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17話 悲しい告白
しおりを挟む辛いけど…言わなきゃな…
「ユウキ?何?言いにくいこと?」
「…うん」
「…悪いことなら言わないでっ。聞きたくない。私テントに戻るね」
「あと17日…」
するとリオンは立ち止まった。
「リオンと一緒にいられる時間…限られてるんだ」
「え…」
「今日、条件破ったから…あと12日…12日しかいられない…」
「なっ…何それっ嘘でしょ⁈」
リオンはユウキの目の前に行った。
「…ごめん」
「ユウキ、冗談だよね?ねっ冗談って言ってよ」
「、、、、」
「ユウキーッ」
リオンはユウキにしがみつき泣き崩れた。
リオン…ごめん…
しばらくして落ち着き2人はテントに入った。
「ねぇユウキ…」
「ん?」
「今日…条件破ったからあと12日って…どういうこと?」
「愛してるって言うのと、キス以上のことをしたらオレのこの姿でいられるのが5日減るんだ」
「えっ⁈」
「だからあと12日になった」
「そっ…そんな…」
「何度か拒んでごめんね。でもさっきリオンからキスされて我慢できなくなった…」
「じ…じゃあ、また破ったら5日減るの?」
「…うん」
リオンはショックで言葉が出なかった。
するとユウキは後ろからリオンを抱きしめた。
「1日でも長くリオンと居たい…」
「ユウキ…」
「だから…」
「、、、、」
「残りの時間はたくさん思い出作ろう」
「…う…ん」
リオンは布団を被り涙を流した。
「リオン…」
そうよね…ユウキとまた会えたことが奇跡なんだ…
時間は限られてるけど…また会わせてもらえたことに感謝しなきゃ…
「ユウキ…残りの日数は悔いの残らないようにユウキと過ごすよ。もう泣かない…」
ユウキは力いっぱいリオンを抱きしめた。
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