デブよ、さらば!

daisysacky

文字の大きさ
上 下
79 / 258
第4章  はじめは軽やかに

4

しおりを挟む
 ある日の朝、ショウちゃんは起きて来ると、
空美を見て、ニコリと笑い、
「続けることも大事だよ。
 継続は力なりってね」
と、言い訳のように言うと、
「ま、がんばってみれば」
と、ヒトゴトのように言った。
これには、空美もカチン、ときて、
「一緒に、歩いてみない?」と聞くと、
ショウちゃんは、平然として、
「ボクはいいよ、ミアをひとりには、できないしね」
と、当然、という顔をした。
さすがの空美も、もっともな言い分に、言い返す
言葉が見つからず・・・
(これは、離婚するしかないか・・・)
と、初めて、結婚生活に疑問を抱いた。

こうして、空美の孤独な?ダイエット生活が幕を
開けた。
「おはよう」
いつものように、散歩から帰り、朝食のパンを
焼いていると、ショウちゃんが、寝ぐせのついた
頭で、起きて来る。
そろそろ、ミアを起こさなくちゃ!と、
空美はキッチンから出て来る。
すると、
「歩いた?」
と、ショウちゃんが、当たり前のことを聞くので、
「もちろん」
と言うと、「ふーん」と、ニヤニヤ笑い、
「ま、がんばれよ」
と、上から目線で、空美に言った。
空美はあえて、平然とした顔で、
「ショウちゃんも、一緒に歩かない?
 気持ちいいわよ」と言うと、
「御冗談を!」と笑うと、
「遠慮しときます」と笑って逃げた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

壁の薄いアパートで、隣の部屋から喘ぎ声がする

サドラ
恋愛
最近付き合い始めた彼女とアパートにいる主人公。しかし、隣の部屋からの喘ぎ声が壁が薄いせいで聞こえてくる。そのせいで欲情が刺激された両者はー

隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました

ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら…… という、とんでもないお話を書きました。 ぜひ読んでください。

RUBBER LADY 屈辱の性奴隷調教

RUBBER LADY
ファンタジー
RUBBER LADYが活躍するストーリーの続編です

隣の人妻としているいけないこと

ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。 そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。 しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。 彼女の夫がしかけたものと思われ…

若妻の穴を堪能する夫の話

かめのこたろう
現代文学
内容は題名の通りです。

【R18】もう一度セックスに溺れて

ちゅー
恋愛
-------------------------------------- 「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」 過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。 -------------------------------------- 結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。

処理中です...