デブよ、さらば!

daisysacky

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第8章 思い通りにいかないわ!

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 最近、ミアが反抗的な態度をとるのが、気にかかり、空美はあれこれ考えあぐねた結果、お手伝いを
させることにした。
いつまでも、小さい子供扱いされるのが、イヤなのでは?と思ったからである。
前から、手伝いはさせていたのだが、あくまでも、
遊びの延長で・・・
空美の声かけに従って、一緒に洗濯物をかごにいれたり、畳むのを手伝ったり・・・(ひどいときには、
畳み直しは、もちろん母親である空美の仕事)
食事の支度をする空美の後ろをチョロチョロして、
箸を運んだり、お茶碗を並べるのが、ミアの仕事
だった。
 それだけではなく、もっと自分の頭で動いてもらおう・・・、もっと責任ある仕事をまかせよう・・・
というのが、空美の新しい作戦なのだ。

まずは、スーパーで、おそろいのエプロンを買って、
(空美は、いつも、形から入るのだ)
そして、ミアには可愛らしいバンダナを、三角巾代わりにと、頭に巻いて・・・きわめつきは、子供の
調理グッズも購入したのだった。

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