Sな彼にぐちゃぐちゃにされてます。

3

「ここ、俺の部屋だから。」
「へぇ～、」
いかにも男子の部屋だ。
ダンボールが少し多い気もするが…
まぁなにかと事情があるんだろう。
「そこら辺で座って待ってて。飲み物とってくる。」
「あぁ、わかった」
言われた通りに座って待っておく。
少し退屈なので、先に勉強道具をテーブルの上に広げた。

「おまたせ」
「ありがとう」
テーブルの空いているところにコップが置かれる。
麦茶だろうか。
そして金原は当たり前のように隣に座る
「げっ、もうやんの？はやくね？」
「当たり前だろ、僕は勉強しにきたんだ。」
「優等生は違うねやっぱ」
「その優等生を誘ったのは金原だろ。」
「響って呼べよ。」
「え？」
命令口調のその言葉に体が反応する。
「響って呼ばないとお仕置きな？」
微笑を交えて少し見下すような態度。
興奮してしまった、
違う！僕はMなんかじゃない、違うんだ。
でも好奇心を抑えることはできなかった。
「わかったから、金原・・も勉強道具出して」
「話聞いてねーの？」
「聞いてる、」
「じゃあなに？お仕置きされたいの？」
「そんなわけっ、！」