71 / 84
本編(つづき)
data68:彼が二度目に失くしたもの
しおりを挟む
────,68
エイワの態度が妙だった。
彼の浮かべていた悲しげな表情が、ソーヤの思ったとおりワタリと同種のものなら、この時点でソーヤは大きな思い違いをしていたことになる。
そして、オフィスに感じたあの違和感。
嫌な胸騒ぎがして、医務部に戻ってからも寝付くことができずにいた。
何か納得がいかない、何か、重要なところでパズルのピースを間違えて無理やり嵌め込んだような、この据わりの悪さは一体、どこから来ている。
最終的に、我慢できずにベッドから飛び出した。
歩きながら考えた。
ワタリとエイワは何を悲しんでいた?
他のソアの反応はどうだった?
タニラは泣いていたし、アツキも泣いたらしいようすだった。
思えばサイネもようすが変だったし、ユウラがこちらを見たのは、もしかするとあれは睨まれていたのかもしれない。
あのユウラがそういう態度をとる理由などひとつしか考えられない。
サイネが何かで苦しんでいて、その原因がソーヤにあるから彼に敵視されたのだ、としか。
似たような仏頂面でわかりづらかったが、あるいはニノリも、アツキに対する似たような理由で、こちらに怒りを向けてはいなかったか?
考えれば考えるほど歩調が早まり、最後にはほとんど走っていた。
階段を駆け下り、目指すのは己のオフィスだ。
最初に強い違和感があったのはここだったから、もしかすると何かヒントがあるかもしれないと思ったのだ。
もう就業時間は終わっている。それに夕食の時間も近く、誰が戻ってくるようすもない。
もともとこの階には他のオフィスもないから、夕方以降に人気はない。
扉を開け、電気をつけて、無人のオフィスを見回す。
妙にきれいに整頓されて掃除も行き届いている。
本来なら極めて快適なはずのソーヤの城は、なぜだか今は、他人の縄張りのようで居心地が悪い。
この環境からわかるのは秘書が優秀だということで、それの何が悪いというのか。
――なんか文句あるんですか、と脳内で想像上のミチルに罵られながら、その文句も尤もだとさえ思いながらも、ソーヤは納得できずにデスクに向かう。
向かって右手にワタリのデスク。
反対側の左手にミチルのデスク。
並んだ机はもちろん三つで、もちろんおかしなことではない。班編成は三人一組が基本だ。
なのに、やはり何か物足りなく感じる。
その原因がわからないまま、なんとなしに椅子に座る。
だいたいミチルだ。
あの仕事はできてもかわいげのない少女を、ソーヤはどうして秘書に選んだのだったか。
優しくて愛想のいいタニラを差し置いてまで、なぜ。
なぜならソーヤが思うに、秘書に求めるべきスキルというのは仕事の出来不出来よりも、己をどれだけサポートできるかなのだ。
オフィスの環境を整え、班の空気を良くし、そして何よりどれだけソーヤの命令に従えるか――そのいちばん重要な部分がミチルには決定的に欠けている。
「そもそも……前はもっと……笑ってなかったか……?」
気付けばそう呟いていて、ソーヤは己の言葉にはっとした。
たしかにソーヤの記憶の中に、かなり薄れて掠れてはいるけれど、ミチルの微笑んだ顔が残っているような気がする。
そんなものいつ見たのかまったくわからないけれど、あの彼女が笑うとは到底思えないけれども。
もしかすると己の願望から生まれた妄想か、と半ば諦めかけて、一旦帰ろうと立ち上がる。
そして振り向いた、そのときだった。
なぜか花瓶が目についた。備品をしまった小さな棚の上にある、何の変哲もないプラスチックの花瓶だ。
そこに刺さっているのは水の要らない造花で、鮮やかな黄色をしている。
花の名前は誰でも知っている、もはや季節外れになってしまった、夏の花の代表格――ひまわり。
それを見た瞬間胸がずきんと痛んだ。
わけもわからず駆け寄って、むしり取るようにして花瓶を掴む。
かつん、とおかしな音がしたので手のひらの上でひっくり返すと、造花と一緒に中から妙なものが転がり出た。
きらきらと輝くそれは、造花と同じ形をした安っぽいブローチだった。
「あ」
脳内のパズルが音を立てて震える。
間違っていた偽もののピースがぼろぼろと崩れ、そこに確かな穴が開く。
「あ……あぁ……」
ソーヤがその場に崩れ落ちたのと同時に、扉が開く音がした。
ついでに誰かの声も聞こえる。何人かいるようだったが、ソーヤはもうそちらを見る気力も声を聞く余裕もないので、誰がいるのかはわからない。
