デブよ、さらば!

daisysacky

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第7章  転がり出すと 止まらない

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「ボクは、これでも、ソコソコ女子社員に、受けがいいと思うんだよね」と、ショウちゃんが言う。
ノロケなのか、自慢なのか、トークがさく裂したので、
(勝手に、ひとりでやって)ひそかに思う空美だった。
「あら、それなら、モテテうれしいんだ?」
と、空美、さらに突っ込む。
すると
「あたりまえだろ。やっぱりいくつになっても、すてき!と言われたいものだろう?」
少し、自慢が見え隠れするので、空美は少しうっとおしく感じ始めている。

そりゃあ、かっこいいに越したことはないけれど・・・
もしかして、焼きもちを焼いて、欲しいのか?
と、空美は少し、そう思う。
そういえば、去年のバレンタインは、初めて新人の女の子にもらった・・・と、とてもうれしそうにしていた。
ショウちゃんに限って、
浮気とかはないだろうけど、それでも心中は、穏やかではないのだ。

「おまえも、素敵なダンナさん持って、幸せだよな」
と、ぬけぬけと言ってるので、
「何言ってるの!かわいい女の子を見て、鼻の下を
長ーく伸ばしてるくせに!」
と、言い返した。
自分だって、痩せたら、まだまだイケルのだ・・・
空美は、自分に奮起させる。
1日も早く、ショウちゃんを見返してやりたい!
空美は、心の中から、そう思うのであった。





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