異世界日帰り漫遊記

御結頂戴

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最果村ベルカシェット、永遠の絆を紡ぐ物編

  秘密2*

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「いいけど……そういうのって、お風呂とか厠以外で出して良いの?」
「見せてって言われた時は出して良いんだよ」

 語尾に変な笑い声が出そうになったが、ぐっとこらえて精一杯の真剣な顔でツカサを見つめてみる。すると、ツカサはちょっと顔を赤らめて、唇を小さくみながらコクコクと可愛らしく頷いていた。

「そ、そうなんだ……。じゃあ、えっと、見せる……」

 特に恥ずかしがりもせずにブラックの横に立つツカサだが、こちらの顔をチラリと見ると、急にまた赤らんだ顔を少しだけそむけてしまう。
 その反応があまりに可愛らしくて、仰け反りそうになってしまった。

(ん? ツカサ君僕の顔に照れちゃった? 照れちゃったぁあ? あぁああ可愛いなぁツカサ君は本当可愛いなあ無知っ子になっても可愛いなぁああ……!!)

 やはりここも「前と一緒」なのだと思い、ブラックは胸が打ち震えるのを感じた。
 いつものツカサはブラックの顔をあまり褒めてはくれないが、無精髭を放置した顔をしていても、いつも表情で「ブラックは格好いい」と示してくれる。本人はアレで隠しているつもりだろうが、表情が正直すぎて丸わかりだった。

(男の子だから、きっと嫉妬の気持ちとか有ったんだろうなぁ。でも嫉妬してても、僕の顔が格好良過ぎるから我慢出来ずに赤面しちゃって……っふっ、ふへ……)

 思い出しても気味の悪い笑みが浮かんでくるのに、今の純粋無垢なツカサは直球でブラックの事を「格好いい」と評して来る。最早あの時思った事は疑いようもない。
 ツカサは、自分の顔が好きなのだ。ブラックがズイッと顔を近付けると、赤面して「ばかっ」と言いながら拒否してしまうくらいに好きなのだ。

 思い上がりもはなはだだしいと言われるかもしれないが、意外と面食いなツカサがそういう反応をするという事は、ツカサは間違いなくブラックの顔が「好み」で、美形だと思っているという事に他ならないだろう。
 それは、記憶を失っても変わらない。そう、接点のない関係になっても、ツカサはブラックを美形だと感じて照れてしまうのである。

(へへっ、へ、へへへ、ツカサ君、僕の格好良い顔好きなんだぁ、へへへ……)

 顔は必死で「えっちな事は考えていません」と言う表情で取りつくろっているが、心の中と股間は真っ正直に反応してしまう。幸いツカサは気付いていないが、久しぶりの物を拝めるまでは、なんとか我慢せねば。
 そんな不埒な事を思うブラックの目の前で、ツカサは躊躇ちゅうちょせずにズボンのボタンを外して下着ごと降ろす。あまりのいさぎよさに少し面喰ってしまったが、しかし勢いよく曝け出されたものを、ブラックは思わず凝視してしまった。

(はぁあ……っ! つ、ツカサ君の、ツカサ君の久しぶりのおちんちん……!)

 男にしてはあまりに肉付きの良いむっちりとした太腿ふとももと、今の子供そのままの言動に見合う可愛らしい陰茎。女とは違う、全体的に大人としての成長を迎える前のまだ柔らかな体つきは、何度も夢に見たツカサの裸体そのものだった。

「これでいい……?」
「あっ……ああ……」

 やっている事の意味が解らないながらも、外で裸体をさらしているせいか、ツカサは柔らかそうな太腿をもじもじと動かしている。
 「恥ずかしい」という感情を知らないのだろうツカサでも、やはり違和感を感じるようだ。という事は、もしかしたらこれがツカサが初めて感じる「羞恥」なのか。

(ツカサ君の初めての羞恥を僕が教えてあげるの? わぁ、なんだか興奮しちゃうなぁ……こんなに元気におちんちん出してるのに……)

