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交易都市ラクシズ、綺麗な花には棘がある編
17.思わぬ好機は誰のもの1
しおりを挟む【薄紅の館】でバイトを初めて、三日が経過した。
二日目まではバタバタだったけど、無言で注文の品を運んでキッチリお辞儀すればいいだけと言う簡単なお仕事のおかげで、さすがの俺も三日で慣れて来たぞ。
今では立派なウェイター……いや配達人だ。
拙いとはいえ、毎回丁寧に運ぶ俺の真面目さはお客様にも高級娼姫のお姉さま達にも伝わっていたらしく、三日目ともなると「きみツカサちゃんって言うの? こっちおいで」などと言われちょっとしたお小遣いを貰える扱いにまでなっていた。
ふふふ、俺ってば実はこういう接客業に才能が有るのかも知れないな。
まあ「お小遣い」は、金持ちからしてみればはした金の銀貨一枚とかだったけど、それでも俺達からすれば大金だ。この世界では、銀貨一枚有れば一日の食費が余裕で賄えるからな。それを一日五枚だなんて、もう給料いらないのではないか。せっかく潜入させてくれてるんだし、悪いから返納しようかな。
っていうか、銀貨をこんなに貰えるなら続けちゃいたいぞこの仕事。
しかも一緒に働くイケメンお兄さん達も優しいんだよまたコレが。
コンビニで短いバイトした時のセンパイとは大違いだ。
なんか休憩室とか調理場に戻って来たら「こっちおいで」とか言われて、お茶とか高そうなお菓子とか貰えるし、仲良くしてくれるし、しかも貰うヤツ全部うまいし。
何故かその代償に撫でられるが、まあみんなからすりゃ俺はガキだからな。
しかも、この世界じゃ俺の平均身長ギリギリでガキくさい容姿だと、マジで十二三の子供にしか見えないみたいだし。その頃には既に今みたいな高身長でガタイの良い体になっている異世界の男達にとっては、俺の姿はよほど珍しいのだろう。
この世界の子供の時期は短いのだ。それを思えば……まあ、お菓子の代価に少しは撫でさせてやらんでも無い。ふふふ、うまいなこのしっとりした焼き菓子。
……えーと、まあそれはともかく。
そんな感じで凄くいい職場で順風満帆の仕事を続けていた俺だったのだが――
嵐は、急に訪れた。
「ツカサちゃ……いやツカサ君っ、来た来た来たよアイツ!!」
「え?」
淡いピンクオレンジの髪のフェミニンお兄さんにお菓子で餌付けされている最中、休憩室に俺を引きいれてくれたイケメン……アイリックさんが飛び込んできた。
いつも穏やかな物腰の彼らしくない慌てようだが、一体どうしたのだろう。
休憩室のむさくるしい男どもで一斉にアイリックさんの方を向くと、彼は肩で息をしながら俺に突進してきた。
「あ、あいつ……いやあのお方が来たんだ……! ウィリット様が!」
「えっ、ええぇ!?」
思わず驚く俺だったが、アイリックさんは「静かにね」と指を立ててシーッと息を吐きながら、俺の袖を掴んで受付が見えるギリギリの場所まで案内する。
廊下に出た途端に、玄関ホールの方から何やら強い声が聞こえて来たが、妙に不安になって来たなこれ。だ、大丈夫かな。
そう思いながらコソコソと廊下を進んでいくと、急に言葉が途切れて――――俺達従業員用の通路への入口を横切る何物かの姿が見えた。
黒っぽくて毛先だけがうねる髪を、苛立たせるかのように靡かせる細身の男。
頬がこけていて鼻が鷲鼻気味の四白眼……お世辞にもイケメンとは言えないけど、迫力のある顔立ちだ。俺が知ってる「ガストンさん」って人に似てなくもない。
あの人も悪役みたいな顔だけど、本当良い人なんだよなあ……って違う違う。
「あの方がウィリット様だよ」
「やっぱり……でも、何しに来たんですかね」
服装からして、変装して来てるって感じじゃ無かったよな。
いかにも貴族っぽい、袖口とか襟がひらひらっとしてるシャツだったし、ベストも何かシックな色味だったけど刺繍が凄く細かそうだったし。完全に貴族ルックだ。
てことは「ウィリット」として恥じない用事でやって来たんだろうけど……。
「娼姫の居る方へと上がらせたってことは、ジュリアが居ない事の確認でもしに来たのかな……あの人、僕達が匿っているんじゃないかって疑ってるんだよ」
「うーん、見せただけで帰ってくれますかね……」
「どうだろうねえ、ウィリット様はネチネチしていて陰気……おっと、だいぶん慎重な方だから、何度でも調べて納得しないと駄目なんじゃないかなぁ」
「うう……」
なんというか、凄い執念だ。
そこまでジュリアさんの事を愛していたと言うのだろうか。だけど、ジュリアさんからしてみればその愛は迷惑だったのかも知れないし、そう考えると悩ましい。
ジュリアさんが逃げ出したって事は、やっぱりあの人の「慎重さ」に耐え切れなくなり別れたくなったって事なんだろうか。
でも、最初は夫婦みたいに仲が良かったというのなら、その仲たがいした理由って一体何なんだろう。しかし直接聞くって訳にもいかないしなぁ……なんて思いつつ、休憩室にスゴスゴと戻ると、何故かお兄さん達がちょっと元気を失っていた。
「あの、どうしたんです?」
そう問いかけると、彼らはバツの悪そうな顔をして目を泳がせる。
なぜ口ごもるのか解らず首を傾げていると、アイリックさんが答えてくれた。
「ウィリット様は、ジュリアが消えた時にこの館の娼姫から従業員、コックにいたるまで全員を集めて、一人ずつみっちりとジュリアについての話をさせたんだよ。……だから、その時の事を思い出してみんな怯えてるのさ」
「あぁ……それはなんとも……」
俺も尋問されたばっかりだから分かるけど、きついよなあ……。
しかも相手が自分より地位が上だったりすると余計にヤバい。下手な事が言えないから、頭も使わなくちゃならなくなって物凄く疲れちゃうんだ。
アレは、そう何回も受けたくはない。受けたくはないけど……しかしこれは、ある意味ではチャンスではないか。現在一番疑わしいウィリットに安全に近付く事が出来れば、何らかの情報が手に入るかも知れない。
でもまあ……仮に三つの事件の一つがシロだとしても、他の二つがクロって場合も有るし……あんまり人を疑いたくないけど、そこらへん気を付けなきゃな。
ってことは、俺は少なくとも「三つの質問」の答えを、相手から何とか引き出さなきゃいけないのか?
えーと、一つ目は「ジュリアさんの消息を本当に知らないのか」って事。
二つ目は、ヘレナさんを襲った黒いローブの男なのかって事。
そして三つ目は、ゴーテルさんの顔を傷付け女性を襲い殺しまくったのかって事。
…………最後のは流石にハズれていて欲しいけど……どうなんだろう。
爽やかなイケメンが殺人者ってのは珍しくも無い事だし、こんな状況じゃ誰があの事件の犯人だろうが納得出来ちゃうだろうからなぁ……。
うーん、せめて俺の周囲の人が犯人であってほしくは無い。
ともかく、この三つの疑問の答えをうまいこと相手から引き出さないと。
そんな事を思いつつ、落ち着くために妙に美味い紅茶を一口飲んでいると――――不意に、扉をノックする音が聞こえた。
「諸君、揃っているかね」
これは館主さんの声だ。
思わず緊張して全員で立ち上がると、ウィリットさんが「はい」と答えた。
すると、相手は間髪入れずに扉を開いて入って来て。
「……うむ、みな揃っているな」
そう言った恰幅の良い看守さんの後ろから出て来た影を見やり、俺達は瞠目した。
「折り入って頼みたい事がある」
低く、しゃがれたようなカサカサの声でそう言いながら、俺達を見定めるかのようにザッと視線を流した相手。
その相手は……あのウィリット・セグ・ラウンドだった。
「ど、どのようなご用件でしょうか」
俺達をまとめてくれる役のアイリックさんが、一番に応える。
その頼もしい行動に少し緊張が解れた俺達は、それでも背筋をピンと伸ばしたまま相手に失礼が無いようにとにかく口を引き締めて沈黙を保った。
そんな俺達を再度流し見て、ウィリットは胡乱な目でアイリックさんに答える。
「日に、三刻ほどで良いんだが……私の別荘に使用人を寄越してくれんだろうか」
「なにか宴のご予定でも」
急に使用人を増やすというのは、そう言う事だよな。
そこは違和感を感じず流した俺だったが、ウィリットは首を振った。
「いや……そうではない。ただ、信用出来る奴を一人欲しい」
……なんか、凄く疲れたみたいな声だな……。
そっか。もし彼が本当にシロで「愛しい人を失った何も悪くない男」だとしたら、ウィリットは好きな人を一生懸命探すのに必死になってる最中なんだよな。
そのうえ、誰もかれもがジュリアさんの行方を知らないもんだから、みんなが自分の事を騙してやしないかと人間不信にまでなっているかもしれない。
