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神滅塔ホロロゲイオン、緑土成すは迷い子の慟哭編
熊、東奔西走する。
しおりを挟む薄紫の空、自然の物とは違う奇妙な植物ばかりの世界を四つの足で駆けながら、クロウは聖都バルバラへの道を急いでいた。
――今の姿は、二本角を隠した巨大な獣の姿だ。
ツカサが好きだと言ってくれる、いつも抱き締めてくれるこの獣そのものの姿で、どうにかこの国から脱出する術を求めてにおいを頼りに聖都を目指している。
背中には、ツカサの大事なカバン……と、それを抱えている、さきほど解凍された見慣れぬ男の姿が有った。
「申し訳ない、熊殿。私が不甲斐ないばかりに貴方達にこんな苦労をさせて……」
「構わん。今は緊急事態だし、ツカサが望んだ事だからな」
「本当に、申し訳ない……」
彼はクロウに深く謝罪をしながら、必死に自分の背中の毛を掴んでいる。
確かこの男は、オーデル皇国を総べる当代皇帝だ。
目の前で片腕を切断されてすぐ氷漬けになっていたので、クロウとしてはあまり顔が記憶になかったが、ツカサに話は聞いていたので存在は覚えている。
なにより棺から出した時に顔を見たので、敵ではないと判断できた。
(しかしいかんな。最近ツカサ以外の事が本当にどうでもよくて、人の顔を忘れる。ブラックの顔まで忘れて交尾に参加させて貰えなくなったらどうしよう)
ツカサの体を思う存分食べる事が出来なくなるのは困る。
そう考えて、そんな場合ではなかったかとクロウは自分を諫めた。
――本来、自分は己を取り巻く状況に一喜一憂する性格ではない。
ツカサに対して急に豊かになる感情や表現はまさに「好きな相手だから」という理由があるからで、彼がいなくなれば途端に他人や周囲の変化に対しての興味が湧かなくなってしまう。
だから今もあまり驚く事も焦る事も出来ず、心は妙に冷め切っていた。
こんな事は久しぶりだ。
(ツカサと一緒にいるのは、楽しい。沢山の事に気付く。心が躍る。植物の知識だって、風呂の話だって、ツカサが笑顔で教えてくれるからオレも嬉しくなるし、もっと知りたくなる)
だが、興味のある物以外はすべてどうでもいい物で、煩わしい物だった。
自分の背中に乗っている皇帝陛下とて、ツカサに関係がある人物だと知らなければクロウは容赦なくあの泉に放置していただろう。
人族の生き死になど、正直どうでもいい。
それでも、ツカサの恋人であるブラックより「まとも」という地位を捨てない為には、彼が助けようとしていた存在を捨て置く訳にはいかない。
この皇帝陛下の部下だという、あの噛み殺す気も起きない胡散臭い妖精の行き先を確かめるためにも、彼を連れていく必要があった。
(ツカサ以外の人族を背に乗せたくなどないが、今は仕方ない)
子供は良い。ツカサが本当に愛しげな眼で子供と自分を見てくれるから。
しかし子供以外を乗せても自分には何の得も無い。ただ重くて鬱陶しいだけだ。
(我慢、我慢……。ツカサの所へこの男を連れて行けば、たくさん褒めて貰える。キノコも一緒に連れて行けば、たくさん撫でて貰える。恐らくあの眼鏡は首都へと戻ったのだろうし、そこへ皇帝を連れて行けばブラックだって文句は言うまい)
ツカサから聞いた話では、あの男は首都の皇帝領でなにやら悪の計画を企んでいるらしい。においも身形も胡散臭い男なので信用してはいなかったが、ツカサを攫って行くとは本当に悪魔のような男だ。
見つけた時は肝を引き裂いてやろうと思いながら、クロウは鼻を鳴らした。
「あ、あの……お聴きした話からすると、貴方はツカサの仲間なのですよね?」
「ウム? ウ゛ゥ」
草原を走る途中で不意に問いかけられて、素直に頷く。
この男が解凍されて目覚めた時に、簡単に今までの事を説明したのだ。
本来ならこんな面倒な役目は弁の立つブラックかツカサの役目なのだが、二人は“うさんくさ眼鏡”に攫われてしまったので望むべくもない。
説明するのが苦手なのに説明したのだから、これは半日たっぷりツカサを食べても文句は言われない働きであろう。
そのうえ置き去りにされた皇帝も連れ帰るのだから、その程度はさせて貰えねばこちらが困る。クロウとて慈善事業でこんな事をしている訳ではないのだから。
