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第9章 危険な思いつき つい、魔がさして
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「倒れたんだって?」
退院して、3日がたった頃、サヤちゃんママが、ミアを送りついでに、空美の見舞いに現れた。
空美は恥ずかしそうに、ソファに腰を下ろした。
今のところは、まだ体調が本調子ではないので、
朝はショウちゃんがミアを保育所へ送り届け、そのまま会社へ行き、帰りはサヤちゃんママがミアを預かって、海美が迎えに行く・・・という形をとっている。
一応、ラインでは説明したものの、実際に会わないと、信じられないようなのだ。
空美を心配して、直接ミアを送り届けに、来てくれたのだ。
玄関で、
「わざわざ、ありがとう」
と、立ち上がろうとすると・・・サヤちゃんママは、
あわてて空美を押しとどめ、
「いいって。まだ安静にしてないと、いけないんでしょ」
空美がためらっていると・・・
「勝手に、させてもらうわよ、いい?」
さっさと、コーヒーカップを手に取ると、今朝
海美が出かける前に、落としておいたのが、まだ
コーヒーサーバーに残っていた。
それを手早く温めながら、持ってきたプリンを、
机の上に並べる。
子供たちが、めざとく見つけて、早速手を伸ばそうと
すると・・・
「手を洗って、うがいしてらっしゃい」
すかさずサヤちゃんママが、声をかけた。
「はぁい」
ミアが、サヤちゃんを連れて、洗面所に去っていく。
それを見守りながら
「本当に、大変だったんだね」
と、サヤちゃんママが、空美の方を向いた。
退院して、3日がたった頃、サヤちゃんママが、ミアを送りついでに、空美の見舞いに現れた。
空美は恥ずかしそうに、ソファに腰を下ろした。
今のところは、まだ体調が本調子ではないので、
朝はショウちゃんがミアを保育所へ送り届け、そのまま会社へ行き、帰りはサヤちゃんママがミアを預かって、海美が迎えに行く・・・という形をとっている。
一応、ラインでは説明したものの、実際に会わないと、信じられないようなのだ。
空美を心配して、直接ミアを送り届けに、来てくれたのだ。
玄関で、
「わざわざ、ありがとう」
と、立ち上がろうとすると・・・サヤちゃんママは、
あわてて空美を押しとどめ、
「いいって。まだ安静にしてないと、いけないんでしょ」
空美がためらっていると・・・
「勝手に、させてもらうわよ、いい?」
さっさと、コーヒーカップを手に取ると、今朝
海美が出かける前に、落としておいたのが、まだ
コーヒーサーバーに残っていた。
それを手早く温めながら、持ってきたプリンを、
机の上に並べる。
子供たちが、めざとく見つけて、早速手を伸ばそうと
すると・・・
「手を洗って、うがいしてらっしゃい」
すかさずサヤちゃんママが、声をかけた。
「はぁい」
ミアが、サヤちゃんを連れて、洗面所に去っていく。
それを見守りながら
「本当に、大変だったんだね」
と、サヤちゃんママが、空美の方を向いた。
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