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社長の意向
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大学生の就職活動のシーズンが訪れ、殺虫剤を製造している我が社にも応募者が来た。
我が社は社長の意向で、履歴書選考はなく、全員一次面接に来てもらうことになっていた。履歴書はその時に初めて目を通す。
学生たちを面接していると、一人、目が異常に輝いている男子学生がやってきた。
履歴書を見ると「前世」の欄に「蝿」と書かれていた。
「前世は蝿だったんですか」
「はい」
学生は元気よく返事をした。
「うちは殺虫剤を作っているんですが」
冗談まじりにそう言うと学生は、
「はい、御社の殺虫剤で死にました」
と答えた。我々が顔を見合わせていると学生は、
「それがすごく気持ちよかったんです」
と言った。その瞳はますます輝いていた。
彼は社長の意向で、二次面接に進んだ。
我が社は社長の意向で、履歴書選考はなく、全員一次面接に来てもらうことになっていた。履歴書はその時に初めて目を通す。
学生たちを面接していると、一人、目が異常に輝いている男子学生がやってきた。
履歴書を見ると「前世」の欄に「蝿」と書かれていた。
「前世は蝿だったんですか」
「はい」
学生は元気よく返事をした。
「うちは殺虫剤を作っているんですが」
冗談まじりにそう言うと学生は、
「はい、御社の殺虫剤で死にました」
と答えた。我々が顔を見合わせていると学生は、
「それがすごく気持ちよかったんです」
と言った。その瞳はますます輝いていた。
彼は社長の意向で、二次面接に進んだ。
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