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18話 限られた時間のデート
しおりを挟むチスンは急いで着替えを済ませ、久美子の店に行った。
「チスン‼︎」
「クミ‼︎」
2人が会うのは3日ぶりだった。
「チスンさん、こんばんは」
「こんばんは。あの店長さん、クミ…もう上がってもいいですか?」
「あと少しだし…いいですよ」
「ありがとうございます!行こっ!クミ」
「え?どこに⁈」
「とりあえず行こっ!」
「クミちゃん、お疲れ!」
「店長すみません、お先に失礼します」
2人は車に乗った。
「チスン、久しぶりだね」
「うん!元気そうでよかった」
「チスンに会えたから。本当は寂しくて死にそうだったんだから」
「その割にはメールもなかったね…」
「邪魔したくなかったから。チスンだって…」
「ごめん。だから今日会いに来た!」
「仕事は落ち着いたの?」
「まだ。来週いっぱいかかるから明日からまた会えないと思う…」
「…そっか」
「だから今日は、クミが行きたいとこに行こう」
「え…チスンとならどこでもいい!」
「…わかった」
しばらく車を走らせ、高台に上がって行くと車を停めた。
「ここは?」
「いいから、おいで」
チスンは久美子の手を握り歩いて行く。
そして立ち止まった先に見えたのは
光り輝くソウル一面の夜景だった。
「うわーっ、すっごく綺麗!」
「一度クミに見せたかったんだ」
「、、、」
「クミ?」
「、、、」
「クミってば」
「え⁈あっ、ごめん。何か言った?感動してて聞こえなかった」
「…ううん。気にしないで」
2人はしばらく夜景を眺めていた。
「俺、最近思うんだ。俳優じゃなく普通の仕事してたらもっとクミと普通の恋愛が出来るのにって」
「そんなこと考えないで。私はチスンと一緒にいられるだけで幸せだし。それ以上は望んでないから…だから色々考えないで」
「クミ…」
「チスン、ちゃんと食べて寝てる?顔がやつれてる…」
「…うん。ちゃんと食べてるし寝てるよ」
「忙しい中、時間作ってくれてありがとう」
「全然。…クミ、俺を信じててね」
「信じてるよ」
「クミ…」
「ん?」
「愛してるよ」
チスンは久美子を絶対悲しませないと心の中で誓い、キスをした。
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