 ツカサは、たった今からブラックに羞恥を教えられて、その苦しさと気持ち良さにさいなまれていくのか。そう思うと、何故か非常に……興奮をもよおしてしまった。

「ブラック……俺のココ、何て言うの……?」

 少し困ったような表情をして頬を染めながら、急所を惜しげもなく曝している愛しい少年。今まで散々言わされて嫌がっていた単語を教えられるというのに、そんな事も知らずに局部を間近で曝して答えを待っている。

 あまりにも倒錯的な光景に思わずつばをごくりと呑み込んでしまったが、まだ表情を崩してはいけないと己を叱咤しったし、ブラックは顎を擦りながら目を細めた。

「ん~、もうちょっと近付いてくれる?」
「え……でも……汚いよ?」
「ツカサ君の体で汚い所なんてないよ。ほら、もっと来て」
「う、うん……」

 やはり「厠で使う物」という感覚から抜け切れないのか、恥ずかしさと言うよりも己の汚い部分を近付けさせたくないと言う意識があるようだ。
 だが、そんな事などブラックには関係ない。
 ズボンと下着を足首に絡ませたままのツカサは、足をズリズリと動かして、より顔に近い場所で局部を見せる。少々大きなシャツをたくし上げて見せつける様は、このみすぼらしい小屋の背景と相まって、あまりにもいやらしい。

 羞恥の意味すらも知らないような状態のツカサが、こんな事をしている。
 そう思うとついに我慢しきれなくなり、ブラックは熱く荒い息をツカサの陰茎に吹きかけてしまった。すると、ツカサの腰がびくりと反応して。

「い……息がくすぐったい……」

 戸惑ったような声で、ツカサが恥ずかしそうに呟いた。

「あ、あぁ……ごめんね……」

 謝るが、目の前の局部から目が離せない。産毛も生えていないような下腹部はやわくなだらかで、思わず吸い付きそうになってしまう。
 だが、それよりも魅力的なのは、十七歳にもなってまだ大人になる片鱗も見せない子供そのままの陰茎だ。ブラックはツカサの腰を緩く掴んで逃げられないようにすると、ツカサの小さな陰茎にわざと息を吹きかけた。

「んっ……!」
「ツカサ君のココは、まだ子供で小さいから“おちんちん”て言うんだよ」
「お……おちんちん……?」

 少し言い難そうに繰り返すツカサに、またもや股間が熱くなりながら笑顔で頷く。

「そう……ツカサ君みたいな可愛い子供のペニスは、ちんちんって言ってあげるのが礼儀なんだよ? でも、ツカサ君はお行儀が良い子だから、更に“お”を付けて丁寧に“おちんちん”って言おうね!」
「か、可愛いって……そういう、もんなの……?」
「そうだよ? ツカサ君のおちんちんはとっても可愛くて素敵だから、ちゃんと丁寧に呼んであげないと可哀想だよ。だから、大人になるまでちゃんと“おちんちん”って言ってあげようね」
「ん……んん……」

 恥ずかしいと言うより、可愛いと言われて照れているようだ。
 ツカサが今までいかに負の感情とは無縁で居られたのかが解って、何故かその事に非常に興奮してしまうが、こうなってくるとツカサの情緒が少し心配になる。
 いや、何でも信じる頭の弱さなどはひとまず置いておくとして。

 ここに来る度に自分の事を無警戒に話してくれるツカサだが、その情報のほとんどは「レッドや村長夫婦とのこと」か「書斎の本の内容」というものだ。そのせいか、ツカサは「今まで感情がよく解らなかった」と言っていた。という事は、実は感情をまだよく理解していないのかもしれない。

(じゃ……じゃあ……僕が教えてあげてもいいよね……?)

 人であれば、いずれ感情を自然と覚えて行くものだ。ならば、芽生え始めた羞恥や快楽をブラックが明確にしたって、誰も怒るまい。
 何より……あの小僧に良いようにされているだろう今のツカサを、穢してやりたいとブラックの中の悪辣な部分が訴えているのだ。いっそ、この無垢なツカサを自分の手で再び染め上げて堕とし、小僧の鼻を明かすのも悪くは無いかもしれない。
 いや、むしろ。

(こんな風になったって、ツカサ君は僕のツカサ君だ……僕のための、僕だけの恋人なんだ……。ツカサ君は僕の物だ……絶対に、取り返してやる……!)

