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巡礼路デリシア街道、神には至らぬ神の道編
こんなハズじゃなかったのに2※
しおりを挟む「ん……っあは……い、いいよぉ……つ、ツカサ君、そこもっとぺろぺろして……」
上から熱っぽい声が降ってくる。
だけど、それに応える余裕なんて今の俺には微塵も無い。
いま目の前に突きつけられている大きくて赤黒いものを、どうにか横から舐めるので精一杯で……声を出す暇すらなかった。
……どうしてこんな事をしているんだろう。
考えるが、そんなの理由は一つしかない。ブラックが俺に「口で気持ち良くして」と頼んだ……いや、柔らかく命令したからだ。そうしないと、いつまでもこの格好のままでねちねちといたぶられる。
暗にそう言ってたから、俺は従わざるを得なかったんだ。
腹立たしい気持ちは有ったし、なんで俺がフェラしなきゃいけないんだと怒りたい気分だったけど……でも、だからって、絶対に嫌だというほどブラックが嫌いなワケじゃないし、ブラックは“こういうの”が好きだって、俺は知ってたから。
だから、その……渋々四つん這いになって……いつの間にか、こうなっちゃって。
「んっ……ぅ……ん゛ん゛…………」
あつくて大きくて、俺のとは全然違う赤黒い大人のもの。
そんな雄くさくて生々しいものを犬みたいな格好で舐めているなんて、改めて思うと恥ずかしさが込み上げて来て逃げ出したくなる。
けど、逃げる事なんてできない。というか……出来なかった。
ブラックに奉仕しなきゃ行けないのも、足が震えて動けないのも、理由の一つではあるけど……でも一番大きな理由は……。
「はぁっ……は……つ、ツカサ……」
後ろからも興奮したような息遣いの声が聞こえて来て、四つん這いになった俺の尻を、大きな両手がずっと這いまわっている。
服ごと揉み込んでは離し、至近距離でふうふうと息をかけてきて、ただでさえ今の状況がつらいというのに、更に俺を追い込んだ。
……この手だ。
ブラックのまたぐらに這い蹲ってるだけでも居た堪れないのに、それに加えて背後から俺の尻をしつこく揉んでくるこの褐色の手が、余計に俺を追い詰めているのだ。
でも、これはさっきからずっとだ。
ずっと、クロウが……俺の尻を、揉み続けて、はぁはぁ言ってて……。
「んぐっ、ぅ……うぁあっ、や……やだ、ぁ……け……」
「おしり」
「ぅ…………お……おし、り……ばっか……っ」
なんでそういう所だけ言い直させるんだよ。ばか、ブラックのばか、あほったれ。
普通に喋らせろと怒鳴りたかったが、言葉を飲み込んで俺は首を振る。
舌先で舐めているだけなのに、だらだらと零れて来る先走りが濃厚なニオイと一緒に口に入って来るみたいで、しょっぱい味に唾液がだらだら垂れて来るのがつらい。生理現象だと解っていても、自分が興奮しているように思えて拳に力がこもった。
だけど、そんな風に堪える暇すら今は与えて貰えない。
「っはぁ……ツカサ君……お口がお留守になってるよ……ほら、僕がいつもツカサ君の可愛いおちんちんにやってるみたいに、お口で僕のペニスをずぼずぼして……」
「ひぐっ……」
我慢汁がだらだら垂れているでっかいのを、鼻先に近付けられる。
お、おくちでずぼずぼって……。
なんちゅう身も蓋も無いことを言うんだと顔を歪めてしまうが、ブラックは硬直してる俺の口に先端を押し付けて来ようと腰を動かしてくる。
そのまま頬をデカブツで叩かれそうに思えて、それは嫌だと俺は少し口を開いた。
すかさず、ブラックは開いた隙間から入って来ようとする。
「はぁんっ、つ、ツカサくんんっ」
「んごっ、う゛っ、んぐ、ぅ……っ!!」
間抜けな声を出して逃げようとする俺の頭を掴み、ブラックは強引にデカブツを俺の口の中にねじ込んだ。途端、ブラックのモノの雄臭い、濃いにおいが、鼻の奥から一気に登って来て、反射的に涙が滲み俺は思わずえづいてしまう。
なのに、ブラックはそんな俺に赤ら顔で満足げに微笑むと、ゆるゆる腰を動かして俺の口の中に熱いものを押し付けて擦って来て。
「あはっ、ぁ……あぁあ……ツカサ君の小さいお口、ほ、ほんと気持ちいいよぉっ……んんっ……ぅ……あはぁっ、も、もっと舌動かして裏筋撫でてぇ……っ」
「ん゛ん゛ん゛……! ん゛ぅ゛う゛う゛……っ!!」
好き勝手に動いておいて何言ってやがる。
お前のデカブツのせいで口が閉じられなくて困ってるってのに、そんな状態で舌を動かすなんて無理言うな。い、いっつもいっつも好き勝手しやがって。
「ツカサ。早くしないとオレも我慢出来なくなるぞ」
「ん゛ぁう゛!? あ゛ぇっ、へ、へぐっ、う゛っ、ごほっぉ゛っお゛う゛ぅ゛……!」
お、おしりっ、やだ、なんで急に指が……っ。
濡れてる、なんか指がはいってくる、やだ、おっきい指が、ぁ、ああ……!!
