異世界日帰り漫遊記

御結頂戴

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ラゴメラ村、愛しき証と尊き日々編

37.いつかその日々が愛おしくなるまで

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『ほう、仲間を助けに明日この村を出ると……』

 昨日の顛末てんまつを朝一番で蜂龍ほうりゅうさんに話すと、彼女は思わしげに眉間に皺を寄せ、三対の目をちかちかと明滅させた。

 頭の中に聞こえる声の調子からして、最初に出会った時よりもずいぶんと元気になったけど、でも今日は俺の話を聞いてちょっと深刻そうな声になっている。
 こんな話をして申し訳ないなと言う気持ちも有ったけど、どうせ心を読まれてしまうんじゃ隠したって無駄な事だからな。なので正直に話してしまったのだ。
 うーん、こんな事なら「大人の事情で聞かないで」って言った方が良かったかな。

 思わず考え込んでしまっていると、蜂龍さんが顔を上げた。

『いや、すまぬ。お主にまた心配させてしまったな。……だが、この蜂龍老いたとてまだ悪意の内在を感じ取る力が消えたわけではない。……話を聞いていると、どうもその一件は何者かが悪意を持って介入しているようにも思えるのだ』
「え……」
ゆえに、我はお主が心配でな……。なにしろ、曜気をそそいで我をこれほど回復させ、よく世話をしてくれたのだからな……。だから、助けるための力を授けたいと思うておるのだが……どうだ、受け取ってはくれぬか、ツカサ』

 そう言いながら、蜂龍さんはゆっくりと体を動かして……立ち上がる。
 思わず俺と蜂くん達が手を伸ばしたが、しかしその補助など借りる事も無く、蜂龍さんは巣の上にしっかりと足を踏み込んで、七色の瑞雲ずいうんのようなたてがみなびかせながら力強く立ち上がったのだ。

「す……すごい……」

 真鍮しんちゅうのような深い金色の鱗を陽光に輝かせながら、不思議な姿の美しい龍はじっとこっちを見る。

『お主が、我を助けてくれたのだ。静かに時を終える事を待っていた我を、文字通り生き返らせ再び立ち上がる力をくれた。我は、その恩を返したい』
「あっ……えっ、で、でも俺、大したことしてないし……」
『我のような巨体に曜気を毎日注ぐことは、大したことだぞ。ふふ……まあ、お主は力の事より他人を想うような者だからな……しかし、その油断は時に足をすくうぞ。努々ゆめゆめ油断するでないぞ。この【龍】を復活させるほどの力となれば、尋常ではない。それはお主にも解るであろう』
「はい……」

 そう、だよな……。
 良く考えたら、こんなに大きな龍に毎日ホイホイと曜気を流し込んでたんだもんな……良く考えたら異常でしかない……。

 でも、自分じゃ「疲れたなあ」と思うくらいで、気絶するまで限度が解らないからなあ。いつも考えなしに曜気を使ってたけど……き、気を付けよう……。今までは、黒曜の使者の能力で曜気を渡す事なんてそう何度も無かったから、そう言う所に気を配るのを忘れてたよ……。

 そうか、流し込んだ相手にすれば「こいつやべえな」って思われる事も有るのか。

『うむ、解れば良し。……さて、お主にはある物を渡しておきたい』
「あるもの?」
『これだ』

 そう言いながら、蜂龍さんは首をグイッと上げて、顎の裏を見せた。
 どこにも口は無い。やはり、蝶のようにストローのような口が有るんだろうかと思っていると、蜂龍さんの体が光り始め、瑞雲のたてがみが淡い七色に染まる。
 いきなりの事に思わず目を見張った俺の前で――――蜂龍さんの真上に、光る帯状の雲が発生して、そのまま小さな円を創るように集まり始めた。

 ……まるで、雲が意思を持っているようだ。
 あまりにも非現実的な光景にただただ固まっていると、その雲が酷く小さな塊となって、俺の所へとふわふわ落ちて来た。

「あ……」

 思わず両手をくっつけて、その「落ちて来た何か」を乗せて見やると。

「これは……ミサンガ……?」

 重さを感じさせない輪っか上になった物。
 それは幾つもの糸で編み込まれた白銀の腕輪だった。

 この編み方はミサンガを思い起こさせるが、蜂龍さんは軽く笑って首を振った。

『人族の言葉ではと言うのか。我々はこれを“組紐くみひも”と呼んでおる。我と、我の子供らである【天鏡てんきょう蜂】が造り上げる“虹の水滴”という糸で編みあげた、龍の力の宿る糸だ』

 天鏡蜂……それが蜂くんたちの種族の名前なのか。
 っていうかあの糸蜂龍さん達が作ってたの!?

