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本編(つづき)
data52:班長会議と萎れたひまわり
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────,52
ソーヤがいちばん最後だったらしく、会議室には見慣れた面々がすでに揃っていた。
しかし予定時刻にはまだ三分ほど早いため、決して自分が遅刻したわけではないのを壁際のデジタル時計で確認しながら、ソーヤはサイネの隣に腰を下ろす。
早めに面子が揃ったからといって、そのぶん開始時間が繰り上げられることはない。
そして雑談などしようもない顔ぶれなのはわかりきっているため、時間になるまではここは静寂が確約されている。
……そのはずだったが、今日は少し事情が違った。
「あんたのとこの秘書、このごろちょっと変なんだけど」
ふいにそう言ったのはサイネで、金色のじと眼はたしかにこちらに向けられているので、話題に挙げられた人物がヒナトであるのは間違いない。
いきなりなんだ、と、言いかけたソーヤは、彼女の向こうからこちらを睨むように見つめる少年の眼差しに気付いて言葉を呑み込む。
「……アツキもそう言ってたぞ。最近ヒナトのようすがおかしい気がするって」
「それを俺に言ってどうしてーんだよ、おまえら」
「揉めごとが班内で収められないようなら、今日ここで言うべきだってこと。そのための会議なんだし」
「他の班のことで班員を煩わされるのは迷惑だからな。影響が避けられないならせめて早く解決しろ」
「会議前に喧嘩売ってくんなクソガキ」
「正論でしょうが。それに……」
サイネが何か言いかけたところで、鈴を模したアラームが鳴る。
会議の開始時間になったのだ。
三人はぴたりと私語を止めて姿勢を正し、進行役の職員に従って会議を始めた。
まずラボから、前回の会議から昨日までの期間に集計された、GHの活動データを提示される。
目前の大きなディスプレイには同時に過去の統計も表示されており、両者の比較を通してそれぞれのオフィスの稼働状況を把握するのが主な趣旨だ。
とはいえ傾向はおおむね決まっている。
日によってパフォーマンスが大きく変動する奇数班と、安定して高い成績を出し続けている二班、という具合である。
前者は日付を見ればおおよその原因もなんとなく察することができた──三班はエイワが来てから明らかに上昇傾向にあり、一班はというと、ソーヤの体調が悪かった日だけ目に見えて落ちている。
以前のように仕事にならないほどの激しい不調は減ったものの、『妙に身体がだるい』としか表現のしようがない状態はちょくちょくあった。
幸いにして顔に出さずに済む程度だったため、ヒナトはもちろんワタリにすら感づかれることも少なかったが、ソーヤとて己の身体のことは自分でよくわかっている。
日中は気を張っているからなんとか持っているが、夜間になると途端に気が抜けるのか、気絶するように眠る日も少なくなかった。
やはりリクウに言われたように、ソーヤの身体は着実に蝕まれている。
薄々は気づいていたが、それが具体的に数字で表されると身につまされる心地がした。
不思議なことに、医務部に送りつけられた検査結果などよりも、こちらのほうがよほどソーヤにとっては現実的に思える。
体調不良の間隔が次第に狭まっているのが、これほどまでに眼に見えてわかる形で見せつけられると、その先の未来まで輪郭を帯びていくようだった。
もちろん……などと言ってはいけないが、ソーヤはそれを口にはしない。
俺の班がムラッ気が激しいのなんて前からだろ、と嘯いて、都合の悪い真実を目ざとい同胞たちから隠すのだ。
「変動率は今回も予測値内に収まっているな」
「人数が増えたわりにはフラットだって言い換えてもいいんだけどな。……睨むなよ」
「どうでもいいことで私を挟んで喧嘩しないでくれる?」
会議室の空気はよくないが、これは今日に限った話ではない。
班長を務めるソアは正直言って愛想の悪い、冗談もさほど通じない堅物の偏屈者が揃っているからで、その中では自分はマシなほうだとソーヤは自負している。
もっともこの手の会議を楽しく和気あいあいと行う必要など微塵もないとも思っているが。
進行役の指示により、次の議題に移る。
班全体の業務のパフォーマンス管理とは別に、それぞれが抱える班員を個別にマネジメントするのも班長の職務であり、今日はその結果をこの場で他班とも共有しなくてはならない。
たとえばソーヤには、最近加わったばかりのミチルについてふたりに説明するという任務があった。
単なる紹介でいいのなら、直接ミチル本人を各オフィスに出向かせて挨拶をさせるのがいちばん手っ取り早い。
しかし、この場ではソーヤは彼女を管理する班長として、班内におけるミチルの立場や班員としての能力について客観的に説明する義務を負っている。
