異世界日帰り漫遊記

御結頂戴

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彩宮ゼルグラム、炎雷の業と闇の城編

  困惑

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 これまでも愛しい恋人が拉致された事は何度も有ったが、しかし、今回は今までとは少し……いや、だいぶん違う。
 テーブルに着いて両手を組んだブラックは、同じように席に座った人々を見回して、何だか不思議な心地を覚えていた。

(他人と協力する事はこれまでもあったけど……まさか本格的な会議をするほどの事になるとは思わなかったな……)

 駄熊にシアン、それにロサード。四人で向き合って、さも国の重鎮のように話し合うなんて、なんとも珍妙な気持ちになってくる。
 事の重大さを思えば、今すぐあの皇帝領の鉄壁を破壊して、ツカサを奪取すると言うような簡単かつ明快な方法が一番だと思うのだが、今現在の自分達の立場を考えるとそう言う訳にもいかない。だから、こうして会議の真似事のような集いをしなければならなくなったのだが、それがブラックには妙な事のように思えていた。

 なにせ、この卓の一角にはツカサの拉致を助長したも同然の存在がいて、そいつと一緒にこれからどうツカサを救うかという相談をしているのだから。

「しかし……これは色々と面倒な事になったわねえ」

 今までブラックとロサードから皇帝領での話を聞いていたシアンは、話が終わると同時に思わしげに溜息を吐く。
 そんなシアンに、全く同意だとでも言うようにクロウが大きく頷いた。

さらわれるだけならまだしも……気の狂った皇帝の寝かしつけ係に、頭のおかしい研究者の実験材料か……聞いただけで眩暈めまいがしてくるぞ。おいブラック、どうしてツカサを連れてこなかった」

 そう言いながら、テーブルに顎を乗せてジロリとこちらを睨んでくる獣人。
 あからさまに機嫌が悪いが、それは別に「ツカサが面倒な相手に捕まっている」という事実にる物ではない。この駄熊は、ブラックだけがツカサに会いに行ったことにねて怒っているのだ。

 横恋慕側室熊男の分際で何を怒っているのかと思わないでもないが、ブラックが熊男の立場であればいきどおるのも仕方のない事なので、今回だけは温情を持って見てないふりをしてやろうと、寛大かんだいな気持ちで口をつぐんだ。
 が、ブラックとしても腑抜けと思われるのは心外だったので、重要な事だけはしっかりと言い返してやる。

「僕だって出来る事ならツカサ君を取り返したかったさ。だけど、国が背後に付いている相手から何の考えもなしに取り返したら、それこそもっと大事おおごとになるだろうが。最悪の場合、僕らがどこへ逃げようと、あいつらはツカサ君を追ってくるようになるかも知れない。そんな事になったら、旅がしにくくて仕方ないだろうが。お前は逃亡に時間を割かれてツカサ君との楽しい時間を減らすのと、今ここで我慢して後でたっぷり甘えるの、どっちがいい?」

 前回前々回はならず者からの奪還だったからこそ、そこまで深く考えずに力技で取り返す事が出来たが、今回はそうではない。
 ブラックでもうんざりするほどの兵力を持った存在が相手なのだ。ここでヘマをやらかして追われる身になれば、もう二度とツカサと楽しい旅が出来なくなるかも知れない。そうなるのが嫌だから、今回はあえて大人しく引き下がったのだ。

 別に対抗出来ない訳ではないが、後々の面倒を考えれば大人しくコソコソ嗅ぎ回っている方が良い。
 なにも、一国を敵に回して滅ぼす手間を選ぶ必要はないだろう。
 それはクロウとて解るはずだ。

 ブラックのその言葉にはぐうの音も出なかったのか、クロウは不満げにうなるが、けれどまだ納得できないとでも言うように今度はロサードの方をみやった。

「しかし、潜入するのなら兵士は二人でも良かったのではないか。ブラックばかりずるいぞ。オレだってツカサに会いたかったのに」
「う、そ、それは許して下さいよ熊の旦那……兵士の鎧を借りるってんでも一着で精一杯だったんスから……。それに、俺みたいな外部の商人が二人も兵士を連れてるってのは、やっぱ変っすよ……だから勘弁して下さいっ」

 さもありなん。ロサードは皇帝陛下お抱えの御用聞きではあるが、その階級はあくまでも上級民でしかないのだ。そんな人間が、皇帝領を守る“皇国軍の近衛兵このえへい”を二人も護衛に引き連れていると言うのは、流石に妙だなと思われてしまうだろう。

(しかし……ロサードがリュビー財団所属の商人だったとはな……。こいつのせいでツカサ君が拉致された事は許せないけど……でも、ロサードが居なければ僕達は強硬手段を取らざるを得なかった訳だし……)

