異世界日帰り漫遊記

御結頂戴

文字の大きさ
103 / 1,264
首都ラッタディア、変人達のから騒ぎ編

10.古代遺跡・地下水道―2日目・奮闘―*

しおりを挟む
 
 
【スライム】
 ラッタディア地下水道遺跡などの、遺跡の近くなどに多く出没する。
 魔族の住む【オリクト】も生息地であるとの情報が有る。
 弾力性のある体は刃物を通しにくく、また赤い球体が存在する限りその体は
 引きちぎれても元に戻るため物理攻撃は殆ど通用しない。
 曜術においても、等級の低い曜術はまったく効かない。水の術は逆効果。
 また、この生物は動物と見るや否や張り付いて来て、満腹になるまで
 汗や体液などを取り込もうとするので戦う術を持たない者は近寄らない事。

 弱点は発光する赤い球体。


「…………」

 スライムは、この世界でもスライムなんですねおっかさん……。
 て言うか何ですか、その倒すの簡単そうで難しい説明は。
 絶対に低レベルの冒険者が出会っちゃいけないタイプの奴でしょこれは!!

「あっ、あ、アタシスライム苦手なんだよっ、セイン頼む!!」
「馬鹿俺だって嫌だよ! ほ、ほら一匹ずつ倒せば」
「無理に決まってんだろー!! フェイッ、フェイ援護しろー!!」

 な、なんだ、さっきまであんなに勇猛果敢に戦っていたエリーさんとセインさんが、スライム相手に滅茶苦茶慄いているぞ。
 思わずブラックやコータスさんを見たが、二人も嫌そうな顔で若干退いている。マグナも知らない内に三馬身ほど後ろに後退していた。やだ何この人速い。いや、そんな場合じゃなくて。スライムってこんな嫌がられてるの?

 確かにエロ漫画じゃ体液ちゅーちゅーした上に取り込んで溶かしたり、体内に入り込んで窒息させたりするっていう、案外エグいモンスターだけど……。

「ツカサ君、悩んでる暇はないよ! ほらっ、攻撃攻撃!」
「あっ、そ、そうか。でも何使えばいいの?!」
「えーと、今の君の曜術じゃ無理だな。メッサー・ブラットじゃあの体に吸収されちゃうから、とりあえずもう一匹を弓で仕留めて! 僕はセインさん達とスライムの気を逸らすからその間に!」
「オイイィ初心者にお前鬼かー!!」

 そう叫ぶが、ブラックはもう三人組に加勢に行ってしまった。
 三人がかりでも苦戦してるんだから仕方ないけど……でも俺に一匹丸投げって酷くないか。くそう、でも俺も戦闘要員で呼ばれてるんだから仕方ない。

「ツカサさん、スライムには基本的に拘束が効きません。ですから、なにか状態異常を起こすような攻撃がいいかと」
「状態異常……アッ、そうだ!」

 コータスさんの遠くからのアドバイスに、俺はピンと来た。
 そう言えば俺、狩猟用に買っておいた麻痺薬を持ってたんだ。拘束出来ない相手でも、状態異常が効くんなら麻痺薬を使わない手は無い。ただ、俺の弓は十発撃って四発しか当たらないので、うまく行くかは不安だ。

「……いや、待てよ。命中率が低くても、上手く行くかも」

 先程の戦闘で手ごたえをつかんだ俺なら、なんとかなるはずだ。
 俺は気合を入れると、周囲を確認して弓を取り出した。コータスさんとマグナはえっらい離れた場所にいるし、ブラックとセインさん達は未だに悲鳴を上げつつ、スライムと戯れている。俺を邪魔するものは無い。

 雑草の種袋の中から種を一つ取出し、グロウをかける――が、種は発芽しない。曜気を全て吸い取られて死んだ種だったようだ。

 水や炎、成長した草木などは、曜気を吸収しても枯れたり消えたりする事は無い。だけど、成長する前の種などは別だ。種は曜気を栄養として蓄えているので、それを吸い取れば枯れて死んでしまう。
 無限に矢が作れる……とは言ったけど、それは地上だけに限られていたようだ。……だって俺、地下水道とか探検するなんて思わなかったしな。