 元々ツカサは自分の物だ。ブラックの伴侶だ。
 だから、このような事をするのは、当然の事なのだ。

 そう思って、ブラックはツカサの顔を見上げて微笑んで見せた。

「ねえ、ツカサ君」
「ん?」
「僕、実はまだ少し体が辛くってさ……」
「えっ!? だ、大丈夫なのか!?」

 股間を露出したまま慌てるツカサに、ブラックはわざとらしく悲しげに顔を歪めて見せる。しかしそれを疑っても居ないツカサは、目に見えるほどにあせっていた。
 ああ、可愛らしい。股間がうずくのを感じつつ、ブラックは続けた。

「うーん……正直つらいなぁ……。でもね、ツカサ君が僕にをしてくれたら、辛さもきっと無くなると思うんだよね……。だから……お願い、聞いてくれるかな」
「聞くよ! どうしたらいいんだ!?」

 可愛い。ブラックが嘘をついているなんて疑いもしない。
 その純粋な心が愛おしくて、今すぐにでもいやしい快楽に塗りつぶしてやりたくて――ブラックは、我慢しきれずに荒い息を吐きだしながら、告げた。

「じゃあ……ツカサ君のおちんちんを……食べさせてくれないかな……?」

 そう言うと、一瞬ツカサはきょとんとして、それからまた顔を赤くする。
 だが、すぐに「はい」とは言えなかったようで、むっちりとした足を擦り合せながら、言い辛そうに答えた。

「あ、あの……その……ここを触るのって……その……こ、恋人の……レッドだけって……レッドが、言ってたから……だから、その……」

 困ったように眉根を寄せて、ツカサは頬を掻く。
 そんなツカサを笑顔で見つめつつも、ブラックははらわたが煮えくり返っていた。

(やっぱりあのクソガキ、ツカサ君にいやらしい事してやがったんだな……! 絶対に殺してやる、死ぬほど苦しめて……!!)

 後ろの穴も使ったのか。どう使って犯したのか。毎晩犯されているのか。
 頭の中で様々な質問が飛び交うが、口には出せない。今はただ微笑んで、ツカサの警戒心を解くために嘘八百を並べ立てた。

「人助けの為なら、触らせても良いんだよ? 物語の中では出て来なかったかな」
「え……そ……そうなの……?」
「ああそうさ。それに、ツカサ君みたいな可愛い子の可愛いおちんちんだったら、僕は凄く元気になれるんだよ。だから、僕を助けると思って……」
「でも、食べちゃうって……俺のおちんちんなくなっちゃうの……?」

 無くなっちゃう?
 一瞬どういう意味かと思ったが、すぐに合点がいった。
 恐らく、あのヘタレ小僧はツカサの陰茎を口で愛撫する段階まで行っていないのではないだろうか。だから、ツカサもこのようなトンチキな回答をしたのだろう。
 ……ということは、もしかして……挿入すらしていないのではないか。

「大丈夫、ぺろぺろもぐもぐするだけだから! それよりツカサ君、そのレッドって奴とは、毎晩おちんちんで何かしてるの?」
「う……うん……触り合いっこしたりしてる……」
「それだけ?」
「えと、その……口付け、したりとか……でも俺、夜だし暗くてレッドの事あんまり見えないから、よく解らなくて……。だから、触り合いっこしかしてない。レッドは『慣れたら次に進もうな』って言ってくれたけど……」
「ふぅーん、そうなんだぁ」

 照れながらたどたどしく話すツカサは実に可愛らしい。
 夜の営みを喋る事がどれほど危ういかという事も解っておらず、ブラックに対して喋ってくれている様は、とても純粋無垢で愛らしかった。

(ああ、そうなんだ……ツカサ君……ツカサ君ってばもう……)

 しかしやはり、ブラックの心を一番躍らせたのは……ツカサがまだ誰の侵入も許していないと言う、確かな情報だった。
 そんな事を言われたら、もう。
 我慢が、出来なかった。

