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第4章 はじめは軽やかに
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いつものように、愛娘のミアが寝る頃を見計らって、ショウちゃんが風呂から上がってきた時に、
「1杯、どう?」と、声をかけた。
すると、ホカホカと体に湯気を、まとわりつかせて、
「おっ?いいねぇ~
何か、いいことでもあった?」
ショウちゃんは、嬉しそうに近付いてきた。
「別にぃ~たまには、いいじゃない?」
「お?おまえは、ダイエットだろ?」
こんな風にからかってくるのは、機嫌のいい証拠!
空美も、少しずつショウちゃんの癖に、気付いてきている。
「だからぁ~、ノンアルコールだよ」
空美は、冷蔵庫から、すかさずカンビールを取り出して、強引にリビングまで、持って行った。
「つまみは、簡単なものでいい?」
と言うと、
「あぁ」と、喜色満面な顔で、タオルで髪をふきつつ、テレビのリモコンを手に取った。
空美はすかさず、グラスをショウちゃんの前に置くと、
「おつぎしましょうか?」
と、メイド喫茶のマネをして、おどけた口調で言った。
すると、
「どうしたんだ?気持ち悪い」
と、さすがに探るような目付きをするものの、
グラスを手に取り、空美に差し出した。
「1杯、どう?」と、声をかけた。
すると、ホカホカと体に湯気を、まとわりつかせて、
「おっ?いいねぇ~
何か、いいことでもあった?」
ショウちゃんは、嬉しそうに近付いてきた。
「別にぃ~たまには、いいじゃない?」
「お?おまえは、ダイエットだろ?」
こんな風にからかってくるのは、機嫌のいい証拠!
空美も、少しずつショウちゃんの癖に、気付いてきている。
「だからぁ~、ノンアルコールだよ」
空美は、冷蔵庫から、すかさずカンビールを取り出して、強引にリビングまで、持って行った。
「つまみは、簡単なものでいい?」
と言うと、
「あぁ」と、喜色満面な顔で、タオルで髪をふきつつ、テレビのリモコンを手に取った。
空美はすかさず、グラスをショウちゃんの前に置くと、
「おつぎしましょうか?」
と、メイド喫茶のマネをして、おどけた口調で言った。
すると、
「どうしたんだ?気持ち悪い」
と、さすがに探るような目付きをするものの、
グラスを手に取り、空美に差し出した。
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