 まあ、自分の甘さに反省している時間は無い。
 何個か取って捨ててを繰り返し、やっと俺は数本の弓矢を作る事が出来た。
 ひー、こりゃ後で選別しとかないと駄目だな。

「つ、ツカサ君早く!」
「ぎゃーっ!! せっ、セイン取って! 張り付いて来たのとってぇえ!」
「あっ、こっこっこらっ! えっ、エリーの鎧の中に入るな!!」

 えっ、ちょっとまって、今エロイベント起きてます?
 いやいやそんな場合じゃない。エリーさんがどうなってるか物凄く見たいけど、そんな場合じゃない。俺は必死に気持ちを整えると平穏な心情を心掛けた。
 葉の矢羽の付いた鋭い弓矢をひっかけて、真正面を見据え――――

「ブはッ」

 み、見据えたら見えちゃったよ。
 エリーさんが半泣きで顔を真っ赤にしながら震えている姿と、その鎧の中に入り込んでなにやら蠢いているスライムが。

 セインさんはそんなスライムを一生懸命剥がそうとしているが、核たる赤い球体がどこに入ったか解らなくて苦戦しているようだ。
 そして、そんな慌てる二人をよそに、フェイさんとブラックがもう一体を牽制しつつ一生懸命戦っていた。ああ、なるほど。みなさんああなりたくないんですね。だから必死だったんですね。

 エリーさんのはちょっと嬉しかったけど、スライムに引っ付かれて頬染めるブラックはさすがの俺も見たくない。気持ち悪いから。
 あ、なんか一気に冷めた。よし、今なら静かな気持ちでいけそう。
 俺は素早く矢に麻痺薬を塗ると、跪いてブラック達が叩いているスライムの赤い球体へと矢の切っ先を向けた。

「深呼吸……フロートをかけて……っ」

 要領は一緒だ。ただ、付加する対象が違うだけ。
 俺は深く息を吸って、そうしてスライムへと集中した。
 動くスライムに、ダメもとで照準を合わせる。そうして。

「行け……ッ!!」

 声を発し、俺は弓を弾いた。

「ああっ、外れる!!」

 コータスさんが後方から叫ぶ。その弓矢は動き回るスライムとブラック達の間をすり抜けようとしていた。だが、俺はその前に風を切るように人差し指を立てた腕を振り回す。

「曲がれ!!」

 叫んだ刹那、弓矢が急激な方向転換をし、スライムへと襲い掛かった。

「うわっ!?」
「ゆ、弓矢か!?」

 二人分の驚いた声をすり抜けて、弓矢がスライムに突き刺さる。
 しかし弓矢はそのまま留まる事は無く、スライムの体を通り抜けて落ちてしまった。当たるには当たったけど、弱点の球体には掠りもしなかったらしい。
 くそ……惜しかったな……。
 だけど上手く行ったぞ。俺の試作型弓術!

「つ、ツカサ君今のはっ」
「説明はあとあと! 出来るだけ協力してよ!」

 第二陣を放とうと、俺は麻痺薬を塗った弓矢を手に取る。
 フェイさんとブラックは俺の意図が解ったのか、俺が弓を当てやすいように誘導してくれた。が……やっぱり元々の技量が低いせいで何度も外れてしまう。
 うううすっごい恥ずかしいっ。

「ふぇっふぇいぃいい助けてぇええ!」
「アッ、ち、畜生スライムの野郎ッあんな所にまでっ、すまねえブラックさんよ、俺はあっち加勢にいくぜ!」
「分かった、ツカサ君早く!」

 えっ、なにっ、エリーさんもっと酷い事になってるの!?
 見た……いや、バカ。早く助けないと!
 残り少なくなってきた弓矢に、麻痺薬。もうそろそろ決めないとヤバイ。

 ブラックが剣で上手くスライムをいなして俺に道筋を作る。
 俺はその方向へとしっかり弓矢の切っ先を向けた。

「当たれ……当たれ当たれ……!!」

 今度こそ、討つ。
 勢いに乗せて、再び弓矢をスライムへ放った!