 その事を思うと、ツカサがさらわれた時のように激昂する事も出来ない。
 恐らくは熊男もそう思っているから、ぐだぐだと文句を言うだけに留めているのだろう。でなければ、今頃はきっとこの部屋全体が血に染まっている。

 この熊男は、植物園でロサードに「ツカサが攫われた」と聞いた時に、ブラックと一緒にロサードを殴って蹴って、それでも足りずに首を絞めて殺そうとするほどの好戦的な存在なのだ。
 ブラックが珍しく止めに入るくらいに容赦がないのに、今これほど大人しくしているのだから、やはりクロウも事の重大さは理解しているのだろう。

(……まあ、お山の大将をやってたみたいだし、そのくらいの冷静さがなくっちゃすぐ始末してる所だったけどね)

 分別がなければ、最初から“二番目の雄”だなんて世迷言を許すはずもない。
 わずらわしい存在ではあるが、わきまえていない他人にツカサを寝取られるよりはマシだ。少なくともこの熊は、自分とツカサが恋人である事を前提として、それを支援しようとする能はあるのだから。
 
(こういう風に面倒くさく暴走するのは勘弁して欲しいけどね)

 自分の態度は棚に上げて、両手を合わせて頭を下げるロサードとクロウを眺めていると、話題を変える為かシアンが割って入った。

「はいはい、小競こぜり合いはそのくらいにしましょ。早くツカサ君を取り返す為にもここは仲良くしなくてはね。……それで、話に戻るけど……そのアドニスという人は本当にこの国の緑化を研究しているの?」
「ああ、それは確かだよ。ロサードも話は度々たびたび聞いていたらしいからね」

 話を振ると、ロサードは恐縮したように身を縮めて頷く。

「そ、そうです。とは言っても、俺は話のを聞いただけなので……あいつが何を考えて、ツカサの能力をどう使おうとしてるのかは知りませんけど……でも、あいつは昔から『この国を緑で埋め尽くすのが野望だ』って言う話はしてたので、彼の能力にそのきっかけを見出したのは確かだと思います」
「ツカサ君の話からすると、あいつはツカサ君の中に本当に無尽蔵の曜気があるかどうかを確かめたいみたいだったよ。恐らくそれが緑化計画のかなめになると思って、あのクソ眼鏡はツカサ君を攫ったんだろうね」

 無尽蔵の曜気――それがどんなモノを示すのかは、この場に居るロサード以外の人間には周知の事実だろう。
 それがあの研究者に解き明かされてしまうのは、まずい。

 いくら国を救うための計画と言えども、あのツカサの能力を解明されてしまえば国は一気に活気付き、その無尽蔵の力を使って様々な開発を行おうとするだろう。
 そうなれば、ツカサの存在は最早「人」ではなく「物」となり、自分達が触れられない場所へと幽閉されてしまいかねなかった。

 だからこそ、今回は慎重に動いているのだ。

 ツカサを取り戻したいという欲求とは別に、その事への懸念もあるからこそ、余計な動きを見せて相手に「やはり何かある」と思わせてはいけなかった。
 相手は頭が回る。それ故に、こちらの動きを必ず読んでくるだろう。
 裏をかかれないようにするためにも、派手に動く訳には行かないのだ。

 その事をようやく理解したのか、クロウは姿勢を正すと顔を引き締めて、シアンとブラックに目配せをして頷いた。

「では、その計画にツカサが組み込まれる前に……何としてでもツカサを取り返さなければならないな」
「そうね……けれど、ツカサ君が皇帝陛下の寝かしつけ係もになっているのなら、困った事になるわね……。相手は一国の王、彼から引き剥がすのは相当骨が折れるわよ。……と言うか大体寝かしつけ係ってなにかしら? 話を聞いただけでも良く解らないのだけど……ええと、要するに、最愛の妻をうしなって病んだ皇帝が、ツカサ君を妻と見間違えてなついてるってことなのよね……?」

 頭が痛いとでも言うように額に指を当てるシアンに、ブラックも同じような沈痛な面持ちを浮かべて深く頷く。
 さもありなん。自分もツカサから聞かされた時は理解が出来なかったものだ。

(だって、皇帝だよ。皇帝が死んだ目で見た少年を妻だと勘違いして、犬のように懐いたんだよ。意味不明だろうな、理解出来ないのは当然だよ……)

