デブよ、さらば!

daisysacky

文字の大きさ
上 下
149 / 258
第6章  ひとまずあがいてみる

21

しおりを挟む
  あわてて、サヤちゃんママの家について、
インターフォンを押すと・・
サヤちゃんママの傍らに、しっかりとミアが
立っていて
「ママ、おそーい!
 今まで、どこで、油を売ってたの?」
と、早速、覚えたての新しい言葉を、口にする・・・
どうやら使いたかったらしく、少し得意気に
ドヤ顏している・・・
(やっぱり、ミアは、かしこいんだわ・・・)
と、親ばかなことを思いつつ・・・
「ごめんごめん」
と、謝りながら、サヤちゃんママにも、無言で
手を合わせた。
「しかたないわよね~ママにも、ご用事あるんだし」
サヤちゃんママが、かばうように、ニッコリと笑う。
空美は、心の中で、サヤちゃんママを拝むような
気持ちになっていた。

しおりを挟む

処理中です...