78 / 258
第4章 はじめは軽やかに
3
しおりを挟む
3日間続ければ、それは習慣になる・・・とは
よくいったもので、空美の生活も、大きく変化
しようとしていた。
早朝、まだ明るくならないうちに・・・
(まるで、パン屋さんみたいだわ)
時間がくると、けたたましくアラームが鳴り響き、
否応なく、たたき起こされる・・・・
それが少し、不満ではあったけれど、その代わり、
空美の生活に、リズムが生まれた。
今までは、中々眠れなくて、宵っ張りだったのだが、
ともすれば、我が子を寝かしつけている間に、
愛するダンナ、ショウちゃんを放り出して、
寝てしまうことも。
これには、ショウちゃんも、
「とんだとばっちりだ!
うちの奥さんは、ダンナが疲れて帰ってきても、
相手にしてくれないとは!」
と、冗談めかして、嘆いていた。
空美自身も驚いたのだが、早起きするのも、
悪くはないのだ。
朝の清々しい空気と、柔らかい日差しを浴びると、
思ったよりも、気持ちがいいのだ。
頭もすっきりして・・・
以前は、あんなに朝は眠くて不機嫌だったのに、
にこやかに朝食を作って、家族に笑顔で
「おはよう」
と言えるようになったので・・・
だけどもショウちゃんは、そんな空美を見て
「さぁて、いつまで続くかな?」
と、笑って言うのだった。
よくいったもので、空美の生活も、大きく変化
しようとしていた。
早朝、まだ明るくならないうちに・・・
(まるで、パン屋さんみたいだわ)
時間がくると、けたたましくアラームが鳴り響き、
否応なく、たたき起こされる・・・・
それが少し、不満ではあったけれど、その代わり、
空美の生活に、リズムが生まれた。
今までは、中々眠れなくて、宵っ張りだったのだが、
ともすれば、我が子を寝かしつけている間に、
愛するダンナ、ショウちゃんを放り出して、
寝てしまうことも。
これには、ショウちゃんも、
「とんだとばっちりだ!
うちの奥さんは、ダンナが疲れて帰ってきても、
相手にしてくれないとは!」
と、冗談めかして、嘆いていた。
空美自身も驚いたのだが、早起きするのも、
悪くはないのだ。
朝の清々しい空気と、柔らかい日差しを浴びると、
思ったよりも、気持ちがいいのだ。
頭もすっきりして・・・
以前は、あんなに朝は眠くて不機嫌だったのに、
にこやかに朝食を作って、家族に笑顔で
「おはよう」
と言えるようになったので・・・
だけどもショウちゃんは、そんな空美を見て
「さぁて、いつまで続くかな?」
と、笑って言うのだった。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説



その捕虜は牢屋から離れたくない
さいはて旅行社
BL
敵国の牢獄看守や軍人たちが大好きなのは、鍛え上げられた筋肉だった。
というわけで、剣や体術の訓練なんか大嫌いな魔導士で細身の主人公は、同僚の脳筋騎士たちとは違い、敵国の捕虜となっても平穏無事な牢屋生活を満喫するのであった。

契約結婚の相手が優しすぎて困ります
みみぢあん
恋愛
ペルサル伯爵の婚外子リアンナは、学園に通い淑女の教育を受けているが、帰宅すれば使用人のような生活をおくっていた。 学園の卒業が近くなったある日、リアンナは父親と変わらない年齢の男爵との婚約が決まる。 そんなリアンナにフラッドリー公爵家の後継者アルベールと契約結婚をしないかと持ちかけられた。
歩美ちゃんは勝ちたい
秋谷イル
ライト文芸
誰もが魂に「重力」を帯びている。その重力は時に数奇な運命を引き寄せる。
実父・浮草 雨道は「鏡矢」という家の血を引いていた。その特別な血が彼に強い「重力」を帯びさせ、哀しい結末へ到らせた。
そして彼の血を色濃く受け継いだ少女にも今、試練の時が訪れようとしている。
でも、大丈夫。
強面だけど優しい継父。おっとりしていてタフなママ。ちょっぴり怖い魔女叔母さんに頼りないけど気の利く叔父さん。可愛い盛りのイトコ達。恋愛上手な親友に、たまにおかしな男友達。
他にもたくさんの家族と友達に囲まれ、新主人公・大塚 歩美の平和な日常は続く。次々現れる変人、妖怪。たまにおかしな事件も起きるけれど、負けず挫けず頑張ります! まずは目指せ高校入試! 夢を叶えて教師になろう!
※前作とはジャンルが異なります。その前作はこちら↓
https://www.alphapolis.co.jp/novel/238840451/971531202
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる