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本編(つづき)
data60:割れたかがみが望むこと
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────,60
ミチルは情感たっぷりに語った。
ほんとうは自分が第一班に所属するはずだったが、ソーヤの休眠事故によってすべてが狂ってしまったこと。
そのためにミチルは長いことみんなの前に出られなかった──幻の十一階にある秘密の部屋と言う名の牢獄に、まるで罪人のように閉じ込められていたこと。
それをずっとソーヤのせいだと思って責めていた。
ヒナトも同罪だと思って憎んでいた。
だから彼女にひどい言葉をかけたのだと……ソーヤに向かっては、彼もある意味では被害者だと知っているから、直接責める気にはなれなかったのだと。
それは概ね事実で、そして、多分に脚色と嘘を含んでもいた。
最大の嘘はもちろん「謝りたい」と言ったことだ。
そんな気持ち微塵もあるはずがない。
むしろ逆で、この件について最大の被害者である自分に対して他の全員が頭を下げて謝るべき、くらいに思っている。
涙ながらに語るミチルに、ソーヤは息を呑んで話に聞き入っていた。
「でも、あの子を責めても仕方がないですよね……それで、あたし、あの子にも謝りたくて……ソーヤさんに力を貸してもらえないかって……こんなの、都合よすぎって思われるかな……」
「いや、その、大変だったな。……んなことになってたなんて、俺も知らなかった。
でもなんで俺? ワタリだって仲立ちくらいできんだろ」
「あなたが言ったじゃないですか。何かあったら、それが誰のことでもまず自分に言えって」
「あ、ああ、そうだったな」
頷きながら、何か考え込んでいるふうなソーヤを見て、ミチルは内心でほくそ笑む。
これはあくまで初手だが、感触は悪くない。
できるだけ憐みを誘うような言葉や仕草で、彼をこちら側に引き寄せたい。
いかにソーヤがヒナトに執着していようと、それがソアとして生まれ持った本能だか特性だかであっても、その良心に語りかけてしまえば容易に無視はできないだろう――それがミチルの目論見だった。
『かわいそう』なミチルを印象付ける。
そうすれば、ヒナトとミチルの関係について彼が何か物申そうとしたときに、ヒナトに肩入れしづらくなるだろう。
それをヒナトの眼から見れば、急にソーヤがミチルに優しくなったように映るはずだ。
「……急にこんな話してごめんなさい。聞いてくれて、ありがとうございました」
「あ……こっちも、なんだ。班長だしな。今まで事情を聞こうとしてなかったことは謝るし、こうして話してくれたのはありがたいと思ってる」
意外に、というのもなんだが、ソーヤの対応はミチルの想定以上に誠実だった。
弱っている者を見ると優しくしたくなるものらしい。
とくに彼のように自尊心の高い人間であればなおさらだろう。
それもミチルが彼の言葉に従い、彼を頼りたいという姿勢を見せたことで、ソーヤが持っているであろう庇護欲や虚栄心も刺激されたはずだ。
まあ、このさい理屈はどうだっていい。
要はソーヤをヒナトから引き離し、ヒナトを班内でもっと孤立させるのだ。
「ソーヤさん……次にオフィスに来れるときは、できれば先に、あたしに教えてほしいです。なんていうか、その……心の準備がしたくて……」
「そうか。いつになるかわかんねえけど、わかった」
彼は頷き、ミチルも満足して頷きを返す。
そしてそのまま立ち上がって彼に別れを告げ、病室を後にした。
これはあくまで初手、これから少しずつ回数を重ねて心証を積み重ねてゆかねばならないけれど、ひとまず結果は上々だ。
こちらの事情という重いカードを真っ先に切ったのだから、成功してくれなければ報われないが。
なんにせよ使えるものはうまく使わなければ。