「今度こそ……!」

 弓矢は真っ直ぐにスライムの核へと向かう。
 ブラックが弓矢の軌道を予測してスライムを剣で叩き、俺の弓矢が当たりやすいように体勢を崩してくれた。これで、当たるはず……!!

 と、思ったが、またもやスライムの体を貫通して俺の弓矢は虚空に跳ぶ。
 だが折角作ってくれたチャンスを失う訳にはいかない。俺はフロートを付加した弓矢を指で引き寄せた。
 鋭い音を立てて、弓矢が今度こそスライムの核を狙う。

「ああっ! 惜しいッ……!」

 コータスさんの叫び声と共に、スライムの核を掠って俺の弓矢が地面へ突き刺さる。くそっ、やっぱり弓の技術が低いから、これで精一杯だ……!
 咄嗟に第二弾を放とうとするが、もう弓矢がない。
 袋から掴み取ろうとするが、肝心の種がもうみんな曜気を失くしていた。

「うっそっ……!」

 どうしよう。
 と、前方を振り返った瞬間。

「ツカサ君!!」

 ブラックの叫び声が聞こえたかと思ったら、いきなり水をぶっかけられたかのように俺は地面に押し倒された。
 びちゃ、という嫌な音が俺の耳に響く。

「うっ……なんだこれ……ッ」

 起き上って、俺は自分の体がやけに重い事に気付いた。
 なんだ、これ。なんか水で濡れて気持ち悪い。てか胸の辺りが重い。
 何が起こったのか解らず自分の体を見て――――俺は絶叫した。


「ぎゃああああ!! すっ、スライム張り付いてるぅうう!!」

 ひぃいいいいつの間に跳んで来たんだよお前えええ!!

 やばいやばいやばい、これは外さないとっ。
 狩猟用ナイフを抜いてスライムの核に刺そうとするが、しかし相手も心得ているのか、突き刺す場所から素早く核を移動させて回避してしまう。
 俺も自分の体を傷つけたくないので、深く突き刺す事が出来ず、あと一歩の所で何度も核を逃してしまう。

「ツカサ君っ」 

 慌ててブラックが近寄ってくる。
 ありがたい、ブラックに手伝って貰えば引き剥がせるかも。
 気を抜いて、俺がスライムから目を離した瞬間。

「ひあっ!?」

 ずるり、と音を立ててスライムが俺の半袖から素肌に張り付いて来た。
 うわああ気持ち悪りぃいい!

 咄嗟に引き剥がそうとしたが、手は緊張の為か汗でびしょびしょで、これ幸いとスライムの体内に取り込まれてしまった。

 スライムの中は水の様にさらりとしているが、強い弾力が有って手が外れない。驚く俺に構わず、スライムは体内でナイフを無理矢理奪い取ると、それのみを吐き出してしまった。

「うっ、うそ……」

 ちょっとコイツ、頭良すぎない?
 そんな俺の驚きをよそに、体に乗っかったスライムはその液体の体を引き延ばして、腹の下あたりまで手を伸ばしてきた。
 ……いや、待って。この流れって。

「ぶ、ブラック早く助けろおおお!」
「うわっ、あ、す、スライムってそんなに頭いいの……?」
「おいコラ観察してんじゃねえええ」

 なにこの人、見てるだけで助けてくれないんだけど!!