「ほらぁ、ツカサ君お尻でイっちゃうよ……? そしたら精液が無駄になって、また駄熊が『無駄にした』とか怒って死ぬほど絞られるかも……」
「ん゛ん゛ん゛ぅ゛! ん゛っ、ぅ゛ぐっ、う゛ぅ゛う゛~~~ッ!」
なに考えてんだ、ばかっ、ばか!!
そう言いたいのに、口いっぱいにブラックの、お……おちんちんが、膨らんでて……もうブラックの味しかしなくて、声も唸り声しかだせない。
なのに、後ろからは濡れた指がぐちゅぐちゅ俺のナカを探る音が聞こえて、イヤなとこをしつこく触って来て、我慢したいのに腰がびくびくして止まらなくなる。
もう入らないっていつも思うのに、また指が入って来て、広げながらしつこく俺のナカを撫でて、つついて、ずぼずぼしてきて……――――
「あはっ、は、はははっ! ツカサ君、駄熊にお尻をほじられるたびに足をぶるぶるさせちゃって本当、ほっ、ほんとっ、か、可愛いなぁあ……! ほらぁ、ナカをつつかれて、ツカサ君ビクビクしちゃってるじゃないか。このままだと、ツカサ君は“女の格好をして、ペニスを口いっぱい銜えたまま、尻を弄られる事に喜んで絶頂しちゃう変態”……ってことになっちゃうけど、いいの?」
「ん゛ん゛ー……っ!!」
「イヤでしょ? あは……だったら頑張って……ね? 僕のペニスの裏筋、ちゃんと舌で撫でて気持ち良くして……?」
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ブラックのおちんちんのにおいでいっぱいで、なのに……ぃ……ぶ……ブラックの、おちんちんがはいってくる、とこが、いっぱいで……っ。
「あぁ……ツカサ君いいよ……そ、そうっ……あぁ……っ、ぎこちないけどすっごく良い……! はぁっ、っ、はぁあっ……はふっ、ぐっ、おほっぉ……の、喉が動くの気持ち良い……っ!」
ブラックのを飲むたびに、のどの入口がブラックのおちんちんの先に少しあたるのか、気持ちよさそうな声が聞こえてくる。
「つ、ツカサ君喉……っ、そ、そろそろ喉のところ行ってもいい? 喉犯しても良いね、ツカサ君のメス喉穴、ペニスで犯しても良いよねぇ……っ! あぁっ、も、もう我慢できない……っ!」
「お゛ごぉ゛っ!? ぐっがっ……っあ゛ぐっ、ごぇ゛っぁ、ぐッ……ッ~~~~ッ!!」
熱くてねっとりした液体ばかりだった喉に、おちんちんが入ってくる。
苦しくて、えづいて逃げようとするけど、のどとおしりに大きいのが突き入れられて、串刺しにされたみたいでどこにも逃げられない。
頭を掴まれて、腰を固定されて、何度も何度も恥ずかしい音をいっぱい立てられて出し入れされて……――っ。
「あはっ、あっ、あぁあっ……! つ、ツカサくっ……出すよっ、ぼ、僕の恋人精液だすよぉっ! いっ、いっぱい飲んでぇっ、く……っ、う゛ぐっ……!!」
「ツカサ、ハァッ、はっ、つ、ツカサッ、つかさ……っ」
顔に、汗ばんだ腰が押し付けられる。
根元までいっぱい挿れられて、後ろも強く擦られて、体が緊張した。
「う゛、ぐぅ゛う゛……――――!!」
口の中のおちんちんが大きく動いて、どうすることも出来ないまま、粘ついた大量の熱いものが流れ落ちて行く。えづきたいのに、喉に入った大きいおちんちんが邪魔をして、締め付けるみたいにしかならなくて。
そのせいで、ブラックのおちんちんから、精液が、い……いっぱい……っ。
「あはぁっ、あはっふっ、ぅあぁあ……っつ、ツカサくっ、そ、そんな気持ち良いのダメだよぉっ……! んあぁっ、の、のどで締めたらまた元気になっちゃうぅ」
「ムゥ……尻も指をぎゅうぎゅう締め付けてくるぞ。口を肉棒で犯されているのに、ここまで感じるとは……ツカサも相当な男好きだな」
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「お゛、ご……っ」