 しかし、真実なのだから仕方がない。
 ロサードもこの事については認めており、件の黒髪狩りもその妻……ソーニャと言う銀色の髪の女性を探し出すための物だと打ち明けてくれたのだ。
 これで、ブラックは何故この国で黒髪狩りが噂されていたのかに合点が行った。
 何故悪評も何も聞こえてこない黒髪の人間を狩るのか疑問だったが、皇帝が命令したがゆえの事なら、それは警吏けいりや兵士も動かざるを得ない。勿論その理由は緘口令かんこうれいが敷かれているのだから、市民にその行動の意味が解るはずもない。結果、市民は黒髪を探そうともせず、兵士や役人だけがピリピリしている感じになってしまっていたのか。

(なるほどな……。しかし、よりにもよって黒髪に染めてお城を逃げ出すなんて、本当に迷惑な皇后陛下だよ。誰だか知らないけど、そのせいでツカサ君と離れ離れになっちゃったんだからなあ……)

 確かに、銀髪は唯一洗髪した色が長く落ちない髪色であり、その上黒髪に染まる珍しい髪ではある。だが、それで黒髪を選ぶなんて迷惑以外の何物でもなかった。
 皇后が黒髪に染めて逃げたせいで、ツカサは連れ去られてしまったのだから。

「にしたって、毎晩読み聞かせをせがんでるのなら、自分の妻と全く違うと気付いても良さそうなもんだけどね」

 自分だったら絶対にツカサを他人と間違えたりはしないのに。
 そう思ってぶっきらぼうに言い放つと、ロサードは視線を空に彷徨さまよわせながら、言いにくそうに口を開いた。

「えっと……今日仕入れた話によるとですね、パーヴェル卿っていう陛下の側近もそう思ってるらしくて、ツカサと他の女を入れ替える為に、ソーニャ様に似た女を用意して、陛下に謁見させたり色々頑張ってくれてるみたいなんスけど……でも、何故かまったく上手く行ってないみたいなんスよ」
「……相手は頭がおかしくなってるのだろう? だったら、何故ツカサにだけ執着してるんだ? ツカサは黒髪だし、柔らかいが女には程遠い体型だぞ」
「それが判らないんスよねえ……。ツカサが何かの“ソーニャさんを思わせるような行動”をしたのか、それとも陛下にはツカサだけが違ったように見えてるのか……。なにせ心の病なんで、俺達にもよく解らないからなあ」

 そう言われるとブラック達にも判断のしようがなくて、会話が途切れてしまう。

 確かに、その通りだ。心の病というものは、他人がはかる事が難しい。
 こちらが「ありえない」と思うような誤認すら、ありえてしまうような不思議な病なのだ。実際にそうなっているのだから、否定のしようがないだろう。
 しかし、そう切り捨ててしまうと余計に面倒な事になる訳で。

(はあ……。ツカサ君、君って子はどうしてこんな面倒な災難ばかり……)

 元々、災厄をもたらすと言われていた存在なのだから仕方がないような気もするが、しかしこの場合は彼自身が災難に巻き込まれている訳で。
 ツカサが黒曜の使者だと確信した時から解っていた事ではあるが、自分の愛しい恋人には災難が付き纏うというのは実に悲しい事だった。

 何が悲しくて、己の最愛の恋人が、全く似ていないと思われる女如きに間違われるのか。どうしてそれでツカサが余計に帰ってこれない状況になってしまうのか。
 これならまだあのクソ眼鏡に実験台にされてた方がマシだとしか思えなくて泣きたくなる。

 手を出しあぐねるような病んだ王族よりも、一般的視点を理解している狂気の研究者の方がよほど組しやすいと言うのに。なのに、どうして彼はいつも災難の上に災難を追加してしまうのか。
 これが恋の試練という物なら、信じていない神を殺したくなるほど不快だ。

(ああ……これでツカサ君と会えてなかったら、僕も暴れてたかもなあ……)

 あの眼鏡は見た限り本当に性欲……と言うか、人間相手に感じる「好意」という物を持ち合わせていないようだったので、屋敷に居るぶんにはツカサの貞操は九割平気だと自分を誤魔化せるが、それもいつまでもつか解らない。
 なにせ、あの子は性格が捻じ曲がった人間ばかりを引き寄せる。
 ツカサ自身が動けない状態である以上、こちらが早くなんとかしなければ。

「とにかく、早くツカサ君を連れ出さなきゃね……。次行った時に、ツカサ君からその辺の話を詳しく聞いてみよう。ロサードはそのソーニャって女を知ってるんだろう? だったら、何か気が付くかもしれないしな」

 少々げんなりしながらロサードを見やると、相手は何故か不可解そうに顔を歪めながら、腕を組んでうなっていた。

「……ブラックの旦那……その事なんすけどね……俺、それについては、ちょっと変だなって思う事があるんすよ」

 不意に声を漏らしたロサードに、ブラックは顔を上げる。
 
「変って、何が?」
「いや……実はですね……まだお披露目とかはして無かったんで、国民や彩宮外の奴は知らない話なんですけど……実は、皇帝陛下と皇后陛下にはお子さんがいるんスよ。でも……その子の話が全然聞えてこないんで……なんでだろうなと」
「……子供?」

