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本編
data30:揺れるともしび ◆
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────,30
他にどうしようもなかったからだ、と、自分に言い聞かせている。
紛れもない事実なのに、どこか言い訳じみて聞こえるのはなぜだろうか。
背には扉の硬い感触、目の前ではヒヨコのような金茶の頭が小刻みに揺れていて、その先には見慣れた自分の部屋が広がっている。
ヒナトはまだソーヤに縋りついたまま、押し殺した泣き声が耳に痛い。
当分泣き止みそうにはないので、ソーヤは諦めて、秘書を抱きしめる腕に力を込めた。
どうしてこんなことになったのか、ソーヤ自身よくわかっていない。
コータをガーデンに送っていった帰り、フーシャのことで、ヒナトのみならず第一班の面子が気落ちしていたのは確かな事実だ。
ある意味当事者でもあるソーヤとて、今夜は物思いに沈むことになると予想していた。
GH以降のソアの宿舎は男女で階が分けられていて、ヒナトとはエレベーターで別れたはずだった。
ソーヤとワタリの部屋は五階にあり、ヒナトはたしか三階だ。
ところがヒナトはなぜかエレベーターを降り、すでに自室に向かって廊下を歩いていたソーヤの背中に突進してきたのだ。
それ自体にも驚いたが、ヒナトが我を忘れたように号泣していたので放ってはおけず、かといってそのまま廊下で立ち竦んでいるわけにもいかず、ソーヤは彼女の手を掴んで自室に引き入れたのだった。
こんな状況を、誰かに見られるわけにはいかなかった。
とくにタニラには。
「……ヒナ」
名前を呼ぶと、ヒナトは何か答えようとしたようで、しかしくぐもった呻き声しか返ってはこなかった。
さっきからずっとこの調子だ。
勝手にソーヤの胸に顔を埋めっぱなしで、泣き止むころにはシャツの色が変わってしまうのではないだろうか。
そんなに誰かの死が辛いのか。
思わず溜息を吐きながら、宥めるようにヒナトの頭を撫でる。
主と同じく人の言うことをきかない癖っ毛を混ぜながら、ソーヤはぼんやりと、いつかの騒ぎを思い出していた。
暴れるニノリを止めに行ったソーヤとワタリが怪我をしたとき、ヒナトはそれに対してやたらと怯えていた。
ワタリが言うには彼女は感受性だか共感性だかが強いらしい。
他人の痛みを自分のことのように受け取ってしまう──今回はたぶん、コータの悲しみに引きずられているのだろう。
処置室でのコータの悲嘆は凄まじかったから、それを見たヒナトがこうなるのも無理はないのかもしれない。
あるいはフーシャの遺体という生々しいものを目の当たりにして、ヒナトの中で、死に対する恐怖感が膨れ上がってしまったか。
いずれにせよヒナトのキャパシティはもう限界なのだ。
もともと小柄な身体をいっそう縮こまらせてソーヤの腕の中で震える彼女を見下ろしながら、しかしソーヤの内側には、何か黒々とした感情が芽吹いていた。
なぜだかそれは、安堵に似ていた。
──俺でよかった。
そう、思うのだ。
前後を失ったヒナトがこうして縋る相手として、いつも宥め役をしていたワタリでなく自分を選んだことを、ソーヤは秘かに悦んでいた。
撫でるのをやめ、肩を軽く押す。
それに気づいたヒナトが目線だけこちらに向けようとしたのを、彼女の耳の下に手を差し込んで、顔を上げるように促した。
どろどろにぬかるんだうぐいす色の瞳に、ソーヤの顔が歪んで映り込んでいる。
どうだろう。
実際、今のソーヤは顔を歪めているかもしれない。
「ヒナ」
「……ソーヤさん……あの、あたし……ッ」
まだまだ涙を滲ませて、たぶん謝ろうとしたらしいくちびるを、ソーヤはそっと指で制する。
そんな言葉は聞きたくない。
それよりもっと欲しい言葉が別にある。
「……もしもの話だけどよ。俺が……」
言いかけて、しかしその先を口にするのが急に恐ろしくなる。