「はぁあっ……あぁ、ツカサ君のせいでまたちょっと勃起しちゃった……。もうっ、ツカサ君の喉がスキモノすぎるのがいけないんだからねっ」
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「ふふっ……言葉で責められてそんなにおちんちんがヒクヒクしてるんじゃ、どうしようもないなぁ……。娼姫の格好をして勃起しちゃうような淫乱なメスは、ちゃんとお仕置きしなくっちゃダメかな」
「ブラック、そろそろオレも腹が減ったんだが」
「まあ待てって。……じゃあツカサ君、今日は……動かずにイッてみよっか」
「う……ぇ……?」
霞んだ目が少しマシになってきて、涙を零しながらブラックを見る。
すると相手は優しそうな顔で笑って俺に手を伸ばしてきた。
「ほら、おいでツカサ君……おちんちん気持ち良くしてあげようね……」
「ぁ……あぁ……」
ほんと……?
本当に、気持ち良くしてくれる……?
もう、いじめない? 気持ち良くなっていいの? 終わるの?
……だったら、早くイきたい。楽になりたい。
ブラックが許してくれるなら、もう、おちんちんを自分で握って、早く、いっぱい気持ち良くなりたかった。
「ツカサ、こっちを向け」
「あ……ぅ……」
声が出ない俺を、クロウがくるりと方向転換させる。
今度はブラックじゃなくてクロウが目の前に現れて、影が掛かった相手は橙色の目をギラギラと光らせながら、舌なめずりをしていた。
本当に、けものみたいだ。
ぼんやりとそう思って、腰と肩を掴まれ動かされるままに腰を下ろし――――
「っあ゛ぁ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛!!」
一気に俺のナカに入って来た大きな熱い物に、悲鳴を上げた。
「あはっ、ははっ、あはははっ! つ、つかっ、つかさくっ、ひはっ! あはぁっ、なっ、中がとろとろだねえぇ! くはっ、ははっはぁあ~……っ! あ、ぁ……き、昨日よりもふわふわで、これもたまんなぃい……っ!」
「ひっ、ひぐっ、ぃ゛っい゛ぅ゛う゛ッ、う゛ぁ゛っがっ、あ゛ぁ゛……!」
指と違う、おおきい、あつい、くるしい。
おなかのなか全部いっぱいにされたみたいで、ど、どくどくしてるのがっ……ぶ、ブラックの、ブラックのおちんちんが、動いてるのが……っ。
「ふっ、ふひっ、感じ過ぎてビクビクしてるねぇ……! いつものキツキツなお尻もいいけどっ……切なくてきゅんきゅん締め付けて来るのもイイ……っ」
「ぃ、ぐっ……ぅあ゛っ、あ゛……あぁあ゛……!!」
体がナカから広げられてるみたいで、くるしい。
だけどブラックのおちんちんが入ってるのが、動いてるのが分かって、苦しいのに体が熱くなるのが止まらなくてつらい。そんなの違うのに、苦しくていやなはずなのに、ブラックのおちんちんが入ってるんだと思うと、おなかがきゅうっとなる。
頭が、ぼうっとしてきてしまう。
「ツカサ……」
「あ゛ぐ、っ……ぅ゛……」
足の付け根が痛い。
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なにより太腿の内側がつっぱって、それが股間を変な感じにして、もどかしい何かで恥ずかしい部分全部が気持ち良くなるみだいで、恥ずかしくなる。
なにより、クロウに目の前で見られてるのがくるしくて。
「く、くろ゛ぉ……みらぃれ……っ」
「あぁ、ツカサ……こんなに衣装をどろどろにして……。フッ……ククッ……女物の服で嬲られるだけでここまで興奮するとは、予想以上だな……」
「も……や……やぁあ……っ」
いやだ、そんなこと言わないで。そんなんじゃない。
もうやだよ。苦しい。苦しいのやだ、イきたい、恥ずかしいのやだ……!
