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ファンラウンド領、変人豪腕繁盛記編
涙が出そうなほど3※
しおりを挟む「……ぼくの、精液……舐めてくれる……?」
もう一度、確認するようにそう言われて、ぎこちなく頷く。
あんな恥ずかしい説明を言いきったせいか、意識が妙にぼやけていて、今はもう何でも出来そうなほどに気が大きくなっていた。
「ぬ、脱いで」
応えるようにそう言うと、ブラックは素直に頷いてシャツとズボンだけになり、そこからズボンのベルトに手を掛けた。
カチャカチャと音を鳴らす事すら何だかわざとらしく思えて、じわじわと恥ずかしい気持ちが湧き上がってくる。
目の前でズボンを降ろす姿を見ているのが、これほどまでに居た堪れなくなるとは思っても見なかった。でも、もう遅い。
「ツカサ君……見て……」
再び手を引かれて、真正面に案内される。
裾の長いシャツで少し股間が隠れてはいるが、下半身はもうパンツ一枚だけになっていて、女とはかけ離れた様相の逞しい素足が曝け出されていた。
間抜けな姿だと、思う。だけど、そんな足を見ても冷静になれなくて。
シャツを軽く捲り上げられて、漏らしたみたいにシミが出来ている下着を見せつけられても、俺の中の激しい動悸は一向に収まりそうにも無かった。
それどころか、そのシミが露骨に膨れあがっているのを見るだけで……余計に、体が熱く、恥ずかしくなって、足が自然と内側に閉じてしまって……。
「は、はは……情けない、よね……子供じゃないのに……。でも、ツカサ君が僕を煽るだけで……見境ない獣みたいに、勃起しちゃうんだよ……」
切なげな声で言いながら、ブラックは下着に手を掛け、ゆっくりと下げた。
「…………っ」
雄らしい下腹部を曝して、引っかかっている興奮しきったモノを引き摺り出す。
染みのついた下着が引き剥がされると、ブラックのモノと……下着の、間に……にちゃっと音がしそうな程濃い精液が糸を引いて……俺は思わず息を呑んだ。
自分の大事な所に当てられている布であっても、そこまで汚す事なんてない。別の液体が少し染みる事すら恥ずかしいと思っていたのに、自分の精液で故意に汚すなんて、今まで考えた事も無くて。
それを、俺より年上のブラックが……俺に悪しざまに見せつけていると言う事実が、なんだかとても恥ずかしくて。そのうえ、見せつけられている所と同じ場所に湿りを感じて、俺はその恐怖に足を閉じずにはいられなかった。
だけど、ブラックは、そんな俺の様子を見て笑って。
「僕の、どろどろの精液……たっぷり下着に付けておいてあげるね……。す、少ないより……多い方が……飲みやすいかも知れないもんね……?」
「ぅ……」
俺の様子に興奮して来たのか、ブラックは荒い息を漏らしながら、起立した極太のソレから丹念に精液をふき取る。
その間も先走りのカウパーが垂れて来ていると言うのに、お構いなしに全部の汁気を下着に染み込ませようとしていた。
それを、俺が確実に舐めると、解ってるから。
――自分の次の行動を思うと泣きそうだったが、もうやめられない。
目の前で用意される異常な贈り物を、どこか他人事のように見ていたが……俺の動揺を嬉しそうに見ているブラックは、はぁはぁと口から息を吐きながら、シミの広がった下着を足から抜き取り、俺の目の前に差し出した。
「舐めて……」
「…………ぅ……わか、った」
「あ、ああ、待って。どうせなら、フェラして貰った時みたいにしよ……? 僕の股間の間で、座ってさ……」
「え、ぇ…………う……うん……」
ココまで来ると、どうしようもない。
ベッドに座って股を広げる相手に従い、渋々その間に歩み寄って俺は床に足をべったりと付けて座った。
目の前にブラックのイチモツが有る状態で、相手の精液の付いたパンツを舐めるだなんて……こんなの普通じゃない。変態のやる事じゃないか。
でも、そうでもしないと、俺が嫌がってる事をしないと、ブラックはいつまで経ってもウジウジしたままで、いつもの調子に戻ってくれないし……。
「ツカサ君……はぁっ……は……」
「…………な……舐める、から……」
急かすような呼びかけに、正座した足に力が入る。
ざわつくような感覚が有る下腹部が煩わしくて合わせた太腿に力を入れるけど、それが余計に股間の熱いモノを刺激するようで、なんだかもうどうしたら良いかも解らないくらい恥ずかしかった。
でも、やらないと、駄目だから……。
「……咳き込んだら……ごめん……」
下着を顔の前に持ってきながら、息を詰めて言う。
正直、息をして下着のニオイを嗅ぐ事すら怖い俺に、相手は笑った。
「良いよ……。ツカサ君は、僕が初めてなんだもんね……ふ、ふふっ……じっくりで大丈夫だから……僕の精液の味、ちゃんと覚えてね……?」
