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聖都バルバラ、祝福を囲うは妖精の輪編
4.久しぶりは燃えるもの※
しおりを挟む「ツカサくぅ~ん……ワインもうないよぉ……」
「バカ、もう終わりだ終わり!! 何本飲んでんだよお前らは! 酌するこっちが謎の腱鞘炎になるわ!!」
「えぇ~……」
「ツカサがきびしい……」
「ちょっ……もー、クロウも耳を垂らさないの!」
そりゃあ俺だって感謝を込めてお酌しようとは思ったさ。
宿のおじさんに頼んで、俺の奢りでお酒も追加しましたさ。
でも、流石に二人でワイン二十本開けるのはありえなくないですか?
どんだけ酒豪なんだよお前ら。その能力ちょっと俺に寄越せ。
「ったくもー……ほら、もう片付けるからな!」
ガチャガチャと瓶を片付けながら顔を顰める俺に、テーブルに頬をくっつけてグデグデになった中年二人は、口々に不満を漏らす。
「ツカサ君のケチー、鬼嫁ー」
「ツカサが優しくしてくれない……」
「鬼嫁じゃねえ!! ったく、人が労おうとしたら調子に乗りやがって……」
「ええ、調子に乗って良かったんじゃないの?」
「限度ってもんがあるだろ限度ってモンが!」
オメーはオッサンになっても遠慮ってモンが解らんのかい!
ああそうだな解らなかったなチクショウ!
「とにかく、明日に響くし酒はもう終わり! 明日に備えて寝ろよ!」
「えー……」
「うぐぅ……」
ぶちぶち文句を言う二人を置いて、俺は空瓶が詰まった箱を一階の酒場に渡して来るべく部屋を後にした。
まったくもう、酒呑んだら二倍くらい面倒臭くなるなあいつら。
「やっぱ一人部屋の方が良かったかも……はぁ……」
久しぶりの宿だし、俺としては一人一部屋でゆっくりしたかったのだが、そんな事をブラックとクロウが許すはずも無い。その提案をした時に二人がごねて喧嘩したので、今日のお宿は残念ながら三人部屋になってしまったのだ。
なんというか……普通、逆なような気がするんだけど……。
「よくよく考えたら、オッサンの方が枯れてるモンだよな……? それで、俺の方が『やだーブラックと一緒の部屋がいーい!』とか凄まじくキモい事を言う方なのでは……」
若い女子とおじさんのカップルならそれが正解なんだろうが、俺がそんな事を言っても死期が早まるだけだ。なんだこれマジで。俺のキャラじゃないぞ。
でも、それが無くてもやっぱブラックが俺にだだをこねるのはおかしい。
ついでに言うと、俺が酒瓶持って行ったり世話してるのも絶対おかしい。
俺はお前らのかーちゃんじゃねーぞ本当に。
片付けだって俺がやらなきゃ誰もやんないからやってるだけなんだからな。
「……こんな姿みたら、母さんも父さんも驚くだろうな……ヘヘ……」
自慢じゃないが自分の部屋なんて掃除する気もしない。
母親に掃除するわよと予告されて慌てて掃除するくらいだからな俺は。……いやうん、部屋に入られるとマズい物が沢山あるので……。
……とにかく、俺偉い! 自分で自分を褒めないとやってらんねえ!
虚しいなんて思ってはいけないと思いつつ酒場のおじさんに酒瓶を渡すと、俺は自分を鼓舞しながら部屋へと戻った。……ら。
「…………寝てやがる」
いやまあ、延々騒がれるよりかはありがたいですけどね!!
