デブよ、さらば!

daisysacky

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第7章  転がり出すと 止まらない

  22

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 この日は、ミアの希望通り、ショウちゃんとミア
には、から揚げとサラダを。
自分には、チキンの温野菜サラダにして、ようやく
2人を満足させたようだった。
(やっぱり、食べ物のうらみって、怖いのね)
空美はあらためて、それを感じる。
特に子供は・・・大人と違って、ガマンがきかないから。
このところ、減塩、低脂肪、炭水化物を極力減らす・・・ということに、苦心惨憺していたので、
不満そうに箸をほんの申し分くらい、つけていた
ミアであったが・・・
今日は、食卓を見て、箸を握りしめると、まるで奪われまい・・・といわんばかりに、ものすごい勢いで、食べ進めていた。
これには、ショウちゃんも呆れて・・・
「おいおい、誰も取ったりしないぞ」
と、かかえるようにする、ミアに言ったけれど、
その声も耳に入らない様子だった。

「ま、なんにせよ、よかったな」
ショウちゃんは、空美に声をかける。
空美は驚いて、ショウちゃんの顔を見る。
まるで、空美の心のうちを、見透かされているように
感じたからだ。
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