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第4章 はじめは軽やかに
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まだ、外は薄暗いけれど、空美は携帯を片手に、
外へと躍り出た。懐中電灯を片手に歩く、明るい色の
ジャージを着た老夫婦が、仲睦まじく歩いている。
空美はその後を歩きながら、羨ましく見ていた。
まだ、半分頭は眠ったような状態だったが、
朝の空気に触れて、徐々に覚醒してきた。
澄んだ朝の空気は、ねぼけていた頭を、スッキリと
さわやかな気分にしてくれる・・・
(朝の散歩って、こういうとこがいいね)
とつぶやくと、大きく手を振って歩いた。
驚くことに、こんな早朝でも、意外と活動している
人は、いるものなのだ・・・
空美は初めて、それに気付き、少し恥ずかしく
思っていた。
早朝から、犬の散歩に出かける人・・・
ジョギングする人・・・
自転車に乗って、どこかに行く人・・・
ヒンヤリとした空気に、背筋をピンと伸ばし、
歩いているうちに、体がポカポカしてきた。
いつも見る街並みも、こうして見ると、
中々素敵な場所に見えるから・・・
たまにはこうして、歩くのも、悪くないね!
そう思ったのである。
空美が折り返して、帰ろう・・・と振りむいたら、
丁度、新聞配達の自転車と、すれ違った。
外へと躍り出た。懐中電灯を片手に歩く、明るい色の
ジャージを着た老夫婦が、仲睦まじく歩いている。
空美はその後を歩きながら、羨ましく見ていた。
まだ、半分頭は眠ったような状態だったが、
朝の空気に触れて、徐々に覚醒してきた。
澄んだ朝の空気は、ねぼけていた頭を、スッキリと
さわやかな気分にしてくれる・・・
(朝の散歩って、こういうとこがいいね)
とつぶやくと、大きく手を振って歩いた。
驚くことに、こんな早朝でも、意外と活動している
人は、いるものなのだ・・・
空美は初めて、それに気付き、少し恥ずかしく
思っていた。
早朝から、犬の散歩に出かける人・・・
ジョギングする人・・・
自転車に乗って、どこかに行く人・・・
ヒンヤリとした空気に、背筋をピンと伸ばし、
歩いているうちに、体がポカポカしてきた。
いつも見る街並みも、こうして見ると、
中々素敵な場所に見えるから・・・
たまにはこうして、歩くのも、悪くないね!
そう思ったのである。
空美が折り返して、帰ろう・・・と振りむいたら、
丁度、新聞配達の自転車と、すれ違った。
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