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巡礼路デリシア街道、神には至らぬ神の道編
16.色々見られるとものすごく気まずい
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この世界には、ハッカ液みたいな、オッサンの股間に塗ると地獄を味わわせる事が出来る道具か何かが無いのだろうか。
何でも良い。そんなにヒドいモノじゃなければ何でもいいから、あのオッサン二人に神の鉄槌を喰らわせたい。俺の意志を丸無視でとんでもない事をしくさった阿呆の中年どもに、どうにかして一泡、いや五泡くらい吹かせてやりたかった。
……まあその、股間にハッカ液って、我ながらそれはどうよと思わないでもないが、しかしそんな事でしかダメージを与えられないんだから仕方ない。
どーせ俺の意志なんて関係なしに色々されちゃうんだし、どーーせオッサンどもの好きなようにされちゃうんだし、どぉおおおおっせ。
……ゴホン。ちょっとスネてしまった。
ともかく、なんとかしてブラックとクロウをギャンと言わせてやりたいが、それを考えるのは後回しだな。今は、ようやく出立の目途が立ったことに喜ぶべきだ。
ニワトリ頭目のクックにもとんでもない所を見られちまったし、こうなった以上さっさとオサラバするしかない。というか俺がもう、鳥人の集落に滞在する事に耐えられそうにない。だって見られちゃったし。「とんでもない所」とは何かなんて言いたくもないし。
ああもう思い出すだけで顔がカッカしてくる。
怒ってるんだからな俺は。めちゃくちゃ怒ってるんだからな。
あ、いや、鳥人の皆さんは何も悪くないんだけどね、あのニワトリ野郎がね。
そんなワケで、色々されて気絶も出来ず放心状態で一夜を明かし翌日、俺は即座に荷物をまとめた。もういつ出立しても良いようにだ。
昨日、恥ずかしさを紛らわすために、デバガメしていたニワトリに「明日出発するから、ブーブックさんにペコリア達を戻してくれるよう頼んでおいてくれ」と怒鳴るレベルで伝えておいたから、後に惜しがるものなど何もない。
一応【セウの樹】の葉っぱも「若芽だけでなく葉も食べられる」って分かったし、後は他の地域で試そう。若芽も他の場所で手に入れられるかも知れない。なんたって、まだまだこのデリシア街道は長く続きそうだからな。
そんな事を思いつつ、姿が見えないクックはどこに行ったんだろうかと早朝の小屋で昨晩の残りのスープをぐるぐる掻き回していると、何やらぞろぞろと小屋に入って来た。誰かと思ったら、クックとその仲間達……に長老さんもいるじゃねえかっ。
「わあっ! お、おはようございます!」
「おい、その挨拶俺に向けられてないような気がするんだが」
知りません。人の言う事を聞いてくれないニワトリにする挨拶はねえ。
っていうか人がぞろぞろ入って来たってのに、このオッサンどもはいつまでも布団の上でゴロゴロして威厳もクソもねえな。はったおしてえ。
「ホッホ、そう畏まらずともお良い。ほれブーブック、綿兎を返してやりなさい」
「む…………ヒナ達が凄くよろこんでいた。感謝する」
「わーっありがとうございますー!」
檻から解き放たれてブーブックさんに抱えられていたペコリア達は、待ってましたと言わんばかりに跳び出して俺の方に突っ込んで来てくれる。でも、もふもふだから全然痛くないっ。むしろモフッとしてて物凄く気持ち良いぃいい!
「はあぁあ……お帰りぃぃ俺の可愛いペコリアちゃん達……」
「クゥ~!」
「クゥックゥッ」
「ククゥ~」
うーんなでなでしてもし足りない。
本当可愛いなぁ……なんて思っていると、横からやる気のない声が飛んできた。
「で? 冤罪吹っかけて来たクソ鳥どもが揃って何の用?」
「こらブラック!」
そりゃ【ポヤポヤ】を嗅がされたのはムカつくだろうけど、完全な勘違いだったんだしクソ鳥は言い過ぎだろ。怒るのは仕方ないけど、大人の対応はどうしたんだ。
こう言う所が大人げないんだよなぁ……と思いつつ、俺は長老さん達に謝りながら話を促した。何で勢揃いなのかは俺も気になるし。
「あの、それで……どうして今日はそんなみなさんで……」
「おおそうじゃった。クックから話を聞いての、急に体調が回復なさったところからすると今日あたりでも出立してしまわれると思いましてな。その前に、お礼を言っておきたかったのです」
「お礼?」
三人で首をかしげると、もっふりしたフクロウの長老さんは、なにやら金の刺繍が眩しい高級そうな小さなクッションに乗せた“あるもの”を俺達に見せた。
それは、数日前に何者かに渡された【セウの樹】の種。
……だったような、気がするのだが。
「え……あれ……?」
水色と黄緑色の縞々模様が特徴的な、ハート形の木の実っぽい種。
その姿を記憶していた俺達の前に差し出された「種」は……なんと、その二つの山の頂点から茎もしっかりした双葉が出ている新たな姿になっていた。
「これって……発芽したって事ですか?」
「そうです! この数十年、何の変化も無かったのですが、どういう事かツカサさん達に出会ってから急に変化があらわれましてな……! これも貴方がたのおかげではないかと思い、お礼を言いに来たのです」
「そんなのたまたまじゃないの?」
すかさずツッコミをいれるブラックに、長老さんは「いやいや」と首を振る。
そう断定できることが何かあるんだろうかと目を瞬かせると、相手は答えた。
「実は、セウの樹は寒冷地のごとき寒さと、それを凌駕する“アニマ”の力がなければ種のまま眠り続けるようになっておるのです。ライクネスは今もアニマが満ちている国ですが、あの魔物たちの大暴走が起こってからは……その量も、空に届くほどの量ではなくなり、セウの樹自体も昔は存在した苗木がことごとくモンスターどもに踏み荒らされてしまいましてな……種も、正直な所コレしか……」
「えっ、そ、それしかなくなっちゃったんですか?!」
シュンとしている鳥人一同を見て、思わず声を上げてしまう。
いや、でも、考えられない事じゃないよな。
成長し切っちゃうと実も花も付けなくなる植物だって存在するだろうし、そもそも【セウの樹】は女神ナトラが広めたモノなんだから、普通の植物と違う部分があっても何もおかしくない。というか発芽条件凄く面倒だなこの樹。
そりゃ数も徐々に減って行くよな……。
外的要因で生き物が絶滅するのもよくある事だし……種が、俺達に渡された物だけになっても仕方ない。そりゃ全員血相変えて探そうとするわ。盗人だと思って憎しみをこめつつ薬漬けにするのも頷ける。
だって、もう、この種が消えれば未来に鳥人が住む樹はなくなっちゃうんだ。
それを考えれば……まあ……ああいう行動も仕方なかったのかな。
ブラック達は多分それを聞いても「は?」としか言わないだろうけど。
まあ今回は被害者だし、あんまり窘めるのもな……うん……。
「ともかく、この種は我々にとっての最後の希望であり、今まで派見果てぬ夢でもあったのですじゃ。それを、貴方がたが花開かせて下さったのです」
その言葉に、俺達は顔を見合わせる。
……アニマってのは、この世界の古い言い方で【大地の気】のことだ。今はもう、そんな言い方をする人もほんの一握りしかいなくなってしまったみたいだけど、過去のこの世界で【黒曜の使者】をしていた現・神様のキュウマは、前に【大地の気】をアニマと言っていたっけ。
彼は何百年以上、ヘタしたらそれ以上前にこの世界に召喚された元・日本人の神様だから、ついそういう言い回しもするのだ。
見た目は俺と同年代の高校生のままなんだけどな……いや、そこはおいといて。
だから、つまりは「俺達が来て、寒さと大地の気が強化されて芽吹いた」ってことになるんだけど……残念な事に、俺達には少々思い当たる節がある。
一つは、冷蔵冷凍庫になる【リオート・リング】に放置していた事と……もう一つは、この世界を構成する【曜気】や【大地の気】を無尽蔵に作り出す事が出来、通常は他人に譲渡できない自分の気を与える事が可能となる……俺のチート能力だ。
与えると言っても、慈悲深げに空気中に放出しているワケじゃないぞ。触れないとダメなんだ。だから、俺が手に持ったことで、自動的に種が【大地の気】を摂取して発芽したんだとしたら、そりゃもう、ね。
いや、手柄が欲しいワケじゃないんだが、何と言うかもう少し俺も無自覚に自分の力を出さないように出来なかったのかと、色々考えてしまってな……。
「なんじゃ、何故落ち込んでおられるのだ?」
「あ、いえ、なんでもないです……ともかく、俺達がやった事かは分かりませんが、発芽した事はおめでとうございます」
そういうと、長老さんは真ん丸なフクロウの目を細めて、俺達をじーっと見ながらニヤッと笑って肩を揺らした。
「ホッホッホ、まあ、そう言う事にしておきましょうかのう」
な、なに。何ですか。もしかして何か気付いてるんですか。
いや、俺達本当になにもしてないですよ! 本当に!
思わず慄いてしまったが、長老さんはすぐに目付きを元に戻すと、指羽を広げた。
「なんにせよ、我らが聖樹の発芽は喜ばしいこと! これもきっと何かの縁です。……と言うワケで、ささやかなお礼ですがコレを……」
「え……」
長老さんがそう言うと、ウグイス系鳥人のウォブラーが布の上に山盛られた何かを差し出してくる。それは、何かの花の蕾のような形をした、リンゴくらいの大きさの黄緑色のデカい物で……って、コレもしかして【セウの樹】の若芽なのか!?
弾かれたように長老さんを見やると、相手は「そうだ」と頷いた。
な、なんということだ……こんな貴重な物を山盛りに……!!
「あ、ありがとうございます!!」
「まーたツカサ君モノに釣られてる……」
「ムゥ、いつも即物的だな」
うるさいっ、お前らも充分即物的でゲンキンだろうがっ。
いや~これアトでどう食べたら良いか研究しよ。なんせいっぱいあるしな!
ホクホクしながら包みを受け取ってウエストバッグの中に入れると、機を見たように長老さんが「それと」と言葉を継いだ。
それとって、もしかしてまだ特典……じゃなくてお礼が在るのか。
何だろうかと相手を見やると、長老さんは朗らかに笑って羽を広げて見せた。
「話によると、ツカサさん達は、聖なる山のふもとにある【国境の砦】に向かわれるとの事で。……でしたら、お詫びも兼ねてクック達がその近くまで運びましょう」
「えっ」
「心配めさるな、我ら鳥人の羽があれば、街道の距離は半日に短縮されますぞ。これは、我々からのせめてもの償いですじゃ。遠慮せずに使って下さい」
長老さんが「なあお前達」と言うと、鳥人達は「応」と答える。
なんかニワトリ頭目だけは気まずそうな顔をしているが、お前は自業自得だろ。
だから見るなと言ったのにとムカムカしていると、長老さんが笑った。
…………あれ、な、なんでそんな優しい目で俺の事を……。
「ちょ、長老さん?」
「…………ツカサさん、かつて我々を救ってくだすったかたは、若芽の汁を入れた瓶のふたを外し、常に匂いを得ようとするほど、その若芽を愛していたそうです」
「……?」
「さて、礼は急げ。食事を終えたらさっそく準備するのだぞ」
俺になにやら謎かけのような言葉を残し、長老さんはクック達にそういう。
すると、ウォブラーがバサーッと手……いや片羽を挙げた。
「長老様、目が覚めてるデカいの二人は、さすがに一人でかかりきりですよぉ。私は荷物を持ちますんで、そこの二人はデカいホークとブーブックに任せて下さいな」
「おおそうじゃの。生きている物は運びにくいからのう。では……ツカサさんは、クックに運んでもらうしかないようじゃのう」
「エッ」
「コケッ」
あっ、なんか背後でガタッとかいう不穏な音が聞こえた。絶対振り返りたくない。
でもクックの顔も見れないんですけど。あの、ソイツ野次馬した奴なんですけど!
俺コイツのせいで辱められたんですけど!?
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「クワァ……は、はい……」
いや三ヶ月って長いな。そんなにお腹もつの。すげえな長命の鳥人族。
思わず心配になってしまったが、そこに注目している場合ではない。
見せつけたのは自分達だってのにブラックとクロウは妙に機嫌が悪そうだし、俺は俺でクックと顔合わせ辛いってのに……ど、どうしてこうなるんだ……。
おかげでせっかくのスープの味がしなかったが、結局変更する事も出来ず、朝日が少し登ったぐらいの時刻にテイクオフすることになってしまった。
……ああ……ゆ、憂鬱だ……。
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