「じゃあ、ツカサ君……僕が今から、ツカサ君にとって気持ち良いコトしてあげる」
「え……?」
「気持ち良いって気持ち、知りたくない?」
「…………」

 あの小僧は、ツカサに対して性的な事を何一つ教えていない。
 いや、あまりにもツカサに夢を見過ぎていて、逆に教えられないのだろう。それか今まで“大事にしたいメス”を抱いた事が無かったのかも知れない。
 だから、ツカサに対してかなり慎重に接しているのだろう。いつも夜の薄暗い部屋でツカサを犯しているのであれば、ツカサが気持ち良いかどうかすら解っていないに違いない。自分本位の男がおちいるありがちな失敗だ。

 部屋が薄暗ければ、当然こちらも相手の顔が見えにくくなる。すると、興奮で認知が歪んで、相手が気持ち良いかどうかの判断が鈍ってしまうのだ。
 肌に触れられて反射的に出た声を「快感による喘ぎ声」だと錯覚し、勝手に「相手も快楽に浸っているのだ」と思い込んで突っ走って、結果的に失敗する。娼姫で遊ぶ事の少ないオスにありがちな失敗だった。
 だとすれば、ツカサがブラックにって初めて覚える感情は、羞恥だけは無くなる事になる。その予想が正しいとすれば、ブラックは今にも達してしまいそうだった。

「ねえ、ツカサ君……食べて良い……?」

 口が緩んで、端からよだれが出そうになる。
 表情を制御できない。

 だが、ツカサはそんな自分を見つめて、少し躊躇ためらいながらも……

「う、ん……。食べて……いいよ……」

 ブラックの言葉に、ぎこちなく頷いてくれた。

(ああ……ツカサ君……っ!)

 頬を赤らめて、戸惑う表情を見せながらうなずくその様は、あまりにも欲をそそる。
 ブラックに散々抱かれてメスに堕ちたツカサを、もう一度初めから淫らなメスとして仕込む事が出来るのだと思うと、例えようもない快感が背筋に走った。
 最早もはや、勃起したペニスは触れずとも射精してしまいそうな程にいきり立っている。だが、今はそのたけりを鎮めるよりも、ツカサを自分色に染める方が先決だった。

 この愛らしい少年を、愛しい少年を……再び、むさぼり尽くす。
 今度は、散々自分を追いかけ回してくれたわずらわしいクソガキから奪い取ると言う、新たな快楽に打ち震えながら。

「あは……。ははは……っ」

 まるで略奪愛のようではないか。
 無意識にそう思って、ブラックは思わず声を出して笑ってしまう。
 そんなブラックにツカサは何か喋ろうとしたが――口を開いたと同時、幼い陰茎を横から咥えられて閉じ込められ、ツカサは全身を震わせた。

「っあぁあ!?」

 初めての感覚に思わず甲高い声を出すツカサ。
 その甘い声だけは、記憶が失われても変わらない。嬉しく思いつつも、ブラックはいまだ萎えたままの陰茎を撫で上げるように舌で愛撫した。

「ふあぁっ、あっ、なに、こぇっ……!? やっ、だ、ブラック、だめっ汚ぃ……っ、そこ、舐めるの汚いよぉ……っ!」
「んふ……? ふ、ふふっ……汚くないよ……ツカサ君のおちんちん、すっごく美味しくて、僕も元気になれそう……」

 ブラックが舐めたり舌で包んで軽くこする度に、ツカサは腰をびくんびくんと動かして足を震わせる。今まで感じた事のない刺激なのか、ツカサは既に涙目になっており、ブラックの肩に手を乗せてなんとか立っているような状態だった。

 これだけ敏感では、あの小僧も勘違いしても仕方ない。まだ勃起していないと言うのに、ここまで可愛い声で啼くのだ。そんな風に反応されたら、オスとしては嬉しいに決まっている。あんな無知蒙昧の小僧であれば、すぐに「ツカサは自分の技に酔いしれているのだ」などと、勘違いをしてしまうはずだ。……とすれば、ツカサは本当の快楽を知らないのかも知れない。