血管の浮き上がった赤黒い大きな怒張越しに、ブラックが微笑んでいる。
先程までの泣き顔はどこに行ったんだよ、と怒鳴りそうになったけど、こっちの方がよほどブラックらしいし……そう思うと、何も、言えなくて。
「ん……ぅ……」
息を止めたまま、ブラックの下着を裏側にまくって濡れた部分を露出させる。
そこには、乾くことも無くべったりと張り付き、なんなら今もまだ垂れて移動を続けようとしている、生々しい液体が付着している。
思わず息を呑んだ途端に、むわっとした独特のにおいが鼻孔に入り込んできて、俺は思わず体を緊張させてしまった。
――へ、変なにおいがする……。
汗と、精液独特の臭いと、それと……俺からはしない、大人の男の、におい。
綯交ぜになって、頭の芯を殴り倒してくるような強烈な雄のにおいになってる。だけど、これがブラックのにおいなんだろう。興奮した時の、ブラックの……。
「っ……う……」
どきどきする。
目の前でビクビクと動いているアレがいつも押し付けられていた下着に、今から舌を這わせるんだと思うと、下腹部の奥が熱くなってきゅうっとなる感じがした。
それが意味する事なんて解ってるのに、解りたくなくて。
変態な事をしようとしているのに興奮してるなんて……思いたくなかった。
「舐めて……」
戸惑う俺に、また声が落ちて来る。
その声に無意識に従うように、俺は……震える舌を突き出して……ぬめる布地に、ついに舌の先を付けてしまった。
「ふっ……ん゛、ぅ……っ」
生温い。ニオイなんだか味なんだかよく解らないものが舌に乗って来て、フェラをした時よりかなり抵抗が有った。
なにより、ぬるりとした液体の先に布地を感じる事が、異様に拒否感を煽る。
この布がいままでブラックの股間に張り付いていたんだと思うと、それを舐めている自分が恥ずかしくて。なんて変態な事をしているんだと思うと、情けない事に体がカッカと熱くなって、足が勝手に動いてしまって。
「んっ、ん゛……んん……」
ぬるぬるして、ざりざりして、青臭くて汗の臭いがして、よくわからない強くて頭を揺さぶるようなにおいがして。
必死で布を擦る自分の舌の音が、さりさりと音を立てる事にすら泣きたくなる。
飲み下せない苦い精液が頬の内側に溜まっていて、どうしたらいいのかもう良く解らなくなっていて。
「あは……ツカサ君……や、やっぱり……飲み辛いよね……? っ、はぁっ、は……だ、だから……飲みやすくして、あ、あげるね……ッ!」
「んん゛……ッ!?」
目の前に、どろりとしたものが降りてくる。
何が起こったのか解らなくて思わず視線を上げると、そこには……裏筋を見せてビクビクと震える、ブラックのモノが。
「う゛、ぁ……あぁ」
「ほら、早くしないと染みちゃうよ……?」
両手で持っている下着に、ブラックの精液が新たに足されていく。
小さじ一杯とか生温い量じゃない、両掌で受け止めなければならないほどの量を、咽るようなにおいと共に目の前に突き付けられて、おれは、もう……。
「っ、く……う、うぅ……」
「泣いちゃったの、ツカサ君。……は、はは……でも……ズボンが膨らんで、足がもじもじしてるよ……? 僕の下着を舐めて、興奮しちゃったんだね……」
「ふ、っ、う゛ぅ……ひぐっ、ひっ、ぅ……うぅう……~~~っ」
「もう、やめる……?」
我慢出来なくて、思わず鼻水を啜るのすら忘れて泣いてしまったが、だけど、今やめてしまうなんて出来なくて、俺は涙を飛ばしながら何度も首を振った。
「い、やら……やる……っ」
「でも、ツカサ君はもう精液の染み込んだ下着を舐めて、おちんちんを興奮させちゃうなんてコト、したくないんでしょ?」
「っ、うぐっ、う、るさ……やる……やるぅう……!!」
これ以上言えない。
苦しくて、頭がぼうっとして、嫌だけど、やめたいけど、やめたくなくて。
ブラックにこれ以上の事をしてやれないから、どうしても、やめたくなくて。
俺は嗚咽を漏らしながら震える喉でどうにか息を吸って、顔を押し付けん勢いで下着に舌を思いきり付け、新しく足された精液を一気に舐め上げた。
「んん゛ぅっ、ん゛っ、ふーっ、ふっ……ふぐっ、んぐ、ぅ……うぅう゛……ッ!」
俺、ブラックの、ブラックのおちんちんが押し付けられてた場所に、顔をおしつけて、一生懸命舐めてる。こんなこと汚いのに、精液だけじゃない味だってきっとするのに、恥ずかしくて、変態な事、してる……精液舐めてる……っ。
苦い、おいしくない。なまぬるくて、喉がいがいがして、鼻の奥まで染みるような雄臭いにおいがするのに、精液なんて、おいしくないのに……ブラック、みたいに、ブラックのおちんちんがついてるところ舐めて、犬みたいに……!
