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慈雨泉山アーグネス、雨音に啼く石の唄編
9.夕食会議1
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夕飯は、ヒポカム肉の塊をマーズロウという香草とバロ乳のバターでじっくり焼いた香草バターステーキだ。そう、いわゆる“ごちそう”ってヤツである。
ニンニクっぽい味の素材や胡椒なども使ったが、よくよく考えるとこの世界ではどれも贅沢な品である。胡椒はともかく、マーズロウは回復薬の材料の一つだし、バターは手作業で作らないといけないので滅多に見かけない(高級料理店では見かける事もあるとブラックが言っていたが)高級品だ。
それに、ニンニクっぽい味がつく調味料の素材も、考えてみればあまり見たことが無いので貴重なのかも知れない。
まあなにはともあれ、ゾリオンヘリアのお城で食料を色々分けて貰っていて本当に良かった。バターは賞味期限が大丈夫かと不安だったが、どうやら俺の冷蔵冷凍庫である【リオート・リング】は、そこらへんの期限も遅くなってくれるようだ。
……とはいえ、普通のチートものとは違い、俺のは時間停止機能という便利機能が搭載されていないので、そこらへんは気を付けないといけないんだが。
でも、素材そのままの場合なら、この世界の牛乳……バロ乳ですら、二ヶ月くらいは平気で新鮮なまま保存できたので何か微妙なんだよな。
人が手を加えた料理や、合成した物の方が早くダメになるのが不思議だ。
そういうのも【魔素】ってのが関係してるのかなぁ。うーむ、よくわからん。
閑話休題。
ともかく、ゾリオン城の人々のおかげで、今日のごちそうは成り立っているのだ。
俺の腕前が良いのはもちろんだが、彼らのおかげだと思うと一際美味い。
脂が少なくさっぱりとしたヒポカムの肉とバターの濃厚な旨味が絡み合って、それを香草が行き過ぎないように爽やかに抑えている。
味付けもバッチリだし、ホント俺ってば料理上手だよな~!
これなら、女の子もイチコロになって「キャー! 格好いい塩の振り方よー!」とか言って貰えるんじゃなかろうか。いや間違いないね。
ただどうやって食べて貰うのかと言う所が難しそうなんだけども……。
「ツカサくーん、おかわりぃ」
「オレも。オレも食べるぞツカサ」
「はいはい! 焼いてるからちょっと待ってろ!」
おっと危ない。また小言を言われるところだったぜ。
今は肉を焼くのに集中しないとな。
「はー、それにしても王城サマサマだなぁ。おかげでこんな豪華な料理が食べられるんだから……これは唯一のイイことだねっ」
「ム、まったくだ。面倒臭い頼みを聞いた甲斐があるというものだぞ」
「ったく、調子いいんだから……」
溶けてソース状になったバターを肉の塊に掛けて丁寧に焼きながら、かまどの火に気を付けフライパンをあげる。表面はしっかりと焼けているが、しかしまだ内部はレアの状態だ。周囲の適度に焼けている部分を切り取って分け、まだ赤みが残っている部分は厚みのある数枚に切って、それぞれ皿に盛り付けた。
俺とブラックは普通に焼けたモノが良いけど、クロウは血の滴る生肉に近いレアが好きだからな。ちょっと難しいけど、旅の最中だと満足な調理器具も無いので、こんな風に一度に作る方が簡単なのである。
でもまあ、それだってこの宿のかまどみたいに充実した調理場が無ければ、失敗に終わる事も結構あるんだけどな。ホント今日はラッキーだったぜ。
「ほらよ。ちゃんとソコにある野菜も食うんだぞ」
「えへ、ツカサ君ありがと~」
「うむ……気は進まないが食べるぞ」
相変わらず嬉しそうに熊耳をぴこぴこと動かすクロウは、渋々頷く。
二人とも欲望には素直だが、しかし一応食事の時は俺に従ってくれる。そうそう、肉も大事だけど野菜も適度に摂っておかないとな。
つーかその素直さを普段も発揮して欲しいんですけどね。
俺が「今日は勘弁して!」って言ったら了承して下さいよ頼むから。まあ、そんなに素直だったらこんな傍若無人なオッサンにはなっていないんだろうけども。
「ツカサ君たべないの?」
「え? あ、うん……」
いかんいかん。冷める前に俺もさっさと食べてしまおう。
古びたテーブルにつき、俺もいましがた出来たばかりの肉を切り分けて口に運ぶ。
…………うん、美味い!