「えっ、あっ、あの、蜂なのに糸を紡げるんですか」
『我が子らは大人しく温厚で、外敵に対抗する術が針しかない。それ故、攻撃に苦労しておってな……。それゆえ、代を重ねるごとに、針の先から糸を紡ぎ敵を捕縛して逃走する能力を我が与えたのだ。それが思いがけず強度があったので、眷属らに毎年まとめて与えていたのだが……。それは金の曜気を抜くとただの糸になるようだな』
「あっ……なるほど……」

 “虹の水滴”って蜂龍さん達から貰ってたものなんだ……。
 じゃあ、禽竜きんりゅう族の人達は蜂龍さんがこの場所に居て今も生きているって最初から知ってて、森に入るなって言ってたのか。ただ神聖視してる訳じゃ無かったんだな。
 しかし、俺にあんだけくれるほど有り余ってるって……蜂達は多産だな……。

『天鏡蜂は育てば育つほどに長い糸を吐く。それに、どんな小さな花からでも蜜を吸って、一日に小瓶一つ程度には蜜を作り出すでな。人族には有用であろう』
「確かに、居てくれると凄く助かりますね」

 素直にそう答えると、蜂龍さんは何だか笑うように目の奥を歪めて、触角の一本を軽くついっと動かした。すると、今日も俺を案内してくれた小さな蜂がやってきて、俺の腕の中にもぞもぞ入って来て「ビィ」と可愛く鳴いた。

『ならば、その幼き我が子を、旅に連れて行ってくれぬか』
「え゛!?」
『……お主の話を聞いていると、どうもこの世界には、変化が起きているような気がしてならぬ。今お主と出会い、我が生きながらえたのには神の意志を感じる。優しき災厄の手に神を感じたこの鱗が、今この世界がどう変わったのかを見る必要があるのではないかとくのだ。だから、お主には我の目としてその幼き蜂を頼みたい。己がしもべとして、連れて行ってはくれまいか』
「し、しもべって……」

 それで良いのかと蜂くんをみやると、相手は目の下を桃色にして、嬉しそうに目をちかちかと明滅させながら何度も頷いた。
 まるで無邪気な子供みたいで、とても可愛かったけど、でも……。

「蜂龍さん……俺、その……しもべとしては、連れて行けません。俺はペコリア達に召喚珠しょうかんじゅって言う特別な宝珠を貰って、友達として傍に居て貰ってるだけで……誰も、使役してる訳じゃないんです。だから……そこだけはどうにかなりませんか」

 ペコリアや藍鉄あいてつ、そしてロクショウは俺の大事な仲間だ。なのに、この子だけが「しもべ」だなんてあんまりだ。龍の眷属には召喚珠と言うものが無いのだろうかと問いかけると、蜂龍さんは俺の説明を聞いて、不思議そうに首を傾げた。

『召喚珠……怪物どもはそのような証を作り出す物なのか。ふむ…………よろしい。ツカサと出会う前の我であれば、そのような物も作れなんだが、今は容易だ』

 そう言いながら、蜂龍さんは蜂くんと目を合わせて互いにチカチカと目を明滅させ合うと……前足の一本を浮かせてぎゅっと握り、その手からまた何かを放り投げた。

 慌ててキャッチして確認してみると……それは、空色の宝珠の根付ねつけ――――組紐くみひもで吊った簡素なストラップだった。ビー玉ほどの大きさのたまの中には、銀色のキラキラ光る粒が入っていてとても綺麗だ。
 これってもしかして……。

「蜂くんの召喚珠、ですか?」
『うむ。見よう見まねで作ってみた。その珠は、我の目でもある。外に付けておいてくれれば、我は勝手に外を見よう。何か有れば、その我が子の名を呼ぶがよい。それだけで、我が子は珠より出でてお主を助けるであろう』
「解りました。じゃあ……バッグの外側に付けておきますね」

 それなら良いかな。蜂くんもここから離れずに済みそうだし……。
 良かったねとお餅みたいに柔らかい頭を撫でると、蜂君は嬉しそうに目の奥の光を細めた。何だか笑ってるみたいで、俺も嬉しくなる。

 蜂くんをしっかり抱いて頭を撫でていると、蜂龍さんがまた俺に告げた。

『ならば……その子の名を、決めてくれぬか』
「え……名前、ですか?」
『うむ。我がであるように、人に仕える者は固有の名を貰う決まりがある。それはその者の眷属になるという意味でもあるが……同時に、通常では得られぬ力を得る事の出来る、特別な儀式でもあるのだ。お主さえ良ければ、名付けてやって欲しい』

 ははあナルホド、要するにこれは、俺が大好きな異世界チートもの小説で見かける「ネームド」って奴だな。ロクショウや藍鉄みたいに固有の名を持つモンスターだ。

 恐らく、この世界の龍の眷属も、誰かに固有の名を付けて貰う事によって、能力が倍加したり恩恵を受けられたりするんだろう。俺はそういう展開を何度も見たから知ってるぞ。

 ロクショウ達も同じなのかは解らないが、蜂くんの場合は蜂龍さんがそう言うんだから、確かな事実なのだろう。そう言う事ならはりきっちゃうぞ!