あんだけ文句を言っていたワリには大人しくベッドで寝ているオッサンどもを見て、俺は溜息を吐くと部屋を明るくしていたランプの灯を消した。
急に真っ暗になって目が慣れずに俺は数秒立ち止まっていたが、目が慣れた頃を見計らってゆっくりとベッドへ近付く。
俺のベッドはブラックとクロウの寝ているベッドの真ん中だ。サイドチェストにロクが寝ている籠があるので、間違える事はない。
靴を脱いでベッドにもぐりこむと、俺は一度大きく息をした。
「…………ぶは……」
さ、さけくせえ……。
しかも普通の酒じゃなくて、この国の名産であるウォッカやらワインやらの匂いが混ざってるもんだから、かなり空気が悪かった。
このままだと俺まで酔いそうなので、換気をしたかったけど……外が寒いから、無闇に開けるのも可哀想だよな。まあ寝れば気にならなくなるだろう。
そう思って、俺は寝ようと目を閉じた。
「…………」
数分の間は酒の残り香に苛まれて寝付けなかったが、鼻が慣れたのかそれとも俺も少し酔って来たのか、だんだんと眠気が襲ってきた。
いつものクセで、左の方へと体を動かして横向きになると、目の前にはグゥグゥと音を立てて眠るクロウの姿が有る。
あの「グゥ」って、よく聞くと鼾じゃなくて動物的な鳴き声なんだよな……。
こういう所で相手がやっぱり人間じゃないんだと思い出すわ。
でもその音は俺も嫌いじゃない。なんか可愛いし。
そんな事を思いながらウトウトして、もう少しで眠りそうになっていた時……
なんだか、ベッドが急に沈んだような気がした。
「……ん…………?」
掛布団が浮き上がった気がする。
だけど俺の沈み始めた意識はその事にうまく対応できなくて、深く眠ろうと瞼を閉じ無視しようとしたのだが……。
背中に布団ではない温かさを感じて、俺は眉を顰めた。
……なんだろ、なんか温かい……っていうか……頭の上に生暖かい風が……。
あれ、おかしいな。窓は開けてないはずなのに……。
寝惚けた頭でそんな事を考えながら、目を閉じたまま再び意識を手放そうとする俺に、今度は腰のあたりに忍び寄ってくる何かの感触が襲ってきた。
なんだろうか。眠いからうざったいんだけど……。
体を少し動かすだけでも億劫なのに、振り払うなんて出来っこない。
このまま眠ってしまおうと、そう思って――――
あらぬところを包まれた感触に、俺はようやく気付いた。
「っ…………?」
頭と背中だけじゃなく……なんだ……足の間が妙に温かい。
そのおかしさに段々と頭が冴えて来て、俺はようやくその「温かい物」が武骨な手であり、自分の急所を丸ごと包まれている事に気付いた。
「っ!? っ……!?」
な、なんだこれ。なんで俺の股間に手が……。
ま……まさかこれ、ブラックか……?
「ブラック……?」
クロウを起こさないように最小限の声量で背後の相手に問いかけると、相手は頭上に噴きかかる生暖かい風……いや、酒臭い息をはぁはぁという荒い物に変えて、俺の股間を握った手を小さく動かした。
「ツカサ君……ねえ……久しぶりだよね、こんなことするの……」
「っ、ぅ……ぁ……!?」
服の上から急所を包んだ手が、股間を温めながらゆっくりと擦ってくる。
直接的な物ではないけれど確実に熱を煽ってくるその行動に、俺の体はようやく今の事態に反応してブラックの手を掴むが、相手は俺の行動などお見通しなのか、少し頭を動かして俺の耳を食んでくる。
くすぐったいその感覚に思わず足を擦り合わせると、相手は俺の耳に笑うような息を吹きかけて耳の起伏をちろりと舐めた。
「ぃやっ……!」
「しーっ、静かに……熊公が起きてこんなツカサ君を見たら……気絶するまで喘がされちゃうかもよ……?」
腹に響くような低く掠れた声が、耳をじりじりと焼く。
こんなに間近でブラックの欲情した声を聞くのも本当に久しぶりで、そう考えると俺の堪え性の無い体はすぐに反応しだしてしまう。
心臓は高鳴り、体は熱くなって、ブラックがただ手で包んでいるだけのソコも、相手の体温と手の形を感じてか煽られるように興奮してしまって。
……や、ヤバい……。
俺も久しぶりなせいか、物凄く敏感になってしまっている……。
「ぶ、ブラック……今日はヤダ……っ」
「なんで? 絶好の機会じゃないか……僕、ずっとセックスするのを我慢してたんだよ……? たくさんツカサ君のココを可愛がって……」
「っ……!!」
あっ、やだ……っ! 揉まないで、いまそこ揉んじゃやだっ……!
「沢山ツカサ君の可愛い声を聞いて……」
「っ、ぅぐっ、んっ……んぅ……!」
だ、めっ、もう、耳舐めないで……!
やだ、耳の穴に舌入れたらゾクゾクする、っぁ、指で先っぽ擦らないでっ、嫌だ、声出せないのになんでこんな事するんだよ……っ!!
今はだめ、本当に勘弁して……っ。
「この可愛いお尻が壊れるくらい……ペニスで突き上げたいって、僕は思ってるのに……ツカサ君は嫌なの……?」
酒臭い息が掛かる、耳が、頬が痛いくらいに熱い。
その俺の尻の谷間に突き付けられた物に、俺は思いきり体を震わせた。
これ、もしかしなくても……ブラックの……。
や、ヤバ……もうガチガチになってる……! なんでこんな短時間で!
つーかお前しこたま酒飲んでたのに、なんでこんな狂暴な角度保ってんだよ!
怖い、怖いよこのオッサン!
もうなんか泣きたいけど泣いてる場合じゃない。
俺は必死に自分を奮い立たせると、冷静にブラックに対処しようとした。
だけど、下半身に感じるブラックのもの全てが、まともに喋らせてくれなくて。
「ふ……ふたり部屋、じゃ……ない……っから……!」
「だからダメ? そんな事ないよね……ツカサ君、もうこんなにおちんちんが固くなってるんだもの。……このままじゃズボンに染みが付いちゃうね? 脱ごっか」
「っ、ぁ……! だめ……!」
クロウを起こさないようにしたいがために、声が高く小さくなってしまう。
抵抗しようにも目の前の相手に気付かれそうで怖くて動けず、俺は簡単にズボンを下着ごと膝下までずり下げられてしまった。
「ほら……やっぱりこんなに固くしてるじゃないか。ツカサ君も、本当はセックスしたいんだろう? ココに僕のペニスを銜え込んでさ……」
「っ!! っ、ふ、ぅう……!」
尻の谷間に潜り込んできた大きく熱い塊に、俺は悲鳴が出そうになって思わず手で口を塞ぐ。しかしそんな俺の努力など気にせず、ブラックはぬめっているそれを谷間の奥の窄まりに執拗に擦りつけながら、またも俺の股間に手を伸ばしてきた。
最早完勃ちしてしまっている堪え性の無い俺のモノは、軽く掴まれるだけで腰をじんとさせるような快楽を伝えて来て。
手で口を抑えても、自然と喘ぎ声が出そうで怖い。
そんな俺にブラックは笑うと、また耳に腰にクる渋い声を吹き込んできた。
「シーツ以外を汚しちゃうと宿の人に悪いから……ここで一度抜いておこうか」
「っぇ……!?」
「僕が手で受け止めてあげるから、イっちゃう時はちゃんと言うんだよ?」
言うなり、ブラックはいきなり俺のモノを激しく擦りあげ始めた。
「んぅうう……っ!! んっ、ぐ、っふっ、ふぐっ、う、うぅう……!!」
「ほら、早くイかないと、先走りの汁の音が聞えちゃうかもよ……」
上下に手を動かしつつ時折くびれをなぞり、指の腹がぐりぐりと俺の鈴口を強く弄ってくる。そんな強い刺激に、久しぶりに他人の手に触れる俺が耐えられるはずも無くて。俺は腰をびくびくと震わせると、声を精一杯堪えながら涙が零れる目をぎゅっと閉じて声を出した。
「ひっ、ぐ……っぃくっ、い、っ、も、だめ、いっひゃぅ……っ!」
「っ、ククッ、くははっ、ははっ、い、いいよ、イけよツカサ君……!!」
悪人のような笑い声を漏らして、ブラックが俺の尻にぐっと熱を押し付ける。
とどめとばかりに強く扱かれ、俺はその刺激に躊躇いもなく達してしまった。
「っ、ぅん、ん゛……――――っ……!」
掌で先端を包まれて、その中に精液が放たれていく。