やっぱりバターを使うとヒポカムの肉がクセのない牛肉みたいになって、脂身などが適度にある高い和牛みたいだ。やっぱ脂は必要だよなぁ~……あー米食べたい。
白パンもそこそこ少なくなってきたので、節約のために食べず肉だけをモグつくが、やっぱり日本人としては米に合わせたいよなぁ……肉……。
しかし、前に婆ちゃんが作ってくれた時はアレコレ思わず食べてたけど、この世界の肉とか食べ物って俺の世界のとは少し違うから、色々考えちゃうな。
こんだけ良い感じに出来るなら、やっぱりバターは常備しておきたいかも。作るのが大変だけど、なんとかならんもんか。どこかに滞在できるなら、バロ乳を大量に買ってめいっぱいバターを作って置こうかなぁ。賞味期限が短いと言っても、一か月くらいは余裕で保存できるみたいだし……。
「そういえば、慈雨街道を通ってどうラッタディアに行くんだ?」
「え? あ、そうそう……この街道どこに出るんだ?」
クロウの言葉で我に返り、俺もブラックに問う。
そういえば、俺達は獣人の国ベーマスに行くために、ハーモニック連合国の首都であるラッタディアへ向かっているんだよな。
大陸の大まかな地図とか他の地域の地図は持ってるけど、そういえば俺はここいら一帯の地図を持っていない。なんせ古い街道なもんで、全然気にしてなかったのだ。
ここを通るってんなら、事前にゾリオンヘリアで地図を買っておけばよかった。首都なら地図の種類も豊富だったのに……うっかりしてたぜ。
そんな俺の考えを余所に、ブラックは肉を頬張りながら答える。
「あー……確か大きな交易都市だったかな。普通なら、そこからの乗合馬車でいけばラッタディアまで簡単に行けるんだけど……ツカサ君が来てくれたんだし山を下りたら藍鉄君かロクショウ君に乗せて貰う方がいいかなって」
「ふむ……確かに。今はどこに【アルスノートリア】が潜んでいるかもわからんからな。特に人口が多くなる都市ではオレの鼻も利きづらい。呼び出せるのであれば、ツカサに頼んで貰う方が安全だ」
「な、なるほど……」
俺は特に何も考えてなかったが、そういえばコッチも由々しき事態になっているんだったな。特に今は、新たな【アルスノートリア】と対峙した後だ。
ブラック達が念には念を入れて移動しようとするのも理解出来た。
――――ライクネス王国のラクシズで遭遇した月の【菫望】に続いて、その兄弟国アコール卿国の首都であるゾリオンヘリアで俺を殺そうとしてきた、金の属性を持つ【アルスノートリア】である贋金事件の主犯、デジレ・モルドールが出現した。
しかも、彼らはブラックやシアンさんが持つ【グリモア】を邪悪な存在として、一方的に消滅させようと企んでいる……かもしれない。
そこは今も曖昧だけど、なんにせよ二人も遭遇しちゃったらヤバいよな。
相手はグリモア以上にデタラメな能力を使って来るのに、こっちはグリモア全員が揃っているワケでもないし、そもそも対抗できない可能性も有る。
そんな状態だったら……そりゃ百戦錬磨のブラック達でも警戒するだろう。
だったら、俺も藍鉄やロクショウに頼んでみなきゃな……。
毎度毎度苦労を掛けてしまっているが、みんな本当によく俺と契約をしてくれているなって思うよ。人族に従属する【守護獣】とは言え、普通なら力不足だと思えばアッチから愛想を尽かされるし、そもそも親愛の証として【召喚珠】を貰えることも無いんだ。
この世界の召喚獣は、力か信頼で持って人族と繋がっている。
だからこそ、俺も手伝ってばかりで申し訳なくなっちゃうんだよな……。
……そういや召喚獣ではなく「主従契約」ってのもあって、俺はとある二人の魔族と契約をしてたりもするんだけど……あっちも忙しそうで呼ぶのもちょっとな。
「だからさ、ツカサ君。母体山を下りたら早速藍鉄君に呼びかけてくれるかな」
「うん、分かった。事は一刻を争うもんな」
「ムゥ……オレの背に乗せると言う手もあるぞ?」
「この駄熊が! 鞍も載せずにお前の背中に延々捕まってられるかっての!」
た、たしかに……長く走るって感じになると、クロウの背中はちょっとキツいな。
乗り心地が悪いわけじゃないんだけど、掴むところが少なくてな……。
「贅沢な事を言うな。ただでさえ急ぐ旅なのに」
「あーうるさいうるさい! ツカサ君、一緒に藍鉄君の背中に乗ろうねえ」
「お前な……」
まあ、クロウは熊の姿モードで走った方が楽だというので仕方ないけど、ナチュラルに二人乗りするものだと思ってるのは勘弁して欲しいぞ。
恥ずかしいのも有るけど、藍鉄が疲れるだろ。男二人分だぞ。オトコ二人。
俺だって女の子みたいに軽いワケじゃないんだからな。むしろ最近はあっちでもこっちでも動く機会が少なくて肉とお菓子ばっかりでぷに……いや、それはいい。
とにかく……久しぶりの三人旅で浮かれて忘れかけてたけど、一刻を争う事態なんだから、余計な事をせずに気合を入れていかないとな。
「…………てか、急ぐ旅ならスケベなことしようとすんなよな……」
「それはそれ、これはこれだよツカサ君!」
いや、なにドヤ顔でダメ人間な宣言してんだこのオッサンは。
無精髭だらけのうえに脂でツヤツヤの口で言われても説得力ないんだけど。クロウも頬袋を作りながらうんうん頷くな!
「なにがそれはそれ、だ! 今度無茶しようとしたらメシ作らねえからな!!」
「そ、それはこまる……」
「ツカサが意地悪するぞ……」
「ガキみてーな拗ね方するんじゃねえええええ」
こっちは昨日も今日も相手させられて精神的にクタクタなんだからな。
まったく……はやいとこアドニスに造って貰った薬を飲んで、どうにかこの「体だけは元気」状態を解除しなくては。
旅の最中に毎度毎度流されてたら、こんどこそケツが壊れるぞマジで。
あと、その……ぜ、全部はっきり覚えてると、恥ずかしくて顔がみられねーんだよ!
いざって時に困るから、そういうのはなるべく遠慮して欲しいんだってば!
く、くそう……改めて気絶できない苦しさが圧し掛かって来るぞ……。
ブラック達が「メシ抜き」の効果に慄いている内に、早く街道を進まないとな。
悔しいけど……今回は、薬を使わずに元気な状態のまま進んだ方が良さそうだ。
普段の俺じゃ、こんな小雨の中を一日中歩いてたら確実に風邪を引いただろうし――――こんなに体がポカポカして、元気も有り余る事もなかったろうからな。
…………ホント、迷惑なのかありがたいのか分からない症状だよ。
はあ、色んな意味で道のりは遠い。
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