「ひぐっ、う……うん゛っ、ぅ、うぅうう……ッ」
鼻水がずるずるする。だけど、その鼻水のおかげでしょっぱさが苦みを少しだけ和らげて、口の中の液体が緩くなって、飲み下せる。
苦いけど、飲みにくくて喉にはりつくみたいだけど、でも、頑張らなきゃ。
これで終わるから。これが、出来たら、ブラックもちゃんと信じてくれるから。
「っ、ん゛……んん゛ん゛…………ッ」
最後まで丁寧に舌で舐めとって、鼻水と唾液と一緒に、無理矢理飲み下す。
まだ口の中に苦い味が残っていたような気がしたけど……ちゃんと出来た。
やっと終わったんだと思うと体の力が抜けて、下着を持った両手が床に落ちた途端、ブラックに体を掬い上げられた。
「う、ぁ」
ベッドの上に連れ込まれて、そのままうつぶせに寝かされる。
沈み込む感触が心地良くて思わず身を委ねてしまうが、背後に気配を感じて、俺は霞む意識を必死に奮い立たせて頭だけで振り返った。
そこには……四つん這いで俺に圧し掛かる、興奮しきった顔のブラックがいて。
「はっ、ぁは……ははっ、はぁ……つ、つかさくん……苦しかったね……どろどろで濃い精液、苦かったよねぇ……? ぅふっ、ふっ、はぁっ、はっ……は、ははははっ、あははは……! でっ、でも……僕、見てたよ……ツカサ君のおちんちんが、精液を舐めるたびにヒクヒクして、足がお尻を探るように動いてたの……ッ」
……なに、それ。
悪人みたいな顔して興奮して、何、言って……――
「可愛い……かわいいね……僕のために、一生懸命飲めなかった精液をのんで、僕のにおいで興奮して、無意識に僕のペニスを欲しがってお尻を弄っちゃうなんてさ……ふ、ふふ……はは……嬉しい……嬉しいよぉ、ツカサ君……っ!」
そう言うなり、ブラックは俺の服を剥ぎ取り始めた。
俺の頭が働かず動きが鈍くなっているのを良い事に、人の体をひっくり返したり引っ張ったりして、俺の服を下着以外全部脱がせてしまう。
少し息が整ったころには、俺はパンツ一丁でベッドに座っていた。
う、うぅ……まあ、そういう事するかもとは……思ってたけど……。
でもなんで下着だけ残すんだ。俺、もう、正直さっきのとブラックに肌をぺたぺた触られたので、股間の堪え性なしが大変な事になってるのに。
これじゃ俺も下着を汚しちまう……。
「ブラック……し、下着……」
脱がせて、とまでは流石に言えずに口籠ってしまった俺に、ブラックは真正面から近付いて来て、半開きの口をニヤリと歪めた。
「ツカサ君……ねえ……このままセックスしよ……?」
「え……」
近付いて来て、そのまま押し倒される。
どういう意味か解らずに瞠目している俺に、ブラックは何度も何度も啄ばむような軽いキスをしてきた。
「ん、んん……はぁっ……ツカサ君…………あのエプロン、もう使い物にならないから……代わりに……ツカサ君のえっちな体液が沢山ついた下着が欲しいなあ、僕……。ねえ……このままセックスしよ……?」
それって、要するに……このまま、穿いたままえっちするって事……?
