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第6章 魔法の靴
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「王子?」
思わずジュンヤは、男を見ると、
「姉さんを、返して!」
いきなり王子に向かって、声を張り上げた。
「姉さん?」
誰だ?
一瞬、王子はキョトンとすると、マジマジとジュンヤの顏を見つめる。
「姉さんって、誰のこと?」
ポカンとした顏を向けるので、ジュンヤは呆気にとられる。
まさか…何も知らないのか?
(姉さん…誰にも話していないの?)
ジュンヤは奇妙に思う。
「だから!ガラスの靴の持ち主だよ」
ややぶっきらぼうに、そう言うと、王子にムスッとした顔を向ける。
「ガラスの靴?
この子のお母さんの持ち物だろ?」
王子は、柚の方を見下ろす。
「あれっ?」
何だか、話がうまくかみ合わない。
そのことに、ようやくジュンヤは気が付いた。
「あれ?知らないの?
シンデレラは…二人、いるんだよ」
何でこんなことを、言わないといけないんだ…
ジュンヤは、王子を見つめる。
「えっ?」
そんなこと、初めて聞いた…
というような顔をして、
「キミは、なんで…そんなことを知っているんだ?」
目を大きく見開いて聞いた。
「えっ?」
あれっ?
なんでだっけ?
ジュンヤはなぜ、自分がそんなことを思ったのか…
自分でも、よくわからない。
「えっ?なんで、知らないの?」
自分でも、変だ…
そう思いながらも、ごまかすように、聞き返した。
思わずジュンヤは、男を見ると、
「姉さんを、返して!」
いきなり王子に向かって、声を張り上げた。
「姉さん?」
誰だ?
一瞬、王子はキョトンとすると、マジマジとジュンヤの顏を見つめる。
「姉さんって、誰のこと?」
ポカンとした顏を向けるので、ジュンヤは呆気にとられる。
まさか…何も知らないのか?
(姉さん…誰にも話していないの?)
ジュンヤは奇妙に思う。
「だから!ガラスの靴の持ち主だよ」
ややぶっきらぼうに、そう言うと、王子にムスッとした顔を向ける。
「ガラスの靴?
この子のお母さんの持ち物だろ?」
王子は、柚の方を見下ろす。
「あれっ?」
何だか、話がうまくかみ合わない。
そのことに、ようやくジュンヤは気が付いた。
「あれ?知らないの?
シンデレラは…二人、いるんだよ」
何でこんなことを、言わないといけないんだ…
ジュンヤは、王子を見つめる。
「えっ?」
そんなこと、初めて聞いた…
というような顔をして、
「キミは、なんで…そんなことを知っているんだ?」
目を大きく見開いて聞いた。
「えっ?」
あれっ?
なんでだっけ?
ジュンヤはなぜ、自分がそんなことを思ったのか…
自分でも、よくわからない。
「えっ?なんで、知らないの?」
自分でも、変だ…
そう思いながらも、ごまかすように、聞き返した。
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