つまりこういう話をした。
彼女の職名は『書記』であるが、その業務内容をソーヤも把握していないため、現状はヒナトやワタリの補佐をさせている。
作業能力にこれといった問題はなく、むしろ非常に優秀な人材である。
「……彼女の扱いについてラボから説明はどの程度あったの?」
「ほとんどなかった。急に、今日から配属だって朝一で連れてこられただけで、あとはノータッチだな。その件についちゃ俺も何度かラボに訊いてるが、ほぼ返答なし」
「書記という役職は初耳だ。──おい、それには前例があるのか?」
ニノリが声をかけたのは進行役の職員だ。
しかし彼はわからないと答えただけで、その表情にも嘘や誤魔化しの気配はない。
ラボの人間にも階級があり、恐らく会議の進行役などはその中でも地位の低い者が務める職務であろうから、実際にあまり奥まった情報は知らされていないのだろう。
彼を問い詰めたところで実のある答えは得られないと察したらしいサイネが、隠す気のない溜息を吐いた。
「ミチルの外見がヒナトに酷似している件についても説明なし?」
「ああ、姉妹みたいなもんだ、ってくらいだな」
「それはクローンとは違うのか?」
「わからん。今んとこは俺も勝手にそう解釈してっけど」
「……ヒナトの挙動不審はそれが原因?」
今度はソーヤが溜息を吐きたくなる。
なぜどいつもこいつもヒナトのことを気にかけているのか、彼女はソーヤの班員であって、他班の班長としての彼らとは何の関わりもないというのに。
相手をするのが面倒くさくて、もやもやして気分が悪くて、そして無性に、苛立ってくる。
ヒナトの抱える問題はソーヤのものだ。
他の誰にも口を挟まれたくない。
こちらが助力や助言を求めているわけでもないのに、無関係な者の好奇心やお節介で首を突っ込まれるなんて、たまったものではない──。
「……あんた今、自分がひどい顔してるっていう自覚、ある?」
サイネが咎めるような声音でそう言った。
彼女の肩越しにニノリも顔を引きつらせていて、怯えているようにも見える。
自覚ならあった。
このごろ自分でも、己の思考や感情がうまく制御できないように感じている。
突発的な激情からリクウを胸倉を掴んだこともあったし、その前にもヒナトを、──あのときはワタリが止めに入ったが、そうでなければ傷つけていたかもしれない。
たしかにこのままではいつか、取り返しのつかないことをしてしまいそうだ。
けば立った心をどうにか落ち着かせようと、ソーヤは努めて深呼吸したが、酸欠でも起こしたみたいに目の前がちかちかと明滅した。
「正直に言って……ミチルが来てから、空気が変わったように感じてる。俺だけじゃなく全員が」
「そりゃあそうでしょ、ただでさえ新人を馴染ませるのには時間がかかるし──」
サイネはそこで一瞬言葉を切り、ちらりとニノリを一瞥した。
遅れて入ったエイワに対する人見知りが未だ終わらない末っ子は、当人もそれは自覚しているので、抗議はせずにむっとしている。
「ましてそれが元からいたメンバーのクローンもどきじゃ、誰だって違和感があって当然……」
「そうじゃねえんだ」
どこか呻くような声音でそう言って、ソーヤは己の手を見た。
オフィスでは右手にワタリがいて、左手にヒナトがいる、それがずっとソーヤにとって当たり前の光景だった。
それが最近そうではなくなった。
左隣に座る少女は、よく知った顔をしているのに、まったく知らない別人なのだ。
その奇妙でなんとも居心地の悪い体験は、記憶を失った当初の己に対峙した仲間たちの心境をソーヤに想像させるには充分だった。
もちろんソーヤはヒナトを失ったわけではないから、比べるべくもないことではあるが。
ただ。
おかしいのは、それだけではないのだ。
「逆なんだよ。……似てるのは見てくれだけで、ミチルは優秀すぎる……ソアとしては平均かもしれねえけど、ヒナと比べたら……いや、俺も比べようとはしてねえけど、そんなつもりじゃ」
「歯切れが悪いな、何が言いたいんだ」
「……大方、ヒナトにさせる仕事がなくなってそっちの扱いに困ってるんでしょう。違う?」
ソーヤは力なく頷いた。
そもそもソアが三人いればオフィスは回るようにできていて、人数が増えたからといって急に仕事の量が増やされるわけではない。
だいいち増やされたところで対応するのがあのヒナトでは潰れてしまうだけだ。
だから業務量の増減については、少なくともソーヤの口からラボに奏上することはしない。
だが、明らかに今の第一班で浮いてしまっているのはヒナトなのだ。
後から入ってきたミチルのほうがよほど歯車としてうまく噛み合ってしまっていて、彼女がそこに馴染めば馴染むほど、行き場のないヒナトがじりじりと外に追いやられている。
そして、彼女は笑わなくなってしまった。