(男も女も、イくってだけならその気が無くても簡単に出来てしまうからなあ)

 例え射精したとしても、それが絶頂であったとは限らない。
 もしツカサがレッドとなあなあで性行為をしていたとしたら、ツカサはこれが初めての絶頂という事になるのかも知れない。この自分が今からその快楽を教えてやれると思うと、心の中がたぎって、ブラックは思わず配分も考えずに、ツカサの陰茎を責め立てるようにちゅうちゅうと吸いながら、舌で嬲ってしまった。

「ひあぁあっ!? やっ、あっうあっぁっあぁああ……! らぇっ、そ、それやらっぁ゛っ、ひぐっいっ、ぁ、なっ、か、きひゃう、違うの来ひゃうぅ……!」

 可愛らしい陰茎は、最早小さいなりに立ち上がり、唾液に絡まる程の先走りを垂らしてブラックの舌の虜になっている。
 舌先で先端を突いてやれば、それだけでツカサはった。

(ああ……ツカサ君、僕の舌でそんなに感じてくれてるんだね……っ)

 何が起こっているか解らず混乱したまま嬌声を上げて震える様は、純粋無垢だった少年を今まさに穢しているのだと思い知らせるようで、ブラックは己の愚息がどくりと強く脈打つのを感じた。ただ奉仕しているだけなのに、ブラックもツカサの反応に愉悦を覚えているのだ。そのことに興奮して、ブラックはとどめと言わんばかりに、ツカサの可愛いおちんちんを舌で擦り上げて吸った。

「らぇっ、で、ちゃ……っ、あっ、あぁああ…………ッ!!」

 顔を真っ赤にしたツカサが、喉を曝して全身で痙攣する。
 と、同時、口内に生温い液体が少量吐き出されて……舌で虐めていた陰茎が、再び快楽を知らない状態になってしまった。

(ツカサ君たらもうイッちゃったんだ……)

 早漏、という事ではないだろう。
 レッドとの性交まがいの接触では、きっとこんな風に達した事は無かったのだ。
 だから、ブラックが軽い口淫に、ここまで反応したのだろう。

(あは……あはは……ツカサ君たら、やっぱり淫乱で可愛い……)

 これからきっと、ツカサはこの快楽が忘れられず悶々とするに違いない。
 普通の少年なら、恥ずかしくてこの小屋に二度と近寄らなくなるかもしれないが……今のツカサなら、これから言い訳を積み重ねればどうとでもなるだろう。
 純粋無垢な状態なら、誰であろうが操るのは簡単だ。

「はぁっ、は……はぁ……はぁ……っ」

 肩で息をしてブラックの体に覆い被さるツカサを見つつ、口を離す。
 その些細ささいな感覚にすら反応してしまう敏感なツカサに笑いながら、ブラックは優しい猫なで声でツカサに言葉を賭けた。

「ツカサ君……今のが、快楽……気持ち良いってことだよ……」
「き……きもち、いい……」
「そう……。ああでも、ツカサ君の精液が意外と少なかったから、僕元気になりそびれちゃったなあ……」
「え……ご、ごめん……」

 息を整えるのもやっとなのに、それでも謝るツカサ。今の行為については、意外にも嫌悪感を抱いてはいないようだった。
 ここまで無知だ哀れにも思えるが、そこがまた劣情を抱くほどに可愛らしい。
 なんにせよ、嫌がらないのならばそれでいい。

「ツカサ君……また明日ここに来て……僕に食べさせてくれる……?」

 見上げながら優しく笑うと、ツカサは興奮で赤らんでいた頬を更に赤くしたが……嫌がる事も無く、ただ、頷いた。

「ブラックが、その……元気になる、なら……」

 ああ、可愛い。可愛くて、どうしようもない。
 こんな子を、恋人であるはずのこの少年を今から犯し尽くして堕とし、あの男から寝取るのだと考えたら……何故だか、いつも以上に興奮するような気がした。













※遅れて申し訳ない…_| ̄|○
 
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