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序章
6.獣人の慣習
しおりを挟む「おい、起きろ。起きねえか」
ううん、うるさいな……。
なんだこの鬱陶しいオッサンの声は。
眠いんだからもうちょっとぐらい眠らせてくれ……――
「寝てんじゃねーぞゴラァッ! エサのくせに俺を無視すんじゃねえッ!」
ばすん、と、何やら凄い音がして意識が追いつく前に体がビクつく。
何が起こったのか解らず慌てて目を開きぎょろぎょろと動かすが、目覚めたばかりの頭では周囲がぼやけて何が何だか分からない。
だけど何か衝撃的な事が起こったのだけはわかるぞ。
い、一体何が起こったんだ。
まだ頭が混乱していたけど、必死に目を擦って状況を把握しようとした。寝起きに大きい音を聞いたせいか、心臓がどくどく言ってて痛い。
誰に怒鳴られたのだろうと声のした方に視線を合わせると、そこには――――俺の首を切った、厳ついケモミミ中年がヤンキーみたいな座り方で俺を見ている姿が。
………………。
あっ、そうだ。
俺、夜の砂漠でケモミミイケメンズに捕まって、この親分と言われてるオッサンの所に連れて来られたんだっけ。
んでもって、首をシュッとかヤられたはずなんだけど……生きてるな。もしかして死なないようにギリギリで首を切られてたんだろうか。にしては意識が飛んだんだけどな。もしや、俺ってば衝撃だけで気絶しちゃったとか?
……いやいや、やめて下さいよ。そんなか弱い女の子じゃあるまいし。
いくらオバケや何やらが怖いと言っても、そのくらいの胆力は俺にもあるぞ。
でも……そうなるとやっぱ俺が生きてるのってちょっとヘンだよな。
どういう事なんだろう。この「砂犬族」を名乗るケモミミの変なオッサンが、俺のことを助けてくれたってのか。そんなまさか。
どう状況を飲み込めばいいものかと悩む俺に気が付いたのか、親分と呼ばれた狼耳が似合うんだか似合わないんだか分からないオッサンは訝しげに俺を見た。
「あ゛ぁ? てめぇ、昨日のことは覚えてねえのかよ」
「き……昨日って、アンタらが俺を殺そうとしたこと?」
「殺しじゃねえよ。食うためにお前をシメようとしたんだっての」
「え? な、なにが違うんです?」
寝起きでまだ頭が働いてない。
でも食べるためにキュッするのと、食べないでもキュッするのは、捕食される側にはどっちにしろ同じ事だよな。それとも獣人の間では何か違うのか?
ぼんやり頭を必死に動かして考えているせいで、気持ち悪くなってきた。これじゃまた相手を激昂させて殺されてしまうのでは……と思ったのだが、ケモミミオッサンは、俺を「ハァ?」みたいな顔で凝視していた。
「おまえ……本当に獣人かぁ? カーチャンに掟を教えられなかったのかよ……いや砂漠じゃ見かけねえ種族っぽいし、掟が違うのか……?」
なんかブツブツ考えてる。
……最初に殺されかけた時は悪い奴にしか見えなかったけど……なんか「掟」って物について真剣に考えている所を見ると、全くの悪人という感じでもないのかな。
仮に相手が本物の「獣人」だとしたら、もしかすると人間の俺と違う価値観を持っているのかも知れない。なら、お互いに混乱するのは当然だよな。
相手からすれば、俺を食べるのは当然のことで、それを「殺し」と思っていなかったワケだから、やっぱり倫理観的な物が違うのかも。なら、それを考えているぶん、この人はもしかしたら話が分かる人なのかも知れない。
…………一か八か、真剣に話し合ってみようかな……?
俺は藁のような物の上で寝かされていたけど、拘束も猿轡はされてない。エサとは言われたが、これは明らかに良い待遇だろう。これなら、狼オッサンと話し合う余地もあるんじゃなかろうか。
相手も人なんだから、まず語り合って見ないと分かんないよな。
と思い、話そうと向き直ったのだが……相手は思っても見ない事を言い出す。
「まあいいか。どうせ短い付き合いなワケだしな」
「エッ、俺やっぱりまた死ぬんです?」
「理解が早い所は嫌いじゃねえぞ。……が、まあ、お前は売る事にした。食べて糧にするのも良いが、こっちも事情があるからな。恨むんじゃねーぞ」
殺したり食べたりほうがマシな目に遭うとは、どういうことなのか。
拷問か。もしかして今から拷問とかされちゃうのか。それは流石にあんまりじゃないですか狼おじさん。俺なんにもしてないのに!
「あ、あの……俺拷問されるんです……?」
痛いのはイヤだと不安になったが、そんな俺の顔を見た狼オッサンは「何を言っているんだ」と言わんばかりに顔を歪めた後、思いっきり笑いやがった。
な、なんだよ。何がおかしいんだっ。
「っハハハハ!! そんなバカみてぇなこと、国とか言うクッソダリィ群れ作ってる変人野郎どもしかいねえよ! 安心しろ、お前は街で金持ちに売るだけだ。お前の血は惜しいが、奴隷を一匹買うよりかかぁとガキどもを養わにゃならんからな」
「あぁ……そうなんですか……」
色々とんでもない事を言われている気はするが、とりあえず拷問はされないようでホッとした。砂漠でもう喉もカラカラなツラい状態だったから、これ以上のきっつい環境は勘弁して貰いたい。……って、そう言えば俺、今は喉が渇いてないな。
もしかして……俺が寝ている間に水を含ませてくれたりしたんだろうか?
などと、思っていたら。
「よし、説明も終わったしいっちょやるぞ。服脱がすからな」
「えっ、えっ、な、なんすか、何でなんすか!?」
突然ワケの分からない事を言われて後退るが、狼中年はマッチョなデカい図体で俺に圧し掛かって来て、一張羅の制服を器用に脱がそうとして来る。
その分厚くてぶっとい指でよく器用にボタンを外せるなと思ったが、その前に何で俺の服を脱がそうとすっ……わーっ、バカバカ変態なんでズボンとパンツまでー!
やめてよしてヘンタイスケベと考えつく限りの罵倒を浴びせるが、全く相手は気にしていない。それどころか「オイオイ抵抗すんな、肉棒がおっ勃っちまうだろ」などと凄く恐ろしいセリフを平気で零してくる。
なんで同性の俺に対して勃起しそうになってんだこのオッサン。なんなの、アレか、負けた相手を蹂躙したりするときに興奮する変態さんなのかコイツは。
そうでなければ説明がつかない……いやもうそんなんどうでもいい!
何で全裸にするんですかバカバカ変態変質者チカン人でなしー!!
「お前、男メスのくせに案外可愛い声で喚くんだな。うーん、かかぁが妊娠してなけりゃ新しい嫁にしてもよかったんだが……まあしゃあねえな」
「この期に及んでまた恐ろしいコト言うのやめてくれます!?」
「また可愛いこと言いやがって。えーいもう話が進まねえから大人しくしねえか! 俺はお前から血を取りてえだけだっての! 食わんから安心しろ!」
えっ。チって、血ですか。採血ってヤツなんですか。
ああ、そう言えばこの人達最初は俺の首をピッてやってたっけ……じゃあ、生肉じゃなくても血で大丈夫ってことなのかな?
怖いことには変わりないけど、血で満足してくれるんならまあ……。
そうか、俺の服が汚れるから全裸にしたんだな。ならまあいいか。
「おい急に大人しくなるな。怖えぇなお前」
「いや、だって、服を汚さないためなんですよね? 殺さないってんならまあ、大人しくしてた方が優しくして貰えるかなって……」
「お前、基準がなんかおかしいぞ。血だって食ってるのと一緒なんだからな? ……まあ、くれるのはありがてえがよ。お前の血のおかげで、かかぁどもも久しぶりに滋養が染み渡ったみてぇだからな」
「血だけで何とかなったんです……?」
ちょっと良く分からなくて顔を歪めると、狼オッサンも詳しい事は解っていないのか、俺と同じように不思議そうな顔をして首を傾げた。
「うーん、それが不思議なんだよなぁ。普通、獲物の血くらいじゃ渇きは癒えても腹が膨れる事は無かったんだが、お前の血は美味ぇし満腹になるし……ついでにかかぁの一人の病気もよくなってよ」
「なんか胡散臭い薬の宣伝文句みたいッスね」
「薬ィ? んな嘘くせえもんと一緒にすんなよ! 俺が認めてんだからお前の血は薬よりも効くんだよ!」
ええぇ、何故俺が怒られてるんです?
なんか良く分からなかったが、でもまあ……俺の血が誰かを救ってるってんなら、死なない程度に血を取ってくれても構わない……とは思う。
俺が今も元気でいるって事は、この人達だって気を失ってる俺に水を飲ませてくれたり、一応の延命ってのはしてくれてたんだろうし。それで、事情も話してくれてるんだからまあ、一宿一飯の恩って事で血をあげるのは仕方ないよな。
「よくわからないけど、殺さないでくれるんなら協力しますよ。俺だって命は惜しいし、家には帰りたいし……」
「だから、お前は奴隷として売るっつってんだろが……イマイチ締まらねえ会話するガキだなぁ……。はぁ~……ともかくこの桶に出すから腕出せ」
「は、はい……痛くしないでくださいよ」
「このラガル様がそんなヘマすっかよ。でも血飛沫は出るかもしれんから、しっかり目ぇ閉じとけよ」
ヒイッ、そ、そんな話は聞いてませんよっ……あっ!