「うーん、蜂くん……蜂くんかぁ……」

 レモンみたいな可愛い頭だからレモン……は安直過ぎだな。
 今から仲間になるんだから、どうせならロクショウや藍鉄みたいに格好いい名前を付けてあげたいぞ。
 とはいえ、どんな名前にするか……。うーん……この子は目が赤くて、宝石みたいにキラキラしてて綺麗だから……。

柘榴ざくろ、とかどうかな?」

 柘榴と言う色は、鮮やかで深い色をしている。その色は蜂くんの目と同じだ。
 それに、柘榴石とかは確かガーネットって言うんだよな。綺麗な赤い宝石の名だ。綺麗な目をしてる蜂くんにぴったりだろう。それに柘榴って美味しいらしいし。
 俺は柘榴の実って写真でしか知らないんだけど、母さんの方の爺ちゃんと婆ちゃんが木を庭に埋めてて、なんか縁起が良いとか言ってたんだよな。
 縁起も良くて綺麗で格好いい名前、俺的には百点満点だ!

 なので、こういうのはどうだろうか……と相手を見やると。

「ビィ!」

 蜂くんは嬉しそうに目の下を桃色に染めて、前足をパタパタさせた。
 そんでもって、俺とペコリアがしてたように自分の頬を俺の頬に摺り寄せて来る。
 ああぁモチモチしてて気持ちいぃいい……。

『お主の付けた名が気に入ったようだな。うむ。では、その子の名は柘榴だ。今からお主に従う……いや、力を貸すものとなる。可愛がってやってくれ』
「うん。……よろしく頼むな、柘榴!」

 そう言うと、蜂くんは嬉しそうにパタパタと銀色に光る半透明の羽根を動かした。

 これから色々と不安も有るけど……新しい仲間も出来て、少し気が楽になったよ。

『ああ、それと……その組紐だがな』

 なごむ俺と柘榴に、蜂龍さんが声をかける。
 そういえば組紐くみひもの意味については説明を受けてなかったな。
 この腕輪にはどういう意味が有るんだろうかと蜂龍さんを見上げると、彼女はじっと俺を見つめて、先程とは違った真剣な声で俺に告げた。

『その組紐には、我の力が宿っておる。もしお前が窮地に立って、己の非力を嘆く時が来たのならば、その時は組紐に願え。一度だけ、が“龍の力”を貸そう』
「龍の力……?」
『左様。人には扱えぬ、神に連なる力よ。ただの人族には受け止める事は出来まいが、お主であれば全ての力を受け止められるであろう。……ただ……その龍の力は、お主の能力を一時的に高めるだけで、誰かを救える超常の力ではない。努々ゆめゆめその事を忘れるでないぞ』

 蜂龍さんの言葉に、頷く。
 だけど、そんな一か八かの力なんて本当は使わない方が良い。
 出来る事なら、使わずに解決したい。

 俺も蜂龍さんもそう思っていたけど……でも何故か、組紐は酷く重たかった。



   ◆



「……と言う訳で、明日出立する。世話になったな」

 ブラックの言葉に、カンカンと大槌が打ち鳴らされる音が帰ってくる。

(……無視か? 姉弟子ってのはずいぶん偉い身分のようだな)

 明日の出立に備えて、姉弟子のアナベルにその事を報告しに来たのに、なんという態度だ。思わず不快になったが、しかし他人であればこんな物かも知れないとすぐに思い直す。

 ブラックだって、数日教えを乞うただけの相手に突然こんな事を言われたら、同じような反応を返すだろう。何故なら、そんな浅い付き合いの相手に思う所など、何もないからだ。御教授下さった事は感謝しているが、それ以上でもそれ以下でもない。

 ならば、仕方ないか。
 そう思いかけていたのだが、不意にアナベルが動いてブラックは少し警戒した。
 この姉弟子なら自分をいきなり殴って来る事も十分あり得る。

 思わず警戒して体を強張らせたのだが、アナベルがブラックに向けて来たのは……鉄拳でも惜別せきべつの涙でも無い、実に不安なような妙な表情だった。

「お前……一日鍛金たんきんを休んだら取り戻すのに三日かかるんだぞ……?」
「そっちの心配か……」
「ったりめーだバカめ。そんだけ極上の能力もっといて持ち腐れてた野郎のことなんざ、心配をする方が馬鹿ってもんだよ。それよりお前、まだ指輪の形も意匠いしょうも決めてないんだろ? 戻って来るのはいつなんだよ」

