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白砂村ベイシェール、白珠の浜と謎の影編
尾行
しおりを挟む可愛らしい容姿の小柄な少年が、不快極まりない軟派な格好をした若造にあれやこれやと話しかけられて困っている。
その姿は一種怪しい雰囲気が有り、他人事であれば淫猥な妄想を掻きたてるいい切欠にもなったろうが、他人事でないブラックには不快極まりない物にしか思えず堪らない。現に今も、腸が煮えくり返りそうだった。
「ぎぃいいぃ……あんの若造めぇええ……! 事有るごとにツカサ君に近付いたり手を握ろうとしたり近付いたり近付いたり」
「落ちつけブラック、感情が重複し過ぎてるぞ」
ギリギリと歯軋りをするブラックの隣で、横恋慕熊が常識人のような事を言う。
何を常識人ぶっているのかと思うと殺意が湧きそうだったが、こんな寂れた村で大事を起こすのも厄介なのでぐっと我慢する。
たかが警備兵に追われる程度なんてことはないのに、始末したい相手を殺せないとは口惜しい。それもこれも、ツカサとの平穏で誰にも邪魔されない甘い日々を考えればこその事ではあるが、自分の大切な恋人が(自分も許可したとはいえ)他の男と肩を並べているのはやはり良い気がしなかった。
しかも、二人が迷い込んだのは、昨日少し思う所が有って行くのを避けていた、宝飾品の店が並ぶ一画だ。それを思うと余計に血管が切れそうだった。
「あの男、さては高価な貢物でツカサを懐柔する気か」
「はっ……。モテない男が考えそうなことだ……」
自慢ではないが、ブラックは今まで誰かに贈り物をした事など無い。
何故なら歩くだけで女はすぐに寄って来たし、夜の街を出歩けば大抵は女や男がしなだれかかってきたからだ。だから、ツカサと巡り合うまでは、セックスだけを目的とする乾いた付き合いや、援助をしてくれる相手をお礼に組み敷く程度の関係しか構築してこなかった。
詰まる話、ブラックは一般で言う所の「付き合う」と言う行為をした事が無かったのだ。それ故、相手に何かをくれてやった事は無かったし、何故わざわざ自分に高価な物を贈るのかという事はとんと解らなかった。
昔は「光るゴミ」を押し付けられたとうんざりしたものだったが、今となっては勉強して置けばよかったと悔やむばかりだ。
つい最近年長者に「あほかお前」と怒られて、ようやく宝飾品の意味と贈り物をする理由を理解したが、それでもブラックには「他人に貢ぐ」という行為が未だにピンと来ていないのだから。
それでいて、自分が近い未来に行おうとしている事は崇高な行いであると思っているのだから始末が悪いが、それはともかく。
宝石程度でツカサが懐柔される訳がない。
なんといったって、ツカサはブラックの事が好きなのだ。
あんな若くて軟派なだけの軽薄そうな男に靡く訳がない。第一、ツカサ自身も「デートは断る」と言っていたではないか。結局情報を得るためにデートをしてはいるが、しかし彼はかなりの意地っ張りである。そう簡単に懐柔される訳がない。
そうは思ってはいるのだが。
「ツカサ君守銭奴だしなあ……宝石買って貰ったらどうなんだろうなあ……」
「絶望したような顔で弱気な事をいうな、いつもの変態らしくないぞ」
「うるさいなクソ熊! 僕だって不安になる時はあるんだよ!!」
「そんなに不安なら聞き耳でも立てるか?」
「え?」
何を言ってるのか解らずに振り返ると、熊公は不安の欠片も無いような無表情でブラックを見ている。一瞬殴ってやろうかと思ったが、相手の頭から飛び出ている獣の証を見て、ようやく何を言っているのかを理解した。
そうだ、確か獣人族は恐ろしく耳が良かったはず。と言う事は、二馬身も三馬身も離れた距離だとしても、ツカサと軟派男が何を話しているか聞こえるはずだ。
「じゃあお前、さっきから冷静だったのはツカサ君達の話を盗み聞きしてたからだったのか……」
「盗み聞きとは人聞きの悪い。だがまあ、概ねそう言う事だ。オレとて、あんなポッと出の小僧如きにツカサを取られたくはないからな」
無表情な顔をしておいて、この熊も心の中では色々と思う所があったらしい。
普段は忌々しい相手だが、こういう時には役に立つ。
一時休戦だと互いに頷き、ブラックとクロウはツカサ達が何を話しているのかを聞きとろうと改めて二人の方を向くと、彼らは丁度店を出てきたところだった。
「む……いつの間に店に入ったんだ」