つ、爪を刃物みたいにして思いっきり俺の手首をシュッってしやが、っ……あれ? 確かに手首からボトボト血が出て、桶に溜まっていってるのに、痛くないな。
……普通……手首って切ったら痛いよな……。
こういう切り方が出来るってのは、やっぱりここがファンタジーな異世界で、獣人のラガルさんもご飯を処理し慣れてる人だからなんだろうか……。
痛みが無いって、結構怖いよな。大丈夫なんだろうかコレ。
今の幻覚みたいな状況にちょっとヒいてる俺をよそに、狼耳の親分中年は俺の腕を持ったままで、またもや「うーん」と首を傾げた。
「やーっぱお前、ヘンなヤツだよなぁ……まだこんなに勢いよく血が出るとは」
「そりゃ太い血管を傷付けたら血なんてドバドバ出ません……?」
当たり前のことを不思議そうに言うなぁと今度は俺が首を傾げるが、相手は呆れたように溜息を吐くだけでもう何も言わなかった。
な、なんでそんな顔するんだよ。俺なんかヘンなこと言ってるかな!?
「……またすーぐこうなるし……ほんとお前、なんの獣人なんだ?」
「うぇ……う、うん……?」
桶の底が見えなくなるくらいの血を採取されて、さすがに少し頭がクラクラする。でも気分が悪いとかではないな。休めば大丈夫そうな感覚だ。
それより、雑菌が入る前に早く傷を手当てしたい。
もう良いかと確認してから、俺は手首を抑えて血を拭……
「もったいねえ! ちょっと舐めさせろ」
「ギャーッ」
傷口を舌で舐めるのやめて下さいばっちいでしょ!!
ちょっとでいいから水をくれと喚くが、狼っぽい獣耳のデカいオッサンは、俺の事など構わず手首を強引に引っ張ってペロペロと舐めやがる。
ぐわーっヌメヌメする!
獣人の舌だからなのか何かめっちゃ高速でペロペロしてくるしいいいいっ。
「んが。まーた傷が塞がっちまった」
「うぎゃ……って、えぇっ!? あ……ほ、ほんとだ……」
変態なワイルドおじさんが変な事を言うので、慌てて確認すると……確かにそこにはヨダレだらけなだけのフツーな俺の腕があった。
傷は無い。本当にいつも通りの自分の腕だった。
…………これって……どういうこと?
「えーと……これって、おじさんのチカラとかなんですか?」
「んん? いや……俺にはそんな技能ねえぞ。お前の能力なんじゃないのか?」
それって、俺にはもしかしてチート能力が備わっているって事ですか。
えっ、じゃあ実は俺やっぱりチートなの。チート主人公なの!?
すぐに傷が治るって事は自己修復スキルとかなんだろうか。
何度ヒドい怪我をしても、すぐ治っちゃうとか?
って、いやいや待てよ……待つんだ俺。ステータスオープンとか無かったし魔法も使えなかったんだから、普通に考えたら別の可能性の方が高いよなコレ。
もしかすると、この世界は傷の治りが早い世界なんじゃないのか。このオッサンの種族が特別傷の治りが遅いって可能性もあるぞ。
そもそも、いくら獣人が居ると言っても、魔法があるかどうかは分からないんだ。あまり過信せず、俺の能力でないと考えておいた方が良いかも知れない。
「技能」というものは存在するみたいだけど、魔法……ではないだろうし。
……でも確証が無いよなぁ……うーん、どこかで調べられないかな。
「……あのー、おじさん……」
「ラガルだ。……って、お前に名乗っても仕方ねえか。まあでも、お前は俺のかかぁの恩人みてえなモンだし覚えとけ」
「あ、はい。あの、ラガルさん……俺、奴隷として売られるんですよね?」
「おう。俺達じゃ持て余しちまうしな」
そんなにハッキリ言ってくれるとまあ逆に気持ちが良い。
……まあ、そう思えるのもこのラガルという狼っぽい耳のオッサンが、悪人面なのに妙に悪人に思えないせいかもしれないけど……。
でも、獣人ってんなら他の種族を食べるのは普通なんだろうし、それを考えれば、俺は食われないだけ温情ってヤツなんだよな。
つーか昨日の事だって、人間の物差しで考えるからおかしくなるんだ。この人達は、野生の動物と一緒で「まっとうに獲物を捕えて食べようとした」だけ。それは悪でもなんでもないじゃないか。
彼らにとっての昨晩の狩りは、タカがネズミを捕まえたのと何も違わない。
獣人の世界じゃ、それが普通のこと……自然の摂理なんだ。
だからなのか、不思議と相手に嫌悪感は湧かなかった。
一度は食われそうになって死にかけたんだから、そう思うのもヘンなんだけど。