ただ、駆け寄ってきた人物ならわかる。
堪えきれずにその場で嘔吐してしまうソーヤを、制服が汚れるのも構わず抱きかかえているのは、他ならぬ副官だった。
吐瀉物に遅れて透明な液体がいくつも落ちる。彼も泣いている。
そのあとどうしたのかはもうよく覚えていない。
たぶん他の誰かが医務部に連絡を入れ、もはや自力で歩けなかったソーヤは担架で運ばれた。
そして鎮静剤でも打たれたのだろう。
気がつけば眠っていた。
そして、夢を見ていた。
・・・・・×
その日ソーヤが目覚めた場所は暗闇だった。
何も見えないおぞましい暗黒の中で、真っ赤なランプだけが毒々しく輝いていたのを、きっと一生忘れることはないだろう。
恐怖にもがき、上手く動かない手足を無理やりバタつかせたところで、植木鉢の蓋はすぐはに開いてくれなかった。
ようやく蓋が開いたころには涙さえ滲んでいた。
がくがく震える腕で、機械の縁に縋りつきながら必死で身を起こしたところで、彼は自分に起きた悲劇を理解する。
ここがどこだかわからない。自分が誰かもわからない。
あたりは薄暗く、人の気配もまったくないうえに、機械は簡素な壁で囲まれていて周りがどうなっているのかもわからない。
そのうえ、ここを出て周囲を調べようにも、手足がまるで言うことをきかないのだ。
なすすべなく縮こまっていると、どこか近くで空気の抜けるような音がした。
下のほうから聞こえるようなので、顔だけそっと出して窺ってみると、機械の側部から引き出しのような要領で一部分がせり出しているのが見えた。
そこに、人間が入っていた。
何か半透明の粘液のようなものに包まれていて見えづらいが、体格からしてまだ子どもだろう。
その粘液が急にぼこりと泡を噴いた。
頭部のあたりだ。
呼吸をしている。
この人間は生きている。
泡をいくつも吐き散らして、そいつは酸素を求めている。
苦しそうなようすに、助けたほうがいいのではないかと思いつつも、ソーヤの身体がまともに動かない以上は見ているしかできなかった。
しかし意外とすぐに人が現れたので、その子はあまり長く苦しまずに済んだ。
白衣を着た大人が数名、ソーヤやその子どもを取り囲んで何やら喋り、ソーヤは呆然としながら、彼らの質問にいくつかの否定を返した。
つまり、何を聞かれてもわからないとしか答えられなかったのだ。
「うー……ぁー……ッ」
質問の最中に急に子どもが声を上げたので、ソーヤは驚いた。
「けほッ……んー……にゃ……あ……さむ……い」
それはか細い声で、寒い、と確かに言った。
白衣の大人たちは顔を見合わせ、何人かでその子を担いでどこかに連れて行った。
そのあとソーヤは医務部に移され、さまざまな説明を受けた。
ここが山奥にある研究所で、ソーヤはそこで研究されている技術を用いて生まれた実験体であり、第二次性徴の時期に合わせて長い休眠を取っていたこと。
だが機械に何らかのトラブルが発生し、休眠が不十分なのに覚醒してしまったらしいこと。
記憶喪失を起こしたのはそれが原因だろうとも。
ソーヤは一挙に与えられた大量の情報に戸惑い、パニックに陥った。
しばらくは混乱のあまり食事もまともにできないほどだったし、落ち着いてからも、無気力な状態が続いた。
リハビリをしようとしないソーヤに研究員たちは頭を抱えたが、どうしようもない。
歩けるようになっても、会いに行きたい相手がいない。いたかもしれないが思い出せない。
同期が何人かいると聞いたが、どんな反応をされるかと思うと異常に恐ろしく感じてしまうので、むしろ動くことを拒んでさえいた。
なんとかソーヤの気を変えようと、カウンセリングじみた対話を何度かしている中で、あるときソーヤはぽつりとこう言った。
「……あいつは? 植木鉢の中から出てきた……」
「会ってみたいの?」
「べつに……」
なんとなくの発言だったが、たぶんそれが、ひとつの転機だった。
→
エイワの態度が妙だった。
彼の浮かべていた悲しげな表情が、ソーヤの思ったとおりワタリと同種のものなら、この時点でソーヤは大きな思い違いをしていたことになる。
そして、オフィスに感じたあの違和感。
嫌な胸騒ぎがして、医務部に戻ってからも寝付くことができずにいた。
何か納得がいかない、何か、重要なところでパズルのピースを間違えて無理やり嵌め込んだような、この据わりの悪さは一体、どこから来ている。
最終的に、我慢できずにベッドから飛び出した。
歩きながら考えた。
ワタリとエイワは何を悲しんでいた?