「俺達が言い合いをしていた頃みたいだな」
どうやら何も買わずに出てきたようでホッとしたが、何故かツカサの顔が赤い。人が多い場所で変な事はしていないとは思うが、彼の可愛らしい恥じらったような表情からすると、何か有った事は間違いないだろう。
まさか店の中で口説かれたのではあるまいなと眉間にしわを寄せていると、隣で耳を欹てていたクロウがブツブツと呟き出した。
二人の会話を通訳してくれるようだ。
『貝殻の形をしたお菓子って想像できないなあ』
『なんでも特殊な貝をこの村に伝わる製法で食べれるように加工してるらしいぜ』
『え!? 直で貝!?』
驚いた顔のツカサも可愛い……ではなく、どうやらツカサはお菓子に興味津々のようだ。先程の赤面の意味は解らなかったが、一定の距離を保って肩を抱こうとする軟派男リオルを絶妙に避けている所からすると、ツカサはリオルには心を許していないらしい。
(ひとまず安心って所かな……ああしかし、ツカサ君たらお菓子の話になるとすぐ懐柔されちゃってもうぅ……。可愛いけど、そう言う所が凄く興奮するけど、なんでそう尻尾ふっちゃうんだよぉお……)
直で貝という謎の単語も気にはなるが、しかしツカサの簡単さの方がもっと気になる。というか心配になる。
ツカサもブラック達の“実地訓練”を大事にして、相手を意識して離れようとしているみたいだが、しかし詰めが甘く防御が完璧ではない。
自分に好意的な人間にはどうしても好意的に接してしまうのか、時折ツカサの肩などに触れる手を拒否しきれておらず、戸惑っているようだった。
(可愛い……凄く可愛いし、今すぐ襲いたいけど……そうじゃない、そうじゃなくてそう言うのは僕と二人っきりの時間だけでやって欲しいのに……! ああもう、道端でそんな顔するせいで、さっきから周囲がちらちら見てるじゃないか!!)
ツカサは全く気付いていないが、通行人がその可愛い表情をチラチラと覗き見てニヤついたり、ポーっとしたりしている。
ああいう視線に気付いてくれれば少しは警戒心が増すのだろうが、自意識過剰と言うのもツカサらしくないような気がして、ブラックとしても悩ましい。
彼が迂闊なおかげで自分も良い思いをしている所が有るので、中々ツカサの鈍感な所を直せとは言えなかった。
そんな事を考えていると、二人は高級な宿屋が連立している場所へと歩いて行く。どうもその菓子が食べれるのはホテルの中らしい。
ホテルの中、というのが嫌な予感がしたが、変な事になる前に自分達が止めれば良いだけだ。リオルもこちらが付いて来ているのは承知の上なのだから、妙な真似はしないだろう。
二人に付いて行き、とある白亜のホテルに入ると、煌びやかな大広間の端の方に幾つかの席が並んでいた。どうやらあの区域がリオルの言う“菓子が食べられる店”らしい。ツカサとリオルが座った席から少し離れた席に着き、改めて二人を監視していると……給仕になにやら頼んだツカサが、ちらりとこちらを見た。
「お……」
少し頬を赤らめて、窺うように少し上目遣いで、ブラックを見るツカサ。
しかし、視線が合うと、分かり易く目を丸くして更に顔を赤くさせ、そのまま顔を背けてしまった。
「なんだろう、今なんか物凄く可愛かったけど意味が解らない」
「正直今凄く美味い酒が飲める気分だ」
さもありなん。
ツカサが自分達を……いや、自分を意識して顔を赤らめる様は、あまりにも可愛らしくて一気に興奮してしまう。
テーブルの下で足を擦り合わせてもじもじと動かし、もう見まいとしているのに、それでもブラックのことが気になるのか、顔を真っ赤にしてこちらを気にしているツカサ。その姿を見て興奮するなと言う方が難しいだろう。
ここが公の場でなければ、思わず股間を探ったかもしれない。
クロウもそう思っているのか、ゴクリと喉を鳴らしていた。
「お……何か話すみたいだぞ、ブラック」
「よし、聞かせろ」
給仕には目もくれず適当なワインを頼んでツカサを凝視するブラックに、クロウは文句を言う事も無く二人の会話を伝え始めた。
『それで……情報の事なんだけど』
『ああそうそう。お菓子が来る前にちゃっちゃと話しちゃおっか。んで、何が聞きたいのかな? 今は二つだけなら答えてあげる』
ヘラヘラと笑うリオルに、ツカサは少し困ったように眉根を寄せて問うた。
『じゃあ、えっと……アンタだけが“離婚の呪い”に掛かった女の人達の何かを知ってるって話だったけど……それってどういう事?』