つい笑顔を浮かべそうになりながらオフィスのドアを開けると、電気がついていた。
まだ昼休憩の時間だというのにデスクの前には見知った姿がある。
「や。……ずいぶん機嫌がいいけど、今度は何を企んでるの?」
「それを聞いてどうするわけ。どうせ何もしないくせに」
冷たく笑ってそう返したが、ワタリは表情を変えない。
「ミチル、きみは何がどうなったら満足するの? 一度ちゃんと聞かせてほしい」
「もう一度言おうか? それを聞いて――」
「何もしないかどうかは、ミチルの話を聞いてから決めるよ」
思わぬ返しにミチルはむっとしてワタリを睨む。
彼を味方だと信じられるような土壌がないのだから、この発言はミチルにとっては敵対を宣告されたようなものだった。
明らかに身構えるミチルを見て、ワタリは小さく息を吐いた。
「……僕もね、どうしたら責任をとれるのかって、ずっと考えてるんだよ」
その言葉の意味がわからない。
勧められた椅子には素直に座りつつ、ミチルはあくまでワタリを訝った。
これまで中立を貫いてきた彼がどういう心変わりをしたのか――ついに完全な敵になったのか、それとももしかするとミチルの肩を持つ気になったのか、それを見極めなければ。
ワタリは棚を指さして、ファイルを持って行ったんでしょ、と小さく尋ねる。
否定してもしょうがないのでそれは頷く。
「てことはソーヤに会いに行ったんだ」
「まあね。……どんな話してきたと思う? 実はね、あたしの恨みつらみをぶちまけてやった」
「……それはまた、思い切ったね」
「元々いつかは言おうと思ってたし、うっかりあんたが先んじて微妙な感じで話したら腹立つもん。それなら早いほうがいい」
ついでにかなり脚色したことは、わざわざ言わなくてもわかっているだろう。
「そっか。……じゃあ、一歩前に進んだって感じだ」
「はあ?」
何の話だ、とふたたび怪訝な顔をするミチルに、ワタリはゆるく笑んだ。
それもやっぱりどこか泣きそうな、寂しい微笑みだった。
「大事なことだよ。何があったか、何を感じてるかってことを誰かに伝えるのって……僕はすごく、大切なことだと思う。
だからどんな理由や目的でも、ミチルがそれを自分でしたのは紛れもない進歩だ」
「……はあ、何言ってるかわかんないけどすっごい上から目線ぽくてムカつく」
「うん、……そういう感情を、僕以外の人にもきちんと伝えていくべきだよ。そしたらいつか……ミチルも、誰かを憎まなくても、生きていけるから……。
それこそミチルが言うように、僕が変に仲介するよりずっといい。それはそれで大変だろうけど」
ワタリは笑っている。
和やかに、けれど悲しげに、その背に負った十字架を隠そうとするように。
彼の言葉はどれも穏やかで優しいものだったが、ミチルの心はなぜか、ずたずたに引き裂かれるような思いがした。
だから自分でも気づかないうちに立ち上がっていた。
ワタリに詰め寄り、すがりつくようにしてその胸倉を掴み上げ、叫んだ。
「嫌だ!」
自分でも、何を言っているのかわからなかった。
ただ濁流のように凄まじい感情が胸の奥から溢れ出てくる。
どろどろに淀んだ気色の悪いものが、悪意を隠さないミチルですら目を背けたいと思うような何かが、とめどなく。
「嫌だ嫌だ嫌だッ……なんでそんなこと言うの! やだぁーッ!!」
そのあとも、自分の口が勝手に同じ言葉を叫び続けるのを、ミチルはどこか他人事のように聞いていた。
いやだ、いやだと小さな子どもが駄々をこねるようなその口ぶりが、ほんとうに自分のものだとは信じられないくらいだった。
眼があっという間に涙で潰れ、もうワタリがどんな顔をしているのかもわからない。
ワタリからの返答はなかった。
ただ、温かい感触に包まれたのを感じたから、たぶん彼はミチルを抱き締めたのだろう。
泣き喚きながら、ミチルは熱と痛みを帯びる頭でぼんやりと考えた。
(あたしはなんでこんなに怒ってるんだろう。何がそんなに嫌なんだろう)
