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豊穣都市ゾリオンヘリア、手を伸ばす闇に金の声編
2.それは流石に想定外だ
しおりを挟む「貴方がたは、この【ゾリオンヘリア】を訪れるのは初めてですかな」
砦とも思える分厚い城壁の中、トンネルのようになった通路を歩いて行く。
薄暗い中で行き交う人や馬車を横目に見ていると、俺達を案内する兵士のおじさんが不意にそう問いかけて来た。
お初かぁ。そういえば、アコール卿国は何度か訪れたけど、不思議と首都には縁がなかったなぁ。まあ、俺達がライクネスから歩く街道は、このゾリオンヘリアからすれば西側の外れの土地に伸びていたし、首都が存在する東北部には【国境の砦】が無いから、今まで通る事がなかったし……それは仕方が無い。
でもブラックは世界中を旅してたんだし、当然ここにも来た事があるんだよな?
そう思い横に居るブラックの顔を見上げると、相手は何故だか複雑そうな顔をして目を細めた。おや、なんかイヤそうな顔だな。
「…………それを聞いてどうする」
「ああ、不快な質問でしたら申し訳ない。いえ、ただ、そうであれば歩きがてら都市の説明をと思いまして」
誓って他意はありません、と、わざわざ立ち止まって腰を折る甲冑兵士のおじさんに、ブラックは疑わしげな目を向けていたが……ふんと鼻息を漏らした。
どうやら「まあいい」と思ってくれたらしい。
なんだかんだでブラックも分かり易いよな。
まあでも、警戒するのも仕方がないのかも。つい最近兵士にハメられたばっかなんだから、兵士への受け答えに慎重になるのは当たり前だよな。俺のように「はいっ、初めてです!」と答えそうになるのは二流の冒険者なのだ。
一流はこうやって数日前の事を忘れずに警戒を怠らないものなんだな。うむ。
……自分で言ってて己が情けなくなってしまったが、イヤな事を忘れて旅を楽しむ気持ちだって大事なはずだ。俺もまた冒険者の一面なのだ。たぶん。ぜったい。
とか思っていたら、クロウが素直に答えてしまった。
「オレは初めて来たぞ」
「左様でございますか。では、少し説明をさせて頂いても構いませんか?」
そうブラックに訊く兵士のおじさん。
甲冑の兜のせいで顔は見えないけど、丁寧さは鎧を着ていてもわかる。そんな風に礼儀を尽くそうとしている相手に、ブラックもようやく少し納得が行く部分があったのか、態度をほんのり緩めて「勝手にしろ」とばかりに肩を軽くすくめてみせた。
到着して早々ブラックの御機嫌がナナメになって少々胆が冷えたが、どうやら心配は要らないと感じて気を緩めたようだ。じゃあ、この兵士のおじさんは大丈夫って事だよな。ブラックほどの実力者になれば、相手が変な動きをすればすぐ分かるだろうし……案外、さっきの不機嫌もカマをかけたのかも。
うーむ、そういう大人な取引……俺もやってみたいな……。
そんなことを考えていたら、少し遠くに見えていたトンネルの出口が見えてきた。
レンガで綺麗に整えられたトンネルからしてもうワクワクしていたが、この先にどんな風景が広がっているのだろうか。眩しくてあまり見えない外の風景をアレコレと想像しつつ、舗装された道を歩きトンネルを越えると――――
「うわぁ……!」
視界に広がった風景に、思わず声が漏れてしまう。
砦のような門を越えた先、俺達の目の前に現れたのは……トンネルの中で想像した以上に素晴らしい街並みだった。
「これは……華やかだな……」
思わず声を漏らすクロウに、兵士のおじさんは嬉しそうな声で「ありがとうございます」と言う。俺から見てもその通りとしか言いようが無くて、否定の言葉なんて一ミリも思い浮かばなかった。
だって、トンネルを抜けてすぐの円形になった広場から続く街は、花がそこかしこに咲き乱れる、色鮮やかな絵画みたいな場所だったのだから。
「ふわぁ……ま、マジですごい……。他の街でも花を飾ってたりはしてましたけど、ゾリオンヘリアはそれ以上ですね……」
広場から見えるレンガ造りの家は、牛乳パックみたいな感じの細長い造りになっていて、なんだかつみきの家っぽい素朴な感じを受ける。だけど花の色に負けないようにと思ってか、屋根の色や窓を閉じる鎧戸はとてもカラフルだ。
特に鎧戸は、閉めた時に外側にアピールできるように、シンプルなワンポイントの模様などを付けていたりして、ただ色を塗るだけじゃない遊び心が見て取れる。
そんな家々のレンガの外壁には、更に鮮やかさを添えるようにして、瑞々しい色の蔦が這っている。二階の窓に取り付けられた花壇から伸びる蔦は、まるでカーテンのようで、やっぱり生え方も千差万別で見飽きない。
それだけでも既に目がしぱしぱするほどの情報量なのに、この都市は他の都市とは違い、ところどころに街路樹が植えられていて緑が目白押しと言った感じだ。
ここまでくると植物に侵食されてるんじゃないかと少々心配になるが、しかし兵士のおじさんが平気で見ていると言う事は、これが普通なのだろう。
それにしても本当に凄い緑の洪水だ……。はなびらが舞っていなかったら、自然が攻めて来たと思うレベルだ。でも慣れるとこういう芸術にも思えてくるなぁ。
なんにしろ綺麗な光景には違いない。
でもどうしてこんな風に緑でいっぱいなんだろう?
