃、にげないと、逃げる、なにが。
 ああ、ひろだ。そう、だった。ひろ、に……――――

「なあヨッシー、ボコるんならクグルギ君で遊んでからにしようぜ。なんかさあ、こいつすっげえ柔らかくてきもちーんだわ。実は中身女なんじゃね?」
「バカ、女だったら男の制服着てねえだろ。……でも、奉祈師部にダメージ与えるんなら……そう言う方があいつにゃ効くかな? こいつも何かしぶといしよ」

 目の前が、ぼやける。
 うっ、うっ、と、体が動いている。自分じゃ制御出来ない。ずきずきする。でも、あたまが痛みで少しだけまともになった。そうだ、俺はヒロを逃がそうと思って。
 そうだヒロ。ヒロは逃げられただろうか。たぶん、全員こっちにいる。俺に集中してるはず。だからヒロはたぶん、逃げてる。たぶん。

 叫び出して、何もかもを吐き出したくなる痛みをなんとか堪えて、涙でぐちゃぐちゃに霞んでいる相手を見た。

「――――っ!!」

 その、視界で。
 目の前にいたはずの人の影が、凄い勢いで横に飛んでいくのがみえた。

「ヨッシー!!」

 体が自由になって地面に投げ出される。
 足音が聞こえてなにか叫ぶような声が聞こえるけど、なにが起こっているのかもう解らない。俺は緊張から解放されたせいで、大きく咳き込み嘔吐してしまう。
 げほ、ごほ、と、自分じゃどうにも出来ない衝動に体を波打たせて、ただ吐いた。

 涙で輪郭が滲んだソレに、血が混じっているのが見える。
 鼻が痛くて、じんじんしてて、もしかしてたくさん血が出ているのかな。

「っ……つ……」

 いや、そんな場合じゃない。
 ヒロは無事だろうか。今なにが起こってるのか分からない。
 落ち着け、頑張って立て。ヒロが無事なのか確かめなきゃ。あいつらが運よくどこかに行ったんだ。いまのうちに、なんとかしなくちゃ……。

 そう、思ったと同時。
 急に俺の耳に、周囲の音が一気に入って来た。

「やめろっ、おいやめろよなんだお前!!」
「よ、ヨッシー! ああああっ!!」

 ばし、ぱん、と、何かが叩かれるような音が聞こえる。
 荒い息と叫び声、怖がるようなあいつらの声が聞こえて色んな音が聞こえてくる。
 なんだ、何だこれは。どういうことなんだ。

 よく解らなくて、だけど何故か「早く正気に戻らなくては」という急いた思いが湧いて来て、俺は痙攣する体をなんとか座るようにして起こすと、目を手の甲で拭った。
 そうして、怒号が聞こえる方向を見て――――俺は、息を呑んだ。

「ひ、ろ……っ」

 男達が引き剥がそうとするのを片腕で強引に振り払い、誰かに馬乗りになって、腕を大きく奮いながら何度も何度も打ちつけている。
 なんだ、あれは。なにをしてるんだ。
 まさか……ヒロが……あのリーダー格の先輩を、殴っている、のか……?

「ひ……ひろっ……だ、だめ……だめだ……っ」

 なんだか、嫌な予感がする。痛みで熱を持った体が一気に冷える。
 俺には背中しか見えないのに、腕を振り上げている姿しか見えないのに、何故かその光景が「あってはならないもの」にしか見えなかった。

「ヒロ……!!」

 胃液で焼ける喉から出る咳を必死に抑えて、なんとか立ち上がる。
 ぐらつく足でなんとか駆け寄って、俺は男達の隙間を縫い、なんとかヒロの背中に覆い被さった。大きい、制服越しに解かるほど、体が熱い。興奮しているのか「フーッフーッ」といつも以上の荒い息でヒロは拳を再び振り上げようとしていた。

「だっ、だめっ、ヒロだめだっぇ゛!! ゲホッ、ぐっ、ぅ……ひろっ、俺……っ、おれ゛、なんとも、ないから……っ!! も、い、いいから……っ」

 俺が殴られるだけならまだいい。ヒロに危害が及ばなければなんだっていい。
 だけど、こんなことしたらヒロが罪に問われる。俺の為だったとしても、ヒロにこんな事して欲しくない。誰かを傷付けてほしくない。

 お前は優しくて繊細なヤツじゃないか。体は大きいけど、昔と何も変わらない、あの頃のままのヒロじゃないか。なのに、こんなことしたら……。

「ひろ……っ」

 泣きながら、出来る限りの声で訴える。
 すると。

「……フーッ、ふぅう……ッ、グ…………ぁ……あ、ぁ……? あっ……ああ……っ! つ……つー、ちゃ…………」

 やっと俺の声が届いたのか、ヒロの動きが止まる。
 ゆっくりと振り向くその横顔は、顔を真っ赤にして目を見開いていた。
 ……こんなの、こんな、怖い顔、ヒロがしたこともない。そんな怖い顔を俺がさせてしまったんだと思うと申し訳なくて、俺は「もう大丈夫だから」と首を振った。

