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第9章 危険な思いつき つい、魔がさして
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「ママ、好き嫌いはダメなんだよ」
ミアが真面目な顔をして、空美に言う。
「なんでも食べなさいって、いつも言ってるでしょ?」
ズルイ・・・と、ミアが口をとんがらせると、
「そうだよな!」
ショウちゃんは、ミアの頭をなでた。
「いけないママだよな!」
と、ショウちゃんは、ミアに言うので、空美はすぐに
「ごめん・・」と、あやまった。
右腕には、しっかりと点滴のための針が、固定してある。空美が動くたびに、チューブがユラユラ揺れた。
コポコポと、1滴ずつゆっくりと、チューブを伝って、液体が体内にしみこんでいく・・・
空美は、あらためて、のどの渇きを覚えて、
「ねぇ・・・何か飲み物ない?」
と聞いた。
すると丁度その時、廊下から話声がしてきて、空美
が体を起こすのを見かけたのか
「もう、一体、どうしたって言うのよ!」
怒ったような声が響き、それから海美が入って来た。
ミアが真面目な顔をして、空美に言う。
「なんでも食べなさいって、いつも言ってるでしょ?」
ズルイ・・・と、ミアが口をとんがらせると、
「そうだよな!」
ショウちゃんは、ミアの頭をなでた。
「いけないママだよな!」
と、ショウちゃんは、ミアに言うので、空美はすぐに
「ごめん・・」と、あやまった。
右腕には、しっかりと点滴のための針が、固定してある。空美が動くたびに、チューブがユラユラ揺れた。
コポコポと、1滴ずつゆっくりと、チューブを伝って、液体が体内にしみこんでいく・・・
空美は、あらためて、のどの渇きを覚えて、
「ねぇ・・・何か飲み物ない?」
と聞いた。
すると丁度その時、廊下から話声がしてきて、空美
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「もう、一体、どうしたって言うのよ!」
怒ったような声が響き、それから海美が入って来た。
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