ここまでくると不思議に思えてしまい兵士のおじさんを見やると、相手はクロウや俺の素直な感嘆に喜んだのか、微笑んだような声で何度か軽く頷いた。
「ふふ、仰る通り、このゾリオンヘリアはあらゆる面で大陸一の豊かさなのですよ。なんと言ったって、この街は『自然と一体化した街』ですから」
「自然と一体化?」
「ええ。でも、ここに留まるのもなんですから、移動しがてら説明しますね」
そう嬉しそうに言いながら、兵士さんは花が舞い散る街を案内してくれる。
広場から放射状に分かれたいくつかの大通りから真っ直ぐに伸びる道を選び、まず何故「ここまで緑が豊かなのか」を説明してくれた。
――――兵士のおじさん曰く、この【ゾリオンヘリア】が存在する土地は、昔から緑豊かな土地で、撒いた種も一日で芽を出すほど神に愛されていたらしい。
この地方に住んでいた昔の人達は【緑尽きぬ聖地】と呼び、ライクネス王国の領土だった頃からこの場所の力を使っていたそうで、ここで芽を出した植物を土地に持ち帰って農業を興し、飢えとは無縁の生活を送っていたのだという。
だけどある時、新しい【国境の山脈】が出現した事で、この土地はライクネス王国と分断されてしまい、色々有って【聖地】保護のために首都を作ったんだって。
でも、この【聖地】周辺に家が出来て【聖地】の上に城が建っても力は失われず、それどころか今もアコール卿国の人達を助けてくれているのだそうな。
兵士のおじさんが言う事には、この奥にある城の向こう側や、街の周りにはぐるっと農地が有って、あのガッチリとした街の壁は農地をもまるごと囲んでいるらしい。
「ということは、この街のはずれには畑とかが……?」
「そうです。聖地のおかげで一月と経たずに収穫できますので、常に食料に困る事はありません。まあ、その恩恵をあずかる代わりに……我々もこうやって植物の成すがままにまかせ、育てては枯れた草を燃やし土への肥料にする……という首都の規則を日々行ったりしているのです」
「それでどこの家も植物を一つは置いてるんですね」
素敵なレンガ敷きの道が続く街並みだが、植物無限湧きゾーンと言われると、そう言えば崩れた部分など一つも無い道には常に草むしりをしている人がいるし、街には枯れた植物なんて一つも無くてヤケに清潔だ。
もしや、枯れた植物すらもヤバいからすぐに撤去してる……とか……?