「先程説明したが、理解出来なかったか。だがあれ以上の説明は出来んぞ、オレはあまり説明が得意ではないからな」
「いえ、そうではなく…………私は以前、貴方と同じ種族らしき熊の獣人を彩宮でお見かけした物ですから、てっきりそちらの方の関係者かと……」
「なに……!?」
土を抉る程に足を地面に食い込ませ急停止して、思わず振り返る。
冗談を言っているのかと背後の男を見たが、相手は至極真剣な表情でこちらを見詰めていた。
「……オレと同じ種族に、会ったと言うのか」
「は、はい。しかし、私が見たのは……二本の羊角を持つ特殊な熊族の方で……」
「いや、いい、同じ種族だ。それでその男はどうして来た。どこへ行った?」
「何故父上と会ったのかは解りませんが、話し込んでいたのは確かです。親しい間柄のようでしたよ。しかし、どこへ行ったかまでは……彩宮に帰れば、父上が毎日記録していた日誌があるのでそれを見れば解るかも知れません」
ウァンティア候と話した限りでは、皇帝がつけていた日誌の閲覧の許可を取っていると言う話だったが、本人に直接了承を得られたというのは僥倖だ。
面倒臭い手続きが短縮できた。
「そうか……ならば、首都に帰った際には是非とも閲覧させてくれ」
「ええ、勿論。貴方はツカサの仲間ですから、すぐにでも…………ただ、その前にやる事が有りますが……」
「……そうだな…………バルバラへ急ぐか」
ツカサの事が最優先でそんな事を考える暇が無かったが、全てが終わったら、その日誌とやらを確認させて貰おう。
まずは、この鼻が曲がりそうな国から脱出せねば。
クロウは再び地を蹴ると、聖都バルバラへと急いだ。
◆
荷物を持って“人族の速度で”進めば、神泉郷からバルバラへは三日かかる。
だが、獣人の足であればその限りではない。
丸一日全速力で走り切れば、明け方には首都の影が見えて来る。その程度には、妖精の国の領土は狭い。
今までは荷物があったため人型で運ばなければならなかったが、今は荷物と言えば背中に乗った皇帝陛下とバッグだけだ。その程度なら、クロウにしてみれば軽石を担いでいるも同然だった。
まだ寝静まっている街をのしのしと音を立てて移動し、城へと向かう。
一気に駆け抜けたい気持ちも有ったが、ここで大きな音を立ててしまえば一大事が起こったかと妖精達に感付かれてしまう。
いくらなんでも、一国の主が氷漬けになったなんて説明は出来ない。
だから、クロウはヨアニスと相談してなるべく音を立てないように城下街を通り過ぎる事にしたのである。
「しかし……獣人族の足は本当に凄いですね。あれほどの距離を約一日で走りぬけてしまうとは……」
「熊族はそうでもないが、中には七日走り続けても疲れない獣人も居ると言うな。オレの種族は持久力も速度もそう突出した物ではない」
「これが一般的…………羨ましい能力です……」
人族に素直に讃えられるのは良い気分だ。
クロウは少し機嫌がよくなって、耳を動かしながら城へと続く緩い坂を昇った。
通常なら、氷の城の扉は開いているはずだが――やはり、王不在の今はしっかりと閉じられていた。
妖精達は異変に気付いていないようだが、もしかすると何千年もこの空間に閉じ籠っていたせいで、危機感や警戒心を失ってしまっているのかも知れない。
こんなに大きな建物が「いつもと違う」様相を見せているのに、それでも騒がずに寝静まっているなんて……獣人であれば考えられない事だ。
やはり、牙を抜かれた存在など人族にも劣る。
においも最悪なら、生物としても怠惰極まる生き方しかしていないとは。
あの妖精王以外の妖精は本当に嫌悪以上の感情が抱けない存在だなと思いながら、クロウはしっかりと閉められた扉に前足をドンドンと叩きつけた。
「人族の皇帝陛下をお連れした。チェチェノ殿はおられるか」
そう告げると、ややあって城の扉が開いた。
「おお、お待ちしておりましたぞ。ささ、中へ」
「その様子……何があったのかご存じなのですか」
クマの姿のままで城に入ると、自動的に扉が閉まる。
驚きながらも白髭を生やした小さな茸に問いかけると、相手は深く頷いた。
「自然のある所ならば、縄張りでない場所でも大体の事を知る事が出来ますのでな。……それにしても……大変な事になったものだ」
「その事については、私から謝罪させてください……。臣下の物の暴走を止められず、こんな事を引き起こしてしまうなんて…………」
