デブよ、さらば!

daisysacky

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第4章  はじめは軽やかに

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 聞いて、と言わんばかりに、顏を見るなり、話し始める空美に、
「そりゃぁあんた、ダンナさんの言うのも、わかる
わよ」
ユミは、呆れた顔で、言った。

 今朝は、ユミへの定期報告の日である。
例のメモ帳を持って、いつものお店で待ち合わせ。
カランカラン・・・
カウベルが鳴るたびに、2人は一瞬黙り込み、
ドアの方を、注目した。
すると、全く面識のない若いカップルだったので、
再び 安心したように、話し出した・・・

「なんでよぉ」
空美はブスッとする。
結局 ショウちゃんは、はっきりとした結論を
出すでもなく
「ホントに、続くのか?
 お金をドブに、捨てるもんじゃないのか?」
と、非常にクールな返事が返ってきたので、
少し面白くないな・・・と、思ったのだ。
「ミアだって、少し楽しみにしてたのに・・・」
空美は、ボソリ・・・と言った。
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