「…………それって要するに、植物に使われてるんじゃないの」
ボソッとブラックが失礼な事を言うが、兵士のおじさんは「いやぁ、あはは……」と、痛い所を突かれたなぁ的な感じで笑って兜の頬をコリコリと掻く。
「まあ、正直植物が生え過ぎていて住むには大変ですがね。しかし食物の心配が無く物価も安い都市ですので、これでも住んでいる人々は充実しているんですよ」
俺も毎日草むしりはちょっとヤだけど、住みやすいんなら移住を考えちゃうな。
まあすれ違う人達の顔を見ても、気になるほどに暗い顔をしている人はいなかったから、良い都市であることには間違いないんだろう。
陰鬱な所がある場所って、どうしても隠しきれない違和感があるからな。
そういう違和感は【ギオンバッハ】でイヤと言うほど感じたし……。
「ああ、ここです。さあ、この喫茶店に入りましょう」
案内されるがままに付いて行ったら、大通りに面する大きな建物の前で兵士のおじさんが立ち止まった。緑のお洒落な両扉が開かれた建物は、シックな色の釣り看板に金色の文字で「喫茶処」と記されている。
たしかに喫茶店っぽいけど……なんかデカくね。
ちょっとしたホテルのレストランとタメを張るレベルで広い気がするんですが。
「席は個室を予約しておりますので、そちらにどうぞ」
そう言いつつズカズカと入っていく兵士のおじさんに慌てて続くと、喫茶処とやらの中は、幾つものテーブルが並ぶゴシック調の大人っぽい店内になっていて、ここに俺達がいることが場違いに思えるくらい静かだ。
喫茶と名の付く通り、タバコっぽい物を吸っている人やお茶を飲んでいる人が殆どで、それぞれ思い思いに時間を過ごしている。
窓に蔦が這っていたが、それが外からの日差しを和らげているのか窓際の席にいる人は至極快適そうだった。うーむ、なんか大人って感じだ……。
「二階へどうぞ」
兵士のおじさんに言われるがまま、俺達は木造の階段をあがり、オープン席の奥の方にある入口に案内される。どこまで行くのかと見やると、少し薄暗くて狭めの廊下の左右に扉があるのが見えた。
そのうちの一つを兵士のおじさんは当たり前のように開けて、さあどうぞと言わんばかりに俺達を先に通してくれる。むむ、紳士だ。
俺も女子にモテたいので見習わねばと思いつつ、中に入る。と、そこには六畳ほどの小さな空間にテーブルと椅子だけが置かれている。
壁の下部には浮彫の飾り板が嵌め込まれていて何だかオシャレだが、あとは絵画が一枚掛けられているだけのすごくシンプルな部屋だった。
でも、ここまでくれば窓からの日差しが引き立つ。
うーん、何から何までシャレオツだ。こんなとこに俺が来ちゃっていいの。
お洒落お洒落だとはいうけれど、なんとなーくそう感じるってだけのなんちゃってセンスな俺には、どうにも大人空間過ぎてモジモジしてしまう。
だけどブラック達は何も気にしていないのか、俺を連れて椅子に座った。
当然のようにオッサンに挟まれ座らされてしまうが、喧嘩されるよりはいいか。
「まもなく茶が参りますので、その前に私の素性を説明させてください」
「やっとか」
興味も無さそうにそういうブラックに笑いながら、おじさんは真向いに座る。
そうして、鳥の顔みたいな滑らかなフォルムの兜の奥からじっと俺達を見る。
なんだか品定めされているみたいで落ち着かなかったが、相手はふふふと笑うと、首まで覆う兜の端に手を突っ込み、カチリと何かを外した。
「流石に獣人の御夫君には気付かれてしまったかと思いましたが、そうではなかったようで……ふふ、私の偽装もなかなかですね」
なんだかわけのわからない事を言いつつ、おじさんは兜の留め金らしきものを次々外しながら上機嫌で笑っている。
偽装って……そういえば、この人の声には聞き覚えがあるんだっけな。
クロウも「嗅いだ事のあるにおい」と言ってたし……やっぱり知り合いなのかな?
そんな事を考えていると、ついにおじさんは兜に手を掛けた。
ついに顔が見られるのか。
思わず凝視する俺達をよそに、相手は臆しもせずに兜を脱いだ。
「――――ふぅ」
重そうな銀の兜を脱いで、テーブルに置いた相手。
その顔は……優しげでありどこか威厳のある声にぴったりの、紳士的なオジサマと言ったような顔立ちだ。きちんと整えられた男らしい茶色の髪に、これまたカッコよく整ったモミアゲまで繋がるヒゲが威厳を増している。
外国人風の彫りの深い顔は、ブラックもいずれはこんな風に落ち着いた紳士っぽい感じになるのかな……と思わず考えてしまうくらい、整っていた。
男にカッコいいと思うのはシャクだが、でもかなり大人の紳士なおじさんだったら俺も内心ちょっと憧れてしまうので、この気持ちはノーカンだ。ノーカン。
でも……あれ……この優しげなオジサマの顔……どっかでみたような。
えっと………………あっ、そうだ。ラゴメラ村の人じゃん!!
