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祭町ラフターシュカ、雪華の王に赤衣編
19.げにおそろしきは狂信者
しおりを挟む喜び勇んで腕まくりをする俺に、エレジアさんは優しい笑顔を浮かべて調合室へと案内してくれた。
もちろんブラックとクロウも一緒だったが、まあ問題は無い。別に隠すような事はしないし、むしろ今の状況だと付いて来てくれるのはありがたいしな。
一人になったら何が起こるか解らん。
「こちらが調合室です。器具はお使いの物と一緒かしら。何か必要な物や、解らない物が有れば仰って下さいね」
そう言いながらエレジアさんが手をかけたのは、ガラス窓が付いた扉だ。
ガラス窓の奥には、瓶がぎっしりと詰まった棚や薬を入れておくための棚などが見える。少し狭い部屋だが、その真ん中に置かれている机には俺が使っている器具と同じものも有れば、もっと精密な機械も有るようだった。
おお……本当に薬剤を調合する為の本格的な部屋だ……。
ドアノブに鍵が付いているのは、高価な物があるからだろうな。
きょろきょろと見回しながら入った俺に、エレジアさんは材料の保管場所と、触ったら危ない棚などの説明をしてくれた後、父親のお守りをすると言って出て行ってしまった。
ああ、一緒に居てはくれないんですね……。
まあいい、ちょっぱやで作ってしまえばまた会えるのだ。
エレジアさんに「まあっ、素敵ですわツカサさん! さすがは素晴らしい曜術師さんですのね、結婚して下さい!」なんて言っちゃってくれるかもしれない。冗談でも美女に言われると嬉しいよなあゲヘヘ。
とか思っていると背後から怨霊のような声が聞こえた。
「ツカサ君……だからどうして君って子は僕と言う恋人がありながら……」
「お前も何で俺の思ってる事読めるのかな!?」
「ツカサは何でも顔に出過ぎだ」
「エエーッマジデスカァー!」
マジかよ今まで心の声が漏れてるのかと思ってたのに、顔に出てたのかよ!
思わず返しがロボットみたいになっちゃったよ!
……おかしいな、俺はポーカーフェイスで居たはずなんだけど……いや違うぞ、俺はきっと完璧に隠しきっている。スケベさを表には出していないはずだ。このオッサン達が敏感すぎるだけなんだ。一々顔に出てたんなら、俺はきっと出会った女の子全員から汚物でも見るような目で見られているに違いない。そう、俺のクラスの女子のように……って言ってて悲しくなってきた。
とにかく、俺は解りやすくなんてないんだからな。
「い、今はそんな事言っている場合じゃないだろ」
「逃げたね」
「早く回復薬を作って、教会に帰ろうぜ! 祭の用意もしなきゃいけないし、子供達のメシも作らなきゃいけないんだからな」
「逃げたな」
「あーもー煩いオッサンども!!」
こういう時ばっかりマブダチ中年ズになるのやめてくれませんかね!
キイキイ怒りながらも、大人な俺はすぐに我慢して怒りを治めると、早速回復薬の調合へと移った。
とにかく数十個の回復薬を作らなきゃ行けない訳だが……しかし、作りながらも俺はふと考える。
いくら作り立ての回復薬に木の曜気が残っていて、草木から得る倍以上の効力があったとしても、この方法ってイマイチ有効なのかどうか解らないよな。
短時間で消える程度の曜気なら、草木から摂取した方が良いのでは。
でも、ここにある植物って全部「採取された後」の物だし……やっぱ大地に芽吹いてる草木とは勝手が違うのかな。
そう思って、俺は保管場所から取って来たモギやロエルをじっと見る。
確かに新鮮だし、ナトラ教とは違ってそこそこ良い部分を使っているが、やはり中には薬効が薄い部分を摘んできたものも有って、何だか品質が安定していない。
一応は作るけど、なんか不安だなあ……。
「ここの教会のも、ツカサ君が使う部分とは別の所ばっかり採取してるんだね」
俺の肩越しに机の上を覗いてきたブラックに、うんうんと頷く。
調合は門外漢のブラックですらそう思うんだから、やっぱ問題だよなあ……。
でも、俺が黒曜の使者の力を使うのも危ないし……何かいい方法はない物か。
作り慣れた回復薬をポイポイ量産しながら考えていると、俺の隣でしゃがみこんで、机の高さと同じ目線で回復薬の出来上がりを眺めていたクロウが、ふと思いついたように声を出した。
「ツカサ……回復薬とはこの速度で十本も二十本も作れる物なのか?」
「へ?」
「いや、オレの国の薬師は、薬一つ作るのに半刻程度はかかっていたのでな」
「そうなの? でもそれは、複雑な薬を作ってたからとかでは……」
「ふむ、そうなのか……」
薬によっては睡眠薬みたいに蒸留したりオイルを抽出したりと調合が面倒くさい薬も有るし、全てが回復薬のように楽な製法ではあるまい。
そう言うとクロウは納得してくれたようだったが、しかし獣人の国でも色々と薬を作るんだな。人族の大陸とは違った植物も存在するんだろうか。ちょっと行ってみたいな。あとドービエル爺ちゃんの様子も気になるし。
……そう言えば、クロウも熊族なんだっけか。
今まで色んな事で忙しくてあんまり考えた事なかったけど、ドービエル爺ちゃんの事何か知ってるかな?
