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ラゴメラ村、愛しき証と尊き日々編
23.何かして貰ったら返してあげたい*
しおりを挟む※何も進んでない回すぎてすみません…クロウといちゃついてるだけです
な、なに、何でこんな事になってんの。
「ツカサ、これで四回目だな」
「ひぁあ゛ぁあっ!! あっらぇっ、もっ、れなぃっ、せ、えきっれないぃ……っ!」
頭がぐらぐらして、体が痙攣して止まらなくて、なのに俺はクロウの上に乗って、クロウの大きなおちんちんと俺の貧相なのを扱かれて、喘いでいて。
イクたびにクロウが俺の下腹部を舐めて、おへその中まで精液が入ったんじゃないかって執拗にぐりぐりしてくる。
それが苦しくて、またお腹の奥と股間がじんじんして堪らなくて、もうやめてって言おうとするんだけど、クロウの少しざらついた舌でおへそやおちんちんをねっとり舐められると、体が言う事を聞かなくて勝手に口が喘いでしまう。
もう、何度舐められたか解らない。
よんかいだって言うけど、絶対違う。それ以上の回数舐められてる。
でももう何度目か判んない。もう、舐められたとこがヒリヒリしそうで、吸われる度におちんちんが痛くなりそうで、だけど、それでも気持ち良くて怖い。
なんとかしてクロウにやめて貰おうとしてるんだけど、クロウは「愛し足りない」みたいな事を言って、俺の事を放してくれなかった。
なんか蜂蜜酒飲んだ後の記憶がぼーっとしてて、何か有ったような気もするんだけど、思い出せないんだよな……。気付いたらベッドの上で、凄い刺激で無理矢理イかされてたからその間の記憶も一気に飛んじゃって、もう訳わかんなくて。
でもその……な、なんか、クロウに凄くドキドキして、安心したのは覚えてるぞ。
だから強く拒めないって言うか、愛がどうのこうのって言われると、アホみたいな声で「だめぇ」なんて言葉しか言えないっていうか……!
ああああ……本当どうしたらいいんだこれ!
も、もう無理、無理だってばせいえき出ないってばぁ!
「ムム……さすがに薄くなってきたな……。だが相変わらず美味いぞツカサ」
「もっ……ひ、ぐっ、ぃ、いぃ、かやっ……もっ、ゆるひれ……っ」
「たっぷり愛してやると言っただろう。ツカサがオレの誓いを心の底から信じられるようになるまでは、空になるまで愛してやるぞ。ほら」
そう言いながら、クロウは力の入らない俺を人形のように抱えて揺すり、まだまだ元気なおっきいちんちんを俺のへたれたモノに押し付けてくる訳で。
「わかっ、ぁ……わか、た……からっ……も……ぜん、ぶ……っ」
「本当か?」
聞いて来る相手に、必死で頷く。体が言う事を聞かなかったが、とにかく頑張って肯定する。だって、これで愛が無いって、どう考えてもそう思うのムリだし……。
たぶん、俺ってば酒に酔ってる間に変な事とか言って、クロウを煽っちゃったんだろうな。クロウは優しいし純粋だから、俺の酔った勢いでのワガママな弱音に真剣に付き合ってくれて、慰めようとして、だから今こんな事になっちゃってるんだ。
だって、クロウは俺と一緒に居たいって、ずっと言ってくれてるんだし。
……そんな相手に弱音って……あぁああ返す返すも俺のばかぁ……。
「ごめ、なしゃっ、ごめんなしゃぃ……っ、も、だいじょ、ぶ、だかぁっ」
「ムゥ……」
ん゛ん……ッ。し、信じてない。やばい。
こ、こうなったらもう……これしかない……。
「く、クロウ……」
「なんだ、ツカサ」
「あの……お、おればっかり、してもらったら……わるいから……」
「ム?」
熱い顔がさらに熱くなる。だけど、今更だと思って俺はクロウの……その……滅茶苦茶反り返ってるおちんちんを両手で握った。
「くっ、クロウのも、俺が手でする……っ」
「ングッ!? つっ、つ、ツカサ!?」
何だかよく解らないけど、クロウが思った以上に驚いてる。
もしかして、俺にはそんな事出来ないと思ってたんだろうか。というか、最初から俺がこうする事すら予想してなかったのかな。
……いやちょっと待てよ、そうなると、俺って受け身かマグロだと思われてたって事なのか。なんだそれめっちゃ嫌だな。もしくは俺にちんこ触られるの嫌って事? でもそれだったら、この前みたいに俺の顔でシコッてたのも意味が解んないし。
じゃあ、本当に俺がこんな事する訳無いと思ってたって事か。
そんな風に思われてたとなると、俺だってさすがに我慢ならないんですけど。お、俺だってちゃんとやる時はやれるんだからな!?
