デブよ、さらば!

daisysacky

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第5章  思い込んだら1直線

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 そんなある日、保育所の送り迎えの時に、バッタリ
サヤちゃんママに出会った。
お互いに、ママチャリを押していて、スタンドを
立てて、子供を下ろすと、
「おはよ」
と、声をかけた。
「ミアちゃんママ、あれから、どう?」
 サヤちゃんと手をつないで、門をくぐると、空美も
ミアに手を引っ張られるようにして入ると、待ちきれないように、ミアは空美の手を振り切って、
サヤちゃんに、
「あそぼ!」
と声をかけて、手をつなごうとする・・・
「くつを、ちゃんと脱ぎなさい」
空美はあわてて、小さな背中に声をかけると、
めんどくさそうに、靴を放り投げるように、乱暴に
脱ぎ散らかす・・・
サヤちゃんとミアは、手をつないで、とことことこと、お互いの母親を放っといて、教室の中へ
吸い込まれていった。
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