見なくても解ってしまう感覚がとても恥ずかしくて、俺は眉を痛いくらいに寄せながら、ただビクビクと体を痙攣させていた。
「ふ……ふふ……沢山出たね……。これならもう、潤滑剤もいらないかな」
一度尻から熱い塊が引き戻され、たっぷりと精液を受け取ったブラックの大きな掌が、ゆっくりと尻の谷間に移動してくる。
そして、その濡れた指が窄まりにゆっくりと押し付けられた。
「んっ……ぅ……!」
ぬるりとした感触が入って来て、その後に液体が中に流れ込んでくるのが解る。
それが自分の精液だと思うと、今までどれほど自分が禁欲していたのかと解ってしまい、どうにも恥ずかしくて俺は歯を食いしばった。
だけどそんな俺の態度すらブラックは楽しんでいるのか、たっぷりと俺のナカに精液を注ぐと、指を根元までぐっと押し込んできて。
「ひっ、ぃう……っ」
何度も何度も指が行き来して、固くなったソコを解していく。
軽く前立腺のある所を掠められたが、ブラックはそれ以上触って来る事はなく、二本目の指をぐっと差し入れて来た。
二本の指はすぐに三本に代わって、ぐねぐねと動き回る。
腸壁をぐっと押し込まれる度に体が跳ねるのを面白がるかのように、ブラックは何度も擦るかのように指を動かし、三本の指でぐっとそこを広げた。
「っ、ぃ……ひ……ぁ゛……!」
「またしっかり解さなきゃ行けないかと思ってたけど……やっぱりツカサ君の体は僕とのセックスを覚えていてくれたんだね……ふふっ……」
「や……やっぱ、だめ……ブラック……!」
「ここまでやってそれはないでしょ、ツカサ君……っ」
「――っ!!」
指を勢いよく引き抜かれて、俺は息を詰まらせる。
硬直した体をブラックの手がぐっと肩を掴んで、俺の尻を片手で割り開いた。
拓かれた窄まりは熱い異物を当てられただけで蠢き、俺の意思とは裏腹に相手を誘っている。そこまで自分が相手に慣らされているのだと思うと、俺は言いようもない恥ずかしさに襲われた。
だって、こんなの……抱かれるのを喜んでるみたいで……。
「や、だ……お願っ、だから……!」
このままだと、声が出てしまう。
必死に懇願するが、ブラックは荒い息を漏らしながら腰を押し進めて来た。
「っ、あ……!」
「ツカサ君……っ、はっ……ハァッ、は……い、挿れるよ……!」
「だ、めっ、っや、やぁあ……!!」
大きく広げられる感覚に全身が総毛立つ。
ブラックは俺を引き寄せて抱き締めると、そのままどんどん腰を進めてきた。
背後から荒い息が聞こえる。その息が近付いて来てまた耳に掛かった。
「も、もう、我慢できない……ッ」
声が凶暴になった、と思った瞬間。
一気に突き上げられて――俺は、思いきり声を出してしまった。
「っあぁあ゛あ!」
今まで必死に声を堪えていたせいか、やけに大きく聞こえた自分の声に、咄嗟に手で口を塞ぎ直す。だが、目の前のベッドで寝ているクロウは、その声を察知してしまったようで、唸りながらもぞりと動き始めた。
「ぅぐ……グゥウ……」
ごろごろと転がりながら、俺の方に顔を向けたり反対の方に体を向けたりする。
恐らく寝惚けているのだろうが、それでも今の状態で声を出せば、完全にクロウは起きてしまうだろう。相手には何度か恥ずかしい姿を見せてしまったが、だけどだからって「もう見せていいや!」なんて開き直れるはずもない。
……頼むから、起きないでくれ……っ。
心底祈りながら冷や汗を垂らす俺と一緒に、ブラックも隠れるように息を潜めていたが……何を思ったのか、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「っ……!? ぃ、ぁ……!?」