わからない。ただ苦しい。
けれど同時に、我が身を包む温もりが抗いがたいほどに幸せで、もう気が狂ってしまいそうだった。
→
ミチルは情感たっぷりに語った。
ほんとうは自分が第一班に所属するはずだったが、ソーヤの休眠事故によってすべてが狂ってしまったこと。
そのためにミチルは長いことみんなの前に出られなかった──幻の十一階にある秘密の部屋と言う名の牢獄に、まるで罪人のように閉じ込められていたこと。
それをずっとソーヤのせいだと思って責めていた。
ヒナトも同罪だと思って憎んでいた。
だから彼女にひどい言葉をかけたのだと……ソーヤに向かっては、彼もある意味では被害者だと知っているから、直接責める気にはなれなかったのだと。
それは概ね事実で、そして、多分に脚色と嘘を含んでもいた。
最大の嘘はもちろん「謝りたい」と言ったことだ。
そんな気持ち微塵もあるはずがない。
むしろ逆で、この件について最大の被害者である自分に対して他の全員が頭を下げて謝るべき、くらいに思っている。
涙ながらに語るミチルに、ソーヤは息を呑んで話に聞き入っていた。
「でも、あの子を責めても仕方がないですよね……それで、あたし、あの子にも謝りたくて……ソーヤさんに力を貸してもらえないかって……こんなの、都合よすぎって思われるかな……」
「いや、その、大変だったな。……んなことになってたなんて、俺も知らなかった。
でもなんで俺? ワタリだって仲立ちくらいできんだろ」
「あなたが言ったじゃないですか。何かあったら、それが誰のことでもまず自分に言えって」
「あ、ああ、そうだったな」
頷きながら、何か考え込んでいるふうなソーヤを見て、ミチルは内心でほくそ笑む。
これはあくまで初手だが、感触は悪くない。
できるだけ憐みを誘うような言葉や仕草で、彼をこちら側に引き寄せたい。
いかにソーヤがヒナトに執着していようと、それがソアとして生まれ持った本能だか特性だかであっても、その良心に語りかけてしまえば容易に無視はできないだろう――それがミチルの目論見だった。
『かわいそう』なミチルを印象付ける。
そうすれば、ヒナトとミチルの関係について彼が何か物申そうとしたときに、ヒナトに肩入れしづらくなるだろう。
それをヒナトの眼から見れば、急にソーヤがミチルに優しくなったように映るはずだ。
「……急にこんな話してごめんなさい。聞いてくれて、ありがとうございました」
「あ……こっちも、なんだ。班長だしな。今まで事情を聞こうとしてなかったことは謝るし、こうして話してくれたのはありがたいと思ってる」
意外に、というのもなんだが、ソーヤの対応はミチルの想定以上に誠実だった。
弱っている者を見ると優しくしたくなるものらしい。
とくに彼のように自尊心の高い人間であればなおさらだろう。
それもミチルが彼の言葉に従い、彼を頼りたいという姿勢を見せたことで、ソーヤが持っているであろう庇護欲や虚栄心も刺激されたはずだ。
まあ、このさい理屈はどうだっていい。
要はソーヤをヒナトから引き離し、ヒナトを班内でもっと孤立させるのだ。
「ソーヤさん……次にオフィスに来れるときは、できれば先に、あたしに教えてほしいです。なんていうか、その……心の準備がしたくて……」
「そうか。いつになるかわかんねえけど、わかった」
彼は頷き、ミチルも満足して頷きを返す。
そしてそのまま立ち上がって彼に別れを告げ、病室を後にした。
これはあくまで初手、これから少しずつ回数を重ねて心証を積み重ねてゆかねばならないけれど、ひとまず結果は上々だ。
こちらの事情という重いカードを真っ先に切ったのだから、成功してくれなければ報われないが。
なんにせよ使えるものはうまく使わなければ。
つい笑顔を浮かべそうになりながらオフィスのドアを開けると、電気がついていた。
まだ昼休憩の時間だというのにデスクの前には見知った姿がある。