「なあクロウ、お前ドービエルって熊さん知ってる?」
そう訊くと、クロウは記憶を探るように空に視線を彷徨わせたが……やがて首を傾げて眉を顰めた。
「ドービエル……という名前は聞いた記憶がないな。ツカサはそんな熊族に会った事があるのか?」
「うん……角が生えてたから、てっきりお前と同じ種族だと思ったんだけど」
「角が……。と言う事はかなりの老齢か体力を消耗した熊か」
「そうなの?」
「ああ。オレの種族は、二角獣……ディオケロス・アルクーダと言って、角を発現させた状態が本来の姿なのだが、その形態では力が強すぎてな。普段より凶暴にもなるし、若いうちはあまり発現させないように決められているんだ。しかし、老齢になれば体力も落ちるので角を発現させても問題は無いし、修練を積んだ者が多いから、常時角を発現させていても問題は無い」
なるほど、そういう事情から相手が老齢と推理したのか。
確かにドービエル爺ちゃんはパワフルだったもんなぁ……あの鼻がもぎ取られるような酷い臭いの森を、ものともせず俺達を追っかけて来たし……。
しかしクロウが知らないって事は、結構住んでる地域がばらけてるのかな。
血族って言うからには、全員が顔見知り的な感じなのかと思ってたんだが。
「しかしそんな種族名があるとはなあ……」
「普段は角がないので熊族で問題ない。しかしおかしいな、ディオケロスの熊ならオレも名前は知っているはずなんだが……」
そう言ったきり考え込んでしまうクロウに、俺とブラックは顔を見合わせた。
……ドービエル爺ちゃんって一体何者だったんだろうか。遥か昔に大陸に渡って来て迷子になってしまった人なのかな。いや、爺ちゃんは「以前罪を犯した」と言っていたから……もしかしたら除籍か何かされていて、クロウは教えられていなかったのかも知れない。
「クロウのお父さんに聞けば分かるかな?」
「恐らくは……。オレの種族は数百年生きるのが普通だから、オレが知らなくても父上が知っているかもしれん。しかし、判らないのは血族として恥ずかしい……」
「まあまあ、そんな落ち込まずに……首都に着いたら何か分かるかも知れないし、今は考えないようにしようぜ。なっ」
薬を作る手を止めてクロウの頭を撫でると、クロウは俺を見上げ熊耳を嬉しそうにぴるぴる震わせて、どことなく嬉しげな雰囲気で頷いた。
卑怯だ、ケモミミイケメンの上目使いは卑怯だ……。
っていうか耳動かすの反則だってば可愛すぎる!!