「いや、今は謝っている暇はないであろう。……まず、お二人はこの国から脱出し、ノーヴェポーチカへ戻らねばの。何よりも優先すべき事は、原始の二十七士を氷の呪縛から救い出す事だ。その為には、皇帝陛下にはあの男を説得して貰わねばならぬ。……氷縛の術は、仕掛けた物にしか溶けぬからの……」
小さなチェチェノに跪いてその言葉を一言一句漏らさぬように訊くヨアニスに、どこからかピクシーマシルムが近付いて来て、不思議そうに見上げている。
ツカサが居ればあの幼いキノコを抱き締めていたのだろうが、今はその姿を見る事すら出来ない。ツカサの姿を探してキョロキョロと頭を動かすピクシーマシルムは、可愛くもあり哀れでもあった。
(オレがもう少し機転の利く奴だったなら、ブラックの足を掴んでツカサと一緒に引き上げられたかもしれないが…………)
しかし、そんな事を言っても始まらない。
ツカサが居ないと理解して心細くなったのか、クロウの足元まで来て泣きそうな目で見上げて来る小さなモンスターに、クロウは舌を伸ばして「泣くな」とカサを舐めてやった。
「ムッ、ムッ、ムゥウ~……」
「ノーヴェポーチカに帰れば、ツカサに会える。だから泣くな」
「ムム~~~……」
泣くなと言ったのだが、ピクシーマシルムはツカサがどこかに行ってしまったのを感じ取ったのか、黒豆の様な目から涙を零して泣きだしてしまった。
やはり、ツカサのように上手く行かないようだ。
なにか理由が無ければ他人の顔すら覚えられないのに、人族以上に理解出来ないモンスターの気持ちを読み取るなんて出来る訳がない。
それに、本来ならばモンスターに対してこのように喋る事すら稀なのだ。
ツカサは平然と意思疎通の図れない存在に近付いて心を通わせ、例外なくすぐに仲良くなっていたが、そんな事が出来る者はそうはいない。
クロウとて、ツカサの相棒であるダハのロクショウと出会うまでは、こんなに脆弱で小さいモンスターなど一蹴して潰していた。
なのに、今は「ツカサが可愛がっている」というだけで、モンスターにこれほど優しくなれるなんて。全くもって自分の変化には驚くばかりだ。
「ピクシーマシルム、お前が泣くとツカサはきっと悲しい顔をするぞ」
「ムムッ!?」
「ツカサの悲しい顔が見たいか?」
「ムゥウウ!」
「ならば、泣かずに我慢しろ。ツカサに会った時に泣かないように練習するのだ」
「ムウゥ…………」
まだカサがぷるぷると震えていたが、それでもピクシーマシルムはツカサの為に涙を堪えたようだ。それだけ、ツカサに笑顔でいて欲しいと言う事なのだろう。
ここまでモンスターに懐かれるとは、本当にツカサは不思議な少年だ。
(だがまあ、そんな所が可愛いんだがな)
人族だろうが獣人だろうが構わずに手を差し伸べてしまう少年だからこそ、自分は彼に救われたし、今も彼の事を愛し続けているのだ。
敵が多くなるのは困るが、そんな風に他人の世話を焼くツカサを見ているのは、良い妻になる素養がある証拠を確認出来るのでクロウとしては嬉しかった。
――獣人にとっての良い妻とは、子供をよく産み子供をよく育てる妻だ。
特にクロウのような種族の妻であれば、強さと同時に子供に対して武人としての情けを覚えるための「他人の心を慮る優しさ」も必要になる。
他人への優しさを教える事は、武人になる種族の獣人にはとても難しい。戦闘を好む種族では、どうしても先に本能が働いて手加減が出来なくなってしまうのだ。
だからこそ、男であっても女のように素直に子供に愛情を注ぐツカサは、クロウにとっては理想的であり、是非とも妻にして孕ませたい存在だった。
惚れた相手が良き妻の素養を兼ね備えていると言う事は、稀に見る幸せだ。
だからこそ、失うわけにはいかない。早くノーヴェポーチカに戻って、ツカサを返して貰わねば。そうでなければ、頭を撫でて貰う事すら出来ない。
そんな事を考えながら、ピクシーマシルムをあやすために頭に乗せてゆらゆらと揺れていると、不意にチェチェノから声を掛けられた。
「クロウ殿、すみませんのう息子をなぐさめていただいて」
「ン? ああ、お気になさらず」
「ホッホ……申し訳ないが、もう少しお守りをお願い致します。とにかく今は、首都に戻らねばなりません。道中息子がまたぐずるでしょうが、その時はどうか」