そういえばあの場所もアコール卿国の領土じゃんか!
どうりで聞き覚えがあると思ったら、そっか、あの時俺達を警護するためにドアの外に立っていてくれた兵士さん達の一人――――ダンディな紳士丸出しなラリーさんだったのか! いやあスッキリした。
「あの、ラリーさんですよね!?」
ハッと思い付いて気持ち良くなった勢いで、つい声を大きくしてしまう。
そんな俺にラリーさんはニコニコと笑いながら、口の上の髭を触ってみせた。
「ふふふ、お久しぶりですツカサさん。でもそれだと五十点なんですよねえ」
「えっ?」
どういうこと?
ラリーさんの言っている事が分からず目を丸くするが、相手はニコニコと優しげな顔で笑っているだけで、なにが五十点なのか言ってくれない。
困ってしまい思わずブラックの方を見やると――――何故かブラックは、ものすんごく嫌そうな顔をして腕を組んでいた。
なんでそんな顔をしているんだろう。
そう思った俺の前で……ブラックは、眉間に皺を寄せてラリーさんを睨んだ。
「…………まさか、ラリーは愛称で……正式名はローレンスですとか言うんじゃないだろうな……」
その言葉に、クロウがピンと耳を立てて目を見開く。
どういうことなのか分からず三人の顔を見比べている俺に、ラリーさんはクスクスと笑って、降参ですと言わんばかりに軽く両手を上げた。
「いやあ、さすがは名高いツカサ様の御夫君様だ」
「……どっちが格上なんだか」
「そう邪険になさらず。今の私は一介の兵士であるラリーなのですから」
「えっ、えっ、ど、どゆこと。ブラック、ラリーさんは一体……」
ローレンスって、なに。
ラリーはあだなとかそういう感じなのかな。ローザリアを短縮してローザみたいな話なんだろうか。そうすると、ラリーさんは本当は別の名前で……。
いやでもその名前を何故ブラックが知ってるんだ。
それに何故嫌そうな顔を……と思っていると、ラリーさんはおどけた顔をするように両眉を上げて、それからとんでもない事を口にした。
「おや、ツカサ様は“そちらの私”は忘れてしまったんですねえ。まあ、あの時は仮面を装着していましたし、ヒゲもなかったので無理も無い事ですが」
「あの時って……」
「会ったでしょう。世界協定の本部である【カスタリア】で」
懐かしい建物の名前。
あんまり思い出したくない思い出でいっぱいの場所だが、そういえばあの場所では色々あって、記憶の棚の奥の方にそこらへんを押し込んでいた気がする。
でも、そこでラリーさん……いや待てよ。
あの場所で仮面をつけていた人って……まさか…………。
「改めてお目に掛かります。私はこのアコール卿国を治めるしがない盟主。
第六十代国主卿――――ローレンス・レイ・アコールと申します。
……いままでのように、気軽に『ラリー』と読んで下さいね」
そう言いながら、ニッコリと俺に笑ってくれるラリーさん。
らり……いや、待って。えっと……治める……盟主?
だいろくじゅうだい、こくしゅきょうって……。
「えっ……えええええええ!?」
国主卿ってこの国の王様ってことじゃないか!!
ああっ、そうだっ、あの場所で仮面をつけていたのは、その人しかいないじゃん!
他の【裁定員】の人達と一緒に、ローレンスって人も確かにいたじゃないか!
じゃあ、マジでラリーさんはこの国の元首だったってのか!?
「なっ、なっ、うぎゃっ?!」
「うわっ、ツカサ君!」
思ってもみない繋がりに動揺してしまい、思わず俺は中途半端に立ち上がったまま後ろにぶっ倒れてしまった。
→
※ラリー →第一部ラゴメラ村編(15で名前初出)
ローレンス→第一部世界協定カスタリア編(6の2で名前初出)
カスタリア編6は他にも色々な名前が出てましたね…(^ν^)フフ…
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