お菓子に釣られたツカサだったが、そう言う所はしっかりとしている。
デートの時間を伸ばそうとしているリオルに対して直球な質問をしたのも、早くデートを終わらせたかったからだろう。いじましくてまた股間が疼きそうだ。
『それ今聞いちゃう? ツカサちゃん、俺との逢引楽しくない?』
『えっ、い、いやそうじゃなくて……その……元々そういう約束だっただろ』
『そんな事言ってると何も話してあげないよん』
『く……じゃあ何を聞けばいいんだよ!』
怒るツカサにリオルは余裕たっぷりに返答した。
『俺の好きな物……あ、ごめん怒らないでマジごめんって! えーとじゃあ、今の段階で話せる事っていうと……この村を出て行った女の子達には、年齢以外に共通点があったって事かなあ』
『共通点?』
『そう、例えば……みんな“伴侶が大好き”で“男慣れしてない純粋な子”だった……とかね』
リオルの含みのある言葉に、ツカサのみならずブラック達も目を見張った。
なるほど、だから「自分だけが知っている情報」と言ったのか。
あの軟派な男は、見た目の通り色々な女性に声をかけて来たのだろう。だから、普通の村人では認識しきれない部分まで理解出来たのだ。
ツカサもその情報には驚いたようで、目を瞬かせていた。
そんなツカサに、リオルはまた意地悪な笑みを浮かべて顔を近付ける。
『ツカサちゃんも、見たところ男に迫られるのは慣れてないみたいだけどー?』
リオルの探るようなわざとらしい声音に、ツカサの顔が赤くなる。クロウの通訳が無くても解る「そ、そんなの関係ないだろ!」と言わんばかりの焦り顔は、彼が初心である事を証明してしまうのだが、当の本人は全くわかっていない。
呆れた溜息が出るが、しかし、またもや何かいやらしい言葉でからかわれて、涙目で顔を真っ赤にして首を振っているツカサは、あまりにも扇情的だった。
そう言う顔をするからもっと虐めたくなるのに、ツカサは本当に解っていない。
(でも……こんなに遠くから、恥ずかしがってるツカサ君を見た事なかったから……ちょっと新鮮かもしれないな……)
クロウも同じ事を想っていたのか、運ばれてきたワインをがぶ飲みしながら、酒の肴のようにツカサの姿を見て鼻息を荒くしている。
「ここからツカサの可愛い姿を見るのも中々オツだな……」
それには同意せざるを得ない。
深く頷いて、ブラックもそこそこ芳醇な香りをもつワインで喉を潤した。
「ツカサ君、恥ずかしくなると無意識に足を閉じちゃうけど、もしかして興奮しちゃってるのかな……。僕が仕込んだせいで、ズボンの中が大変な事になってたりとかしたりして……ああ、脱がして確認してみたいなあ……」
「そう言う事を口に出して言うのはどうかと思うが、オレも正直見たい」
おおそうだろうとも。
性的嗜好に関しては気が合うクロウなら、そう言うと思っていた。
リオルに散々からかわれて、真っ赤な困り顔で涙目になっているツカサは本当に愛らしくて興奮する。そんな彼の体を簡単に拓く事が出来るのは自分だけだと思うと、今すぐにツカサを暗がりに連れ込んでいたずらをしたかった。
警備兵に捕まりそうだが、自分はツカサの恋人なのだから問題は無かろう。
薄暗い野外で恥じらって必死に声を殺すツカサを想像するだけでも、股間が痛くなるほどに興奮する。
しかし、そんな妄想を無理矢理終わらせるように、給仕がなにやら白い貝殻が乗った皿を運んできてしまった。そうなるともう、ツカサが逃げるのは目に見えていて。
当然のように、ツカサは素早く皿を取ると、話を変えようとしてぎこちない笑顔で何やら話し始めてしまった。
「あー……」
「菓子か、美味そうだな」
リオルも深追いはしなかったらしく、笑顔を浮かべながら、ツカサと一緒に巨大な貝殻の形をした菓子を食べている。
菓子の美味さに嬉しそうな表情をするツカサは本当に愛らしいが、本音を言えば先程の情欲を誘うような顔をもっと見ていたかった。
しかし、貝殻にしか見えない物を、人族が簡単に歯で噛み砕いて行く姿は、中々に凄まじいものがある。あれが本当の貝ならあり得ない光景だ。
ツカサの皿の隣には何やら紙で出来た箱が置かれているが、もしかしてツカサは宿に帰ってもあの菓子を食べる気なのだろうか。
こう言う物を人に奢らせる所だけはちゃっかりしているが、しかし目の前であの貝殻を食べられると何だか妙な気持ちになりそうだ。
「貝殻型の菓子って……なんだか気味が悪いな……」