なんで、どうしてこんな事するんだ。
こんなのやだ、どうしてブラックは動いてくれないんだ。どうして。
いつもなら動いてくれるのに。苦しいけど気持ち良くしてくれるのに。
「ぶら、っく……っ、も……やら、や、ぁ……っ」
「ん……? 動いて欲しい? ツカサ君も、おちんちん気持ち良くなりたいの……? ふふっ……そうだね、僕と気持ち良いセックスしたいよねぇ……。でもね、今日はお仕置きだよ。ツカサ君ったら、また不必要にオスを誘って、誑かしたんだから……もう一回、キッチリと理解して貰わないとねぇ……」
りかい。
理解って、なに。なんで。
――――苦しいのを我慢して、ブラックの顔を見た俺に――――まるで悪役みたいな顔をしたブラックは、ニタリと笑った。
「ツカサ君は、オスに体を貪られる淫乱なメスだってことを……さぁ……っ!」
「っ――――あ゛ぁ゛あ゛!!」
お、おちんちんがあつい。
なにこれっ、ひっ、あっ、ぬ、ぬるぬるして、吸われて……ッ。
「ほらツカサ君、熊公がツカサ君のおちんちんを激しくちゅうちゅうしてるよ……ふっ、ふふっ……ナカもすぐに僕のおちんちんを締め付けて……っ、あぁっ……きょ、今日は……このまま密着セックスで一緒にイこうね……っ!!」
「ひぁ゛ッ、あ゛っ、あ゛あ゛ぁ゛あ゛っ、お゛っ、お゛ぐっぅ゛っ、うぎひっ、ぃ、ぃい゛……ッ! ら゛ぇっ、お゛っ、お゛ぢん゛ぢっぃ゛っ、ぃああ゛っあ゛あ゛あ゛あ゛――――!!」
強い刺激が来て、体が感電したみたいにびくびくする。
吸われて、ぎゅっとされて、体の中がびりびりして――――――――
「あはっ、あ゛っ、ツカサくっ、ぅ、い、いいよぉその締め付けぇ……っ!」
「あ゛ッ……ぁ゛…………――――」
かひゅ、と、喉からへんなおとがする。
真っ白になった目の前に色が滲んで来て、体の中からありとあらゆる感覚が一気に俺の中に戻ってきた。
「ぅあああっ! ひっ、ぬ、抜い゛ぇ゛っ、お゛っぁ゛っ、あ゛ぁ゛あ゛あ゛!!」
おなかの中に熱いのが来てる、ぃ゛っ、お゛っ、お゛ぢんち……がっ、い゛、い゛っだ、のひっ、じゅぶじゅぶいっへ……っ。
「んん……ふっ、んふ……」
「はぁ、は、はぁあ……ツカサ君、良かったね……ナカに挿れたまんまで女みたいにイけたよ……。これでまたメスに近付いちゃったねぇ……ふ、ふふっ……こ、これで、反省してくれたかな……?」
「ん゛っ……!」
くちが……き、キス、されて……。
ぁ……ああぁ……。
「む……。ブラック、ツカサの目がおかしいぞ。上を向いてる」
「あ~、刺激が強すぎてトんじゃったかぁ。お前のせいだぞ駄熊」
「ムゥ……反省する……」
はん、せい……はんせい、って、なん、らっけ……。
はんせ……ぇ…………。
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