 相変わらずすらりとした女性的な背中を見せて、細くともしっかりと筋肉の付いた腕で大槌おおづちを振るっている。その姿をもう見られないと思うと妙な気持ちになったが、気にするほどの物でもなく、ブラックはその気持ちを放って肩を竦めた。

「いつ帰って来れるか判らない。もしかしたら今生の別れかも知れないな」
「ったく……そんな生半可な腕でおとうと弟子でしを外に出すなんて、恥ずかしくてしょうがないよアタシは。お前にはまだ教えてない事があるってのに……」

 そんな事をボヤきながら、アナベルは大槌を振る手を止めて、立ち上がった。
 何をするのかと思ったら、頭の布を取り美しい金の巻き毛をがしがしと掻き乱す。

「……まあ、お前はもう基礎的な勉強などは終わってる。あとは細かい意匠に関する指導だけだったから……普通なら、これで上出来なんだろうがな。しかし、お前にはまだ大事なコトを教えてなかったんだよ」
「大事なこと?」
「…………ちょっと待て」

 そう言うと、アナベルはバツの悪そうな顔をして、小さな唇を少し尖らせたが……美女にそぐわない歩き方でノソノソ動くと、机の上に山と積まれた紙束の中から何かを取り出して、ブラックの方へと乱暴に放り投げた。

 何を持たされたのかと受け取ってみると、それは古い手帳のような物だった。
 開いて中身を見てみる。すると。

「これ……もしかして、学術院での授業を記した手帳か?」

 そう、手帳には曜術に関する事が詳細に書き込まれていたのだ。
 けれども、それを渡すという行為は、かなり危険な物だ。

 学術院には行った事が無いが、そういう知識だけは持っていたブラックは、思わずアナベルを見やる。しかし、彼女はその視線に不敵に笑って肩を揺らした。

「ああそうさ。それは、アタシが学術院に行ってた時の覚え書きだ。高度な術は口伝くでんだから、今のお前には教えられないが……手帳に記してある中級術程度の事は、お前ならすぐに理解出来るだろう」
「……いいのか?」

 学術院で教えられた技術や知識を、院の出身者でもない人間に伝える事は、原則として禁止されている。
 それが行えるのは、教師や講師、学者などの称号を持つ者のみであり、通常は口伝曜術と同じように秘匿されているのが普通なのだ。
 なのに、冒険者である自分に教えて良いのだろうか。

 思わず眉根を寄せて問うたブラックに、アナベルは呆れたような顔を見せた。

「師匠とアタシが教えてやったんだ、クズみたいなモンを作ってツカサって子に渡したら、承知しないからね。キチンとした指輪モンで、お前の気持ちを受け取って貰いな」

 彼女なりの、叱咤激励しったげきれいだ。
 ぶっきらぼうな言葉なのに、何故か心配してくれているのが解った。

 それを感じる事が出来るようになったのは、やはり……愛しい恋人のお蔭だろう。

(……ツカサ君が、僕をここまで連れて来てくれたんだ)

 彼がブラックを引き留めて、抱き締めてくれた。
 自分を見守ってくれていた仲間の存在に気付かせ、その仲間を守りたいと強く思えるほどに、ブラックの心を立て直してくれた。

 シアンを助けたいと、そう、強く思えるほどに。

「縁が有ったら、また来いよ。お前の指輪をしっかり批評してやるからさ」
「ハハ、その時はお手柔らかに。……でも、ツカサ君の前では批評しないでくれよ」

 軽口を叩いて、ブラックとアナベルはお互いに笑った。

(こんな会話だって、昔の僕のままじゃ出来なかっただろうな……)

 考えて、ブラックは自嘲を含んだ笑みを口に含ませた。

 ――もう二度と過去の自分に戻らない為にも、自分は行かねばならない。
 「一緒に考える」と言ってくれた、ツカサの気持ちに報いるためにも。

「じゃあ」
「……おう」

 そっけない挨拶に、そっけない言葉が返される。
 だが、それは決して心が通っていないからではない。

 かつての自分はそれすらも解らなかったが、今はもう会う事の出来ない彼らには、ブラックの挨拶はどう見えていたのだろうか。
 その事を思うと何故か胸が痛んだが、ブラックは振り返らずに鍛冶場を後にした。
















※意匠=指輪とかのデザイン……みたいなこと です

 と言う訳で何だかオチがない状態になってしまったラゴメラ編ですが
 ここで一旦区切って、次は新しい章です。
 本当はここでツカサも思い切る予定だったのですが入らなかった…。
 次の章はシアンさんと世界協定関連の事が中心になります。
 が、次の章では
 ブラックがやむを得ない事情で一晩だけ女とヤッちゃう展開とかあるので
 ご注意いただけると嬉しいです(´;ω;`)
 ツカサの為にも必要な事なので……ちゃんと注意書きはします!!!
 次の章も楽しんで頂けると嬉しいです…!(;ω;)
 
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