ヒナトが不思議そうにこちらを見上げている、その泣き腫らして真っ赤な顔が、濡れた瞳が、まだ理性にしがみついていたソーヤの思考をじりじりと炙るようだった。
冷静なところでは、言うべきではないとわかっている。
本能に近い部分では、どうしても訊いてみたいという欲望がちらついて離れない。
──なあヒナ、もし俺が死んだら──。
そして結局、その問いがソーヤの口から改めて発されることはなかった。
もう一度口を開いたところで、背後のドアが力強くノックされ、扉の向こうから親友を名乗る男の声がしたからだ。
なんだよこんなときに、と文句を言いかけて、ベッドサイドにあるデジタル時計の数字が目に入る。
夕飯の時間が迫っていた。
集団生活を基本としている花園では時間厳守が鉄則だ。階層ごとに入浴や就寝もすべて時刻が決められている。
「……悪い、先に行っててくれ。ちょっと今手が離せねえから」
『へ? あぁ、わかった。早く来いよー』
ドア越しに、エイワが去っていく気配を確認して息を吐く。
それからヒナトを見た。
彼女もエイワの声に驚いたようで、若干涙が引っ込んでいるし、それに多少落ち着きを取り戻したようだった。
そして自分の今の状況──ソーヤの腕の中にいるという事実を改めて確認し、困惑しているふうに見える。
「え、と、あの、ソーヤさん」
ソーヤはヒナトと時計とを交互に睨む。
もう少しこうしていてもいいのでは、という気持ちと、時間は守らねばならないだろう、という自分の信条とが、頭の中でかち合っていた。
そして最終的に勝ったのは後者だ。
自分の都合でルールを曲げる姿など、ヒナトに見せるわけにはいかない。
だからヒナトから手を離し、ドアのロックを解除した。
それから顔だけ出して廊下を見回し、あたりに誰もいないのを確認すると、ヒナトに外に出るよう促す。
「……誰かに見つかると面倒くせえから、階段で行けよ。エレベーターで誰かに鉢合わせるとまずい」
「あ、はい。……あの」
「なんだよ」
ヒナトは自分の指先を見つめながら、おずおずと尋ねる。
「……ソーヤさん、さっき、その……何て言おうとしたんですか……?」
訊いてくれるな。
などと言えるはずもなく、ソーヤは誤魔化すために、ヒナトの頭をくしゃりと混ぜた。
「なんでもねえよ。それよりさっさと行け、ほら」
もちろんそんな言葉では納得いかなそうなヒナトだったが、しかしそれ以上は追及せずに大人しく階段へ歩いていった。
普段から躾けた成果だろう。
ソーヤのほうが彼女より立場が上であることと、それゆえソーヤには逆らってはいけないということが、彼女の中に染みついている。
だからヒナトは、基本的にソーヤの言葉には服従する。
そうあるように指導している。
そして、そう仕向けてきたソーヤ自身は、ヒナトの背中を見送りながらこんなことを考えるのだ。
──なあヒナ。もし俺が死んだら、おまえは今よりもっと泣くよな。
現実問題として、ソーヤのほうがヒナトより先に死ぬ可能性が高い。
そしてこの身に抱えた病理の闇が晴れるより先に、その時が来てしまう可能性のほうが、ずっと高い。
──泣いて、泣いて、おかしくなるぐらい泣いて、そのうちぶっ壊れちまうんだろう。
ソーヤを不調が襲うたび、残される者たちのことを考える。
頭が割れそうなほど痛むときに、胃の中身をすべて洗面台にぶちまけたときに、朦朧としてベッドに倒れ込みながら意識が途切れる直前に。
今もし自分がここで死んだなら、タニラやヒナトのことを誰に任せればいいだろうと。
幸か不幸か、エイワが目覚めた。
昔の自分が親友としていたくらいだから、たぶん彼は信頼できる男だろうし、タニラとも親しかったらしい。
だからタニラは彼に託そう。
きっと彼女も壊れるくらいに悲しむだろうが、もうすでにソーヤは充分にタニラを傷つけたのだ。
こんな男のことなど忘れてほしい。
ソーヤが死んだら、それですべてを清算して、もう彼女を苦しめない、彼女を裏切らない相手を見つけてほしい。
それがエイワであることを願っているし、期待している。
でも、それならヒナトはどうする?
