デブよ、さらば!

daisysacky

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第5章  思い込んだら1直線

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「んなこと言ったって、私にはあんたの心理なんて 
 わかんないもの・・・」
 電話の向こうで、明らかに迷惑そうなユミの声が
響いた。
「夢に出るっていうことは、深層心理で、今欲しい
 ということだからね・・・
 少しくらいなら、いいわよ。
 食べる時間と食べる量を、考えれば」
と言うので、
「やっぱり、3時のオヤツに食べてもいい?」
と、空美が聞くと、
「子供じゃないんだからさぁ~」
と、ユミは完全に、呆れたようだ。
「食べるのなら、なるべく、生クリームじゃない方が
 いいわね。
 ショートケーキよりも、プリン。
 プリンよりは、ゼリー。
 シュークリームでも、いいわよ。
 だけど、カスタードクリームの方ね」

 ユミの言うことを、メモを取る勢いで聞いている。
「チョコレートなら、少しは食べてもいいわよ。
 できれば、カカオ70%とか、純度が高い物が
 いいんだけどね・・・朝とか・・・比較的、
 エネルギーを消費する時間帯が、いいわね」

 ユミは、なんだかんだと言いながら、それでも
ユミなりに、気を配っているようだ。
わかりにくいけれど・・・
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