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第9章 危険な思いつき つい、魔がさして
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空美の少しかさついた声を、耳にすると、放っとくわけにいかず・・・
「それは大変ね!いいわ、私が適当に何か作るわ」
と、立ち上がる。
「いいわよ~そんなつもりじゃなかったし」
空美はあわてて立ち上がろうとすると・・・
「いいから、寝ていなさい」
サヤちゃんママはあわてて、空美の肩を押さえつけた。
そして、首をグルリ・・・と回すと、
「ミアちゃん!ママがムチャをしないか、見てぉいてね」
テレビの前で、遊んでいる2人の子供に、声をかけると、「はぁい」
と、素直に返事が返ってきた。
「いいから、まかせといて」
と、ムリヤリ空美をソファに、横たわらせると、
「お医者さんごっこ、しましょ」
と、ミアが、さやちゃんを連れてあらわれた。
「よろしくね、お2人さん」
「まかせといてください」
サヤちゃんママは、ミアの頭に手を置くと、さっさと台所へ、きびすを返した。
「さぁ、病人はねておきましょうね」
と、ミア。
「お熱をはかりましょ」
サヤちゃんは、おもちゃの体温計を引っ張り出すと、空美の脇にはさみこんだ。
「それは大変ね!いいわ、私が適当に何か作るわ」
と、立ち上がる。
「いいわよ~そんなつもりじゃなかったし」
空美はあわてて立ち上がろうとすると・・・
「いいから、寝ていなさい」
サヤちゃんママはあわてて、空美の肩を押さえつけた。
そして、首をグルリ・・・と回すと、
「ミアちゃん!ママがムチャをしないか、見てぉいてね」
テレビの前で、遊んでいる2人の子供に、声をかけると、「はぁい」
と、素直に返事が返ってきた。
「いいから、まかせといて」
と、ムリヤリ空美をソファに、横たわらせると、
「お医者さんごっこ、しましょ」
と、ミアが、さやちゃんを連れてあらわれた。
「よろしくね、お2人さん」
「まかせといてください」
サヤちゃんママは、ミアの頭に手を置くと、さっさと台所へ、きびすを返した。
「さぁ、病人はねておきましょうね」
と、ミア。
「お熱をはかりましょ」
サヤちゃんは、おもちゃの体温計を引っ張り出すと、空美の脇にはさみこんだ。
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