こちらは頼める相手が見つからない。少なくともワタリではない。
ワタリ個人を否定するつもりはないが、彼には恐らく、ヒナトの悲しみを受け止めてやるだけの余裕がない。
だから。
だからソーヤが死ぬときは。
(おまえを残すくらいなら、いっそ、一緒に)
……。
完全にヒナトの姿が見えなくなってから、ソーヤはのろのろと廊下に出た。
誰もいない無機質な空間に己の呼吸音だけが静かに響く。
もう時間だ。
みんな食堂に集まっているだろう。早く行かないとエイワに何か言われるかもしれない。
蛍光灯が切れかけているのか、一か所だけ時折ふっと暗くなるところがあるのに気付き、ソーヤは天井を見上げた。
「……何考えてんだよ、俺」
ひとりごちる。
ふたたび点灯した光源に真正面から照らされて、思わず眩しくて眼を閉じた。
しばらくして眼を開けると、また電気が消えそうにちらついている。
ゆるやかに明滅を繰り返しながら、いつか完全に絶えることになるそれが、まるでソーヤの命の灯のように思えてならなかった。
ああけれど、電球なら新しいものに取り換えられるのに。
ソーヤに代替するための部品は、ない。
→
他にどうしようもなかったからだ、と、自分に言い聞かせている。
紛れもない事実なのに、どこか言い訳じみて聞こえるのはなぜだろうか。
背には扉の硬い感触、目の前ではヒヨコのような金茶の頭が小刻みに揺れていて、その先には見慣れた自分の部屋が広がっている。
ヒナトはまだソーヤに縋りついたまま、押し殺した泣き声が耳に痛い。
当分泣き止みそうにはないので、ソーヤは諦めて、秘書を抱きしめる腕に力を込めた。
どうしてこんなことになったのか、ソーヤ自身よくわかっていない。
コータをガーデンに送っていった帰り、フーシャのことで、ヒナトのみならず第一班の面子が気落ちしていたのは確かな事実だ。
ある意味当事者でもあるソーヤとて、今夜は物思いに沈むことになると予想していた。
GH以降のソアの宿舎は男女で階が分けられていて、ヒナトとはエレベーターで別れたはずだった。
ソーヤとワタリの部屋は五階にあり、ヒナトはたしか三階だ。
ところがヒナトはなぜかエレベーターを降り、すでに自室に向かって廊下を歩いていたソーヤの背中に突進してきたのだ。
それ自体にも驚いたが、ヒナトが我を忘れたように号泣していたので放ってはおけず、かといってそのまま廊下で立ち竦んでいるわけにもいかず、ソーヤは彼女の手を掴んで自室に引き入れたのだった。
こんな状況を、誰かに見られるわけにはいかなかった。
とくにタニラには。
「……ヒナ」
名前を呼ぶと、ヒナトは何か答えようとしたようで、しかしくぐもった呻き声しか返ってはこなかった。
さっきからずっとこの調子だ。
勝手にソーヤの胸に顔を埋めっぱなしで、泣き止むころにはシャツの色が変わってしまうのではないだろうか。
そんなに誰かの死が辛いのか。
思わず溜息を吐きながら、宥めるようにヒナトの頭を撫でる。
主と同じく人の言うことをきかない癖っ毛を混ぜながら、ソーヤはぼんやりと、いつかの騒ぎを思い出していた。
暴れるニノリを止めに行ったソーヤとワタリが怪我をしたとき、ヒナトはそれに対してやたらと怯えていた。
ワタリが言うには彼女は感受性だか共感性だかが強いらしい。
他人の痛みを自分のことのように受け取ってしまう──今回はたぶん、コータの悲しみに引きずられているのだろう。
処置室でのコータの悲嘆は凄まじかったから、それを見たヒナトがこうなるのも無理はないのかもしれない。
あるいはフーシャの遺体という生々しいものを目の当たりにして、ヒナトの中で、死に対する恐怖感が膨れ上がってしまったか。
いずれにせよヒナトのキャパシティはもう限界なのだ。
もともと小柄な身体をいっそう縮こまらせてソーヤの腕の中で震える彼女を見下ろしながら、しかしソーヤの内側には、何か黒々とした感情が芽吹いていた。
なぜだかそれは、安堵に似ていた。
──俺でよかった。
そう、思うのだ。
前後を失ったヒナトがこうして縋る相手として、いつも宥め役をしていたワタリでなく自分を選んだことを、ソーヤは秘かに悦んでいた。
撫でるのをやめ、肩を軽く押す。
それに気づいたヒナトが目線だけこちらに向けようとしたのを、彼女の耳の下に手を差し込んで、顔を上げるように促した。
どろどろにぬかるんだうぐいす色の瞳に、ソーヤの顔が歪んで映り込んでいる。
どうだろう。
実際、今のソーヤは顔を歪めているかもしれない。
「ヒナ」
「……ソーヤさん……あの、あたし……ッ」
まだまだ涙を滲ませて、たぶん謝ろうとしたらしいくちびるを、ソーヤはそっと指で制する。
そんな言葉は聞きたくない。
それよりもっと欲しい言葉が別にある。
「……もしもの話だけどよ。俺が……」
言いかけて、しかしその先を口にするのが急に恐ろしくなる。
ヒナトが不思議そうにこちらを見上げている、その泣き腫らして真っ赤な顔が、濡れた瞳が、まだ理性にしがみついていたソーヤの思考をじりじりと炙るようだった。