「や。……ずいぶん機嫌がいいけど、今度は何を企んでるの?」
「それを聞いてどうするわけ。どうせ何もしないくせに」
冷たく笑ってそう返したが、ワタリは表情を変えない。
「ミチル、きみは何がどうなったら満足するの? 一度ちゃんと聞かせてほしい」
「もう一度言おうか? それを聞いて――」
「何もしないかどうかは、ミチルの話を聞いてから決めるよ」
思わぬ返しにミチルはむっとしてワタリを睨む。
彼を味方だと信じられるような土壌がないのだから、この発言はミチルにとっては敵対を宣告されたようなものだった。
明らかに身構えるミチルを見て、ワタリは小さく息を吐いた。
「……僕もね、どうしたら責任をとれるのかって、ずっと考えてるんだよ」
その言葉の意味がわからない。
勧められた椅子には素直に座りつつ、ミチルはあくまでワタリを訝った。
これまで中立を貫いてきた彼がどういう心変わりをしたのか――ついに完全な敵になったのか、それとももしかするとミチルの肩を持つ気になったのか、それを見極めなければ。
ワタリは棚を指さして、ファイルを持って行ったんでしょ、と小さく尋ねる。
否定してもしょうがないのでそれは頷く。
「てことはソーヤに会いに行ったんだ」
「まあね。……どんな話してきたと思う? 実はね、あたしの恨みつらみをぶちまけてやった」
「……それはまた、思い切ったね」
「元々いつかは言おうと思ってたし、うっかりあんたが先んじて微妙な感じで話したら腹立つもん。それなら早いほうがいい」
ついでにかなり脚色したことは、わざわざ言わなくてもわかっているだろう。
「そっか。……じゃあ、一歩前に進んだって感じだ」
「はあ?」
何の話だ、とふたたび怪訝な顔をするミチルに、ワタリはゆるく笑んだ。
それもやっぱりどこか泣きそうな、寂しい微笑みだった。
「大事なことだよ。何があったか、何を感じてるかってことを誰かに伝えるのって……僕はすごく、大切なことだと思う。
だからどんな理由や目的でも、ミチルがそれを自分でしたのは紛れもない進歩だ」
「……はあ、何言ってるかわかんないけどすっごい上から目線ぽくてムカつく」
「うん、……そういう感情を、僕以外の人にもきちんと伝えていくべきだよ。そしたらいつか……ミチルも、誰かを憎まなくても、生きていけるから……。
それこそミチルが言うように、僕が変に仲介するよりずっといい。それはそれで大変だろうけど」
ワタリは笑っている。
和やかに、けれど悲しげに、その背に負った十字架を隠そうとするように。
彼の言葉はどれも穏やかで優しいものだったが、ミチルの心はなぜか、ずたずたに引き裂かれるような思いがした。
だから自分でも気づかないうちに立ち上がっていた。
ワタリに詰め寄り、すがりつくようにしてその胸倉を掴み上げ、叫んだ。
「嫌だ!」
自分でも、何を言っているのかわからなかった。
ただ濁流のように凄まじい感情が胸の奥から溢れ出てくる。
どろどろに淀んだ気色の悪いものが、悪意を隠さないミチルですら目を背けたいと思うような何かが、とめどなく。
「嫌だ嫌だ嫌だッ……なんでそんなこと言うの! やだぁーッ!!」
そのあとも、自分の口が勝手に同じ言葉を叫び続けるのを、ミチルはどこか他人事のように聞いていた。
いやだ、いやだと小さな子どもが駄々をこねるようなその口ぶりが、ほんとうに自分のものだとは信じられないくらいだった。
眼があっという間に涙で潰れ、もうワタリがどんな顔をしているのかもわからない。
ワタリからの返答はなかった。
ただ、温かい感触に包まれたのを感じたから、たぶん彼はミチルを抱き締めたのだろう。
泣き喚きながら、ミチルは熱と痛みを帯びる頭でぼんやりと考えた。
(あたしはなんでこんなに怒ってるんだろう。何がそんなに嫌なんだろう)
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