こうなると、もう誰彼かまわず排除して、だけど心が休まらずに疲れ果ててしまい結局最終的には信用出来そうな所にすごすご出戻るしかなくなるんだ。
情けないかもしれないけど、愛してる人を失うってそんだけ混乱することだしな。
何も出来ない事が多い俺には、ウィリットの気持ちが分からないでも無かった。
もしかすると、彼は人間不信状態の時に使用人を全員解雇しちゃったんだろうか。
「こちらは人数も足りておりますので、ウィリット様がよろしければ……。ですが、どのような用向きでしょうか。それに応じて人を選別しないといけません」
「ああ……そ、そうだな……そうだった、使用人には用途があるんだったな……」
そう言いながら、ウィリットは疲れたように片手で顔を覆う。
おいおい、アンタ本当に大丈夫かよ。何か顔が青白いぞ。
「普通の給仕でよろしゅうございますか?」
「いや、出来れば……食事の用意や掃除が出来るものが欲しい」
「そうですか……」
あまり元気のないウィリットの言葉に、アイリックさんは俺達の方を向く。
が、お兄さん達は自信なさげな顔……というか、怯えたような顔で首を振る。
全員イヤそうだな。ていうか目の前に本人がいるのにいいのかコレ。
…………しかし、これはチャンスじゃないか?
三刻……三時間程度だけど、ウィリットの別荘に潜入できるなんて、これは物凄いチャンスなのでは。上手くすればすぐにウィリットのクロシロが分かるぞ!
そしたら、三つの事件だってもう少し形が定まって来るかも知れない。
よーし、虎穴に入らずんば虎児を得ずっ。このチャンスを逃す手は無い!
「は、はい! 俺、簡単だけど料理も出来るし掃除得意ですっ!!」
「ちょっ……!」
「つ、ツカサ君!?」
元気に手を上げた俺に、お兄さん達がどよめく。
ウィリットも俺の存在に初めて気付いたらしく、目をぱちぱちと瞬かせていた。
だがここで怯むわけにはいかない……いや待てよ、自信満々過ぎるのもな。
「あ、でも、俺けっこうドジ踏むから、物を壊す可能性はあるんですが……」
そう言うと、何故か周囲から呆れたような溜息がいっぱい聞こえた。
……なんスか。なんで溜息吐くんですかみんな!
「あの、ウィリット様……彼は入りたてなので、礼儀などもあまり……」
「……本当に料理が出来るのか?」
アイリックさんの心配そうな声を遮り、ウィリットが俺に問いかける。
目つきが鋭いせいか、目を動かす度にみんながビクッとしていたが……こういう顔には慣れている俺としては、怒っていない感じだし特に思う事は無い。
まあでも、睨まれてるかもってビクッてなるよね普通。
俺も慣れてないとそうなるわきっと。
ともかく、このチャンスを不意にすべきではない。なんとか取り入らないと。
「はい! といっても、庶民が食べるような簡単なものですが」
「簡単なものか……」
そう呟くと、相手は少し考えたようだったが――――館主さんの方を向いた。
「この少年を借りたい」
「あ、しかし……この者は新人でして……」
「礼儀は特に気にせん。この風体からして、どうせ一般街の子供を縁故で働かせてやっているんだろう? 私は裏切りさえしなければどうでもいい」
「は、はぁ……ウィリット様がそう仰るのなら……」
館主さんもタジタジだな。ってか俺そんな風に見えてんのか。
たしかに縁故採用だけど、やっぱイケメンとかとは程遠いんだなぁ……はぁ。
「ではついて来い。……名前は……」
「あ、ツカサです」
「ツカサ、一緒に馬車に乗れ。今から別荘に案内する」
「はっ、はいっ!」
その元気のいい返事は良い印象を与えたのか、ウィリットは俺の事を気にせずに先に部屋を出てしまった。早くついて行かねばと思いつつも、俺は駆け足で休憩室に戻ってアイリックさんに耳打ちした。
「すみませんが、湖の馬亭の俺のツレに今の事情を伝えて貰えませんか。早めに話しとかないと、アイツらうるさくって……」
「わ、わかった。すぐに使いを出すようにするよ。だけど無理しちゃ駄目だからね? 危なくなったら逃げて来くるんだよ。約束だからね」
「はいっ」
よし、これで一応ブラックとクロウに義理は立てたぞ。
自分の完璧な気遣いに酔いしれつつも、俺は急いで痩せてひょろ長いウィリットの背中を追った。
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