でも、虐めたりいたぶるんじゃなくて、本当に糧にするために俺が痛くない方法で食おうとしてたからな、この人達。……なんか、そういう動物らしい純粋な感情が、俺にとっては怖い物に思えなかったのかも。
…………学校での事への疲れと、砂漠を放浪して死にかけた事の恐怖のせいで、俺もちょっと感覚がマヒしてるのかも知れないが。
ともかく、人が大勢いる場所に行けるのならまだ希望はある。
どうにか生活基盤を整えて情報収集が出来るようになれば、奴隷でも成りあがりは可能かも知れない。相手の言動を見ている限りは、役に立つ存在なら欲しいって感じだし、俺の血は美味いそうなので上手くすれば人間のいる場所にいけるかも。
まあ人間が存在する世界なのかどうかは解らないが、ともかくそれを知るためにも情報収集できる場所に行くのは絶対だ。
この世界の奴隷に、ある程度自由が与えられていれば可能性は格段に上がる。
ともかく今は情報が欲しい。
俺は再度ケモミミおじさん……ラガルさんに向き直った。
「あの……奴隷って、勉強とか出来ないんですかね。どういう仕事をするんです?」
「あぁ? 勉強ってなんだ」
「本、ええと書物……あれっ、書物わかりません? えーと……人から沢山役に立つ事を聞いて、色んな事を考えたりその“沢山の知っている事”を人に教えられる立派な大人になりたいんですけど、奴隷では無理ですかね?」
本や書物というモノがラガルさんは理解出来なかったようなので言うと、相手は俺の顔を見てキョトンと目を丸くすると、己の顎を太い指でさすった。
「お前、群れの知恵袋みたいなのになりてぇのか。ふーむ……奴隷つってもなぁ、俺が街で見た限りでは分かんねえしな……でも、街で金をたくさん持ってるヤツらは、いけ好かねえけど家畜みてえな奴隷どもを着飾らせてるぞ。酔狂としか言いようねえが、もしかするとそういうヤツなら知恵袋も紹介してくれるんじゃねえか」
「そ、そうなんですか! あっ、でも、金持ちに買われるの難しいかな……」
なんせ俺、フツーの高校生だし……いくら血が美味しくたって、見目麗しいヤツじゃなけりゃ買ってくれなさそうだよな。獣人だろうと美人は美人だろうし。
金持ってる人は美人を揃えてウハウハしたいだろうし……俺もたくさんの女の子やお姉さんに囲まれてウハウハしたいので気持ちはわかる。
それは健全で女体が大好きな男なら誰しもが一度は考える夢なのだ。
そこに、容姿も普通なら身長も平均ギリギリな俺が食い込めるわけがない。
つーか俺普通に男だし。金持ちからすれば下男にしかならんだろうし。
ってことは……知識をつけて奴隷脱出も望み薄かなぁ……。
「なんだ、お前そんなに知恵袋になりたかったのか。よーし、じゃあ俺に任せろ! 高い金額つけて金持ちにぜってえ買わせてやんよ。お前は恩人だからな!」
「えっ!?」
そんな安請け合いをしちゃって大丈夫だろうか、と俺の方が心配になってしまったが、ラガルさんは「任せろ!」と言わんばかりにムキムキの腕を見せつけて、ニカッと笑って見せた。
「なぁに、困った時は一発ブン殴って俺が勝ちゃいいんだよ! 金持ち野郎なんぞ、所詮は街の獣だ。砂の上で育った砂犬族の俺に敵うもんか! 奴隷商にキッチリ話をつけさせてやっから大熊に乗ったつもりでいろ!」
「ええぇえ……!? ぶ、ぶん殴るって大丈夫なんですか!?」
ガハハと笑って腕を振り回すラガルさん。
あまりにも堂々と暴力振るうぞ宣言をしなすったので俺はドンビキしてしまったが、相手は構わず「任せとけ」と笑い続けた。
やってきた奥さん達に、「子供が起きるでしょ!」と怒りのハリテを喰らうまで。
――――その後、俺を捕まえた三人の子分に話を聞いたところ、獣人は拳で殴り合って交渉事を行うのも普通の事だ、と聞かされた。
どうやらラガルさんの言っていた事は、獣人達の間では本当に真っ当な発言だったらしい。ここは、相手と戦って殴り倒せばオッケーな世界なのだ。
……そっか……暴力か……やはり暴力がベストな世界なのか……。
俺は、その情報にますますこの世界の難易度の高さに頭を抱えてしまった。
……チートなし、パワー特化の獣人だらけで俺は捕食対象で奴隷って……。
なんでこんなハードモードな場所に落ちて来ちゃったんだろう俺……普通、異世界転移ってもっと至れり尽くせりじゃないんですか。
もっとこう……女の子を助けて好かれるヤツじゃないんですかー!?
ちくしょーっ、いるかわかんないけど、神様覚えてろよーっ!!
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