「ちょっとっ、もっ、マジで怒っ、ぅあっ!?」

 怒鳴ろうとして、声が変な風に裏返る。
 スライムが俺のシャツを体内でたくし上げて、ぴったりと冷たい身体を寄せて来たからだ。振り払おうとしても、手は拘束されていて動かない。
 そんな俺の焦燥を知っているかのように、スライムは軟体の体を最大限に生かし、上半身のみならず、ズボンの隙間にまでも侵入してきた。
 冷たいゼリーのような感触を下腹部に感じて、俺は思わずのけぞる。

「あっ、ぁあ……だめ、駄目だって……! ブラック、ちょっと……!」

 目の前で俺を観察するブラックに助けを求めるが、相手は熱いまなざしでスライムの動向を見守るばかりで助けてくれない。
 セインさん達も向こうで四苦八苦しているのか、こっちの惨状に気付いてくれなかった。

「ぃやっ、や、やだって……あっ、ぁああっ」

 スライムの体が、俺の胸に辿り着く。それと同時に、下半身の触れて貰いたくない場所にまで細く伸びた食指が触れて、俺は思わず声を上げた。
 体が震えるが、こうなるともうどうにも出来なくて口を噤む。

「と、届いたの?」
「うるっ、さ……ぃ……! っぅあ……ぅうう……っ」

 怒鳴ろうとしたが、ちゅぅと両の乳首を吸われて思わず奥歯を噛み締める。
 下水道育ちのくせに、なんでそう弱い所を知ってるんだこいつら。悔しくて顔を顰めるが、相手は水分が欲しい一心で吸い付いて、その柔らかい身体で俺の乳首をまんべんなく押したり引っ張ったりして来る。

 まるで人に吸い付かれてるみたいな感じがして、俺はたまらず肩を竦めて足を摺り寄せた。だけど、足の方にもスライムが張り付いている。
 俺の股間に張り付いていた方の冷たい食指は、俺のわずかな興奮を知ったのか、じりじりと竿の方へ伸びてくる。
 熱くなり始めた体にはその感覚は毒でしかない。

「ぅあぁっ、ぁ……ひっ、ぃ、いやっ……これ、いや、ぁ……ぁあ」
「ツカサ君……ハァ……ハァ……こういうのが、好きなの……?」
「ば、かぁ……! や、だ、や……なん、ぁっ、ぅ、ぁあぁ……!」

 じゅるじゅると音を立てて乳首を吸われて揉みしだかれ、罵倒が途切れる。
 スライムはまるで冷えたベルトのようで、俺のものを拘束して突き進み、とうとう先端まで覆ってしまった。

「あっ……あぁああ……! いっ、あ、そこ、いやぁあ……!」

 ぬちぬちと、ズボンの中でスライムが動く。水のような体が全体を縛めるように吸い付きうねって、俺はたまらず体を大きく震わせた。
 人の手や触手とは違う、逃れようのない魔の手に、俺はどうする事も出来ずに身悶えるしか出来ない。ブラックに助けを求めようにも、言葉が出なくなっていた。

「あっ、ぁああ……ぶら、っく……もっ、もぉっ、あ、ぅあぁあ……」
「はっ……はは……大丈夫っ、大丈夫だよツカサ君……もうちょっと……ハァ、ハァ……もうちょっとだから……」

 何がもうちょっとなのか。何を興奮してるのかお前は。
 アホなんじゃないのかこのオッサン……!!

「ぅ、ぅうう~~っ、ぅあぁっ、あ、な、なぐっ、てやるぅ、うぁあぁ……っ!」

 スライムの体が俺の熱で生温くなり、次第に拘束が固くなっていく。
 俺の噴き出す汗を啜る事にスライムは夢中になっているようで、張り付かれた素肌を様々な場所でちゅうちゅうと吸う感触がした。
 まるで、大勢に吸い付かれているようで堪らない。
 こんな場所で、他の人が居る前でこんな事をされているのが恥ずかしくて、俺は涙目で必死に身を捩った。

 い、いつの間にかロクは寝ちゃってるし、ブラックはハァハァ言いながら俺を見てるだけだし、もう、どうすりゃいいんだよぉお!

