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第8章 思い通りにいかないわ!
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ミアを自宅へと、連れて帰ると・・・
さて、どうしよう。
出かけるつもりだったので、何も用意が出来ていない。
「何か、食べたい物、ある?」
一応聞くと、ミアは黙って頭を振る。
気が付くと、お昼を過ぎていたので、何か食べさせねば、と思うけれど、ろくなものがない。
ひとまず、冷凍うどんをゆでて、リンゴの皮をむいた。
そういえば、このバタバタで、朝からろくに食べていないことに、気付く。
だけど、ひと言、ショウちゃんにも伝えなくては・・・と、ミアが風邪をひいて、保育所を早退したこと、夕食の買い物をしていない旨をメールで知らせ、自分自身も軽く食べることにする。
だが・・・なぜだか疲れてしまって、ほとんど
食べられない。
ミアは、クスリが効いたのか、コンコンと眠り続け、
空美はその間に、と台所へ。
とにかく、栄養のつくものを・・・と、野菜室で
残っていた、
しなびたキャベツやにんじんや、ブロッコリーなどを
ザクザク切って、スープを作り、眠るミアを見守りつつ、片づけながら過ごした。
あれほど食べていないのに、不思議と食欲がわかない。
まぁ、こんなこともあるよね、と思い、
(もしかして、痩せないかしら・・・)
などと、こんな時でさえ、甘い期待にひたっていた。
さて、どうしよう。
出かけるつもりだったので、何も用意が出来ていない。
「何か、食べたい物、ある?」
一応聞くと、ミアは黙って頭を振る。
気が付くと、お昼を過ぎていたので、何か食べさせねば、と思うけれど、ろくなものがない。
ひとまず、冷凍うどんをゆでて、リンゴの皮をむいた。
そういえば、このバタバタで、朝からろくに食べていないことに、気付く。
だけど、ひと言、ショウちゃんにも伝えなくては・・・と、ミアが風邪をひいて、保育所を早退したこと、夕食の買い物をしていない旨をメールで知らせ、自分自身も軽く食べることにする。
だが・・・なぜだか疲れてしまって、ほとんど
食べられない。
ミアは、クスリが効いたのか、コンコンと眠り続け、
空美はその間に、と台所へ。
とにかく、栄養のつくものを・・・と、野菜室で
残っていた、
しなびたキャベツやにんじんや、ブロッコリーなどを
ザクザク切って、スープを作り、眠るミアを見守りつつ、片づけながら過ごした。
あれほど食べていないのに、不思議と食欲がわかない。
まぁ、こんなこともあるよね、と思い、
(もしかして、痩せないかしら・・・)
などと、こんな時でさえ、甘い期待にひたっていた。
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