デブよ、さらば!

daisysacky

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第6章  ひとまずあがいてみる

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 初めは、ショウちゃんも、面白がって付き合ってくれたのだが、それも、いつの間にか、しなくなり・・・
夏は、暑い!と言って
(冬はもちろん、寒い!と言って)
ショウちゃんは、起きてこなくなり、結局空美1人
きりになった。
それでも、ダイエットのため!と、がんばって歩いているうちに・・・それはいつしか、空美の毎日の
習慣となった。

 早朝の散歩は、気持ちいい・・・
冷たいけれど、清々しい空気と、鳥のさえずり・・・
まだ 夜が明け切れていない、薄暗がりの中、
(冬なら、まだ真っ暗なのだが)
歩くと、眠気もすっかり吹き飛んで、すっきりとした、気持ちになれるのだ。
さらに、日々のウサも忘れ、まっさらな自分に
戻るような・・・そんな気持ちに、させられる・・
空美にとって、それは、大切な大切な朝の儀式のように、なっていた。

 そんな早朝でも、まったくの一人ではない。
早くから、ジョギングする人や・・
空美のように、散歩をする人など、
主にお年寄りが、ほとんどだが、みんな健康作りに
余念がない。
杖をつきつつ、歩く姿は、やはり微笑ましいものなのだ・・・
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