 どういう事だ、そんな話は聞いた事がない。
 目を見張るブラックに、ロサードは困惑しきった様子で頭を掻いた。

「いや……俺もお子さん自体は見た事ないんですけど……前に一度ソーニャ様に会った時、俺確かにお子さんの話を聞いたんスよ。でも、今じゃ彩宮での話でも、アドニスの所でもお子さんの話は聞いた事もないし……だから、どうしたんだろうなって」

 ツカサは子供について何か話してませんか、と聞かれたが、ブラックは首を振るしかなかった。

「残念だけど、何も言ってなかったよ。ツカサ君は子供が好きみたいだし、居るとすれば絶対に僕に話したと思う。だけど、それがないって事は……会わせて貰えてないか、皇帝が話してないのか……そうじゃなければ、子供なんて彩宮には存在しないって事になるね」

 ブラックの言葉に、ロサードは「そんなバカな」とでも言いたげに顔を歪める。その様子は尋常ではなく、シアンもクロウも心配そうにロサードを見つめていた。

「ロサード……その、本当なの? 皇后陛下にご子息がいたっていうのは……世界協定の方でも何も聞いてなかったのだけれど」
「はい、確かです。だって俺『五歳くらいの子供がいるから、彼が喜ぶ玩具を探してくれ』って直接頼まれたんスよ? その時に色々話聞いたので確かですよ」
「名前とかは?」
「それが……思い出せないんスよね……。もう四年ぐらい前の事だし、俺はその後すぐに上の命令で商材を探しに行ってて、その間にソーニャ様が失踪なさったんで……それきりッス……」

 ロサードの言っている事は本当だろう。
 ならば、余計に今の状況が判らなくなる。

 皇帝が心の病に蝕まれているとしても、彼にとっても子供は大切な存在だろう。本当に子供がいるのなら、妻だと思っているツカサに子供の事を話すくらいはするはずだ。彩宮にいるのなら、絶対に会せるだろう。
 子供がもう存在していないのなら、尚更それをツカサに話さないのはおかしい。
 とすれば、子供なんて最初から存在していないか、もしくは……。

「……皇后が、子供も一緒に連れて行ったか?」

 呟いたブラックに、シアンは頷くが……どこか思わしげな眼で空を探る。

「考えられない事ではないけれど……それだと、ツカサ君に皇后陛下の死を教えてくれたパーヴェル卿の言っている事がおかしくなるわね……」

 そう、ツカサは、そのパーヴェル卿という人物に、ソーニャという女の事を教えられたのだ。最初は掃いて捨てるつもりだったので、子供の事を話さなかった……というのは理解できるが、ここまで協力させておいて、子供の話をしないと言うのは何だか解せない。
 普通、皇帝の心を慮って完璧に妻の役をやり遂げて貰う為なら、ソーニャとして振る舞うための情報は伝えておく物だろう。なのに、それがないと言うのは、いくらなんでもおかしすぎる。
 まるで、ツカサが過ちを犯して失脚するのを待っているか……もしくは……。

「ツカサ君に子供の事を教えたら、なにか不都合があるんだろうか」
「……まだ、よく解りません。でも、もしかしたらその事が……陛下のお心を救う事になるかもしれない。俺、お子さんの事調べてみますわ。ブラックの旦那は引き続き、ツカサと会って話を聞いて下さい。二日後に会う約束取り付けてるんで」

 少し持ち直して、真剣な表情で言うロサードに、その場の全員が頷く。

「私も何か情報がないか調べてみるわ。クロウクルワッハ様も手伝って下さいね」
「心得ている。ツカサを早く救うためにも、精一杯努力しよう」
「んじゃ、そっちは任せたよ」

 今は、やれることをやるしかない。
 なんにせよ、この問題はブラック一人だけでは解決しないのだ。

(……ほんとに、一人で出来る事ばかりだと思ってたんだけどなあ)

 昔の自分が今の自分を見たら、どう思うだろうか。
 少なくとも……羨ましいと思うには違いない。

 求めれば応える人がいて、大事な人を取り戻すために尽力する存在が居る。
 そんな当たり前のことすら、自分には縁遠いと思っていたのだから。

(未来の事まで考えて、必死に我慢して、人を救おうだなんて……こんな事考えるような人間じゃなかったんだけどなあ、僕)

 少なくとも、国の重鎮達のように席を囲んで深刻な話をするなんて事は無かっただろう。そう思うと何だか苦笑が湧いて来て――――それをいつも見つけてくれる愛しい存在が隣に居ない事に、寂しさを覚えた。












 
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