よっ、よし、俺が男だって事をみせてやろうじゃないか。
「俺がこんなコトするの……いやなのか……?」
わざとらしく目を潤ませながら見上げた俺に、クロウは浅黒い頬を真っ赤にして、先ほどまでの余裕は何処へやらで焦ったように目を泳がせる。
ああやっぱり、こりゃ完全に予想してなかった顔だ。
「あ、うっ、だ、だが、お、お前は、ブラックにしかこういう事は……っ」
もしかして、ブラックに遠慮して俺に求めようとしなかったって事か。
だったら余計に何かヤなんだが。
そりゃ俺だってブラック以外の奴にこんな事なんてしたくも無いけど、でもクロウは別だ。俺の大事な仲間だし、なにより……その……クロウだって我慢して頑張ってくれるんだから、嫌な訳無いじゃないか。第一、嫌だったら殴ってでも止めるし。
だから、喜んでくれるなら俺だって頑張るよ。
クロウのことだって、す、好きじゃないわけじゃ、ないんだから……。
あっ、でもそう言うんじゃないからな、それとはちょっと違うんだからな!
「つ……ツカサ……ほ、ほんとに、肉棒を扱いてくれるのか……?」
「その言い方やめて……。まあ、その……だって、クロウだけ気持ちよくないとか、何か……俺がされてるばっかで、嫌だし……」
なにより、愛してやるとかなんとか言ってたのって……俺がまた変に落ち込んでたからなんだろうし。だから、クロウは今まで俺を抱いてたんだろう?
精一杯慰めてくれた大事な奴に我慢させてばかりなんて、こっちが我慢ならん。
言った以上やるぞ、と目を向けると、クロウはなんだか目を潤ませて……人間には出来ない量の荒い鼻息をぶわっと吹いて、俺の事を抱き締めた。
「ツカサ……っ、あぁ……これだからお前は……っ」
「っ、あ、で、でも、口とかはその……ブラックが怒るかも知れないから、手でしかしてやれないんだけど……いい……?」
「悪いものか! ああ……ツカサがオレの肉棒を扱いてくれるなんて……!」
「んんんんだからそういうこと言わないでってば!」
にくぼうっていうの本当やめて! なんか恥ずかしい!!
ええい畜生、こうなったらヤケだ。
もうクロウの顔を見ていられなくて視線を下にやると、俺は意を決して、ご立派な茂みからそそり立つ凶悪なご子息に両手を伸ばした。
「ッグ……!」
「……っう……」
あ、熱い。熱いしなんかやっぱりブラックのとは違う。
なんだろうこの形。人間のと似てるんだけど、獣とも言い難い感じだしなんというかその……お、大人のブツって結構色々形があるんだな……。
いやそんな事を考えてる場合じゃない。とにかく、気持ちよくするんだ。
こういうのはブラックに教え込まれてちょっとは知ってるから、今回はお礼に思う存分クロウも気持ちよくしてやらねば。俺のテクを受けて見よ。
「ぅ、あっ、ツカサ……っ、上手いぞ……ブラックに習ったのか……っ」
「う……ま、まあね……。気持ち良い?」
根元の方から両掌で満遍なく擦って先端まで掌を押し付けると、今度は片手で扱き上げながら、カリの付け根から先端の所まで指で撫でたり手で優しく擦って、クロウがより気持ちいいように導いてやる。
よくよく考えたら他人の手にこういう事をされるのは本当に久しぶりだったみたいで、クロウは少し体を反らせながら、欲情した顔で目を細めて俺を見ていた。
はぁはぁと息が漏れる口からは、うっすらと牙が見えている。
その表情はまるで獣そのもので、俺は今更ながらにクロウが自分とは違う種族なんだなと思い知らされた。実際、熊耳を見るよりも牙を見た方が違和感を覚えるからな。人間ってのは大きな違いより小さな違いの方に奇妙さを感じるらしい。
でも、正直な話……俺の手で興奮して、無防備な表情を見せてくれているクロウを目の当たりにすると、悪い気はしなかった。
ブラックの時もそうだけど、やっぱり相手が喜んでくれてるのは嬉しい。
俺の手で満足して貰えるなら、使ってくれてもいいかなって思うくらいには……い、いや、あの、アレだ。こういう時だけだからな。いつもは違うからな!!
