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第9章 危険な思いつき つい、魔がさして
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もともと、海美とサヤちゃんママは、初対面だ。
今回、空美がダウンして初めて、2人は顔を合わせた。
初めは・・・送り迎えは、ショウちゃんがすべて
1人でやっていたのだが、さすがにそれもすぐ、
ほころびがでてきてしまった。
行きはいいけれど、帰りの場合は、どうしたって
園のお迎え時間は決められていて、それにあわさなければいけない。
当初はなんとか、会社でも融通をきかせてくれたが・・・やはり、サラリーマン。
残業もできない、しょっちゅう、お呼び出しがかかるとなると、働き盛りのサラリーマンには、ちょっと
それでは、おっつかなくなり・・・
「お義兄さんね、お母さんに頼むつもりだったみたいよ」と、サヤちゃんママが言った。
「なにしろ大事な、初孫ですからね!
どうにかしてあげたい・・・と、誰でも考える
よね?」と言うので、それには答えられず・・・
椅子に座って、うなだれるのだった・
「するとね、ダンナさんは、周りには、あまえられない、自分でどうにかするって、言い張って・・・
でも、中々うまくいかなかったのよね」
と、サヤちゃんママが言うのを聞くと・・・
空美は申し訳なくて、なんにも言えなくなる。
だから余計に、がんばろうとしたのだ。
「海美ちゃんは、自分から言ったそうよ。
だけどね、ダンナさん、それではあまりに申し訳ないからって、朝はダンナさん、お迎えは、私が
サヤと一緒に連れて帰って、海美ちゃんが、引き取りに来る・・・というローテーションが決まったの」
空美は申し訳ないやら、ありがたいやらで、
「迷惑かけて、ごめんね」
と、サヤちゃんママに、頭を下げた。
今回、空美がダウンして初めて、2人は顔を合わせた。
初めは・・・送り迎えは、ショウちゃんがすべて
1人でやっていたのだが、さすがにそれもすぐ、
ほころびがでてきてしまった。
行きはいいけれど、帰りの場合は、どうしたって
園のお迎え時間は決められていて、それにあわさなければいけない。
当初はなんとか、会社でも融通をきかせてくれたが・・・やはり、サラリーマン。
残業もできない、しょっちゅう、お呼び出しがかかるとなると、働き盛りのサラリーマンには、ちょっと
それでは、おっつかなくなり・・・
「お義兄さんね、お母さんに頼むつもりだったみたいよ」と、サヤちゃんママが言った。
「なにしろ大事な、初孫ですからね!
どうにかしてあげたい・・・と、誰でも考える
よね?」と言うので、それには答えられず・・・
椅子に座って、うなだれるのだった・
「するとね、ダンナさんは、周りには、あまえられない、自分でどうにかするって、言い張って・・・
でも、中々うまくいかなかったのよね」
と、サヤちゃんママが言うのを聞くと・・・
空美は申し訳なくて、なんにも言えなくなる。
だから余計に、がんばろうとしたのだ。
「海美ちゃんは、自分から言ったそうよ。
だけどね、ダンナさん、それではあまりに申し訳ないからって、朝はダンナさん、お迎えは、私が
サヤと一緒に連れて帰って、海美ちゃんが、引き取りに来る・・・というローテーションが決まったの」
空美は申し訳ないやら、ありがたいやらで、
「迷惑かけて、ごめんね」
と、サヤちゃんママに、頭を下げた。
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