無意識に頬を熱くさせてクロウを撫でていると、背後からブラックがぶつからんばかりに抱き着いてきた。
「ツカサ君の意地悪ー! 僕には何もしてくれないくせにー!」
「どわぁっ! ちょっ、手元が狂うだろ!」
「ツカサ君が構ってくれないから悪いんじゃないかぁ」
「分かった分かった俺が悪かったよ。抱き着いてていいから動かないでくれ……」
背後から覆い被さって俺の肩に顎を乗せるどうしようもない中年の額に、俺はポンポンと軽く手をやって落ち着かせる。
あのねえブラック、クロウはともかくアンタ三十路も半分越してる大人なんでしょ……今更な事だしもう良いけど、せめてこの程度で騒がない程度には大人になってくれないか……。
でもまあそれが出来ればやってるよね、と脳内でセルフツッコミを入れつつ、俺はブラックをおんぶしたまま薬を作り続けた。
やがて薬は中瓶四十個ほどになったが、しかし何となく心許なくて俺は腕を組んでうーんと唸った。
「どうしたの、ツカサ君」
「いや……これでラクになるとは言っても……結局これって急場しのぎだろう? ライクネスみたいに謎の接収が行われてるんなら、コレを備蓄しといて他の方法であの人達を助ける方が良くないかなあって思って……」
「それはそうだけど……他の方法って?」
ブラックも「他人に黒曜の使者の力は使えない」という前提は解っているので、そこには言及しない。それは俺も承知の上だったので、首を捻って机の上にずらりと並んだ回復薬を見つめた。
「うーん……ようするにさ、エレジアさん達が言っているのは雑草からでは曜気が取り入れられないって事だろ? だったら、しっかりした樹木を育てる方がまだ良いんじゃないかと思うんだけど……」
どうかなと至近距離の顔に視線をやると、ブラックは難しげな顔をして俺の腰を抱き締める腕をちょっとだけ強くした。
「それをこの土地でやるのは危ないと思うよ。オーデルはほとんどの草木が育たない不毛の地で、そこの熊男が言った通り恐らく土は死にかかっている。そんな場所で巨大な木を生やすのは危険だ」
「木の曜術師……日の曜術師だからって言い訳もダメか?」
「一般の術者とは規模が違い過ぎるよ。仮に本当に普通の曜術師だったとしても、ツカサ君の力を見て素性を探ってくる奴は絶対に現れると思う。そしたら、フリーの冒険者だって知られて厄介な奴が付いて来るよ」
「そ……それはちょっと……」
とは言えそこまで考えてなかったので、ブラックの言った事を想像して俺はゾッとした。ぶっちゃけた話、ちょいっと樹でも生やして曜術でやっちゃいました的な感じでやれば大丈夫かなーと思っていたんだが……そうだよな、情報の伝達が遅いファンタジーの世界でも、噂なんて死ぬほど早く拡散していくんだ。
アホみたいな事をやってたら、本当に誰かに捕まっちまう。
もう俺ヤだぞ。もう拉致されんのやだからな!!
「じゃあ……とりあえず、これでお茶を濁しておくしかないか……」
「そうだね。まあこの程度なら大丈夫だろう」
良く考えたら、他の木の曜術師がどんなペースで薬を作ってたのかは解らないけど……まあ俺が回復薬のエキスパートって事にしておけば大丈夫だろう。
とりあえず二十本持って行くか。
俺はブラックを引き剥がすと、二人にも瓶を持って貰って調合室を出た。
エレジアさんがどこかにいないだろうかと廊下を見たが見当たらなかったので、仕方なくそのまま講堂へと向かう。
そうして何の気もなしに扉を開けて、中に入ると……何故か、その場にいた全員がざわついて俺達を見て来た。
えっ、なに、この空気。
「も、もう出来たのですか」
「そんな……あれほどの量をこの時間で……!?」
あの、えっと……待って下さい……これくらいって普通じゃ無かったの……?
いや考えるな。こういうのは落ち着いた後で色々聞けばいい。とにかく今はみなさんに迅速に薬を配る事に専念せねば。
何故か街長達がいなかったけど、まあ居ない方が好都合だと思い俺はブラック達と一緒に回復薬を配った。
そして、飲んで貰うと。
「…………おお……」
目の前でやつれていた人達の体に、緑色の光がゆっくりと灯っていく。
体の中心からじわじわと末端にまで広がるそれは、まるで薬の効能を表しているかのようで、なんだかちょっと不思議だった。
「何か見えた?」
「木の曜気か」
俺の驚きの声が気になったのか、二人が両側から俺を覗きこんでくる。
そっか、ブラックとクロウは木の曜気を見れないんだっけ。今どうなっているかを説明してやると、二人も納得したのか素直にコクコクと頷いていた。
「ってことは、効いてるって事だね」
「多分……でもどのくらい曜気が戻ったのかは俺にも解らないかな……」
ブラックの言葉にそう返しながら、今までやつれていた修道士たちを見やると……そこには、劇的な変化が生まれていた。
「うわ……す、すご……」
落ち窪んで深い影を落としていた目の辺りはすっかり隈も消え、肌色も健康な物に戻っている。それどころか艶やかにもなっていて、頭のてっぺんが眩しいお爺ちゃんなんてもうピッカピカだ。
回復薬一瓶でそんなバカなとは思ったが、しかし彼らは間違いなく回復してしまったようで、燃え尽きたかのように座っていたさっきの姿が嘘のように、次々に席を立って体を伸ばしたり腕を回したり、とにかく溌剌と動いていた。
……これ、普通に回復薬の効果なんだろうか。
駄目だ、こういう事に使った事が無かったから、まるで比較できない。
やっぱり木の曜術師としての勉強とかやっておくべきだったかな……と今更後悔していると、元気になった司祭や修道士達が一斉に俺の方へとやって来た。
うえええ男の波ぃいい!