俺にまで下着を汚させる気なのか!?
「なっ……そ、そんな……」
「いや……? 僕の事……きらい……?」
途端に悲しそうな顔をして来るブラックに、俺は必死に頭を振る。
「ち、違うっ、そうじゃなくて……出すの……恥ずかしくて、やだ……」
「お漏らししたみたいで、恥ずかしい……? ふふ、今更なのに……。じゃあ……ツカサ君の精液がたっぷり染みてる下着をくれるのと……この温泉に居る間中ずっと僕にイタズラされて、夜は毎晩セックスするの……どっちがいい……?」
「……!?」
なに、それ……どういう取引だよ!?
あんまりな二択に驚いて聞き返そうとしたが、ブラックは俺の股間に手をすべり込ませて、大きい掌でゆっくりと膨らんだところから股間の奥まで擦ってくる。
お尻の手前から、会陰に触れて、膨れ上がって熱くなった所までを何度も何度も撫でて、俺のなけなしの理性を削り取って行く。
駄目……やだ……。こんな事をされたら、パンツに染みが付いてしまう。
解ってるのに、そんなの、はずかしいのに、内腿の間を移動するブラックの手を、手で押し留める事すら出来なくて。
ただ、もう、おちんちんが気持ち良くて、やっとブラックの手が快楽を与えてくれるのが嬉しくて、俺は気付けば足でブラックの手を挟んで、逃さないようにしてしまっていた。
「あ、ぅ……やだ……だめ、それ……だめぇ……っ」
たりない。
ゆっくり、撫でられるだけじゃ足りない……っ。
だけど、そんな事言えなくて涙目でブラックを見上げると、相手は歪んだ笑顔で俺を見ながら、舌を合わせて俺の頬にぢゅうっと吸い付いて俺を抱き締めた。
「気持ち良い……? 下着がツカサ君のおちんちんの涎で濡れていってるよ……。でも、足りないの……?」
いつものように、少し意地悪な言葉で俺に問いかけて来る。
だけど、それが何故だか妙に心を安堵させて……俺は自分でも驚くほど素直に、して欲しい事をねだってしまっていた。
「や、だ……手だけじゃ、やだぁ……!」
手だけじゃ、こんな優しい愛撫じゃ、足りない。
もっと触れて欲しい。後ろにも、前にも、ブラックの手で触れて欲しかった。
だけど、ブラックは完全に調子を取り戻したのか、俺の頬を熱い舌で舐め上げながら、耳に低くてゾクゾクする声を吹きかけて来て。
「ごめんね、ツカサ君……。僕、ツカサ君が受け入れてくれるって思ったら……もっと甘えたくなっちゃったんだ……。ねえ……どっちがいいか答えて……?」
この、ばか。こっちが素直に受け入れたらこれだよ。
甘えさせろって、大人が言う事か。
我慢ってもんが無いのかこの中年、これじゃ本当にあべこべじゃないか。
「許してやる」って、そんな事まで許してやるってことじゃないのに。
俺は、ただ、あんたがいつものあんたじゃなかったから……。
「ツカサ君……どっち……?」
「ぁ、う……いや、ぁ、も……んっ、ぅ、うぁあ、ぅ、う……っ」
「僕に恥ずかしい下着をくれるか……僕の好きなように遊ばせてくれるのか……どっちが良い……? もし、下着をくれる方を選ぶなら、このまま布越しに手だけで何度もイかせてあげるよ……そっちの方が楽かな?」
「て、ぇ……!?」
う、嘘……なんで……やだ、手だけなんて、何でそんな事……。
下着に他の液体を付けたくないから? ズリネタをあげる方を選んだら、何度も何度も手だけで擦られてイかなきゃ行けないのか?
