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竜呑郷バルサス、煌めく勇者の願いごと編
二度ある事は三度ある2
しおりを挟む太いつる。
ツルって、まさか……。
「ギャーッ!! くくくく食われるぅうう!」
「キュッ、キュゥウウ!」
悲鳴を上げた途端に体が一気にどこかへ引き寄せられて、なすがままにバキバキと木の枝を折っていく。でも太い枝なんかには負けて、ガツゴツとイヤな音が俺の体中から聞こイデデデデ! やめっ、も、森の中で引っ張られると痛いぃ!
「あがっ、ぶごっ、お゛お゛ごっ、ゴハッ」
冗談みたいに変な声が出てしまうが、森の中を宙ぶらりんで引き摺られて木の枝にボコボコにされたらこんな声も出よう。
だが相手はこっちのことなど知ったこっちゃないのか、俺の体を縦へ横へと構わず引き摺りまくって己の方へと強引に誘導して来る。どこに移動させられたのかと確認しようにも、木の枝に打ちつけられまくったせいで頭が回ってしまい、どこにいるのかも分からない。
ヤバい、このまま引き摺られ続けたら気絶してしまう。
い、いくら木の枝ったって、ぶっといのは普通に木刀くらい固くてデカいんだぞ。こうも周りを気にせずに引っ張られたら、誰だって気絶くらいするわい!
でも、この状況で気絶するワケにはいかない。
俺は知ってるんだ。こんなに凶暴で生きているツルの先には、絶対に本体があると言う事を。そしてその本体は……なんにせよ俺を「喰う」なにかなんだと。
…………俺だって二度触手に襲われたんだ、もうこうなると予想もつく。
だが、もう三度目なんだし、今回はそんなえっちなことになどならないだろう。
ここは神殿だ。神聖なる遺跡なのだ。変なモンを見せたら神様に失礼だもんな。
しかしそうなると、間違いなく俺は本来の意味での「食われる」になるわけで……
「う、ご……や、やばゴゲッ」
あ゛、あだまっ、う、打っだ……っ……。
宙に浮かされたまま喋っている途中だったせいで、枝をガード出来ずにぶつかり、思いっきり目の前にチカチカと星が舞って視界が白くなる。
う、うぐぐ……うごけん……っ。
俺が動かなくなったと同時、やっと木々の群れを抜けた。
「――――っ」
そこに、あったのは。
……あったのは……もちろん……。
「ヒェ……」
壺のような体を持った食虫植物――――ではなく。
なんと、指を軽く開いた両手を合わせたかのような、いわゆる「左右からパクッと挟むタイプ」の恐ろしい食虫植物だった。
しかも、指っぽい部分がうねうねと動いている。ていうか開いてる内側が紅桃色で恐ろしい。どう考えてもこれはヤバい。食われるにしろアレだ、溶かされる奴だ!
「ギャシャァアアア」
「なんか叫んでるー!!」
いかん、これはいかんぞ。この植物が何かはよく分からんが、とにかく食われる前に早く脱出しないと。スケベどころの話じゃねえ。
だが体はダメージがまだ残っていて、うまく動かす事が出来ない。
その間に、謎の食虫植物は自分の体の下から無数の蔓を出してきて、逆さ宙吊りになっている俺の体に巻き付き、あっという間に簀巻きにしてしまった。
……しまった。って、こ、これじゃ動けねえじゃねえか!
いや待て、待つんだ俺。俺にはチート能力が有るじゃないか。
曜術で何とかして逃げ出すんだ。いや、でも、何を使ったらいいんだ。木と水じゃコイツの何本もの蔓を引き剥がす事なんて出来ないぞ。
なにより俺にその体力が無い。
集中するだけの気力すら失われている状況では、この大量の蔓をどうにかする術を使うことなんて、それこそ不可能と言うヤツだった。
だけど、うかうかしてたらマジで食べられてしまう。
ロクもラスターも見当たらないし、もしかしたらあいつらまで罠にかかってしまうかも知れない。俺は死ねないからまだいいけど、ラスターやロク達は違うんだ。俺のせいでうっかり捕まっちまったらもう悔やんでも悔やみきれない。
やっぱり何とかしなくちゃ。今の俺で出来る事をやらなきゃいけないんだ。
でも、どうしよう。このままじゃ何も出来ないぞ。
木も水も使い物にならないってんなら、あとは……ほ、炎ぐらいしか……。
「フレイム……でも、俺、ほんのちょっとの炎しか出せないんだけど……」
ええい迷っているヒマはない。そう思って、フレイムを放とうとなけなしの気力を振り絞り、ぼやけた頭でイメージを練ろうとしたと同時。
じゅわ、と何か変な音がして、俺は目を見開き止まった。
……え。あれ? じゅわってなに。肉汁? 肉汁なの?