造花は枯れないし、ブローチはきらめくけれど、しょせんどちらも造りもので無機物だ。
唯一無二の生きた鮮やかなひまわりは、もうどこにも咲いていない。
→
ソーヤがいちばん最後だったらしく、会議室には見慣れた面々がすでに揃っていた。
しかし予定時刻にはまだ三分ほど早いため、決して自分が遅刻したわけではないのを壁際のデジタル時計で確認しながら、ソーヤはサイネの隣に腰を下ろす。
早めに面子が揃ったからといって、そのぶん開始時間が繰り上げられることはない。
そして雑談などしようもない顔ぶれなのはわかりきっているため、時間になるまではここは静寂が確約されている。
……そのはずだったが、今日は少し事情が違った。
「あんたのとこの秘書、このごろちょっと変なんだけど」
ふいにそう言ったのはサイネで、金色のじと眼はたしかにこちらに向けられているので、話題に挙げられた人物がヒナトであるのは間違いない。
いきなりなんだ、と、言いかけたソーヤは、彼女の向こうからこちらを睨むように見つめる少年の眼差しに気付いて言葉を呑み込む。
「……アツキもそう言ってたぞ。最近ヒナトのようすがおかしい気がするって」
「それを俺に言ってどうしてーんだよ、おまえら」
「揉めごとが班内で収められないようなら、今日ここで言うべきだってこと。そのための会議なんだし」
「他の班のことで班員を煩わされるのは迷惑だからな。影響が避けられないならせめて早く解決しろ」
「会議前に喧嘩売ってくんなクソガキ」
「正論でしょうが。それに……」
サイネが何か言いかけたところで、鈴を模したアラームが鳴る。
会議の開始時間になったのだ。
三人はぴたりと私語を止めて姿勢を正し、進行役の職員に従って会議を始めた。
まずラボから、前回の会議から昨日までの期間に集計された、GHの活動データを提示される。
目前の大きなディスプレイには同時に過去の統計も表示されており、両者の比較を通してそれぞれのオフィスの稼働状況を把握するのが主な趣旨だ。
とはいえ傾向はおおむね決まっている。
日によってパフォーマンスが大きく変動する奇数班と、安定して高い成績を出し続けている二班、という具合である。
前者は日付を見ればおおよその原因もなんとなく察することができた──三班はエイワが来てから明らかに上昇傾向にあり、一班はというと、ソーヤの体調が悪かった日だけ目に見えて落ちている。
以前のように仕事にならないほどの激しい不調は減ったものの、『妙に身体がだるい』としか表現のしようがない状態はちょくちょくあった。
幸いにして顔に出さずに済む程度だったため、ヒナトはもちろんワタリにすら感づかれることも少なかったが、ソーヤとて己の身体のことは自分でよくわかっている。
日中は気を張っているからなんとか持っているが、夜間になると途端に気が抜けるのか、気絶するように眠る日も少なくなかった。
やはりリクウに言われたように、ソーヤの身体は着実に蝕まれている。
薄々は気づいていたが、それが具体的に数字で表されると身につまされる心地がした。
不思議なことに、医務部に送りつけられた検査結果などよりも、こちらのほうがよほどソーヤにとっては現実的に思える。
体調不良の間隔が次第に狭まっているのが、これほどまでに眼に見えてわかる形で見せつけられると、その先の未来まで輪郭を帯びていくようだった。
もちろん……などと言ってはいけないが、ソーヤはそれを口にはしない。
俺の班がムラッ気が激しいのなんて前からだろ、と嘯いて、都合の悪い真実を目ざとい同胞たちから隠すのだ。
「変動率は今回も予測値内に収まっているな」
「人数が増えたわりにはフラットだって言い換えてもいいんだけどな。……睨むなよ」
「どうでもいいことで私を挟んで喧嘩しないでくれる?」
会議室の空気はよくないが、これは今日に限った話ではない。
班長を務めるソアは正直言って愛想の悪い、冗談もさほど通じない堅物の偏屈者が揃っているからで、その中では自分はマシなほうだとソーヤは自負している。
もっともこの手の会議を楽しく和気あいあいと行う必要など微塵もないとも思っているが。
進行役の指示により、次の議題に移る。
班全体の業務のパフォーマンス管理とは別に、それぞれが抱える班員を個別にマネジメントするのも班長の職務であり、今日はその結果をこの場で他班とも共有しなくてはならない。
たとえばソーヤには、最近加わったばかりのミチルについてふたりに説明するという任務があった。
単なる紹介でいいのなら、直接ミチル本人を各オフィスに出向かせて挨拶をさせるのがいちばん手っ取り早い。
しかし、この場ではソーヤは彼女を管理する班長として、班内におけるミチルの立場や班員としての能力について客観的に説明する義務を負っている。
つまりこういう話をした。
彼女の職名は『書記』であるが、その業務内容をソーヤも把握していないため、現状はヒナトやワタリの補佐をさせている。