だってその……俺ってば、えっちの時なんて最終的にはワケ解んなくなっちゃうし……ブラックがちゃんと最後まで気持ち良いか見てる余裕すらないんだもん。
だから、素面の状態で、こういう風にクロウやブラックが喜んでくれてるのを見るのは、悪い気はしないって言うか嬉しいって言うか……。
………………うん、シラフかな。俺やっぱり酔ってないかなこれ。
酔ってるな、酔ってるっていう風にしておこう。
素面でこんな事考えてたらめっちゃ恥ずかしい。つうか恥ずかしくなってきた。
違う、違うから。これは男としてのプライドの問題で奉仕の心とかじゃないから。
「ツカサ……っ、た、頼む……もう、出そうだ……っ」
「あっ、えっ!?」
「すまんッ、お、お前に真心から奉仕されていると思ったら、堪えが……っ」
そう言うクロウの顔は、必死に我慢しているような辛そうな顔だ。
いつもは無表情レベルの表情の変わらなさだけど、今回は本当にヤバいと思ってるみたいで、非常に焦っているようだった。でも何故そんな顔を。
あ、そうか、今の状態でイくと早漏だと思われそうだから我慢してるのか。
馬鹿だなあクロウは。久しぶりにやったなら、誰だってそうなるってば。俺だってオナ禁して「さあ、いざオナニーだ」と思って“とっておきのオカズ”を用意したら、三こすり半レベルで暴発して泣いた事があるんだぞ。張り切り過ぎて思わず出ちゃうのは仕方ないって。わかるよその気持ち。
でも戦士のプライドがそれを許さないみたいで、クロウは歯を食いしばっている。
むう……そこまでされると何か逆に出させたくなるんだけど。
「こらクロウ、我慢すんなってば!」
「ゥグ……だ、だが……」
「我慢は体に悪いんだぞ。気持ち良いなら、我慢せずに出していいってば。ちゃんと俺が受け止めてやるから」
そう、これは手を触れた者の務めなのだから。なんて事を思いつつ、何の気なしに言ってやると、クロウは……橙色の綺麗な瞳を見開いた。
うん。……うん?
俺、なんか余計な事言ったかな?
そう思って、思わず手を止めた瞬間。
「ツカサ……ッ! ウッ、グッ……ンン゛……ッ!!」
――クロウのおっきなモノから、勢いよく白い迸りが吐き出されて……ぼたぼたと地に落ちながら、俺の顔にも盛大に飛び散って来た。
もう、なんか、凄い勢いで、飛び散って。
「…………」
そうだった。獣人族って、一度に放出する精液の量がめちゃくちゃ多いんだったっけ……ブラックも相当だけど、クロウの出す量ってその三回分くらいみたいな……。
やばい、またシーツ洗わなくちゃコレすぐにバレるぞ。
「す……すまん、ツカサ……」
俺が顔に白いモノを滴らせている間に冷静になったらしいクロウは、困ったように眉根をハの字にしてしょぼんと耳を垂れている。
さすがに暴発してシーツに撒き散らしたのを反省しているらしい。
まあでも、これが獣人族の普通の量なんだから怒る訳にもいかないよなあ。第一、クロウを気持ち良くするって言ったのは俺なんだし。
暴発に関しては同じ男としてむしろ同情すべきことだし。
ティッシュ間に合わなかったら辛いよね。
「気にすんなって。それで、その……気持ち良かった?」
「ああ……手淫もたまらんな。ツカサの手から、温かな思いが伝わってくるような感じがして、素股とはまた別の気持ち良さが有ったぞ……ありがとう、ツカサ」
そう言いながら、クロウは俺の頬にキスしてこようとして……自分の精液が付着している事に気付き、手を止める。
やっぱ流石にヤバいと思ったんだろうか。まあ自分の精液に口を付けるのって勇気いるよね。俺も自分のは何か嫌だわ。
でも、ここでただ拭うとクロウにも失礼な気もする。例えその除去された物が些細なものでも、拒否られたんじゃないかって思うと結構ダメージ大きいからなあ。
俺はどうすればクロウが傷付かないかを考えたが……自分でも、何を思ったか判らないような事をしてしまった。それは。
「…………む。やっぱ苦い……」
そう、何故か、頬を拭ってクロウの精液を舐めてしまったのだ。
「つっ、ツカサ!?」
「あっ、い、いや……だってその……汚いもんじゃないし……なんか、つい」
自分のは嫌だけど、ブラックとかクロウのなら今更だし。
それに、クロウの出したのを嫌がってないよって見せる為には、こうした方が良いんじゃないかなって思ったら、手が勝手に……いやしかし獣人のでも苦いなこれ。
出来ればブラックのもクロウのも二度と飲みたくないと思っていると――不意に、またもやクロウに抱き締められた。
「く、クロウ?」
「ツカサ……っ、本当にお前はという奴は……!」
それより先の言葉は、クロウの口から出てこない。
だけど、言いたいことは何となく解って――――俺は何故だか、心の奥の靄が少しだけ晴れたような気がしたのだった。
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