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第8章 思い通りにいかないわ!
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ユミは、こんな自分に、呆れているのではないか・・・と、空美は時折そう思う。
あんなにあれこれアドバイスしてもらっているのに、一向にこの安産体型、保ち続けているからだ。
生来のんきものの空美も、さすがに少し、気になってきた。
時折、こうしてユミが、自分のために、動いてくれるのが、申し訳ない・・・と思いようになってきた。
ホントなら、とっくに痩せてないといけないのだろうが、もしかして、デブ遺伝子のせいで、どんなにがんばっても、無駄なのではないだろうか・・・
と、そんなことまで思い始めていた。
ある日、いつものように、ミアを保育所に連れて
いこうとすると・・なんだかすこぶる機嫌が悪く、
グズグズしている。
その日はギリギリまで、ゆっくりしていたために、
時間がなくなり、空美もひどく焦っていた。
気持ちに余裕がある日なら、体温を測って、大事を
取ってお休みを・・・と考えたのだろうが、その日の
空美はひどく疲れていて、そこまで頭が回らなかった。
「ノドが痛い。食べたくない」
グズるミアに手を焼いて、ついつい、
「なら、食べなくていい!」
とどなってしまい、強引に着替えさせると、ムリヤリ
自転車にミアを載せた。
あんなにあれこれアドバイスしてもらっているのに、一向にこの安産体型、保ち続けているからだ。
生来のんきものの空美も、さすがに少し、気になってきた。
時折、こうしてユミが、自分のために、動いてくれるのが、申し訳ない・・・と思いようになってきた。
ホントなら、とっくに痩せてないといけないのだろうが、もしかして、デブ遺伝子のせいで、どんなにがんばっても、無駄なのではないだろうか・・・
と、そんなことまで思い始めていた。
ある日、いつものように、ミアを保育所に連れて
いこうとすると・・なんだかすこぶる機嫌が悪く、
グズグズしている。
その日はギリギリまで、ゆっくりしていたために、
時間がなくなり、空美もひどく焦っていた。
気持ちに余裕がある日なら、体温を測って、大事を
取ってお休みを・・・と考えたのだろうが、その日の
空美はひどく疲れていて、そこまで頭が回らなかった。
「ノドが痛い。食べたくない」
グズるミアに手を焼いて、ついつい、
「なら、食べなくていい!」
とどなってしまい、強引に着替えさせると、ムリヤリ
自転車にミアを載せた。
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