内部に入った物が、更に奥に行こうとしている。
何をするんだと肘で背後の相手を牽制したが、それが裏目に出たのかブラックは俺を煽るかのように体内を掻き回す動きをし始めた。
「っ、く……うぅ……!」
が、我慢だ、我慢。
このくらいならまだ我慢できる。激しくされてないから、まだ。
でも、広げられたナカが、じんじんする。時々止められると、ブラックのを締め付けてしまって、相手の大きさがどれほどのモノか思い知らされてしまう。
目の前ではクロウが目を覚ましそうなのに、それを考えて俺がまた冷静になろうとすると、ブラックは意地悪にもしっかりブツを埋め込んだまま、小さく退いたり腰を進めたりして、俺をどうしようもなく追い詰めていく。
そんな事を何度もされる内に、俺は頭がぼうっとしてぐずぐずになって行って、いつもとは違う感覚に涙と鼻水を垂らしながら必死に首を振っていた。
「っ、ひ……ぃ、やら……」
「ん? 何?」
「なかっ、ぐ、ぐりぐり……するの……やだぁ……っ」
違う、こんなの、いつもと違う。
下半身がじくじくして、もどかしいのに気持ちよくて。思いきり動きたいのに、動けずじりじりと抜き差しされる事で、体が快楽に溶かされていくみたいで。
意識を飛ばすほどじゃない、拷問のような緩く小さく続いて行く刺激。
そんなの初めてで、どうしていいのか解らなくて、俺はただ「声を抑える」と言う一点だけを忠実に守りながら、ブラックに懇願していた。
「も、しな……で……っ」
「……しないでほしいの? じゃあ、激しくしてほしいのかな」
「はっ、ぅ……あぅう……っ、ひっ、ぅ゛……く、くるし、の……も、もぉ、やっあ゛……やらぁあ……!」
涙が視界を覆って、もう目の前のクロウが起きているのか寝ているのかすら解らない。段々と頭の中もクロウが起きないように頑張ることより、ブラックに与えられる辛すぎる快楽から逃れるための事を考えるようになってしまっていた。
だって、もう、辛くて。
達する事も出来ないのにナカをブラックのペニスで擦られて、快楽だけがずっと頭の中をぐちゃぐちゃにして、気持ちよくて、でも何もできないから苦しくて。
もっと、激しくして、とんじゃうくらいにしてほしいのに。
頭の中が白くなっちゃうくらいに、もっと、してほしいのに……っ。
「お、ねが……ぶらっく、も……して……っ、いっぱい、ついてよぉ……!」
「んっ……くっ……ふ、ふは……い、いっぱい、突いて欲しいの……?」
必死に頷く俺に、ブラックが荒い息で再度問いかける。
「どこを、なにで?」
最低な質問だ。
でも、もう、俺は何も考えられなくて。ただ、早く解放して欲しくて。
「俺の、お、おしり……を、ぶらっくの、おちんちんで……っ、おねがっ、も……ぐりぐりするの、やだぁ……っ!」
苦しい体勢でブラックの方を振り返った俺に、ブラックはギラギラと輝く菫色の瞳をじいっと向けながら……俺のだらしなく開いた口をかさついた唇で塞ぎ、激しく腰を動かし始めた。
「ん゛っ、んぅううっ!! んっふっ、んぐっ、う、うぅう゛~~~……ッ!!」
体をしっかりと捕らわれ、息すらも奪われて、強く下から突き上げられる。
今まで緩い快楽に酔わされていた俺はその刺激に耐え切れず、思いきり声を上げ――――そのまま、前に触れられる事も無く達してしまった。
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