そんなの嫌だ、絶対に痛くなる。それに、もう、こんな……我慢出来ないくらいに焦らされてるのに、それだけなんて……っ。
「どっちが、いい……?」
耳元で、お腹にくる渋い大人の声が囁かれる。
それと同時に、おちんちんの先端を指で軽く弄られて……もう、俺は。
「っ、も、だめ……して……やだ、も、我慢……出来ないぃ……っ」
「何を、して欲しいの……?」
「て、だけじゃ……イけな……お願い……っ」
涙で見えなくなりそうな視界で、必死にブラックに縋る。
すると、相手は……俺の真正面に顔を戻して、俺の額を優しく撫でた。
「ツカサ君……僕のナニが欲しいのかな……。ちゃんと言って……?」
ブラックの手が、股間から引き抜かれる。
今までずっと内腿で固定していたものが消えてしまい、俺は思わず物欲しげに下半身をひくひくと動かしてしまう。そんな自分が恥ずかしくて、悔しくて、だけどそれ以上に体の中に蓄積された熱は、俺の思考を容易く溶かしてしまい。
気付けば俺は……足を開いて、ブラックを潤んだ目で見上げてしまっていた。
「ブラックの……く……口で……して、ほしぃ……」
「それだけ……? ここ、疼いて堪らないんじゃないの?」
嬉しそうな声で言いながら、ブラックは開かれた足の奥で収縮していた場所を、指でぐっと押し込んできた。
「ふあぁっ!? やっ、やだ、だめぇっ……!」
「ほら……ちゃんと言ってくれないと……イタズラしてあげられないよ……?」
――ツカサ君は、僕に毎日犯される方を選んだんだから。
そう、言われて。
俺の中で……何かが、ぷつんと切れたような気がした。
「はっ、あ、ぁあ……そこ……ぃ……い、れて……」
「ん……なにを……?」
「ブラック、の……お、おちんちん……おしりに……いれて……」
言ってしまった恥ずかしい言葉に、足が緊張する。
無意識に再び足を閉じようとしたが、その前に片足を捕られてしまった。
はっとしてブラックの顔を見ると――――
「は……ははっ……ははは……っ! い、いいよ……今日は……それで、我慢してあげる……!!」
「っ、あ……――!」
下着を強引に引きずりおろされて、体を大きく曲げさせられる。
急くように唾液と先走りの液体を垂らされて塗り込まれ、悶える腰を固定されたまま、俺の後孔には性急に指が突き立てられた。
だけど、もう、いつの間にか潤み切っていた俺のソコは、太い指も一気に二本も呑み込んでしまって。
どれだけ貪欲なんだと自分でも泣きたくなったけど、でも、ブラックは嬉しそうに笑って、俺のナカをただ執拗に弄繰り回した。
広げて、内側からえぐって、ブラックを受け入れる為に、音が立つくらいに液体でぬるぬるにして……。
それが普通のえっちの工程であるはずなのに、久しぶりにベッドの上でまじめに拡張されているせいか、何故か妙に恥ずかしくて。
三本目の指が入り、ぐいっと開かれるとどうしようもなくて、俺は顔を両腕で覆ってしまった。だけど、ブラックは俺の恥ずかしさを笑う事も無く。
ただ、獣のように荒い息を吐いて――――いきり立ったモノを、突き立てた。
「――ッ、あ゛……! あぁああぁ……!!」
声が、喉から引き絞られる。
思わず体を波打たせて反りかえった俺に、ブラックは何度も腰を打ちつけた。
「はぁっ、は、あっ、あぁ……ッ、ま、また……キツくなって……っ、ツカサ君の、お尻は……ッ、いつっ、犯しても……キツキツで……僕……さびし、よ……っ」
「ひっ、ぐ、うあぁあっ、あっ、あ、あぁああ……っ!」
「こ、ここに、いる、あいだ……ッ、く……ぼくの、ものって……っ、いえる、くら……ぃ、トロトロに、してあげるからね……ッ!!」
喉が、引き攣る。
大きくて、熱くて、ブラックのおちんちんが、出たり入ったりするたびに気持ち良いのが体の中を駆け巡って、どうしようもなくなる。
ブラックが言っていることは解るのに、言われた言葉の意味が解らなくて、俺はただ涙を零しながら何度も反射的に頷いた。
だってもう、気持ち良くて、おちんちんが爆発しそうで、我慢できなかったから。
「ぃ、ぐ……ッ、ぶらっく、もっ、ひぐっ、ぃ、も、やっあっ、いぁあつ、いっひゃううぅ!!」
深く突き立てられて、泣き叫ぶ。
ブラックの体に縋って体を震わせる俺を、ブラックは抱き締めてくれて。
「あっ、く……ぅ、うぁ、あぁ……ッ! い、いいよ……っ、今日は……!」
ブラックの手が、俺のおちんちんを握る。
それだけで、俺は――――勢いよく、精液を吐き出してしまった。
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