 涙が散る。だけどもう、自分が泣いているかどうかなんてどうでもよかった。
 ヒロを早くこんな「怖い顔をさせるようなこと」から、引き剥がしたかったのだ。

 そんな俺に、ヒロは顔を緩めていつもの顔に戻ると、俺をぶら下げたまま、吃音の声を漏らしてゆっくりと馬乗りになっていた相手から退く。

 ヒロが今まで拳を振り上げ続けていた相手は、片頬を真っ赤に腫らして、俺と同じようにみっともなく鼻血を垂らして涙目になっていた。
 だけど、俺よりも打たれ強かったのか、それともヒロが手加減していたのか、相手はすぐさま起き上がると、土で汚れた制服のまま俺達を睨み……震えた情けない声で、ヒロを睨みつけた。

「お、おまへ……っ、お、おぼっ……おお゛えへろ……っ」
「テメェ絶対に借りは返してやっからな!!」
「クソがぁ!!」

 まるで捨て台詞のように言うと、先輩達はそのまま走って行ってしまった。
 ……後に残ったのは、俺達二人と、俺の吐き出したものだけで。

「つ、つーちゃ……あ、あぁ……こんな、いっぱい血がでて……怪我、して……っ」

 先輩達がいなくなった途端、座り込んだ俺の顔や頭をヒロが触って来る。
 その手は震えていて、どれほど怖い思いをさせたのかと思うと胸が苦しくなった。

「だい、じょぶ……」
「大丈夫じゃないよお!! つ、つーちゃっ、い、いやだっ、も、もぉ、あ、あんなこと、やだ、やだよお! つーちゃんがけがするのやだ、ぼく……ぅっ、うぇえ……やだ……やだよぉお……」

 傷付いた拳で俺の顔を何度も触り、ヒロはボロボロと涙を流す。
 その表情には覚えが有った。昔から、俺がなにかの怪我をすると……ヒロはこんな風に「つーちゃんが怪我するのやだよ」って泣くんだ。

 自分の怪我で泣く時よりもぐずって、まるで置いて行かれて泣きじゃくる子供みたいに、俺が怪我で死なないかと怖がって泣くんだ……。

 …………ああ、酷い事を、させてしまった。
 俺一人で片付けられると思ったのに、今度はヒロにまで暴力をふるわせた。
 こいつが「中身は純粋なまま育った」ことを忘れて、こんな。

「ごめ、ん……ひろ……」
「つーちゃんは悪くない、も……っ。あ、あいつら、が、あいつらが、つーちゃんのことを殴るから、い、いっぱい殴るから……っ!!」
「ごめんな……暴力、ふるわせて……お前には逃げて欲しかっただけなのに……。痛っ、ぅ…………とに、かく……ここ、離れよう……」

 そう言って、俺はズキズキと痛む体を無理矢理に立たせる。
 だけど、腹が痛くて頭がガンガンして足取りが怪しくなってしまう。軟弱すぎて、自分で自分の非力さが恥ずかしかった。

 守りたかった奴に、あんな酷い事をさせてしまったなんて。
 それどころか、今回の事でヒロが何か罪を被るかも知れない。そんなのは嫌だ。
 ヒロは俺を守りたい一心であいつらに飛び掛かったんだ。俺にした事をあいつらにやりかえそうと思っただけで、他意なんて無かった。

 ……だけど、こっちの世界じゃ喧嘩両成敗なんてことにはならない。
 大人達が罪を裁く場所に行けば、結局は証拠と弁舌が強い奴が勝つ。今の状況は証拠なんてない。いくらだって言い逃れができることになる。

 だとしたら……不利なのは、一般市民でしかない俺達だ。
 ヒロは口下手で、自分のことを説明するのにも時間がかかる。こいつのことを何も知らない奴が見たら「腕力が有りそうな大柄の男」としか思えないだろう。

 もし、あいつらが暴力とは違った方法で俺達を攻めて来たら。
 そう思うと……背筋が寒くなって、震えが止まらなかった。

「つ……つーちゃ……ぼくが背負って行くよ」
「あ、あぁ……。ごめ……ありがと、な……」

 軽々と腕を引かれ、有無を言わさぬまま背負われる。
 ヒロからしても自分は非力なんだと思うとまた悔しさが募ったが、俺はグッと堪えてヒロの厚意に大人しく甘えた。

「つーちゃん……家、帰る……?」
「……こんな、かっこ……母さんたちには……見せらんないよ……」

 二人分の鞄を持ったヒロが、肩越しに俺を見て来る。
 背負われた状態でなんでワガママを言ってるんだと思われるかもしれないが……だけど、失踪してからずっと俺の事を心配している両親のことを思ったら、どうしてもこの状態で家に帰るわけにはいかなかった。

「…………じゃあ……ぼくの家に……来る……?」
「え……い、いいのか……?」

 かすれ声で問いかけた俺に、ヒロは頷いた。

「今日も……だ、誰も……いないから……。クリーニング、とか、あ、ある程度……ぼくが、どうにかできる、と……思うし……」

 また人の世話になっている。助けたかったヒロに助けて貰ってしまっている。
 さっきも助けて貰ったのに、またヒロに迷惑を掛けて、頼ってしまって。
 そう思うと苦しくて、悔しくて、どうしようもなくなる。

 だけど……今の俺には、それを変えられるほどの力も無い。
 嘆くだけで、結局は人の厚意に甘えるしかないのだ。

「……ごめん……ありがとう、ヒロ…………」

 そんな俺に、ヒロは気弱な笑みで笑った。











※遅れました…(;´Д`)スミマセヌ

 
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