冷静なところでは、言うべきではないとわかっている。
本能に近い部分では、どうしても訊いてみたいという欲望がちらついて離れない。
──なあヒナ、もし俺が死んだら──。
そして結局、その問いがソーヤの口から改めて発されることはなかった。
もう一度口を開いたところで、背後のドアが力強くノックされ、扉の向こうから親友を名乗る男の声がしたからだ。
なんだよこんなときに、と文句を言いかけて、ベッドサイドにあるデジタル時計の数字が目に入る。
夕飯の時間が迫っていた。
集団生活を基本としている花園では時間厳守が鉄則だ。階層ごとに入浴や就寝もすべて時刻が決められている。
「……悪い、先に行っててくれ。ちょっと今手が離せねえから」
『へ? あぁ、わかった。早く来いよー』
ドア越しに、エイワが去っていく気配を確認して息を吐く。
それからヒナトを見た。
彼女もエイワの声に驚いたようで、若干涙が引っ込んでいるし、それに多少落ち着きを取り戻したようだった。
そして自分の今の状況──ソーヤの腕の中にいるという事実を改めて確認し、困惑しているふうに見える。
「え、と、あの、ソーヤさん」
ソーヤはヒナトと時計とを交互に睨む。
もう少しこうしていてもいいのでは、という気持ちと、時間は守らねばならないだろう、という自分の信条とが、頭の中でかち合っていた。
そして最終的に勝ったのは後者だ。
自分の都合でルールを曲げる姿など、ヒナトに見せるわけにはいかない。
だからヒナトから手を離し、ドアのロックを解除した。
それから顔だけ出して廊下を見回し、あたりに誰もいないのを確認すると、ヒナトに外に出るよう促す。
「……誰かに見つかると面倒くせえから、階段で行けよ。エレベーターで誰かに鉢合わせるとまずい」
「あ、はい。……あの」
「なんだよ」
ヒナトは自分の指先を見つめながら、おずおずと尋ねる。
「……ソーヤさん、さっき、その……何て言おうとしたんですか……?」
訊いてくれるな。
などと言えるはずもなく、ソーヤは誤魔化すために、ヒナトの頭をくしゃりと混ぜた。
「なんでもねえよ。それよりさっさと行け、ほら」
もちろんそんな言葉では納得いかなそうなヒナトだったが、しかしそれ以上は追及せずに大人しく階段へ歩いていった。
普段から躾けた成果だろう。
ソーヤのほうが彼女より立場が上であることと、それゆえソーヤには逆らってはいけないということが、彼女の中に染みついている。
だからヒナトは、基本的にソーヤの言葉には服従する。
そうあるように指導している。
そして、そう仕向けてきたソーヤ自身は、ヒナトの背中を見送りながらこんなことを考えるのだ。
──なあヒナ。もし俺が死んだら、おまえは今よりもっと泣くよな。
現実問題として、ソーヤのほうがヒナトより先に死ぬ可能性が高い。
そしてこの身に抱えた病理の闇が晴れるより先に、その時が来てしまう可能性のほうが、ずっと高い。
──泣いて、泣いて、おかしくなるぐらい泣いて、そのうちぶっ壊れちまうんだろう。
ソーヤを不調が襲うたび、残される者たちのことを考える。
頭が割れそうなほど痛むときに、胃の中身をすべて洗面台にぶちまけたときに、朦朧としてベッドに倒れ込みながら意識が途切れる直前に。
今もし自分がここで死んだなら、タニラやヒナトのことを誰に任せればいいだろうと。
幸か不幸か、エイワが目覚めた。
昔の自分が親友としていたくらいだから、たぶん彼は信頼できる男だろうし、タニラとも親しかったらしい。
だからタニラは彼に託そう。
きっと彼女も壊れるくらいに悲しむだろうが、もうすでにソーヤは充分にタニラを傷つけたのだ。
こんな男のことなど忘れてほしい。
ソーヤが死んだら、それですべてを清算して、もう彼女を苦しめない、彼女を裏切らない相手を見つけてほしい。
それがエイワであることを願っているし、期待している。
でも、それならヒナトはどうする?
こちらは頼める相手が見つからない。少なくともワタリではない。
ワタリ個人を否定するつもりはないが、彼には恐らく、ヒナトの悲しみを受け止めてやるだけの余裕がない。
だから。
だからソーヤが死ぬときは。
(おまえを残すくらいなら、いっそ、一緒に)
……。
完全にヒナトの姿が見えなくなってから、ソーヤはのろのろと廊下に出た。
誰もいない無機質な空間に己の呼吸音だけが静かに響く。
もう時間だ。
みんな食堂に集まっているだろう。早く行かないとエイワに何か言われるかもしれない。
蛍光灯が切れかけているのか、一か所だけ時折ふっと暗くなるところがあるのに気付き、ソーヤは天井を見上げた。
「……何考えてんだよ、俺」
ひとりごちる。
ふたたび点灯した光源に真正面から照らされて、思わず眩しくて眼を閉じた。
しばらくして眼を開けると、また電気が消えそうにちらついている。
ゆるやかに明滅を繰り返しながら、いつか完全に絶えることになるそれが、まるでソーヤの命の灯のように思えてならなかった。
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