「ぅ、ぅあっ、ぁああ……あ、ぁああ……っ」

 悔しいやら怒りが煮詰まるやらで、俺の頬から涙がこぼれる。
 その雫がスライムに掛かって、また相手が動き出した。
 ゆるゆると緩慢な動きで、俺の顔へと体を伸ばしてくる。

 ああ、これで顔まで覆われたら、俺窒息するかも……。
 恐怖に涙が溢れて、俺は思わずブラックを見上げた。

 その、刹那。

「あっ……」

 ザクっという音がして、俺の体にまとわりついていたスライムが、一気に液体化して飛び散った。

「ふあっ!?」

 何が起こったんだ?!
 涙を必死に拭って体を見やるが、そこには水を引っ掛けられたかのように濡れた自分の体と、わずかに残ったスライムの塊が転がっているだけで。

「え……え……?」

 これ、スライムは死んだってこと……?
 訳が分からず目の前にいるブラックを見上げると、相手は急に抱き締めて来た。

「ごめんねツカサ君……体に張り付いたスライムは、満腹になって動きが鈍くなってからじゃないと倒せなかったんだよ。本当ならもっと時間が掛かるんだけど……ツカサ君の弓矢が掠ったお蔭で、麻痺が若干効いてたみたいだね。最後までされなくて本当に良かった……」
「ふえ……じゃ、じゃあ……」

 ブラックがニヤニヤしながら俺を見てたのは、スライムを倒す為にじっと待って居たからだったのか……。
 ポカンとしながらただ抱き締められていると、ブラックの肩越しに傭兵三人組が見えた。あ、エリーさん助かったんですね、良かった。
 でも何で三人ともこっち見てモジモジしてるんだろう。

「は、はは……えっと、じゃあ……とりあえずスライムは全部倒した……のかな? と、とにかく回復して先に進もうか。後少しだけ進んだら、今日は休もう」

 コータスさんが何やら顔を真っ赤にして近づいて来る。
 うわ、そう言えばこの人達居たんだった。
 俺のさっきの様子とか、ぜ、全部見られてたんだ、うわ、うわああ……!!

「ツカサ君顔真っ赤だね。可愛い」
「うるさいいい!!」

 助けてくれたのはありがたいけど、お前には何も言われたくないわい!!

 思いっきり頬を抓ったが、俺を抱き締めるブラックはだらしない顔でエヘエヘと笑うばかりだった。ああもう、コイツ本当ムカツク。いつか復讐してやる。

 ってかもう、どうしよう……恥ずかしすぎて暫くみんなの顔がみれねぇ……。








▼現在のアイテム(探索二日目終了時点)

 ○回復系
  ・自家製回復薬(中)×28個
  ・毒消し薬(中)  ×20個
  ・包帯1ロール  ×5 個
  ・気付け薬酒   ×2 瓶
  ・リモナの実(袋)×2  袋

 ○攻撃系
  ・狩猟用麻痺薬(中)×13個
  ・自家製睡眠薬(中)×2 瓶
  ・雑草の種(小袋) ×1 袋
  ・シュクルの種   ×15個

 ○その他
  ・清潔な布     ×10枚
  ・飲み水(中)   ×5 瓶
  ・水琅石のランプ  ×1 個
  ・狩猟用ナイフ  ×1 個
  ・小さな弓    ×1 挺
  ・丈夫な弦(一巻)×2 個
  ・シュクルの実  ×20個
  ・鎧ネズミの外殻 ×8 枚
  ・スライムの体液 ×4 瓶

 食料の残りは、パーティ全体で残り5/6









※この世界のスライムは剣に麻痺薬を塗っても剣を回避されてしまうので
 遠距離からの弓とか罠、曜術での討伐が基本になってます(´・ω・)
 剣術指南とかそういうレベルの人なら倒せる、そういう感じの生き物です。
 あと水分過多生物なので、蒸発するレベルの炎とか使うと倒せますが
 なんでブラックが使わないのかと言うと、それはおいおい。
 あとツカサ君弓矢外しすぎですね。うん。
 
しおりを挟む
感想 1,346

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

少年探偵は恥部を徹底的に調べあげられる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

ふたなり治験棟

ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。 男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

処理中です...