「承知した。……首都に戻ると言う事は、この国から脱出できるのですか」
ピクシーマシルムを慰めるのに夢中で、ヨアニスとチェチェノの話を全然聞いていなかったが、そんな事を話すと言う事は、何かまとまったのだろうか。
首を傾げるクロウに、今度はヨアニスが口を開いた。
「チェチェノ様が、緊急措置として『鍵』の権限で“扉”を開いて下さるそうです。……そして、今の現状と、大体の事情は確認しました。とにかく今は、ツカサを解放して貰い妖精王達を助けねばならない。……雪と氷は我が国では厄介者ではあるが、だからと言ってこの国を潰すわけには行きませんからね」
どうやら彼が“うさんくさ眼鏡”と交渉してくれるらしい。
上司の命令なら、さすがにあの男も断りきれないだろう。
それなら安心だと頷いたクロウに、ヨアニスは不思議そうに眉根を顰めた。
「それにしても……熊殿は本当に冷静なのですね」
「ん、そうか」
「……仲間が攫われてしまえば、心配で仕方がない物だと思うのですが」
そう言われ、クロウは相手の言い草が理解出来なくて大きく首を傾げた。
「ブラックがツカサを追いかけたのに、心配する事がどこにある?」
「え…………」
「あの男は、粘着質と言って良いくらいに、ツカサの事に関しては絶対に引き下がらない男だ。とすれば、ツカサの身はブラックが守っているはず。だから、慌てる必要など無いし、騒ぐことも無いと思っているだけだ」
思っている事を素直に言うと、ヨアニスは酷く驚いた顔をしたが――
何故か、どこか寂しそうに微笑んだ。
「そこまで仲間を信頼しているなんて……本当に、貴方達は深く繋がっていて……お互いを信頼しているのですね……」
「ふむ…………まあ、信頼してはいるが」
そこまで良く言われると疑問だが、言われた事は確かかも知れない。
実際、ツカサが拉致された事に関しては大して心配していないのだから。
あの男が気持ち悪いくらいに引っ付いてれば、ツカサに身の危険はない。
そもそも、敵である“うさんくさ眼鏡”はツカサを存外大事にしているし、ツカサにだけは優しい態度を取っていたのだ。そんな風にツカサを特別視している相手が、急に態度を変えるはずがない。
考えが読めない嫌な臭いの相手だが、無闇に人を殺さない事は確実だろう。
ブラックとて簡単に殺されはすまい。
何故なら、彼もまたツカサに守られているのだから。
だから、ツカサの命を案ずる気になれないのである。
(ツカサは面倒な相手を懐かせるのがとても得意だからな。……まあ、仮に誰かに犯されていたとしても、ツカサがオレを好きでいてくれれば、穢れようが傷つこうが別に構わん。だから、心配しろと言われても困る)
ブラックは恋人の全てを管理したがるほどに執着が強くて気持ち悪い男なので、ツカサが犯されようものなら怒り狂うが、クロウはそこまででもない。
大体、獣人にとってはつがいである事が大事であって、人族のように貞操云々について一喜一憂する趣味はないのだ。なので、クロウにとっては、他人に触られて怒るブラックは心が狭い男にしか見えなかった。
まあ、仮に犯されたとすれば、ツカサを凌辱した相手には死ぬよりも辛い地獄を味わって貰おうとは思っているが、それは雄としては普通の思考のはずだ。
そう思ってヨアニスをじっと見つめるクロウに、相手はバツが悪そうに頭を掻くと、気の弱そうな緩い笑みで笑った。
「貴方の強さが羨ましいです。……では、気力が削がれて余計な心配をし出す前に、首都へと戻りましょう。チェチェノ様、よろしくお願いします」
「うむ、この城に直接扉を繋げて開けるぞ。バルバラ神殿に開くが、臣下の者達への対応を頼みますぞ陛下。後は、道中よろしくお願い致す、クロウクルワッハ殿」
バルバラ神殿から人族の大陸へと戻った後は、また自分が皇帝陛下を背に乗せて走らねばならないのだろう。
仕方がない事なのでしっかりと頷いたが――頭上で喜んでいる幼いモンスターをツカサの為に運ぶと考えれば、苦も無い。
(ツカサ、待っていろ。お前の大好きなロクショウとピクシーマシルムを、今から連れていくからな)
可愛い笑顔で迎えてくれるだろう愛しい存在を想いながら、クロウは気合を入れるように強く鼻息を噴き出した。
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