他のソアの反応はどうだった?
タニラは泣いていたし、アツキも泣いたらしいようすだった。
思えばサイネもようすが変だったし、ユウラがこちらを見たのは、もしかするとあれは睨まれていたのかもしれない。
あのユウラがそういう態度をとる理由などひとつしか考えられない。
サイネが何かで苦しんでいて、その原因がソーヤにあるから彼に敵視されたのだ、としか。
似たような仏頂面でわかりづらかったが、あるいはニノリも、アツキに対する似たような理由で、こちらに怒りを向けてはいなかったか?
考えれば考えるほど歩調が早まり、最後にはほとんど走っていた。
階段を駆け下り、目指すのは己のオフィスだ。
最初に強い違和感があったのはここだったから、もしかすると何かヒントがあるかもしれないと思ったのだ。
もう就業時間は終わっている。それに夕食の時間も近く、誰が戻ってくるようすもない。
もともとこの階には他のオフィスもないから、夕方以降に人気はない。
扉を開け、電気をつけて、無人のオフィスを見回す。
妙にきれいに整頓されて掃除も行き届いている。
本来なら極めて快適なはずのソーヤの城は、なぜだか今は、他人の縄張りのようで居心地が悪い。
この環境からわかるのは秘書が優秀だということで、それの何が悪いというのか。
――なんか文句あるんですか、と脳内で想像上のミチルに罵られながら、その文句も尤もだとさえ思いながらも、ソーヤは納得できずにデスクに向かう。
向かって右手にワタリのデスク。
反対側の左手にミチルのデスク。
並んだ机はもちろん三つで、もちろんおかしなことではない。班編成は三人一組が基本だ。
なのに、やはり何か物足りなく感じる。
その原因がわからないまま、なんとなしに椅子に座る。
だいたいミチルだ。
あの仕事はできてもかわいげのない少女を、ソーヤはどうして秘書に選んだのだったか。
優しくて愛想のいいタニラを差し置いてまで、なぜ。
なぜならソーヤが思うに、秘書に求めるべきスキルというのは仕事の出来不出来よりも、己をどれだけサポートできるかなのだ。
オフィスの環境を整え、班の空気を良くし、そして何よりどれだけソーヤの命令に従えるか――そのいちばん重要な部分がミチルには決定的に欠けている。
「そもそも……前はもっと……笑ってなかったか……?」
気付けばそう呟いていて、ソーヤは己の言葉にはっとした。
たしかにソーヤの記憶の中に、かなり薄れて掠れてはいるけれど、ミチルの微笑んだ顔が残っているような気がする。
そんなものいつ見たのかまったくわからないけれど、あの彼女が笑うとは到底思えないけれども。
もしかすると己の願望から生まれた妄想か、と半ば諦めかけて、一旦帰ろうと立ち上がる。
そして振り向いた、そのときだった。
なぜか花瓶が目についた。備品をしまった小さな棚の上にある、何の変哲もないプラスチックの花瓶だ。
そこに刺さっているのは水の要らない造花で、鮮やかな黄色をしている。
花の名前は誰でも知っている、もはや季節外れになってしまった、夏の花の代表格――ひまわり。
それを見た瞬間胸がずきんと痛んだ。
わけもわからず駆け寄って、むしり取るようにして花瓶を掴む。
かつん、とおかしな音がしたので手のひらの上でひっくり返すと、造花と一緒に中から妙なものが転がり出た。
きらきらと輝くそれは、造花と同じ形をした安っぽいブローチだった。
「あ」
脳内のパズルが音を立てて震える。
間違っていた偽もののピースがぼろぼろと崩れ、そこに確かな穴が開く。
「あ……あぁ……」
ソーヤがその場に崩れ落ちたのと同時に、扉が開く音がした。
ついでに誰かの声も聞こえる。何人かいるようだったが、ソーヤはもうそちらを見る気力も声を聞く余裕もないので、誰がいるのかはわからない。
ただ、駆け寄ってきた人物ならわかる。
堪えきれずにその場で嘔吐してしまうソーヤを、制服が汚れるのも構わず抱きかかえているのは、他ならぬ副官だった。
