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第1章
16話 決心
しおりを挟む2月19日
この日、久々休みのテグは部屋の掃除をしていた。
するとベットの下からマリの髪留めが出てきた。
これ…マリの…
テグはマリがまだ隣に住んでいるか出て行ってるかも分からないので、一度も隣に行っていなかった。
テグは髪留めを持って隣に行き、玄関を開けた。
もう…出て行ったのか…
リビングに行くとテーブルの上に置いてある手紙に気付き、テグは読み始めた。
マリ…日本に帰ったのか…
テグは何故か涙が出ていた。
テグはこの日、1日中マリの部屋に居た。
翌日、仕事を終えたテグはマリと行った公園に行き、ベンチに座ってマリの事を考えていた。
俺はマリに合わせて初めは本気にならないようにしてた…
なのに…
俺が本気になったばっかりに…
ファンだったかも知れないけど、俺は1人の女性としてマリの事…
今日は20日…
あと2日でマリの事を…
テグは立ち上がり、ウクに電話をした。
「もしもし、ウク」
「テグ…どうした?」
「お前のお婆さんの住所を教えてくれないか?」
「えっ?何で⁈」
「明日、行くから」
「どうして⁈」
「ちょっと聞きたい事があるから、頼む。時間がないんだ…」
「う、うん。わかった」
そして翌日、テグは朝一の便で福岡に向かった。
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