「軟派男の話によるとちゃんとした菓子らしいが、人族が貝殻を食べる姿と言うのはオレも妙な感じがするぞ……」
普通、貝殻は食べ物ではないのだが、ツカサの場合はあれが一番“好きな貝殻”になるのかもしれない。
(僕としては、もうちょっと別の貝殻を選んでほしかったんだけどなあ)
そうすれば、自分だってたまには、お菓子などの食べ物ではない“ツカサに喜んで貰える贈り物”が出来たかもしれないのに。
そう考えて、ブラックは溜息を吐いた。
本当は自分だって贈り物をしたいのだが……なかなか上手く行かない。
“アレ”を完成させて、最高の舞台でツカサに渡すためにも、恋人らしい贈り物で予行演習をしておかねばと考えてはいる。けれどもツカサは必要な物は大抵自分で買ってしまうし、ブラックはブラックで恋人らしい贈り物が何なのか解らなくて、中々上手く行かないのだ。
あの軟派男のように、ヘラヘラと人の懐に入り込んでしまえる技量が有ったならば、ツカサにも喜んで貰える贈り物が出来たのだろうが……。
(ツカサ君、あの宝飾品店でどんな会話をしたんだろう)
もしかしたら、ツカサはあの店で好みの宝石が付いた物を選んだかもしれない。
あの店の中でどんな話をしたのか、聞きたくて仕方が無かった。
何故なら、ブラックもまた、ツカサが好きな宝石を知りたかったからだ。
ツカサに渡すために今も試行錯誤している“アレ”に嵌め込むために。
だから、数日前の野宿の時に装飾品によく使用される貝殻の事を聞いて、ツカサがどんな装飾品が好きかを探りたかったのだが……こんなことになるなら、もっと早くクロウの聞き耳に気付くべきだった。
(本当は直接聞いた方が良いんだろうけど、驚かせたいし……ツカサ君に“アレ”を渡すなら、最高の舞台で渡したいからな…………)
宝飾技師の師匠には、それが一番相手が喜ぶ手段だと教えて貰った。
だから、アレが完成した暁には素晴らしい場所で手渡したい。
(そういえば、ベイシェールは恋人達がよく来る村だったんだっけ)
今は寂れて船員ぐらいしか訪れていない村だが、確かにあの白い砂浜は恋人同士がゆっくりと歩くには、浪漫がある場所だろう。
考えて、ブラックはふと根本的な事に気付いた。
(……そもそも、恋人って街以外じゃどういう所でデートするんだ?)
街でデートしている輩はうんざりするほど見た事があるが、そのせいで街でのデートというのはあまり特別感が無いように思える。
やっぱりこういう場所の方が贈り物をするのには良いのだろうか。
今更場所の事で悩み始めるブラックを余所に、もう菓子を食べ終えたツカサとリオルは席を立とうとしていた。
「次はどうやらこの村の観光名所に行くみたいだな」
少し遅れて席を立つクロウに続いて立ち、勘定をテーブルに置くと、再びツカサの背中を追いかける。小柄でほっそりとした可愛らしい後姿は、今だって抱き着きたくなるくらいに愛おしい。
だが、自分は今そんな恋人の隣を歩いてはいない。
――――ツカサは「ブラックの好きな物をあまり知らない」と言ったが、それはブラックとて同じ事だ。
色々な事を隠している自分より、ツカサは謎が多い。自分はそれをまだ全て知る事が出来ていない。当然だろう。恋人と言っても、自分達はまだ出会ってそれほど時間が経っていないのだから。
数か月程度の付き合いでは、知れる事が少なすぎる。ツカサの全てを手に入れる事が出来ないのは当たり前だった。
(だから、怖いんだよ……。僕が知らないツカサ君の何かを誰かにこじ開けられて、ツカサ君がそいつの事を好きになっちゃうんじゃないかって……。ツカサ君に関しては僕は知らないことだらけで、どうしても不安になっちゃうんだよ)
その「知らない事」の多さがこの距離に現れているような気がして、ブラックは憂鬱な気持ちになった。
(こんな状態じゃ、贈り物なんてまだ早いのかな……。まだ完成してもないけど、相手が喜ぶ物も場所も満足に調査出来ない状態じゃあ、とても渡せないよ……)
この村の男達のように愛想をつかされない為にも、勉強は大事かもしれない。
その点では、悔しいがリオルに負けていると言えるだろう。
着実にツカサとの距離を縮めているリオルに、怒り半分関心半分の妙な気持ちを抱きながら、ブラックは自分の恋愛経験の無さに深い溜息を吐いたのだった。
→
※でーとあと一話続くよ(ふ、伏線が入りきらなかった……)
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