いや違うよね、なんか、あの、上の方……足の所から聞こえたんですけど。
ていうか、なんかズボンの所々からじゅわじゅわと音が下、へと――――
「おわあああああ!? ちょちょちょっと待ってオイオイなんだこれぇ!?」
なんかじゅわじゅわって音が滴り落ちて来てる、ツルの中で何が起きてるんだ。
つーかこれ何か溶けてる、絶対溶けてるよねっ溶けてるよねえ!?
「ちょっなっイデデデデなにこれヤバい奴じゃん溶解液じゃん!!」
痛い、皮膚がひりひりしてじわじわ熱くなって、引き剥がしたくなるような痛みが「じゅわ」と音を立てた場所から広がって行く。これは間違いなく溶解液だ。
これマジの奴じゃん、服を溶かすえっちな溶解液じゃないじゃん!
まさかこうやって食べにくい物を溶かしてからバクンとやる気なのか!?
やべえ、やべえぞこれは。
液体を増やされたら集中どころじゃなくなる。だけど痛すぎて集中できない。
うわっ、やばい、これならえっちな触手の方がまだ良かったよぉおっ!
「いぎっ、ひっ、ぃ゛、いぃい゛い゛い゛……!!」
い、痛い、初めて感じる痛みで集中できない。
どうしよう、マジでこのままじゃ…………――――
「ギュゥウウウ゛ウ゛ゥ゛ウ゛ォ゛オ゛オ゛オ゛!!」
――――知っている、可愛い声が聞こえる。
その濁った可愛い声が、一気に巨大な竜の咆哮のように変わった。
これって、ロクショウの声……?
そんな不可解な声を聞いたと思った瞬間、俺の真下を、青い炎の線が揺らぎながら走った。熱くない、ただ風を纏うだけの凄まじい炎。
その炎に掛かる影が見えて、俺は再び上を向いた。
「俺のツカサになにをするかぁあああ!!」
光が降り注ぐ空から、金の光を帯びた誰かが腕を振り上げて――――
そのまま、銀光を散らす剣を真上から巨大な食虫植物に叩き付けた。
「っ……!!」
きらきらした長い金の髪を靡かせて草叢の大地に着地した誰か……ラスターだ。
ロクとラスターが助けに来てくれたんだ。
だが、今確かに剣を振り下ろしたと言うのに、植物に変化はない。
けれどもラスターは気にせずに踵を返し、剣を収めた。刹那。
「うわっ!?」
俺の体を縛めていた何本もの蔓が、ロクショウの吐いた炎によってボロボロと崩れ落ち、支えが無くなった俺の体が宙に浮く。
と、同時、落下する俺の目には……食虫植物が上下にずれて、そのずれの間から、おびただしい量の紫の液体を噴き出す様が見えた。
ラスターは、あの植物を確かに倒していたんだ。
でも、あまりにも綺麗に斬ったから、しばらく断面がくっついたままで、血すらも出て来なかったってことで……えっ、す、すご……。
「おっと。ツカサ、俺の美技に見惚れるのは良いが、着地を忘れるんじゃない」
「うぎゃっ」
ぼすっと音がして、俺の体は何かに支えられる。
あ、そ、そうだ。俺ってば落下してたんだ。
ラスターの技術があまりにも凄すぎて、そっちにばかり気を取られてたぞ……。
「ツカサ」
ほら、ラスターが何か変な声で俺の名を呼んでいる。
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でも助けて貰ったんだから、ちゃんとお礼は言うべきだよな。
情けないけど、今ラスターにお姫様抱っこされてるのは事実だし……。
……つくづく自分に呆れながらも、俺は恥を押し殺してラスターを見上げた。
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そう言って、次の言葉を言おうとしたのだが。
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疑問に思い、問いかけようとしたのだが、ロクが悲鳴を上げて遮られた。
「キュウウゥウウ!! キュウッ、キュゥウウウ~!!」
泣きそうな声だ。
どうしてそんな声をするのか。よっぽど俺の姿がアレなんだろうか。
そう思って、俺はようやく自分の姿を確かめて……声が引っ込んだ。
「お゛……お゛ぉ……っ」
これはロクショウが泣きそうな声になるのも無理はない。
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だって、そこには……ボロボロになったズボンと、母さんのストッキングが断線したように皮膚が所々破けて、あまり表現したくない状態になっている……若干グロい俺の素足が見えていたのだから……。
………………たぶんこれ、モザイクかかるよな。
そういやどおりで空気がヒリヒリするなと思った……つーか、ホッとしたら痛くなってきたぞ。イテ、イテテテテっ。
「つ、ツカサ、とにかく手当てだ! 安全な場所に行くぞ!」
「キュゥウッ!」
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そんな事を思い落胆しつつ、俺はラスターに抱えられたままがっくり項垂れた。
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