「ありがとうございます、ありがとうございますツカサ様!」
「ツカサ様のお蔭でわたくし達は救われました……!」
「まさかこれほどまでの腕の持ち主とは……お見逸れ致しました」
「可愛らしい方、ありがとう、ありがとう……!」
なんだか色々言われ過ぎて、もう何言われているか解らない。
目を回しそうになった俺をブラックが抱いて確保して、群がってくる男の人達をやめろとばかりに手で追い払ってくれる。クロウも無表情ながら肉の盾となって俺の目の前で壁を作ってくれた。ひぃいすみません……。
でもリン教の人達は一向に興奮を抑えてくれない。
男に引っ付かれて喜ぶ趣味なんてないが、クロウやブラックだって人波に揉まれる趣味は無いだろう。と、とにかく、ここは落ち着かせなければ……!
「お、落ち着いて下さいっ、俺はただ回復薬を作っただけですから!」
「そうだよっ、ツカサ君に近付くなこの死にぞこないどもっ」
「二人の言う通りだ、神に仕える者がみっともない!」
ブラックとクロウの言い方にかなり差があるけどでもまあ、ありがたい。
しかし、彼らは回復薬で回復し過ぎたのか興奮が収まらず、俺達の言葉など些細な問題とばかりに笑い飛ばしてしまう。
「はっはっは、何をおっしゃいます。リン教は力こそ全て! 能力で奪う事は善とされるのが我が国教……即ち、我々はツカサ様に力によって制されたのです! であれば、その力を讃え崇める事が道理でしょう!」
「左様、我々は凄まじき力に負けし敗北者。敗者は従うのみにございます」
「そうですよ、さあ我々を救った力ある可愛い天使様、どうかこちらへ」
「なんなら夜伽も喜んでお供致しますよ! こんな可愛らしい方に制されるとは身に余る光栄! 木の曜術師として生まれて以来の僥倖です!」
「激しく同意!わたくしどもが手取り足取り歓待いたします、なんでも仰ってください! さあさあさあ!」
「だーっ! なんだこの聖職者どもはー!!」
ごめんね俺の代わりに叫んでくれてありがとうねブラック。
ここまで来ると怖いので、俺はブラックの腕の中から出られません。怖い。大人にこんな風に集団で迫られると物凄く恐ろしい。一斉に喋られてるので、正直何を言われているか全然分からないんだけど、本当に怖くてしょうがない。
ある意味お化けに襲われかけているのと一緒だ。なので、恥ずかしながら俺はただただ青ざめて震えるしかなかった。
……いや、これは仕方ないよね? 涙出ても仕方ないよね!?
実際やられると怖いって本当! だって相手は自分より背が高い大人なんだぞ、そんな奴らが数十人揃って熱狂的な目を向けてこっちに来るって、本当怖いってもんじゃないんだってば……。
「つ、ツカサ君、熊男、ここを出よう。ここに居たら気が狂いそうだ!」
「同意だ。こいつらにツカサを渡したら何をされるかわからん」
ブラックとクロウは俺の返事も聞かずにそう決めると、バックステップで一気に教会の人達と距離を取る。そうして乱暴に扉を開くと、そのまま玄関フロアに向かって駆け出した。
「はぁあ……た、助かった……」
ブラックに抱きかかえられたままの俺は、やっと安堵の溜息を吐く。
いつの間にか脇で抱えられてるけど、お姫様抱っこじゃないからいいです。
そのまま教会から出て、彼らが追って来られないようにすぐに路地に入って壁際の区域まで走り抜けると、ようやくブラック達は立ち止まった。
ここまでくれば、もう彼らも追って来ないだろう。
「……し、しかし…………宗教ってのはホント恐ろしいね」
冬の寒さに冷えて来た額の汗をぬぐうブラックに、クロウは涼しい顔で眉だけをちょっと寄せて首を傾げる。
「シスター・エレジアがまともなのか、それとも彼女が異端なのか良く解らんな」
確かにそれは言えてる。
元気になった途端にあんな風になるオッサン達が信徒って、リン教ってのはどんだけ世紀末救世主伝説の世界観みたいな宗教なの。
勝者に従うってのはまだ分かるけど、あの人達完全に俺を見る目がおかしかったですよ……うう、お、思い出したくない……。
「お、俺……早くナトラ教会に帰りたいな……」
穏やかでおっちょこちょいなギルベインさんと、優しく穏やかなレナータさんの顔が見たい。何故だか知らないけど、急激に見たくなってきた。
無意識に顔を歪めながらそう言う俺に、ブラックとクロウは疲れたような顔をして、全面的に頷いてくれたのだった。
→
※次ちょっとだけブラックとツカサがらぶらぶしますヽ(*・ω・)ノ
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