吐瀉物に遅れて透明な液体がいくつも落ちる。彼も泣いている。
そのあとどうしたのかはもうよく覚えていない。
たぶん他の誰かが医務部に連絡を入れ、もはや自力で歩けなかったソーヤは担架で運ばれた。
そして鎮静剤でも打たれたのだろう。
気がつけば眠っていた。
そして、夢を見ていた。
・・・・・×
その日ソーヤが目覚めた場所は暗闇だった。
何も見えないおぞましい暗黒の中で、真っ赤なランプだけが毒々しく輝いていたのを、きっと一生忘れることはないだろう。
恐怖にもがき、上手く動かない手足を無理やりバタつかせたところで、植木鉢の蓋はすぐはに開いてくれなかった。
ようやく蓋が開いたころには涙さえ滲んでいた。
がくがく震える腕で、機械の縁に縋りつきながら必死で身を起こしたところで、彼は自分に起きた悲劇を理解する。
ここがどこだかわからない。自分が誰かもわからない。
あたりは薄暗く、人の気配もまったくないうえに、機械は簡素な壁で囲まれていて周りがどうなっているのかもわからない。
そのうえ、ここを出て周囲を調べようにも、手足がまるで言うことをきかないのだ。
なすすべなく縮こまっていると、どこか近くで空気の抜けるような音がした。
下のほうから聞こえるようなので、顔だけそっと出して窺ってみると、機械の側部から引き出しのような要領で一部分がせり出しているのが見えた。
そこに、人間が入っていた。
何か半透明の粘液のようなものに包まれていて見えづらいが、体格からしてまだ子どもだろう。
その粘液が急にぼこりと泡を噴いた。
頭部のあたりだ。
呼吸をしている。
この人間は生きている。
泡をいくつも吐き散らして、そいつは酸素を求めている。
苦しそうなようすに、助けたほうがいいのではないかと思いつつも、ソーヤの身体がまともに動かない以上は見ているしかできなかった。
しかし意外とすぐに人が現れたので、その子はあまり長く苦しまずに済んだ。
白衣を着た大人が数名、ソーヤやその子どもを取り囲んで何やら喋り、ソーヤは呆然としながら、彼らの質問にいくつかの否定を返した。
つまり、何を聞かれてもわからないとしか答えられなかったのだ。
「うー……ぁー……ッ」
質問の最中に急に子どもが声を上げたので、ソーヤは驚いた。
「けほッ……んー……にゃ……あ……さむ……い」
それはか細い声で、寒い、と確かに言った。
白衣の大人たちは顔を見合わせ、何人かでその子を担いでどこかに連れて行った。
そのあとソーヤは医務部に移され、さまざまな説明を受けた。
ここが山奥にある研究所で、ソーヤはそこで研究されている技術を用いて生まれた実験体であり、第二次性徴の時期に合わせて長い休眠を取っていたこと。
だが機械に何らかのトラブルが発生し、休眠が不十分なのに覚醒してしまったらしいこと。
記憶喪失を起こしたのはそれが原因だろうとも。
ソーヤは一挙に与えられた大量の情報に戸惑い、パニックに陥った。
しばらくは混乱のあまり食事もまともにできないほどだったし、落ち着いてからも、無気力な状態が続いた。
リハビリをしようとしないソーヤに研究員たちは頭を抱えたが、どうしようもない。
歩けるようになっても、会いに行きたい相手がいない。いたかもしれないが思い出せない。
同期が何人かいると聞いたが、どんな反応をされるかと思うと異常に恐ろしく感じてしまうので、むしろ動くことを拒んでさえいた。
なんとかソーヤの気を変えようと、カウンセリングじみた対話を何度かしている中で、あるときソーヤはぽつりとこう言った。
「……あいつは? 植木鉢の中から出てきた……」
「会ってみたいの?」
「べつに……」
なんとなくの発言だったが、たぶんそれが、ひとつの転機だった。
→
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる