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第6章 ひとまずあがいてみる
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ユミは、空美が何を聞きたいのか、わからない、という顔をする・・・
「晩御飯だって、別に毎日作らなくてもいいし、彼が
先に帰ったら、作ってもらっても、かまわない。
むしろ、毎日、彼は帰りが遅いから、私が外出
しないと、心配するくらいよ・・・」
と言うので、驚くのは、今度は空美の番だった。
確かに、ユミ夫婦は、とてもスタイリッシュな
家庭で・・・通勤の便がいい、街中の分譲マンション
に住んでいる。
1度は、お邪魔もしたことがあるけれど、
コンシェルジュが常駐しているような、素晴らしい
ところで・・・
自分のような人間が、出入りするには、おこがましい・・・
住宅ローンで、四苦八苦している空美にとっては、
別世界というか、これぞセレブ!というような、
雲の上の人なのだ、本当は。
「晩御飯だって、別に毎日作らなくてもいいし、彼が
先に帰ったら、作ってもらっても、かまわない。
むしろ、毎日、彼は帰りが遅いから、私が外出
しないと、心配するくらいよ・・・」
と言うので、驚くのは、今度は空美の番だった。
確かに、ユミ夫婦は、とてもスタイリッシュな
家庭で・・・通勤の便がいい、街中の分譲マンション
に住んでいる。
1度は、お邪魔もしたことがあるけれど、
コンシェルジュが常駐しているような、素晴らしい
ところで・・・
自分のような人間が、出入りするには、おこがましい・・・
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