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第9章 危険な思いつき つい、魔がさして
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空美は退院してから、少しずつ体力を取り戻してきた。それもこれも、みんなのおかげなのだ。
気持ちは焦るけれど、今は大事な時期なのだ。
みんなの好意には、しっかりと支えてもらっている。
サヤちゃんママが、今日はご飯を作ってくれてること・・・ミアを送ってもらったこと・・・を、キチンとLINEでショウちゃんにも海美にも、空美は伝えていた。
しばらくすると、玄関先で、物音が聞こえてきた。
「あ、パパだ!」
ミアは、お人形をパッと放り投げると、一目散に
玄関へ走って行った。
「おや!いらっしゃい」
ショウちゃんは、玄関までかけてきた、ミアを
抱きとめると、一緒に出迎えにやって来た、サヤちゃんを見て、ニッコリと笑った。
ショウちゃんは、こうみえても子煩悩なのだ。
サヤちゃんは、ショウちゃんを見て、廊下の途中で
立ち止まると、恥ずかしそうに、手を後ろに組んで、後ずさりした。
ショウちゃんは、ミアをサヤちゃんの方へ押しやると、
「ママはどうしてる?」と、声をかけた。
ミアは、ショウちゃんにじゃれるようにして、足に
つかまると、
「いい子にしてる」と言った。
気持ちは焦るけれど、今は大事な時期なのだ。
みんなの好意には、しっかりと支えてもらっている。
サヤちゃんママが、今日はご飯を作ってくれてること・・・ミアを送ってもらったこと・・・を、キチンとLINEでショウちゃんにも海美にも、空美は伝えていた。
しばらくすると、玄関先で、物音が聞こえてきた。
「あ、パパだ!」
ミアは、お人形をパッと放り投げると、一目散に
玄関へ走って行った。
「おや!いらっしゃい」
ショウちゃんは、玄関までかけてきた、ミアを
抱きとめると、一緒に出迎えにやって来た、サヤちゃんを見て、ニッコリと笑った。
ショウちゃんは、こうみえても子煩悩なのだ。
サヤちゃんは、ショウちゃんを見て、廊下の途中で
立ち止まると、恥ずかしそうに、手を後ろに組んで、後ずさりした。
ショウちゃんは、ミアをサヤちゃんの方へ押しやると、
「ママはどうしてる?」と、声をかけた。
ミアは、ショウちゃんにじゃれるようにして、足に
つかまると、
「いい子にしてる」と言った。
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