作業能力にこれといった問題はなく、むしろ非常に優秀な人材である。
「……彼女の扱いについてラボから説明はどの程度あったの?」
「ほとんどなかった。急に、今日から配属だって朝一で連れてこられただけで、あとはノータッチだな。その件についちゃ俺も何度かラボに訊いてるが、ほぼ返答なし」
「書記という役職は初耳だ。──おい、それには前例があるのか?」
ニノリが声をかけたのは進行役の職員だ。
しかし彼はわからないと答えただけで、その表情にも嘘や誤魔化しの気配はない。
ラボの人間にも階級があり、恐らく会議の進行役などはその中でも地位の低い者が務める職務であろうから、実際にあまり奥まった情報は知らされていないのだろう。
彼を問い詰めたところで実のある答えは得られないと察したらしいサイネが、隠す気のない溜息を吐いた。
「ミチルの外見がヒナトに酷似している件についても説明なし?」
「ああ、姉妹みたいなもんだ、ってくらいだな」
「それはクローンとは違うのか?」
「わからん。今んとこは俺も勝手にそう解釈してっけど」
「……ヒナトの挙動不審はそれが原因?」
今度はソーヤが溜息を吐きたくなる。
なぜどいつもこいつもヒナトのことを気にかけているのか、彼女はソーヤの班員であって、他班の班長としての彼らとは何の関わりもないというのに。
相手をするのが面倒くさくて、もやもやして気分が悪くて、そして無性に、苛立ってくる。
ヒナトの抱える問題はソーヤのものだ。
他の誰にも口を挟まれたくない。
こちらが助力や助言を求めているわけでもないのに、無関係な者の好奇心やお節介で首を突っ込まれるなんて、たまったものではない──。
「……あんた今、自分がひどい顔してるっていう自覚、ある?」
サイネが咎めるような声音でそう言った。
彼女の肩越しにニノリも顔を引きつらせていて、怯えているようにも見える。
自覚ならあった。
このごろ自分でも、己の思考や感情がうまく制御できないように感じている。
突発的な激情からリクウを胸倉を掴んだこともあったし、その前にもヒナトを、──あのときはワタリが止めに入ったが、そうでなければ傷つけていたかもしれない。
たしかにこのままではいつか、取り返しのつかないことをしてしまいそうだ。
けば立った心をどうにか落ち着かせようと、ソーヤは努めて深呼吸したが、酸欠でも起こしたみたいに目の前がちかちかと明滅した。
「正直に言って……ミチルが来てから、空気が変わったように感じてる。俺だけじゃなく全員が」
「そりゃあそうでしょ、ただでさえ新人を馴染ませるのには時間がかかるし──」
サイネはそこで一瞬言葉を切り、ちらりとニノリを一瞥した。
遅れて入ったエイワに対する人見知りが未だ終わらない末っ子は、当人もそれは自覚しているので、抗議はせずにむっとしている。
「ましてそれが元からいたメンバーのクローンもどきじゃ、誰だって違和感があって当然……」
「そうじゃねえんだ」
どこか呻くような声音でそう言って、ソーヤは己の手を見た。
オフィスでは右手にワタリがいて、左手にヒナトがいる、それがずっとソーヤにとって当たり前の光景だった。
それが最近そうではなくなった。
左隣に座る少女は、よく知った顔をしているのに、まったく知らない別人なのだ。
その奇妙でなんとも居心地の悪い体験は、記憶を失った当初の己に対峙した仲間たちの心境をソーヤに想像させるには充分だった。
もちろんソーヤはヒナトを失ったわけではないから、比べるべくもないことではあるが。
ただ。
おかしいのは、それだけではないのだ。
「逆なんだよ。……似てるのは見てくれだけで、ミチルは優秀すぎる……ソアとしては平均かもしれねえけど、ヒナと比べたら……いや、俺も比べようとはしてねえけど、そんなつもりじゃ」
「歯切れが悪いな、何が言いたいんだ」
「……大方、ヒナトにさせる仕事がなくなってそっちの扱いに困ってるんでしょう。違う?」
ソーヤは力なく頷いた。
そもそもソアが三人いればオフィスは回るようにできていて、人数が増えたからといって急に仕事の量が増やされるわけではない。
だいいち増やされたところで対応するのがあのヒナトでは潰れてしまうだけだ。
だから業務量の増減については、少なくともソーヤの口からラボに奏上することはしない。
だが、明らかに今の第一班で浮いてしまっているのはヒナトなのだ。
後から入ってきたミチルのほうがよほど歯車としてうまく噛み合ってしまっていて、彼女がそこに馴染めば馴染むほど、行き場のないヒナトがじりじりと外に追いやられている。
そして、彼女は笑わなくなってしまった。
造花は枯れないし、ブローチはきらめくけれど、しょせんどちらも造りもので無機物だ。
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